JPS5837003Y2 - 車輪速検知器 - Google Patents

車輪速検知器

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JPS5837003Y2
JPS5837003Y2 JP16923081U JP16923081U JPS5837003Y2 JP S5837003 Y2 JPS5837003 Y2 JP S5837003Y2 JP 16923081 U JP16923081 U JP 16923081U JP 16923081 U JP16923081 U JP 16923081U JP S5837003 Y2 JPS5837003 Y2 JP S5837003Y2
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JP
Japan
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rotor
stator
rotating member
wheel speed
speed detector
Prior art date
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Expired
Application number
JP16923081U
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English (en)
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JPS5794862U (ja
Inventor
勝昭 亀本
雄介 湊
Original Assignee
株式会社ナブコ
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Publication date
Application filed by 株式会社ナブコ filed Critical 株式会社ナブコ
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Publication of JPS5794862U publication Critical patent/JPS5794862U/ja
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、車両のアンチスキッド装置等に用いられ、
車輪の回転速度を検知するための車輪速検知器で、特に
車輪速に応じた周波数の交流出力を発生する機構の車輪
速検知器に関する。
この種の従来の車輪速度検知器には、車輪等の回転部材
とともに回転するローターと、そのローターの歯面また
は磁極面に対向して設けられ、歯または磁極の通過によ
り交流出力を発生する検知部を有するステータとを備え
、前記ロータと前記ステータとをベアリングを介して回
転自在に組合わせたものがある。
ところが、従来のものでは、ステータとローターとを一
体化した検知器を、ステータと非回転部材との間に円筒
状弾性部材を介在して取付けるようにしているため、非
回転部材に振動が生じたとき、上記弾性部材が振動若し
くは共振してステータ自体が同方向に変動してしまい、
検知器の出力が不正確になるという問題がある。
また、逆に、回転部材とローターとの間に、カップ状或
はブーツ状の弾性部材を配置するのでは、弾性部材とロ
ーター若しくは回転部材との間にすべりが生じたり、或
は、弾性部材にねじれが生ずることによって、検知器の
出力が不正確になるといった問題がある。
本考案は、上記の問題に鑑みて戊され、正確な出力を得
ることができる車輪速検知器を提供することを目的とし
、その特徴とするところは、前記ステータを非回転部材
に固定するとともに、前記ローターと前記回転部材とを
、当該両者間で圧縮配置されゴム材料から成る断面塊状
の弾性部材を介在して摩擦接合させ、その摩擦力により
前記ローターを回転せしめて成ることにある。
以下この考案の実施例について説明する。
第1図はこの考案を二輪車の前輪に適用した実施例を示
したもので、車輪速検知器を取付けた側の部分図である
1はフロントフォークであり、その下部に貫通孔2か゛
開けられ、その貫通孔2内にブツシュ3が嵌入されてい
る。
4はブツシュ3内を貫通して延びるロッドであって、フ
ロントフォーク1の外側でナツト5によって締付けられ
(図では片側のみが示されている。
)フロントフォーク1に対し回転不能であり、非回転部
材を形成している。
6はハブであって、その端部に孔7を設けたフランジ8
を有し、孔7に掛合したスポーク9によってタイヤの装
着されたリム(図示されていない)と−体に組立てられ
車輪を構成している。
このハブ6はその内面10とロッド4との間に設けられ
た車輪用ベアリング11によって回転自在に支持され回
転部材を形成している。
Aは車輪速検知器の全体を示している。
12は全体を堅固に形成したステータであって、中心部
の貫通孔13によってロッド4に装着され、ブツシュ3
と車輪用ベアリング11の内側部材14との間に締付け
られ回転不能に保持されている。
ステータ12の外周部には、多数の歯を設けた歯面15
を有する検知部16が設けられている。
この検知部16はコイル17および永久磁石(図示され
ていない)とより構成され、磁束変化により交流電圧を
発生する公知のものである。
18はロータであつ・て、その外周面には、検知部16
の歯面15に対向し、歯面15と同数の歯数を有する歯
面19が設けられ、その内周部はベアリング20の外輪
に嵌着され、ステータ12に対して回転自在に支持され
ている。
21はベアリング20の抜は止めのためステータ12に
取付けられたストッパリングである。
22は検知部16およびステータ12のそれぞれの歯車
15.19を保持するための保護カバーである。
23はゴム材質から断面塊状に形成され、外周にテーパ
面24を有する弾性摩擦部材であって、テーパ面24を
ハブ6の周状テーパ面25に圧接させてローター18と
ハブ6のフランジ8との間に弾性的に圧縮されて介在し
、ハブ6の回転をローター18に伝達する。
二輪車が走行を始めると、車輪の一部のハブ6が回転し
、その回転運動は弾性摩擦部材23によってローター1
8に伝達され、ローター18はハブ6と同速度で回転す
る。
そのため、ロッド4に固定されているステータ12の歯
面15と、ローター18の歯面19との間に車輪速に比
例した相対運動を生じる。
そして、ローター18の検知部16は、その歯面15の
歯に対しステータ12の歯面19の歯が通過する毎に磁
路抵抗が変わるので、磁束変化を生じて交流電圧を発生
する。
いま、車輪の回転速度をn回転7秒とし、歯面の歯数を
