JPS5835823Y2 - 回転ロツク装置 - Google Patents

回転ロツク装置

Info

Publication number
JPS5835823Y2
JPS5835823Y2 JP5134879U JP5134879U JPS5835823Y2 JP S5835823 Y2 JPS5835823 Y2 JP S5835823Y2 JP 5134879 U JP5134879 U JP 5134879U JP 5134879 U JP5134879 U JP 5134879U JP S5835823 Y2 JPS5835823 Y2 JP S5835823Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
protrusion
rotating body
opening
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5134879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55152269U (ja
Inventor
康二 渡辺
Original Assignee
株式会社 ニフコ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ニフコ filed Critical 株式会社 ニフコ
Priority to JP5134879U priority Critical patent/JPS5835823Y2/ja
Publication of JPS55152269U publication Critical patent/JPS55152269U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5835823Y2 publication Critical patent/JPS5835823Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、蓋、扉等の開閉部品を容器、器具等の固定の本
体部分に着脱可能に固定するためのロッツク装置、殊に
、回転操作により、少くとも開位置と、開きの不能とな
る閉位置とのいづれかを選択的に取り得、しかも、その
回転操作の時に操作者が摘む摘み部分が直径方向に移動
するロック装置に関する。
回転本体の上面において、その直径に沿い、直径の全長
には亘らない摘み部分があり、その摘みで回転本体を回
転させると、軸方向対向端側でキ一手段が相手方のキ一
手段と係合したり外れたりし、その回転の際には摘みが
余裕を残した直径方向に移動するロック装置は、従来か
らも考えられている。
用途としては、単に回転のみでキーが外れたりしないよ
うに、例えば外す時には意図的に摘みを直径方向にずら
さなければ本体の回転が起きないようにしたロック装置
として用いることが多い。
即ち、開閉部材が不意に開いては困るような用途、例え
ば、蓋を含めた容器自体が運搬等で極めて乱暴に扱われ
ることが予想され、而も、内容物が飛び出して破損して
し1つたのでは困るような用途に特に多用されている。
而し、従来の謂わばこうした、摘みスライド、本体回転
型のロック装置は、実際に開閉を司どるキ一手段自体は
比較的単純であっても、蓋側のキーを回すための外部に
露出した回転本体と、この回転を選択的に規制する摘み
との動きの関係が結構複雑であるため、構成自体迄もが
複雑になっていた。
捷た、成形容易なプラスチックで総てを構成することが
できず、摘みを復帰させるためのバネとか、本体とキ一
手段とを固定するためのネジ手段が別個金属製のものと
なっていたため、部品点数が多く、これ等部品の製作だ
けでもコスト高となるのに、組立工程が著しく面倒で、
尚更コストは高くなり、その他、材質に粘りのないこと
からバネ等は折損を起こしたり、また発錆する等、種々
の欠陥が見られた。
本案はこれに鑑でなされたもので、特に蓋側に取り付け
られる回転構造体(既述の回転本体、摘み等を設けた部
