JPS583672Y2 - ペ−パ−カツタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は紙とか薄い布地や不織布等を簡単な操作で直線
やジグザグ状に切断したり任意間隔の切目を入れること
のできるカッターに関するものである。

従来之等紙・布・不織布等を折断したり切抜くのにはナ
イフ・カミソリ刃等の一枚刃物、ハサミ、押切り式カッ
ター等多くの刃物が用いられている。

特に一枚方のカッターは近時各種のものが市場に溢れ又
ハサミ類も身近に存在し、紙布等を唯だ切断するだけで
あれば道具にはこと欠かない。

しかし一枚方物で真直ぐ切゛断するには定規等が必要と
なるが往々にして定規を傷つけやすく、シかも二折りに
して切る場合以外下敷が必要でありかえって不便である
。

又ハサミで真直ぐ切断することはむつかしく特に数枚以
上重ねるとずれが生じることは日常よく経験するところ
である。

一方、押切式カッターは真直ぐに切断できしかも十数枚
重ねて切ることも容易であるが、高価で嵩張るし重量も
あり且つ小児等がされれば危険である為一般家庭で用い
られることは少ない。

おまけにこれらの器具では切口をジグザグにしたり切目
を入れることは特殊はノ）サミ等を用も）る（ｌ力）不
可能であるか又は非常に手間のかかることになる。

本考案は各種形状のローター刃を用い且つカッター、カ
ッタ一台及び押え板を一体に組込み簡単な構造・操作に
より上記諸問題点を解消するハンディなペーパーカッタ
ーを提供せんとするものであり、以下図面に示す実施例
に基づいて本考案を詳細に説明する。

第１図乃至第３１図は、本考案に係るペーパーカッター
の１例を示し、板状のカッタ一台１と押え板２及びカッ
ター３とから構成されるものである。

押え板２はカッタ一台１より巾狭い細長板状体であり、
１端２ａにおいてカッタ一台１端１ａに回動自在に蝶着
されている。

押え板２両側には溝４が刻設さヘカッター両脚部５の突
起６が該溝４に嵌合することによりカッター３は押え板
２に摺動自在に取けけられる。

同情４及び突起６の形状は図示のものに限らず、同様の
効果を奏するものであればよく更に溝４の替りに突条を
設け、突起６の替りに溝を設けてもよい。

又カッタ−３上部は握りやすいよう突起７が設けられ、
一方の側部３ａには陥凹部８があり該陥凹部８中心には
カッター軸９が一部を突出して埋設固定され、該軸先端
にはスナップリング用溝１０が周設されている。

カッター軸９にはローター刃１１が着脱自在に嵌挿され
、スナップリング１２により抜止めされ自由に回動する
。

該ローター刃１１は刃本体１３及び支持補強用ボス１４
からなり軸９に緩く嵌合する軸孔１５を有する。

ローター刃１１の形状は第４図に示す如く、切口が直線
状ａ、切れ目ｂ１波形ｃ１ ジグザグ状６等任意のもの
とすることができ、その交換はスナップリング１２を外
しローター刃１１を抜きとって他のものを嵌込み、スナ
ップリング１２で止めるだけでよい。

スナップリングとしてはこの外に第５図に示すものその
他のものが用いられ、又スナップリングに限らず簡単に
着脱できて且つローター刃１１の抜出を有効に防止する
ものであれば如何なるものでもよい。

次に之等を組立てるに当っては、夫々別途成形されたカ
ッタ一台１と押え板２の蝶板部１ ａ 、２ａを組合せ
て軸１５を挿入し、或は別個の蝶板で両者１・２を連結
し、ついでカッター３を押え板に係合せしめ抜止め（４
ａをを溝４両端に固定する。

該抜止め４ａの替りに或はそれとともに抜止め兼ストッ
パー１６をカッタ一台他端部１ｂに固定或は枢着しても
よい。

かくすればペーパー切断時には力が該ストッパー１６方
向へ働くので押え板他端部２ｂが該方向へ振れるのを有
効に防止することができる。

入力ツタ一台上面１Ｃはカッター刃受は部１７となりペ
ーパー切断時にローター刃の刃先１３ａが多少くい込み
、長らく使用すると刃先の当る部分が傷だらけになり切
れが悪くなる。

その為カッター刃受は部１７を別体に成形し、両画平滑
な樹脂製細板体１７１とし、該細板体１７１をカッタ一
台１上面に抜差自在に挿着し、或程度使用した後左右を
入れかえる如くすれば良好な切断を長らく保つことがで
きる。

その為には該細板体１７１の中心がローター刃１１のカ
ット位置よりずれていることが必要であり、更に上下を
交互しつるようにすれば４倍長もちすることができる。

次に所望の切口形状のローター刃１１をカッター軸９に
嵌挿しスナップリング１２を嵌着したのち、１枚乃至数
枚の被切断ペーパーＡをカッタ一台１と押え板２との間
に挾持し、カッター３をスライドさせながら切断を行な
う。