Nとすると、検知部16の交流出力の周波数はNxnと
なり、車輪の回転速度に比例した周波数の交流出力が得
られる。
こうした上述の実施例によれば、以下の如き効果を奏す
る。
すなわち、ステータ12は、非回転部材にしっがりと固
定し、ローター18は、弾性摩擦部材23を介在してハ
ブ6と摩擦係合しておす、シかも、弾性部材23はゴム
材料から形成しているため、走行中に回転部材と非回転
部材との間に振動が生じ、或は、路面の凹凸等によって
車輪に衝撃が加わっても、こうした振動、衝撃が上記弾
性摩擦部材23によって減衰吸収されるため、ローター
18或はステータ12等が振動・共振することなく、従
って、ベアリング20の使用と相俟って、出力信号にノ
イズが混入することを防止し、より正確な出力を得るこ
とができる。
更に、上述の実施例では、弾性摩擦部材23をハブ6に
対してテーパ面同士を接合しているため検知器A全体を
取付ける際、くさび効果によって弾性摩擦部材23が充
分圧縮されるとともに、調心効果が得られ、ローター1
8に対してハブ6の回転を充分に伝達することができ、
かつ、ローター18とハブ6との間に遊びが生ずること
がない。
また、ローター18に回転を伝達する弾性摩擦部材23
は、小型であるから、検知器Aを取付ける容積を小さく
でき、狭い部所でも容易に取付けることができる。
以上の実施例においては、ローターおよびステータの検
知部が歯面を介して対向している構造について述べたが
、本考案はその構造に限定されるものでなく、ローター
のステータ検知部と対向する面に、歯面の代わりに多数
の磁極を持つ磁極面を設け、ローターの回転に伴なう磁
極変化を検知部に設けたコイルによって検知して、交流
出力を発生するようにしてもよく、また、二輪車のみな
らず四輪車にも本考案の車輪速検知器を適用できること
勿論である。
また、テーパ面を弾性摩擦部材23とハブ6との両方に
設ける例を示したが、ハブ、弾性摩擦部材、ローターの
うち少なくともいずれかの部材に1つ設ければ上述の如
く効果が得られることは勿論である。
以上述べた如く、本考案によれば、前記ローターと前記
回転部材とを、当該両者間で圧縮配置されゴム材料から
成る塊状の弾性部材を介在して摩擦接合させていること
により以下の効果を奏している。
■ 弾性部材として断面塊状のゴム材料を用い、これを
回転部材とローターとの間に圧縮配置しているので、弾
性部材の周方向へのねじれ変形を小さくしつつ、車輪等
からの振動・衝撃がローターに伝達するのを減衰吸収し
て、出力にノイズが混入することを防止できる。
従って、出力信号の正確さを向上する。
■ 弾性部材を回転部材とローターとの間に圧縮配置し
、回転部材とローターとを摩擦接合させるという簡単な
構成であるものの、ゴム材料の圧縮によって充分大きな
摩擦力を得て、確実に回転をローターに伝達できるとと
もに、弾性部材自らの復元力のみならず、回転部材及び
ローターから受ける作用力によって摩擦接合するので、
長期間の使用によっても摩擦力が低下せず、回転伝達の
正確さが長期間維持できる。
■ 弾性部材を配置するにあたり、例えば、接着。
キー結合等々の特別な手段を用いる必要がない。
すなわち、ローターに回転を正確に伝達するために弾性
部材の隣接する部分を特殊形状とする必要がなく比較的
自由に形状を選択でき、隣接する部材の形状を簡単なも
のにでき、また、弾性部材の全体形状を小型にできるの
で、小型・簡略化ができる。
■ 弾性部材の配設手段は前項の如く簡略であるから、
装置全体の着脱が容易に行え、また、弾性部材の変形に
より、寸法誤差も容易に吸収できる。
■ 弾性部材は、圧縮状態にされる部分或は全体により
回転を伝達するようになるとともに、その圧縮応力はゴ
ム材料であることから均一になり、極部的に大きな応力
がかからず、耐久性が向上する。
このように本考案は、正確な出力信号を得ることができ
るのみならず、装置設置の構造を小型簡略化可能であり
、着脱の容易性、耐久性向上といった効果を得ているも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・フロントフォーク、3・・・・・・ブツ
シュ、4・・・・・・ロッド、6・・・・・・バブ、1
1.20・・・・・ベアリング、12・・・・・・ステ
ータ、18・・・・・・ローター、23・・・・・・弾
性摩擦部材、24.25・・・・・・テーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪等の回転部材とともに回転するローターと、そのロ
    ーターの歯面または磁極面に対向して設けられ、歯また
    は磁極の通過により交流出力を発生する検知部を有する
    ステータとを備え、前記ローターと前記ステータとをベ
    アリングを介して回転自在に組合せた車輪速検知器にお
    いて、前記ステータを非回転部材に固定するとともに、
    前記ロータと前記回転部材とを、当該両者間で圧縮配置
    されゴム材料から成る断面塊状の弾性部材を介在して摩
    擦接合させ、その摩擦力により前記ローターを回転せし
    めて成る車輪速検知器。
JP16923081U 1981-11-12 1981-11-12 車輪速検知器 Expired JPS5837003Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16923081U JPS5837003Y2 (ja) 1981-11-12 1981-11-12 車輪速検知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16923081U JPS5837003Y2 (ja) 1981-11-12 1981-11-12 車輪速検知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5794862U JPS5794862U (ja) 1982-06-11
JPS5837003Y2 true JPS5837003Y2 (ja) 1983-08-20

Family

ID=29527750

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16923081U Expired JPS5837003Y2 (ja) 1981-11-12 1981-11-12 車輪速検知器

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Publication number Publication date
JPS5794862U (ja) 1982-06-11

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