分)の構成、組立を簡略化し、回転位置を決める突起と
これの復元バネは少くとも一体化して部品点数を減らし
、結局、合理的で低床なロック装置を提供することを主
目的とした上で、従来からも比較的簡単な形状で良かっ
たキ一手段にも、より簡単な取付が可能なように配慮を
施している。
以下、添付の図面に即し本案の実施例に就き詳記するが
、この実施例は、業務用ビデオテープリールを収容する
容器に応用したものである。
即ち、本体部品としての容器本体に、開閉部品としての
蓋を開閉可能(取り外し可能)に固定するためのロック
装置として使用したものである。
便宜上、先づ、この種業務用ビデオテープリールの容器
自体に就き、公知の部分の説明を施しておく。
第1.2図に示すように、通常の箱と同様に内部が空間
となっている本体部分1の開口縁2に、蓋3の周縁4が
重なって、内部を閉じるようになっている。
蓋の周縁4は、外側の縁4aと内側のやや長目の縁4b
から戒っていて、この間に本体部分開口縁2を挾み込む
ようにして係合するものが多く、開口縁2の上端部と、
内外両縁4a 、4bで画される空間内には弾性のシー
ル手段5が配され、密封性を採られていたりする。
本体1と蓋3の夫々の中央部分には、夫々筒状部分6,
7が隆設されていて、互いに自由端面同志を近接乃至当
接するように整合しているが、これは、業務用ビデオテ
ープリールの中央部の透孔内にこれ等筒状部分が嵌入す
ることにより、容器内でのリールの横方向のガタ付きを
防止するためである。
二股には、これに加えて、容器内でもテープリールが筒
状部分6,7を支柱として回転できるように収められる
ようになっている。
これは、テープリールを固定状態にするよりも、容器に
衝撃が加わった場合に自由回転を許してむいた方が少し
でもテープリールへのストレスは緩和できるからであり
、そのために、各筒状部分6,7の根元近傍にはスナッ
プ操作で回転皿8a、8bを受は入れる窪み部分9a
、9bが設けられ、ここに嵌められた回転皿8a、8b
は軸方向の抜は出しは阻止され乍らも自由に回転できる
ようになつなる。
従って、図中仮想線で示すように、容器内でのテープリ
ール10ば、筒状部分を支柱とし、両回転皿で軸方内周
リール面を挾1れた状態で回転可能に保持されているこ
とになる。
而し、これ等の部材は、本案とは直接の関係はないため
、以下の説明及び第3図以降の図面ではこれ等を省略す
る。
また、第1図に例示するように、容器を持ち運ぶため、
本体3に設けられる把手11等も以降省略する。
本実施例のロック装置12は、蓋体3に設けた嵌入窪み
14内に回転本体13の上半部15が収オリ、下半部1
6が窪み中央から蓋体裏面(内面)へ抜ける貫通孔17
を介して突出し、その突出端18に一対のキ一手段の一
方19を担うようになっているが、この嵌入窪み14及
び貫通孔17は、筒状部分7の内部に設けることにより
、空間利用率を増している。
これに応じて、本体1中夫の筒状部分6も、回転本体側
のキ一手段19に対して、回転位置に応じて選択的に係
合、解離する相補的キ一手段が設けられる。
このように、回転により互いに係合したり解離したりす
る一対のキ一手段は、公知のものでもいくらでもあり、
本案が直接に規定するものではないが、この実施例では
、そうしたキ一手段対の中、次のようなものを用いてい
る。
回転本体13の蓋裏面への突出部乃至先端部18を円柱
状とし、その外面の少くとも一部、この場合、直径方向
に対向する一対の部位から夫々半径方向に突出する突起
19.19を一方のキ一手段19とし、対して、容器本
体1の筒状部分6の上端面には、回転本体先端部18を
受容する径の受容開口20を穿ち、その開口縁21の下
面をより大径の孔22として(この場合、この孔は容器
本体の底面に迄、貫通している)当該開口縁の下に下向
きの段面23を作り、回転本体及び突起状キ一手段19
が成る回転角位置にある時にのみ、突起状キー19を下
向き段面23の位置迄開口縁21の厚味を越えて大径孔
部分22内に軸方向に挿入し得る切欠き24が該開口縁
21に穿たれている。
