JPS5837076Y2 - 記録装置のドラム - Google Patents

記録装置のドラム

Info

Publication number
JPS5837076Y2
JPS5837076Y2 JP2254379U JP2254379U JPS5837076Y2 JP S5837076 Y2 JPS5837076 Y2 JP S5837076Y2 JP 2254379 U JP2254379 U JP 2254379U JP 2254379 U JP2254379 U JP 2254379U JP S5837076 Y2 JPS5837076 Y2 JP S5837076Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
side plate
shaft
cylinder
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2254379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55123964U (ja
Inventor
秀郎 阿部
実 飴山
健一 飯田
明文 保坂
Original Assignee
株式会社リコー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リコー filed Critical 株式会社リコー
Priority to JP2254379U priority Critical patent/JPS5837076Y2/ja
Publication of JPS55123964U publication Critical patent/JPS55123964U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5837076Y2 publication Critical patent/JPS5837076Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は記録装置のドラムに関し、特に、円筒部、側板
部および軸部を一体とした記録装置ドラムの、軸部の構
造に関する。
情報処理の分野においては、ドラムを用いる各種の記録
装置があり、これらにおいて、ドラムには感光体や誘電
体層を表面部に積層したもの、−個又は複数個の電極を
表面部に固着したもの、記録紙を保持するものなどがあ
る。
処理システムの高速化に伴い、記録装置にも高速化が要
求され、例えばプリンタも従来のインパクト型ラインプ
リンタに対して電子写真方式または静電方式のようなノ
ンインパクト型プリンタが開発されている。
前者は陰極線管の発光を感光体ドラム上に投射して露光
により静電潜像を形成するものであり、後者はマルチス
タイラスの各針状電極で誘電体ドラム上に静電潜像を形
成するものであるが、所定の解像度を得るため投光端面
やマルチスタイラスの端面をドラム表面に極力接近させ
る必要がある(たとえば30μmのキャップを保つよう
にする)。
このため従来においては、ドラム各部の精度を高くし、
ドラム表面と投光端面あるいはマルチスタイラス端面と
のギャップを常に一定に保つように各種の対策がなされ
ている(たとえば特開昭49−9246号公報、特開昭
49−18334号公報)。
しかしながら、末だ十分な精度でギャップを一定に維持
しえないのが現状である。
ギャップが広いと解像度が極端に低下し、ギャップ分布
が不均一であると、ぼけた像が分布することになる。
前記した電子写真方式あるいは静電方式のノンインパク
ト記録装置においては、ドラム装置は第1a図あるいは
第1b図に示す構成とされている。
第1a図に示すものは、側板2□に着脱自在に固着され
た取外し枠と側板22でドラム軸1を保持し、このドラ
ム軸1にドラム10をナツト13で締め付は固定したも
のであり、ドラム10はフランジ10b、IOCと円筒
10 aで構成されている。
円筒10 aの表面には感光体層又は誘電体層が積層さ
れている。
第1b図に示すものは、ドラム10の脱着を容易にする
ためと、ベアリング4、。
4゜へのトナーの噛み込みによるギャップ変動を防止す
るために、円筒状スピンドル3を、ベアリング4□、4
゜を介してドラム軸1に固着したものであり(特開昭5
2−149125号公報)、ドラム10はナツト13に
よりスピンドル3に固着されており、ナツト13を外す
ことによりスピンドル3から外れる。
なお第1a図および第1b図において、5はシール部材
、6はリテーナ、7はナツト、8は歯車、9はモータ、