この際押え板平面２Ｃとローター刃の刃先１３ａとの高
さ水準が問題となる。

即ち第６図の如く刃先１３ａが押え板平面２Ｃと同一か
高い水準にあるとき〔同図ａ及びｂ〕切断できず、低い
とき〔同図Ｃ〕切断しうるがペーパーを有効に押えるこ
とができず真直に切断することはできない。

これを防ぐため第７図の如くカッター３の前方或は後方
からカッター軸９より下方位置に割れ２２が設けられて
いる。

しかして、押え板平面と刃先１３ａとの水準を第６図ｄ
の如くしておけば紙の厚さ、・枚数に応じてカッターを
押圧することにより刃先１３ａは容易にカッター受は部
１７上面に達しペーパーを綺麗に切断することができる
。

〔同図ｅ及びｆ〕。第８図は他の実施例を示し、ロータ
ー刃１１はカッターぎの下側陥没部ぎに嵌入され、カッ
ター１の一方の側面から挿入されたカッター軸グに回動
自在に軸支さ札カッター軸９′はスプリング１９等で抜
止めされている。

この場合、押え板２中央部にはローター刃用縦溝２０が
設けられ、ぺ−パーはこの位置で切断されるが、その為
カカＳカ）けやすく容易に切断することができる。

尚、カッター３・３′の握り用突起７部分を、取はずし
可能とし、該部分にローター刃収容個所２１を設ければ
、ローター刃を失なうことがなく便利である。

又、カッター受は部１７にタテ、ヨコの目盛２３を刻ん
でおけば、必要な個所のみ切断するこもできる。

本考案は上述した如く構成されるので以下の如き諸々の
効果を奏するものである。

１）カッタ一台・押え板・カッターが一体化されている
ので定規や机の天板等を傷めることなく何時何如なる場
所でもペーパー、布地、不織布等の真直ぐな切断をする
ことができはなはだ便利である。

２）ロータ２−刃を交換することにより直線状以外に波
形・ジグザグ状に切断することができ、又切目を入れる
こともでき、且つローター刃の交換は極めて簡単である
。

３）カッタ一本体に割れが設けであるため、カッターの
構造は簡単であるにかかわらず任意厚さ或は枚数のペー
パー等を容易に切断することができる。

４）カッター刃受は部は紙中板を左右上下差し力）える
ことにより長もちさせることができ良好な切断状態を長
らく維持せしめる。

５）ローター刃及び紙中板を交換することにより半永久
的に使用しうる。

６）ローター刃はその周囲を略ぼ完全に覆われており危
険性が少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るペーパーカッターの１実施例を示
す斜視図、第２図は第１図に於ける【−Ｉ線断面図、第
３図は第２図のローター刃部分の拡大図、第４図は各種
のローター刃を示し上から側面図、正面図、切り口を示
す。 第５図はスナップリングの他の例を示す平面図、第６図
はローター刃先と押え版下面との位置関係を示す概略図
、第７図は、カッターの側面図、第８図は他の実施例を
示す横断面図である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ｌ 上面１ｃにカッター刃受は部１７を有する板状のカ
   ッタ一台１と、該カッタ一台の一端１ａに蝶着されカッ
   タ一台１と重合して被切断ペーパーＡを挾持する押え板
   ２、及び紋押え板２に係合摺動し方形形状の異なる数種
   のローター刃１１を任意に取換えうるカッター３とから
   構成され、且つカッターにローター刃上下動吸収手段を
   有することを特徴とするペーパーカッター。 ２ カッター３は、カッター３本体の一方の側部３ａに
   一部は突出させ、一部は該本体に埋設固定するカッター
   軸を有し、該突設部にローター刃１１を回動自在に軸支
   し、該カッター軸先端にはスナップリング用溝を周設し
   、該スナップリング用溝にスナップリングを噛着する一
   方、カッタ一台１の幅を押え板２より広くしてなる実用
   新案登録請求の範囲第１項記載のペーパーカッター。 ３ カッターＪは、下側に陥没部ぎを有し、該陥没部８
   にはローター刃１１を回動自在に軸支しカッターの一方
   の側部３ ｂ’から挿入されるカッター軸グを有してな
   り、押え板１にはローター刃用縦溝２０を設けてなる実
   用新案登録請求の範囲第１項記載のペーパーカンタ−８ ４ローター刃１１は、中心部に軸孔１５を有する円板状
   の刃本体１３と支持補強用ボス１４からなり、カッター
   軸９に回動自在ｌこ嵌挿されるものである実用新案登録
   請求の範囲第２項又は第３項記載のペーパーカッター。 ５ ローター刃上下動吸収手段は、カッター３の前方或
   は後方からカッター軸９より下方位置に入れた割れ２２
   である実用新案登録請求の範囲第１項記載のペーパーカ
   ッター。 ６ カッター刃受け１７は、両面平滑な樹脂製細板体１
   ７１でありカッタ一台上面１ｃに抜差自存在に挿着され
   、且つ該細板体１７□中心がローター刃１１のカット位
   置よりずれている実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   ペーパーカッター。