従って、この切欠き24と突起19とが整合している時
には、回転本体13は自由に受容開口20から抜は出る
ことができ、蓋3も開けることができるが、この位置か
ら回転すると、第3図中、仮想線で示すように、突起状
キ一手段19は下向き段面23のある所に位置するため
、この段面に当接して回転本体13の抜は出しは防がれ
、従って蓋3は閉状態となる。
この開位置と閉位置との間の回転角は、極く微かで良い
が、使用者の開閉操作感覚を確かにするため、一般には
90°程、採られている。
即ち、第1,3図に模式的に示すように開位置を0PE
Nという表記■。
で、閉位置をCLO8EDといら表記I。
で示す通り、90°の間隔を置いているようになってい
る。
第3図の表記■。。■。
は蓋体表面で回転本体13の回りに書かれる表記の位置
に合わせて説明的に示したものである。
本案のロック装置では、後述のように、この開閉位置を
、回転本体13から突出した引込むことのできる回転止
め突起及びこの突起と動きを共にする摘み30の動きを
伴って選択する外、不用意に回転本体13が回転するこ
とのない固定位置(LOCKEDという表記ILで示し
、閉位置から450回転した位置としている)も設けて
いる。
以上、このロック装置のキ一手段(突起19と切欠き2
4付下向き段面23)による開閉を説明した所で、各構
成子の説明に移る。
第4図には回転本体13及びこれに組み込1れる部品の
構成、第5図には蓋体3の回転本体受容部分の構成が示
されているが、既述のように、回転本体13は、蓋体3
の嵌入窪み14に収する大径部分乃至上半部15と、嵌
入窪み14に連通した貫通孔17を介し蓋体裏面(内面
)に突出した突出部乃至下半部16とから戒っている。
この場合、嵌入窪み14の内周面は底に向かって縮径す
るようにテーパし、これに応じてこの中に丁度入り込む
回転本体の大径上半部15も同様のテーパ付けがしであ
る。
但し、これは、単なる円筒形となっていても良い。
而して、嵌入窪み14の内周面にあって、既述のように
予め定めた開位置I。
、閉位置■。、固定位置■、に相等する部位には、夫々
、半径方向の凹み乃至溝26゜27.28が堀られてい
る。
この谷溝の側壁の形状は溝毎に異なるが、これに就いて
は後述する。
而して、回転本体13には、この溝群の各個に回転本体
13の回転位置に応じて選択的に嵌入し、lた引込むこ
とのできる回転止め突起29が設けられるが、この実施
例では、この突起29とこれを引込1せる摘み30(こ
れは本体13を回転させる摘みも兼ねている)、及び引
込寸されることある突起を突出させる方向に常に付勢す
るバネ手段31とを一つの部品としてプラスチックで一
体成形し、その後、回転本体13に組付けるようになっ
ている。
このための構成は次のようである。回転本体13の上半
部15の内部は、第6,7図にも示すように、皿状の空
間32となってかり、互いに離間した一対の枠状部分3
3.33が直径に亘って起ち上がっている。
摘み30は、板状で周囲に滑り止めのセレーション等を
施した略々矩形のもので、この枠状部分の上縁に位置す
るようになる。
また、その長さLは、回転本体上半部15の内周面の直
径よりも短くなっている。
第8図には摘み30の表面、第9図には側面が示されて
いるが、第4図示のように、摘み30の裏面には、摘み
30の長さ方向中心線に沿い、長さ方向端縁30aから
突出した回転止め突起29が設けられ、この後端は連結
リブ部分34を介してバネ部分31に連らなっている。
バネ部分31は、この実施例の場合、常態で円形をなし
、その外周面において直径上の一部位31aがリブ部分
34にて固定され、また、摘み裏面とは離れているため
、対向端31bを直径方向に押圧して楕円状に押し潰さ
れると、元の円形に戻ろうとする復元力が生寸れる。
尚、この対向端31bには、後述のようにこのバネの位
置決めのための突起31cが設けられているし、枠状部
分33.33のこの部分はバネを収めるために広がって
いる。
こうした摘み部分30を、回転本体の枠状部分33.3
3上に位置させて、直径方向のスライドは許しても横方
