JPS5835305Y2 - 二重筒式スプレ−タワ− - Google Patents

二重筒式スプレ−タワ−

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Publication number
JPS5835305Y2
JPS5835305Y2 JP1979031913U JP3191379U JPS5835305Y2 JP S5835305 Y2 JPS5835305 Y2 JP S5835305Y2 JP 1979031913 U JP1979031913 U JP 1979031913U JP 3191379 U JP3191379 U JP 3191379U JP S5835305 Y2 JPS5835305 Y2 JP S5835305Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
temperature
cylinder
spray
spray nozzle
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979031913U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55130728U (ja
Inventor
英樹 村松
靖博 中川
Original Assignee
三菱鉱業セメント株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱鉱業セメント株式会社 filed Critical 三菱鉱業セメント株式会社
Priority to JP1979031913U priority Critical patent/JPS5835305Y2/ja
Publication of JPS55130728U publication Critical patent/JPS55130728U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5835305Y2 publication Critical patent/JPS5835305Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高温処理ガス中の粉塵を後続の電気集塵機等に
おいて有効に除塵するための前処理として高温処理ガス
を調温調湿するためのスプレータワーに関する。
更に詳しくは二重節穴スプレータワーの改良に関する。
二重節穴スプレータワーは特公昭44−20718号及
び実公昭53−20774号によって公知である。
二重節穴スプレータワーは単筒式スプレータワーの蒸発
能力の不足、及びそれに伴なう筒壁面の濡れによって生
ずる処理ガス中の粉塵の付着を防止するために考案され
たものである。
しかしそれでも従来の二重節穴スプレータワーは第1図
に示す様に、内筒の内部のスプレーノズル4から内筒の
上端11までのガス通過経路の長さが短かく、スプレー
された調温水の蒸発時間が短かいため内筒上方の絞り部
3及びそれに続く排出管6の屈曲部に未蒸発水分による
ダスト付着が生じ、それが次第に肥大し、落下して各種
のトラブルを発生する傾向があった。
このダスト付着を押土ずるにはスプレータワーの高さを
十分高くして蒸発時間を長くするか、スプレーする調温
水の水量を減らす方法しかなかった。
然し前者の方法は費用が嵩み、後者の方法は調湿スプレ
ーの効果が不十分になり、高温処理ガスの温度低下が抑
えられ、従ってガス処理量が抑えられる欠点があった。
本考案は上記従来の二重節穴スプレータワーの欠点を改
善し、簡単な装置の付加によりスプレー効果を向上させ
る二重節穴スプレータワーを提供するもので゛あり、そ
の要旨は、内部にスプレーノズルを有する内筒と、該内
筒の外部に高温処理ガスを通すための間隙を保持して設
けた外筒よりなる二重節穴スプレータワーにおいて、内
周の外部に、内筒の筒面の士高さ以下の位置に内筒の外
壁面に向けて、スプレーノズルを設けたことを特徴とす
る二重節穴スプレータワーにある。
次に本考案を図によって詳述する。
第2図は本考案の一実施例を示すもので、タワ一本体を
構成する外筒2は上端が閉塞され、上側部には高温処理
ガス13を取り入れるための流入管5が設けられている
流入管5は外筒2の中心方向に取付けてもよいし、外筒
2の接線方向に取付は高温処理ガス13を旋回流入させ
てもよい。
又外筒2の下端には内部で除塵された粉塵を集めて排出
するためコーン部7とそれに続く粉塵排出装置9が設け
られている。
内筒1はその外部に高温処理ガス13を通すための間隙
10を保持して外筒2の内部に設けられ、下端12は間
隙10を通って来た高温処理ガスが転向流入する様に開
放され、上端11は絞り部3を経て排出管6に通じてい
る。
内筒1の下部には更に内筒内のスプレーノズル4が内部
へ向けて設けられると共に外筒2の下部には内筒外のス
プレーノズル8が内筒外壁面に向けて設けられている。
この様に構成された本考案の三重筒式スプレータワーに
おいて、流入管5から流入した高温処理ガスは内筒1を
加熱しながら下降し、内筒外のスプレーノズル8により
調湿水をスプレーされ、内筒1の下端で折返して上昇し
、更に内筒内のスプレーノズル4により調湿水をスプレ
ーされ内筒内を上昇して排出管6へ排出する。
本考案の特徴は上記の様にスプレーノズルが内筒内の他
、内筒外にも設けられているため、調温水を内筒の内外
に分散してスプレーすることができるので、タワー内の
熱がより有効に利用されると共に、調湿水の平均蒸発時
間が長くなり、調温調湿の効果を向上させることができ
る。
そのためスプレーする調温水の量も増加させることがで
きる。
次に内筒外スプレーノズルを設ける位置について説明す
る。
従来の内筒内のみにスプレーノズルを設けた三重筒式ス