11はストレート支持面、12はテーパ支持面、14は
カップリングである。
本発明者の検討によると、このようなドラムにおいては
、ギャップの精度の高い設定において、軸1の軸心に対
する円筒10 aの偏心が最も大きな影響を及ぼす。
そしてこの偏心は、第1a図に示すものでは、側板2□
に一端が固着された軸1とベアリング4□の偏心、軸の
第1の円柱部1aの軸心に対する偏心、ドラム側板の1
つであるフランジ10bの軸穴の偏心、円筒10aの該
軸穴に対する偏心の、4者の集積したものである(フラ
ンジ10 C側についても同様)。
第1b図に示すものでは、軸1の軸心に対する偏心、ベ
アリング42の外輪(スピンドル3内面)の偏心、スピ
ンドル3のテーパ面12の偏心、フランジ10bの軸穴
の偏心および円筒10 aの該軸穴に対する偏心等の5
者の集積したものである。
このように相対的に結合する多くの部分において偏心を
生ずる可能性があるので、前記各部の加工をきわめて高
精度でやらなければならず、軸1を除外してドラム10
のみを見ても、円筒10 aの仕上げ加工と、フランジ
10b、IOCの軸穴の内向性−Lとは別工程でおこな
わさ゛るを得ない。
このように別工程とすると、その工程数に応じて偏心を
生ずる可能性が高くなる。
そこで本発明者は、ドラム軸体、ドラム側板(つまりフ
ランジ)および円筒を圧入により一体化することを考え
た。
圧入によりこれらの要素を一体化した後は軸体の軸心を
基準として、軸体のベアリング結合部および円筒の表面
を1回のチャッキングで連続して仕上げをすることがで
き、偏心を少なくするための仕上加工が簡単になるのは
勿論、軸体のベアリング結合部に対する、円筒10 a
の外側表面の偏心がなくなり、従来よりも2点以上の個
所において偏心を生ずる可能性がなくなり、この分だけ
ドラム形状の精度が高くなり、ギャップの設定を高精度
にしうる。
このようにドラム軸体、ドラム側板および円筒部材を一
体として、1回のチャッキングで軸体および円筒部材の
各部を仕上げ加工するにおいては、ドラム軸体を硬い材
質で作らないと軸体端部のセンター穴がすぐ変形して、
意図した加工精度が得られない。
軸体を硬いものとし、円筒部材をアルミニウム等のやわ
らかいものとするとそれらの温度膨張率の相違により温
度型で変形などの寸法の狂いを生ずる。
軸体も円筒部材も硬いもので作ると、ドラムが重いもの
となるばかりでなく、それらの加工が大変になるという
問題がある。
本考案は、ドラム軸体、ドラム側板および円筒部材を一
体としてそれらの各部を仕上加工するにおいてセンター
穴の変形を防止し、前述の問題点を解決することを目的
とする。
上記目的を達成するために本考案においては、ドラム軸
体の両端部に硬質のチップを圧入して、そのチップのセ
ンター穴を加工基準穴とする。
このようにすることによりドラム軸体の大部分のみなら
ず、ドラム側板および円筒部材は軟鋼、アルミニウム材
などの比較的に柔い材質のものでよく、ドラムの重量は
大きくならず、また加工も容易である。
本考案の好ましい実施例においては、ドラム軸体、ドラ
ム側板(つまりフランジ)および円筒部材を、圧入によ
り相互に強固に固着した一体構造とすると共に、ドラム
軸体と1つのドラム側板の結合又は円筒と1つのドラム
側板の結合を他よりもゆるいはめ合せとして、円筒の膨
張、収縮をそのはめ合せ部で吸収する構成とする。
このようなゆるいはめ合せは中間はめ又はすきまは゛め
でおこないうる。
第2図に本考案の一実施例を示す。
第2図において、ドラム軸1の両端部には、それぞれ圧
入により硬鋼チップ1fおよび1gが固着されている。
更にドラム軸1には、切削により第1の柱状部1a、第
2の柱状部1bおよびつば1Cが形成されており、第1
の柱状部1aには、第1のドラム側板10 bが圧入に
より固着され、この第1のドラム側板10bの外縁に円
筒10 aの1端に圧入により固着されており、第2の
柱状部1bと円筒10aの他端に第2のドラム側板10
Cが圧入で固着されている。
ドラム軸1の両端部の外側周面ばベアリング41.42
の内輪にぴったりと結合し、かつ挿脱しうるように高精
度の仕上げ加工がなされている。
ドラム軸1の一方からドラム側板10b、IOCを差し
込めるように第2の柱状部1bの直径は第1の柱状部1
aの直径よりも小とされており、つば1Cの直径は、ド
ラム側板1bの圧入においてそれを位置決めするように
、第1の柱状部1aの直径よりも大とされている。
この例においては、第1の柱状部1aの直径を φ十0.048 26 +0.035 とし、第1のドラム側板10bの軸穴の直径を26;6