向のガタ付きや上方への抜は出しを防ぐために、摘み部
分30と枠状部分33゜33とには、スナップ係合する
係合手段が設けられる。
摘み側の係合手段は、枠状部分の内申と同中程度離間し
て裏面から起ち上がった脚片35,35の先端付近に外
向き、かつ上向きの段面36゜36を形成して成ってい
て、枠状部分側の係止手段は、対応する位置に脚片係止
段面36,36と当接し合う下向きの段面3γ、37と
して形成されている。
尚、この段面を二つ割型で底形するために、段面下の本
体中実部分には、先端に抜ける貫通孔38,38が穿た
れている。
これ等の構成子から成る摘みを回転本体13に組付ける
過程を第10〜12図に即し説明し、更に関連構成子の
補足説明を行うと、先づ、第4゜6.7.10図示のよ
うに、大径回転部(回転本体上半部)15には、枠状部
分33.33間で直径上に載る壁面位置に、回転止め突
起29の貫通、突出を許す孔39が開いているから、こ
の孔内に突起29を入れるようにして摘み30をやや斜
め前下がりに位置付け、それから、後端を矢印Aで示す
ように押し込む。
この時、後に出張っているバネ部31の後端31bを矢
印Bで示すように押して皿状空間32内に入るようにす
る。
すると、摘み30から垂下している係合脚35゜35は
、段面36に至るテーパ面で枠状部分33゜33に当た
り、内方に撓され乍ら、摘みともども下降していき、や
がて係合脚段面36,36が枠状部分33,33側の下
向き段面37,37と整合すると脚片35.35は自身
の弾性により復元し、もって両段面36,37が逆止的
に噛み合い(第11図)、上方への抜け、横へのズレが
防がれる。
これにより、第12.13図示のように、回転止め突起
29は大径回転部15の外面を越えて突出する一方で、
反対側端ではバネ手段31が皿状空間の内壁面に当たる
ように略々円形の原状に近い状態に復元することになる
この場合、後述のバネ作用の時に、バネの所期以外の変
形、歪を防ぐため、先掲の位置決め用突起31cが皿状
空間32の対応壁面に開けれ穴40内に入り込むように
している。
このようにして、摘みと回転本体とを組み立て後、蓋体
3の嵌入窪み14及び貫通孔17内に回転本体13を挿
入するが、その時、回転止め突起29が嵌入窪み壁面に
設けた先掲の谷溝27゜28.29のどれか一つに嵌す
る位置で行ってち−く。
このようになった時、この実施例では、上から見て谷溝
とか突起が隠れるように、大径回転部15の上縁部に半
径方向外方に環状に張出すフランジ41があり、蓋体3
の嵌入窪みの上縁にもこれを受ける段部42があるが、
第13図ではこのフランジの下で横断面を採っている。
ところで、摘み30を回転本体に組付けているスナップ
係合部分36.37において、摘み側の係止脚及び上向
き段面36の巾の方が、枠状部分33の下向き段面37
よりも細くなっているし、寸た、既述のように摘み30
の長さLも直径より短いため、常態では長さLと直径と
の差長LR分だけ、バネ31の作用を受けて摘み30は
突起29側に位置しているが、摘み30に、対向端方向
Cにバネ31の作用に抗する力を与えれば、上記の係止
部分36.37の係合は保持した捷1、同方向Cにスラ
イドさせることができる。
これにより、回転止め突起29も回転本体壁面から突出
していた状態から引込むため、蓋体の嵌入窪み内壁面の
溝26,27,28との係合が外れ、回転本体13はD
−D方向で示すように回転可能となる。
これに就いては後に更に詳述する。この実施例の場合、
回転本体13の蓋体裏面への突出部16の先端近傍18
に設けられる一方のキ一手段としての突起19,19は
、回転本体とは別体のものとなっていて、回転本体を蓋
体の嵌入窪み内に上記のように組み入れた後に所定部位
にスナップ的に取り付けられるようになっている。
即ち、回転本体突出部乃至先端部から半径方向外方に突
出する一対の突起19,19を連結部43で連結して一
本の桿状になし、一方の突起を他方より細巾−とする外
、この連結部に、紙中部分に基端が固定されて大巾部分
に向かい自由端を斜めに伸ばした羽根状係止手段45.