プレータワーの内筒の内壁面及び外壁面の温度分布を模
式的に示すと、第3図の通り調温水のスプレー効果によ
り内壁面、外壁面共上低下高の形になり、上下にかなり
の温度差がある。
従って内筒外のスプレーを内筒の上部で行なうと内筒の
外壁面温度が低いので、スプレーした調温水が十分に蒸
発しないまま壁面に付着して濡れ壁の状態を作り、それ
に粉塵が付着して肥大し、塊となって落下し、トラブル
を生ずるおそれが多い。
又スプレーされた霧状の調温水が蒸発せずに凝集して水
滴化したり、濡れ壁状態を作ると更に蒸発しにくくなる
従って内筒外のスプレーノズルを設ける位置は内筒の筒
面の士の高さ以下にする。
尚この様な位置にスプレーノズルを配置するので、必要
により°間隙10の上部に、高温処理ガスを整流して偏
流を防止しこれを間隙10内に均一に分散流動させるた
めの整流板を設ける場合も何ら障害にならない。
又内筒外スプレーノズルの取付は方向については、外筒
は内筒と違って外気に接触し温度が低いので、スプレー
された調温水が外筒2に当らない方向即ち内筒1に向け
て設け、内筒1の熱及び高温処理ガスの直接の熱によっ
て蒸発する様にする。
又この様にする事は高温処理ガスを旋回流入させる場合
、粉じんが遠心力によって外筒側に集まる傾向がある点
からも特に好ましい。
これに対して内筒内のスプレーノズルの設は方について
は余り限定しなくてもよい。
即ち第2図に示す様にスプレーノズルを内筒の下部のみ
に設けてもよいし、全長にわたって分散してもよい。
スプレーノズルの方向も、第2図に示す様に、内筒の中
心に向けてもよいし、低い角度で壁に向けてもよい。
ただ内筒上部の内壁面温度が低い区域では、壁面を濡ら
さない様に、内筒の中心に向けてスプレーノズルを設け
るのが好ましい。
次に内筒内スプレーノズルと内筒外スプレーノズルの調
温水量の割合は内筒内スプレーノズル100に対して内
筒外スプレーノズル40以下が好ましく、40以上にな
ると内筒の外壁面又は外筒の内壁面に濡れを生ずるおそ
れがある。
本考案は上記の通り、従来の三重筒式スプレータワーに
比し、内筒外のスプレーノズル設けるのみで調温調湿効
果を増大させ、又は粉塵付着のトラブルを防止すること
ができる。
即ち既設のスプレータワーについては、内筒外のスプレ
ーノズルを設けることにより、粉塵付着を防止するか、
又は処理ガス量を増大させることができる。
又スプレータワーを新設する場合は同じ高さで処理ガス
量を増大させるか、又は処理ガス量を一定とするならば
、高さを低くして建設費を低減させることができる。
1つの実施例として、内筒内スプレーノズルの調湿水量
100に対し内筒外スプレーノズルの調温水量を10に
することにより、同じ高さの従来の三重筒式スプレータ
ワーに対し、処理ガス量が7%増加し、処理ガス量を一
定としたとき、スプレータ一本体の高さを従来の三重筒
式スプレータワーの5%低下させることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の三重筒式スプレータワーの縦断面図、第
2図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第3図は従来
の二重筒式スプレータワーの内筒の壁面温度分布図であ
る。 図において、1・・・・・・内筒、2・・・・・・外筒
、3・・・・・・絞り部、4,6・・・・・・スプレー
ノズル、5・・・・・・流入管、6・・・・・・排出管
、7・・・・・・コーン部、9・・・・・・粉塵排出装
置、10・・・・・・間隙、11・・・・・・内筒の上
端、12・・・・・・内筒の下端、13・・・・・・高
温処理ガス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 内部にスプレーノズルを有する内筒と、該内筒の外
    部に高温処理ガスを通すための間隙を保持して設けた外
    筒よりなる二重筒式調温調湿用スプレータワーにおいて
    、内筒の外部に、内筒の筒面の士の高さ以下の位置に内
    筒の外壁面に向けてスプレーノズルを設けたことを特徴
    とする二重節穴スプレータワー。 2 内筒の内部のスプレーノズルの調温水量100に対
    し、内筒外部の調温水量の割合が40以下になる様に構
    成した実用新案登録請求の範囲第1項に記載の二重節穴
    スプレータワー
JP1979031913U 1979-03-13 1979-03-13 二重筒式スプレ−タワ− Expired JPS5835305Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979031913U JPS5835305Y2 (ja) 1979-03-13 1979-03-13 二重筒式スプレ−タワ−

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JP1979031913U JPS5835305Y2 (ja) 1979-03-13 1979-03-13 二重筒式スプレ−タワ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55130728U JPS55130728U (ja) 1980-09-16
JPS5835305Y2 true JPS5835305Y2 (ja) 1983-08-09

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ID=28884411

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JPS55130728U (ja) 1980-09-16

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