+0.02 としたJISの穴H7シまり軸S6に基づいたしまりば
めで第1のドラム側板10bがドラム軸1に固着されて
おり、円筒10 aはしまりばめで第1および第2のド
ラム側板10b、IOCに固着されており、第2のドラ
ム側板10 Cは、その軸穴をφ+0.021 25−0 として 25φ+O 0,013 の第2の柱状部1bに、JISの穴H7すきま軸h7に
基づいてすさまばめでドラム軸1に固着されている。
したがってこの実施例では、温度上昇により円筒10
aが伸びた場合は、第2のドラム側板10 Cが軸1に
対して滑べる。
第2図に示すドラムは、次のようにして製造する。
まず、両端部に硬鋼チップIf、Igを圧入する穴を形
成したドラム軸素材に、圧入により硬鋼チップIf、I
gを圧入し、それらの硬鋼チップ1f、Igにセンター
穴を形成し、次いでそれI、のセンター穴を基準にして
研削により第1および第2の柱状部1aおよび1bなら
びにつば1Cを形成する。
このドラム軸1の第1の柱状部1aに、圧入により第1
のドラム側板10bを固着する。
第1のドラム側板10bの側縁に円筒10 aの一端を
圧入により固着する。
このとき、つば1Cがドラム側板10 bを支える。
次いで第2の柱状部1bおよび円筒10aの他端に圧入
により第2のドラム側板10Cを固着する。
しかる後、硬鋼チップIf、Igのセンター穴を基準に
してドラム軸1の両端部をセンター支持にして、ドラム
軸1の、ベアリング4□。
4□との結合部表面および円筒10 aの表面を、高い
精度で平滑に仕上げる。
円筒表面に感光体層又は誘電体層を積層することにより
、ドラムが出来上る。
円筒10 aの材質や肉厚などにより、ドラム側板10
Cの圧入において円筒10 aに変形を生ずるおそれ
があるときには、第3図に示すように、第2の柱状部1
bの直径より大であり、しかも第1の柱状部]aの直径
より小なる直径の第2のつば1dを第2の柱状部1bに
隣接させて形成しておく。
このようにした場合には、第2のつば1dに第2のドラ
ム側板10 Cが接触した時点で第2のドラム側板10
Cの移動が拘束されるので、円筒10 aには、圧入
に必要な1以上の力が加わらず、したがって圧縮による
変形を生ずることはない。
この実施例では、第1および第2のドラム側板10 a
、10bはしまりは゛めにより軸1に固着されており
、第2の側板10 Cと円筒10aとが中間ばめで相互
に固着されている。
したがって円筒10 aが伸張、収縮した場合は、その
端面が第2のドラム側板に対して滑べる。
このようなドラムにおいては、ドラム軸1のフランジ結
合部と円筒10 aの外表面の間に偏心はなく、シたが
って従来は4〜5個所において偏心を生ずる可能性があ
るところ、偏心を生ずる可能性のあるところは2〜3個
所となり、したがって寸法精度が高くなる。
また、ドラム側板と円筒を1体化した後に別個のセツテ
ィングで円筒表面と側板の軸心とを仕上げ加工するよう
な必要はなく、仕上加工工数が少なくなり、しかも仕上
加工の作業性が高くなる。
1回のセツティングでドラム軸1や円筒10aの加工を
するにおいて、ドラム軸1の両端部に硬鋼チップIf、
1gが固着されておりこれらの硬鋼チップIf、Igの
穴をセンター穴とするので、センター穴の変形が無く、
シたがって意図した高い精度でドラムを一体加工しうる
軸とドラム軸が同一材質でできるので温度上昇によつて
熱膨張の違いによる変形がなく、また軸とドラム軸を違
う材質で作っても側板10 Cがすきまばめで又は中間
ばめ軸1に固着されているので、温度上昇により円筒1
0 aがのびてもドラム側板10Cが軸1に対してすべ
るので、円筒10 aに変形を生じない。
なお硬鋼チップ1gおよび1fは、ドラム軸の一部分を
なす、外形が円柱形状をなすものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1a図および゛第1b図はそれぞれ従来のドラムを示
す断面図、第2図および第3図はそれぞれ本発明の一実
施例を示す断面図である。 1ニドラム軸、Ig、Ig:硬質チップ、2□、22:
側板、3ニスピンドル、4□、4゜:ベアリング、5:
シール部材、6:リテーナ、7.13 :ナット、8:
歯車、9:モータ、10ニドラム、10a:円筒、10
b、10 Cニドラム側板(フランジ)、11 ニス
トレード支持面、12:テーパ支持面、14:カップリ
ング。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)円筒部、側板部および軸部を一体にしたドラムに
    おいて、軸部を構成するドラム軸体の両端部軸心位置に