45を設け、この自由端45aと大巾部分の隣接縁19
a。
19aとの間の距離は、キ一手段乃至突起を設ける部位
に大巾の突起の貫通を許す大きさに穿った回転本体先端
部18中の直径方向貫通孔46の長さの途中に巾を狭め
るように突出させた一対の突起47.47の直径方向長
さと等しいか若干短くしである。
従って、第14,15図示のように、細い方の突起19
の方からこの貫通孔内に入れ、押し込むと、一対の係合
羽根45,45の外側は、一時、貫通孔内壁の突起47
,47に当たって内方に相寄るように撓されるが、自由
端45a 、45aがこの突起を越えることにより復元
し、この自由端45a、45aと相臨む大巾部分の縁1
9a。
19aとの間で当該突起47,47を直径方向両側から
挾み込み、もって突起19.19の抜けを防ぐべく逆止
保合するようになる。
斯くして取り付けた一方のキ一手段としての突起は、既
述の第3図示の容器本体側の相補的キ一手段と回転位置
に応じ、選択的に係合するようになる。
百行すれば、回転本体13が開位置にある時にはこの突
起19.19は容器本体側の切欠き24.24内にある
ため、軸方向に抜けたり、入ったりすることができるが
、閉位置ひいては固定位置へ回転本体が回ると、容器本
体側の下向き段面23の下に位置して、抜は出しが不能
となるようになっている。
尚、上記キ一手段を略直方体として、その下面の長さ方
向の途中に長さ方向に垂直な溝部を設け、回転本体下半
部長さ途中に設けられた貫通孔の長さ途中に、上記溝部
と対応する位置に、長さ方向に対し垂直になるよう両部
を設は両部材を係脱自在にスナップ係合させてもよいし
、また、例えば業務用テープリール等に使用される場合
に、乱暴に扱われることが予想されるので、その強度を
保つために鉄芯を中心に入れその周囲を合成樹脂で被覆
することもできる。
蓋体3の容器本体1への開閉操作は以上の構成からして
次のようになす。
第13図示にむいて、回り止め突起29が対向端側のバ
ネ31により押されて、蓋体3の嵌入窪み14の内壁面
に設けた溝群の中、開位置■0にある時は、上記のキ一
手段の関係から、回転本体ともども、蓋体3は容器本体
1に対し開は外したり、閉じ重ねたりすることができる
而して、操作者が、蓋体3を容器本体に被せてから、摘
み30を摘んで直径方向に後退的にずらし、回転止め突
起29を開位置溝26から外して、回転本体13を同じ
摘み30で閉位置■。
方向に回すと、蓋体3の開は外しは不能となり、閉位置
Ic迄、回してから摘みを離すと、第13図中、仮想線
で示すように、楕円状に圧迫されたバネ手段31の復元
作用により、回転止め突起29は当該閉位置の溝27内
に没入し、摘み30も元にスライドして戻り、その状態
に維持される。
閉位置■。
から開位置■。への操作は回転方向のみ、上記と逆にな
せば良く、摘み30の操作自体は変わりがない。
この実施例では、このように、摘み30を直径方向にス
ライドさせてから回転本体13を所要方向に回転させる
基本操作に加えて、開閉周位置l09Io間では、摘み
30を回転方向に成る程度大きな力で回すだけでも、自
動的に摘み30の直線後退動をなさしめるよ−うにして
いる。
即ち、開位置の溝26の側壁の中、閉位置側の側壁26
aを比較的緩やかにテーパ付けし、円周表面に迄持って
くると共に、閉位置の溝の開位置側の側壁27aも多少
、切立ってはいるがテーパ付けている。
従って、開位置から回転本体に直ぐに回転を起こさせる
と、テーパ側壁26aにて徐徐に突起29の頭を押し、
自動的に後退させることができ、また、閉位置から開位
置への回転も、テーパがきつくなっていて、若干大きな
回転力を必要とするとはいえ、そのテーパ側壁で突起2
9を後退させることができる。
しかし、このようにすると、不測の力で回転本体が閉状
態から開状態になってし渣う場合も考えられるので、確
実に蓋を固定した状態に保ち得る位置として、閉位置よ
り先に更に固定位置ILを設け、ここの溝の閉位置側の
側壁28aは局面に直角に切立てられているのである。
つ1す、閉位置I。
の溝27の固定位置側の側壁27bはテーパしていて、
この閉位置から固定位置■1に向けての回転本体13の
回転は、摘み30を意図的に後退させなくても上記と同
し理屈で可能となっていて差仕えないが、この逆の動作
、即ち、固定位置■1から閉位置I。
側への回転本体の回転は、操作者が意図的に摘み30を
後退させない限り不可能となっているのである。
このようにしたのは、通常の使用状態での頻繁な蓋の開
閉は確実であってもなるべく楽に行える一方、容器運搬
時等、乱暴に扱われることが予想され、しかし絶対に内
容物(この場合、リール)を投げ出させてはならないよ
うな時には、確実に蓋の閉状態を守るようにしたためで
、こうした配慮の必要のない場合は、閉位置の側壁が切
立っていて、固定位置を兼ねていたり、開位置の溝側壁
も切立っていたりしても良く、或いは固定位置の機能そ
のものを省略して、上述のテーパ側面付の開閉両位置の
