JPS5836179B2 - エンジンの回転上昇保持装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動車等のエンジンの回転数上昇保持装置
に関する。

冷凍機を積載した自動車は，停車中でも、エンジンの回
転を所定回転数まで上昇させ、冷凍機のコンプレツサを
駆動しておく必要があるときがある。

一般に、エンジンは、アクセルレバーと連結したアクセ
ルペダルを足で踏んで操作するが、足を離すとアクセル
ペダルは、バネによってアイドリング位置に戻る。

このため、停車中でも、エンジン回転を上昇させておき
たいとき、足で踏んでいなければならず、運転席から離
れられない不都合がある。

又、電磁石や負圧を用いて、エンジン回転を上昇させて
保持するものがあるが、これは，高価で、小型の軽自動
車等では、コストアップが大きく適さない。

この発明は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本発明の実施例について説明する。

車体１に軸２で回動自在に軸着したアクセルペダル３と
一体のアクセルレバー４を設け、アクセルレバー４の先
端にはボーデンワイヤ５を連結する。

ボーデンワイヤ５の他端は気化器のスロットル弁の操作
アームに連結されている。

そして、アクセルペダル３をバネ６に抗して踏むとボー
デンワイヤ５が引かれてスロットル弁が開く。

アクセルレバー４は、バネ６で戻って、ストツパプレー
ト７のストツパ８に当リアイドリング位置に保持される
。

而して本発明は、ストツパプレート７の下部に、ネジ軸
９で、回動片１０を回動自在に軸着する。

回動片１０は、バネ１１で、倒れる方向に付勢してある
。

回動片１０には、長孔１２を有する保持片１３をネジ１
４によって位置調節可能に固定する。

保持片１３には、一側にストツパ１５を、他側に把手１
６を設ける。

作用について説明する。

通常は、第２図に示すように，保持片１３は、バネ１１
で倒されていて、アクセルペダル３を踏まない場合、ア
クセルレバー４は、バネ６の弾力で戻されて、ストツパ
８に当って、アイドリング回転位置になる。

而して、第１図に示すように、把手１６を押して、保持
片１３を起すと、ストツパ１５が、アクセルレバー４を
押出した位置で止める。

このため、その分だけ、ボーデンワイヤ５が引かれ、ス
ロットル弁が一定開度開き、エンジン回転が上昇する。

ストツパ１５の位置は、保持片１３を長孔１２で位置調
節して、任意に設定できる。

解除したいときは、アクセルペダル３を踏むと、アクセ
ルレバー４がストツパ１５から離れ、保持片１３は、バ
ネ１１で倒れ、ストツパ１５がアクセルレバー４に当ら
なくなる。

以上説明したように、この発明は、アクセルレバーでボ
ーデンワイヤ等を介して気化器のスロツトル弁を開くよ
うにした装置に於で、アクセルレバーをアイドル位置に
保持するストツパプレートの下部に、回動自在に軸着し
た回動片を設け、該回動片に長孔で位置調節可能に保持
片を取着し、保持片を起したとき，アクセルレバーをア
イドル位置から開く方向にした位置で保持するようにし
たので、エンジン回転を所定まで上昇させて保つことが
できる。

そして、この回転数は保持片の位置を調節することによ
って、自由に調節できる。

又、アクセルレバーを動かせば、保持片が倒れて解除で
きて都合がよい。

又、コスト的に安価に製作できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は使用時の側面図
、第２図は不使用時の側面図、第３図は一部を切欠いた
平面図である。 ４・・・・・・アクセルレバー ５・・・・・・ボーデ
ンワイヤ、７・・・・・・ストツパプレート、１０・・
・・・・回動片、１２・・・・・・長孔、１３・・・・
・・保持片。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ アクセルレバーでボーデンワイヤ等を介して気化器
   のスロットル弁を開くようにした装置に於で、アクセル
   レバーをアイドル位置に保持するストツパプレートの下
   部に、回動自在に軸着した回動片を設け、該回動片に長
   孔で位置調節可能に保持片を取着し、保持片を起したと
   き、アクセルレバーをアイドル位置から開く方向にした
   位置で保持するようにしたことを特徴とするエンジンの
   回転上昇保持装置。