    、ドラム軸体よりも硬い材質のチップを圧入したことを
    特徴とする記録装置のドラム。
  2. (2)側板部をドラム軸体に圧入で固着された第1およ
    び第2のドラム側板とし、円筒部を第1および第2のド
    ラム側板に圧入で固着された円筒部材とし、第1のドラ
    ム側板とドラム軸体の結合、第2のドラム側板とドラム
    軸体の結合、第1のドラム側板と円筒部材の結合および
    第2のドラム側板と円筒部材の結合の少なくとも1つを
    、他よりもゆるいはめ合せとしてその結合を構成する二
    部材のドラム軸方向への相対的な移動を可能とした前記
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の、記録装置の
    ドラム。
JP2254379U 1979-02-22 1979-02-22 記録装置のドラム Expired JPS5837076Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2254379U JPS5837076Y2 (ja) 1979-02-22 1979-02-22 記録装置のドラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2254379U JPS5837076Y2 (ja) 1979-02-22 1979-02-22 記録装置のドラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55123964U JPS55123964U (ja) 1980-09-03
JPS5837076Y2 true JPS5837076Y2 (ja) 1983-08-20

Family

ID=28857497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2254379U Expired JPS5837076Y2 (ja) 1979-02-22 1979-02-22 記録装置のドラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5837076Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55123964U (ja) 1980-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6523909B1 (en) Bearing unit for wheel and manufacturing method thereof
US5749274A (en) Cylindrical member and method of manufacturing the same
JPH04348865A (ja) スリーブ軸受加工方法
JP2905672B2 (ja) 円筒体および電子写真装置用のドラム基体とその保持方法、製造方法並びに加工装置
KR20040032054A (ko) 전기 부식 방지 구름 베어링
JPS5837076Y2 (ja) 記録装置のドラム
JP3046748B2 (ja) 軸受装置及びその製造方法
JPH1044702A (ja) ホイ−ル用軸受装置
GB1565135A (en) Gyroscope
JP4174388B2 (ja) 電子写真感光ドラムユニットの製造方法
JPH06175504A (ja) マグネットロール
JP2002303329A (ja) 転がり軸受とその製造方法並びにロール支持構造
JPH06254725A (ja) 電子写真装置用シリンダー基材へのフランジ部材接合方法
JPH0220980B2 (ja)
JP2000194231A (ja) 電子写真用円筒状部材の支持方法
JPH0612007A (ja) 再生シリンダを用いた再生電子写真感光ドラムユニット
JPS61130490A (ja) 動圧発生溝の成形方法
JPS5859471A (ja) マグネツトロ−ル
RU2228233C1 (ru) Способ изготовления оболочной детали
JPH05111806A (ja) シリンダライナの切削加工方法
JPS58202453A (ja) 電子写真用感光体
JP3279797B2 (ja) 電子写真装置用の感光体ドラムおよびその製造方法
JPH0611917A (ja) 再生シリンダを用いた再生電子写真感光ドラムおよびそのユニット
JPH063570A (ja) レンズ鏡胴
JPH0418579A (ja) マグネットローラー加工法