みにし、摘み30をスライドさせてから回転本体を回す
のを原則としても、単に摘み30の回転操作のみでも多
少、冬目に力を入れれば蓋の開閉選択ができるようにな
っているだけでも良い。
この実施例では、既述のように、開閉位置間を900、
閉、固定位置間を45°、従って全回転角を130°に
している。
もちろん、この回転角は任意設計的な問題であるが、そ
の定めた角度範囲を越えては回転本体が回転できないよ
うにしてよ・<のも、誤組立、誤操作を防ぐ意味から望
せしい。
従って、この実施例でも、第4,5,16図に明示のよ
うに回転規制の配裏をなしている。
蓋体3の嵌入窪み14の内壁面は既述のようにテーパし
たものとしたが、その貫通孔17へ通る底に近い部分の
壁面14aは垂直に切立ってその壁面に、内縁が上方の
テーパと同一傾斜の一対の突起リブ48.48を所要回
転装置いて設け、一方、この壁面に適合するテーパの回
転本体の上部大径部15の対応部位には垂直に立った壁
面14aに適合する外縁を持つ隆起49を設けているの
である。
従って、第16図示のように、この隆起49は開位置I
と固定位置■Lとの最大回転範囲の両極限で夫々一方の
突起リブ48,4Bと側面で衝接し、それを越える回転
本体の回転を妨げることができるのである。
以上の第一の実施例は、回転本体に設ける引込み可能な
回り止め突起29を始め、操作摘み30、回り止め突起
復元バネ31、そして回転に依り選択的に容器本体側の
相補的キ一手段に係合するキ一手段19は、一応、別体
のものとして成形され、後に組み立てられていたが、以
下述べる第17〜19図示の第二の実施例においては、
これ等総てをプラスチックで一体成形したものである。
同一機能を営む構成子には形態が異なっても上記と同一
符号を付して説明するが、回転本体13の皿状空間32
内にあって、壁面の一部の透孔39から突出する回り止
め突起29の対向端側は、連結リブ34を介して、バネ
手段31に連結されるが、このバネ手段31ば、突起2
9の突出方向とは直角の直径方向に亘り、両端31d、
31dが皿状空間32の内壁に固定された板状のものと
なっている。
この場合、一体成形の関係上、突起29を通す透孔39
の上部は開放されている。
これは、後述のように、バネ手段31がやや斜めに撓ん
で後退した時にやや斜め上方に後退する突起29の逃げ
ともなっている。
大径部分15の下の小径の突出部16は、この場合、長
さ方向中途で更に縮径して段部16aで画されている。
縮径した先端部18の先端には、上述の実施例同様に直
径方向に突出したキ一手段19.19があるが、この実
施例では、これは当該先端部18に一体成形されている
但し、両キ一手段19.19の先端間距離は、回転本体
下半部16の段部16aより上方の相対的大径部分の径
と等しいが短目になっている。
新たに付与されている構成子は、蓋体3の筒状部分7に
対し、回転本体を押込みによりスナップ係合させ、回転
は許しても以後の抜けは防ぐ手段である。
これは、回転本体の縮径先端部18の外壁の一部位から
斜め上方に張出し、下半部16の径を超えた位置に迄至
る弾性の腕手段50.50から或っている。
即ち、第18図において、蓋体3の嵌入窪み14から連
通して裏面に抜ける貫通孔17内に回転本体13を先端
部18の方から差込んでいくと、この一対の腕手段50
,50は貫通孔内壁で内方に撓され乍ら通過し、出口縁
17aを越えた所で復元し、該縁17aに係止する。
この時、回転本体の上半部15も嵌入窪み14内に嵌入
し切っているから、これにより、軸方向への抜けは防が
れ、腕50.50の先端縁が貫通孔出口縁17aを擦り
乍らの回転は許されることになる。
回転本体の回転により、容器本体側の下向き段面23(
第18図中、仮想線)とのキ一手段19゜19の選択的
な保合は、上記の実施例と同様で良いため、百行は控え
る。
この実施例の場合、回り止め突起29の後退は、第17
図仮想線で示すようにバネ手段31と連結リブ34との
Tの字型の部分に指をかけて後へ弓けば良い。
つ1す、この辺りの部分が摘み30を構成していること
になる。
尚、この場合、バネ手段31の下縁31eも回転本体に
固定となっているから、バネ手段の後退は、やや斜めに
行なわれ、従って突起29もやや上方に跳ね気味になり
、上が開いた透孔39から上方へ抜ける感じになる。
勿論、手を離せば、・ζネ手段31が元の板状に戻ろう
として、突起29を突き出す作用をなす。
上記いづれの実施例の場合も、上述したようなキ一手段
間19,23の係合態様とする場合、第20図及びXX
I−XXI線に沿う展開した第21図示のように、一方
の突起状キ一手段が嵌入する切欠き24に連続する周方
向下向き段面23を、切欠き24の縁から離れるに従い
下に向かうようにテーパ付け、突起状キ一手段19の回
転に伴って該手段19を引き下げるようにすると、この
突起の引下げが回転本体13を介して蓋体3に伝わり、
蓋体3と容器本体1とを相寄るように締付け、特に、蓋
体3と容器本体1との間に既述のようなシール手段5(
第2,5図)があるときにはこのシール手段を圧迫して
密封性を高めることができる。
もつとも、本案は、既に述べたように相補的キ一手段1
9,23自体は公知のもので良く、例えばフックとピン
乃至枠等の組み合せも考えられるし、そうしたフック等
を回転本体に一体成形或いは回転本体に開けた孔等にス
ナップ嵌入させ得ることは現在の技術をしても当業者に
は自明であろう。
勿論、回転本体の形状もチー・く部分がなくとも良いし
、第二実施例の係合腕手段50.50も例えば環状突起
と環状溝のように相スナップ係合し得る他の手段に代え
て差仕えない。
また、図示の場合、回転本体1の突起29の位置が開閉
、更には固定位置の表記l0tIC+ILを指し示して
いるが、他の部分に印を付けても良いし、また、回り止
め突起29の位置とキ一手段19の位置とが図示のよう
に同相になく、回転角として位相差があっても構わない
ともかくも、本案に依れば、回転ロック装置のキーを回
す回転本体部分を、極めて至便、組立容易なものとして
構成でき、コストの低廉化、作業の合理化、そしてロッ
ク装置としての信頼性に寄与するものであ、る。
尚、図示実施例の場合はビデオテープリールの収容容器
に適用しているが、他の容器に用いることもできるし、
扉等の開閉部材にも援用できること自明であり、勿論、
容器に利用するにしても、伺も、何も中央にロック装置
を設けなくとも良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案回転ロック装置を適用し得る一例としての
ビデオテープリール容器の概略的な平面図、第2図は第
1図■−■線に沿う容器の断面図、第3図は一例として
のキ一手段を示す第2図■−■線に沿う断面図、第4図
は本案第一の実施例の分解斜視図、第5図は容器側の第
1図V−v線に沿う一部断面を採った斜視図、第6図は
第4図VI−Vl線に沿う縦断面図、第7図は第4図■
−■線に沿う一部断面を採った正面図、第8図は摘み部
分の平面図、第9図は摘み部分の側面図、第10図は摘
み部分と回転本体とを組付ける過程を示す第6図同様の
縦断面図、第11図は摘み部分と回転本体との相係合部
分を示す要部拡大断面図、第12図は組立完了後の第一
実施例の縦断面図、第13図は第12図■−■線に沿う 横断面図、第14図は一例としてのキ一手段の取付過程
を示す第12図xrv−xrv線に沿う横断面図、第1
5図はキ一手段取付後の第14図同様の横断面図、第1
6図は回転本体の最大回転角規制手段を示す第12図X
VI −XVI Mに沿う横断面図、第17図は本案第
二の実施例の斜視図、第18図は蓋体への組付けを示し
た第二実施例の正面図、第19図は同じく一部破砕した
側面図、第20図は一例としてのキ一手段の好ましい状
態を示す第3図xx−xX線に沿い断面を採った要部斜
視図、第21図は第20図XXI−XXI線に沿って平
面状に展開した要部断面図、である。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)開閉部品を対応する固定の本体部分に対し相対的
    に開閉させるため、開閉部品に穿った嵌入窪み内に嵌入
    させた回転本体を少くとも開位置と閉位置との間で回転
    させることにより、上記嵌入窪みと連通した貫通孔を介
    して突出した回転本体突出部分に設けたキ一手段を、上
    記閉位置においては上記固定の本体部分の相補的キ一手
    段に係合させ、上記開位置では該相補的キ一手段との係
    合を解かせる回転ロック装置であって、 上記嵌入窪みの内周壁に釦いて、上記開位置と閉位置と
    に凹みを穿ち、上記回転本体には、該凹み内に突出し得
    る回り止め突起を後退可能に設けると共に該突起に一体
    化して該突起対向端側から該突起を上記突出方向に付勢
    するバネ手段と、該突起を後退させる時の摘みとを設け
    たことを特徴とする回転ロック装置。
  2. (2)回転本体、回り止め突起、バネ手段、摘みはプラ
    スチック製であることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲(1)に記載の装置。
  3. (3)回り止め突起は、摘みの裏面において該摘みの一
    縁を越えて突出し、バネ手段は円形をなし、その周囲の
    一部が該摘みの対内縁近傍に固定されて該周囲の一部の
    直径方向対向部位を該対向縁から突出させ、一方、回転
    本体の嵌入窪み内に嵌入する部分の内部は上方が開いた
    中空となっていて上記回り止め突起を貫通させる透孔と
    上記バネ手段の上記対向部位を押さえる部分があり、且
    つ上記摘みと回転本体とには、直径方向の回り止め突起
    突出方向への摘みの移行は許すが他方向への抜けは阻止
    するスナップ係合手段が設けられていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲(2)に記載の装置。
  4. (4)回転本体の嵌入窪み内に嵌入する部分の内部は上
    が開いた中空となっていて、該中空部分を直径方向に亘
    る板状のバネ手段に対し、回り止め突起は略々直角に上
    記嵌入部分を突き抜けて突出し、該突起と該バネ手段の
    接続部近傍が摘みとなっていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲(2)に記載の装置。
  5. (5)嵌入窪みに連通ずる貫通孔を超えて突出する回転
    本体突出部分には、該貫通孔縁に対して、弾性により係
    合するスナップ係合手段が設けられ、もって該貫通孔に
    対して回転本体の回転は許すが抜けは防ぐようになして
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲(2)か
    ら(4)迄のいづれか一つに記載の装置。
  6. (6)開閉部品のキ一手段は回転本体突出部にスナップ
    係合していることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    (2)から(5)迄のいづれか一つに記載の装置。
  7. (7)開閉部品のキ一手段は回転本体突出部に一体成形
    されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲(
    2)から(5)迄のいづれか一つに記載の装置。
JP5134879U 1979-04-19 1979-04-19 回転ロツク装置 Expired JPS5835823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5134879U JPS5835823Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 回転ロツク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5134879U JPS5835823Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 回転ロツク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55152269U JPS55152269U (ja) 1980-11-01
JPS5835823Y2 true JPS5835823Y2 (ja) 1983-08-12

Family

ID=28940537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5134879U Expired JPS5835823Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 回転ロツク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5835823Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55152269U (ja) 1980-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4676370A (en) Locking mechanism for a reel storage container
US4753367A (en) Wastebasket and inner liner retainer
US5348201A (en) Flip top closure
US4383425A (en) Safety device for combination locks
JPS5835823Y2 (ja) 回転ロツク装置
JPH04110515U (ja) 洋傘の下ロクロ
JP3126778U (ja) パウダー容器
JPH08121687A (ja) 三脚の開閉機構
JPH0532608Y2 (ja)
JP2554839Y2 (ja) ドラム缶の蓋開閉器具
JPH035031Y2 (ja)
JPH0242864Y2 (ja)
JP4473989B2 (ja) 開閉容器におけるロック構造
JPS6230235Y2 (ja)
JPH0116743B2 (ja)
JPH0348786Y2 (ja)
JPH0319256Y2 (ja)
JPS6033453Y2 (ja) 設定装置
JPH0621375Y2 (ja) 化粧用コンパクト
JPH076853Y2 (ja) ポストの開閉部構造
JPH079264Y2 (ja) 磁気テープカセット
JPH01278674A (ja) 施錠装置
JPH0133036Y2 (ja)
JPS62182383A (ja) 回転部材の取付構造
JP2542070Y2 (ja) 掛止錠