JPH0614804Y2 - 塗装ブース - Google Patents

塗装ブース

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JPH0614804Y2
JPH0614804Y2 JP8583488U JP8583488U JPH0614804Y2 JP H0614804 Y2 JPH0614804 Y2 JP H0614804Y2 JP 8583488 U JP8583488 U JP 8583488U JP 8583488 U JP8583488 U JP 8583488U JP H0614804 Y2 JPH0614804 Y2 JP H0614804Y2
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JP
Japan
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water
film plate
water film
plate
suction port
Prior art date
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JP8583488U
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English (en)
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JPH028573U (ja
Inventor
浩二 舎久保
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Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塗装室内でオーバースプレーされた塗料を水
に吸収,吸着させる水膜板が設けられた塗装ブースに関
する。
〔従来の技術〕
この種の塗装ブースは、ドライブース等に比較してオー
バースプレー塗料の回収効率が良く、火災の危険性も少
ないため、連続的に行われる多量塗装に好適であるとさ
れている。
第3図は、その従来例を示す概略断面図であって、ブー
ス排気処理塔1の前面には塗装室2内でオーバースプレ
ーされた塗料を流水で形成されるウォータースクリーン
Wに吸着させる水膜板3が垂直に配設されている。
また、塗装室2の下方には、水膜板3の表面から流下す
る水を貯溜するブース水槽4が配設されている。
ブース排気処理塔1内には、複数の衝突板5,5……が
上下に齟齬して突設され、その上方に排気ファン6が配
設されている。
水膜板3の上部には、給水管7から供給される水を水膜
板3の上端からオーバーフローさせて当該水膜板3の表
面にウォータースクリーンWを形成させるオーバーフロ
ータンク8が配設されている。
また、水膜板3の下端部は裏面側に湾曲せられ、その下
端部を囲繞するように湾曲せられた渦流板9が配設され
て、ベンチュリー作用を奏する空気吸込口10が形成さ
れている。
しかして、塗装室2内でスプレーガン11からスプレー
されて被塗物12の表面に塗着されなかった塗料が、水
膜板3の表面に形成されたウォータースクリーンWに吸
着されてブース水槽4内に落とし込まれると同時に、塗
装室2内の空気が排気ファン6の吸引力で空気吸込口1
0を潜り抜け、その際のベンチュリー作用で微粒化され
た水滴と一緒にブース排気処理塔1内に吸い込まれて、
当該水滴に空気中の塗料ミストや蒸発有機溶剤等が気液
接触により吸収されて捕集された後、当該水滴と共に衝
突板5,5……に打ち当たってブース水槽4内に回収さ
れる。
これにより、ブース排気処理塔1からは、塗料ミスト等
を含まない比較的清浄な空気が排出されるが、空気吸込
口10での気液接触による塗料の回収効率は約90%〜
95%程度に止まるから、ブース排気処理塔1から排出
される空気が塗料と同じ色に着色されて見えることがあ
った。
このため、特開昭51-133332号公報に示すように、水膜
板3の裏面側にシャワー管13を配して、当該水膜板3
の表面のみならず裏面側にもウォータースクリーンを形
成する試みも行われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、本考案者の実験によれば、特開昭51-133332号
公報に開示された手段を用いても塗料の回収効率はあま
り良くならないことが判った。そして、その原因を究明
すると、空気吸込口10には、排気ファン6の吸引力で
塗装室2内からブース排気処理塔1内に向かって空気が
勢い良く流通しているから、水膜板4の表面を流下した
水は、空気吸込口10の入口10aから吸い込まれて渦
流体9の内面に打ち当てられるが、水膜板3の裏面を流
下する水は、空気吸込口10内を通ってブース排気処理
塔1内に吹き出て来る空気の風圧を受けて当該空気吸込
口10の出口10bに到る途中で舞い上がってしまうか
ら、充分な気液接触が行えないためであることが判っ
た。
そこで本考案は、水膜板の裏面側にウォータースクリー
ンを形成して流下する水が、空気吸込口を通る空気の風
圧を受けて舞い上がることなく当該空気と充分に混ざり
合うようにすることを技術的課題とし、この課題を解決
して気液接触による塗料の回収効率を高めることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するために、本考案は、ブース排気処理
塔の前面に垂直に配設された水膜板の下端部が裏面側に
湾曲せられ、当該下端部を囲繞するように湾曲せられた
渦流板が配設されたベンチュリー作用を奏する空気吸込
口が形成されると共に、前記水膜板の表面のみならず裏
面側にもウォータースクリーンが形成されるように成さ
れた塗装ブースにおいて、前記水膜板の裏面側に、当該
裏面側に形成されるウォータースクリーンをその上端側
から前記空気吸込口の出口に到る所まで覆い隠す遮蔽板
が設けられていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によば、水膜板の表面のみならず裏面側にもウォ
ータースクリーンが形成されると共に、裏面側に形成さ
れたウォータースクリーンが渦流板で囲繞された空気吸
込口の出口に到る所まで遮蔽板によって覆い隠されてお
り、そこに到るまでは当該ウォータースクリーンを形成
する水が空気吸込口を通り抜ける空気の風圧を受けて途
中で舞い上がることがないから、空気吸込口の出口にお
ける気液接触効果が高まって塗料の回収効率が著しく高
められる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は本考案による塗装ブースの一例を示す断面図、
第2図は本考案の他の例を示す要部の断面図である。
なお、第3図との共通部分については同一符号を付して
詳細説明を省略する。
第1図においては、水膜板3の裏面に、給水管14と、
当該給水管14から供給される水を水膜板3の裏面側に
配された水膜板15の上端からオーバーフローさせて当
該水膜板15の表面にウォータースクリーンW′を形成
させるオーバーフロータンク16が取り付けられてい
る。
水膜板15は、その下端部が水膜板3の下端部に添って
湾曲せられ、その上端部がオーバーフロータンク16に
固定されている。
オーバーフロータンク16には、水膜板15の表面に形
成されたウォータースクリーンW′をその上端側から空
気吸込口10の出口10bに到る所まで覆い隠す遮蔽板
17が設けられている。
また、遮蔽板17には、ブース排気処理塔1との間に架
設される衝突板5が設けられている。
しかして、水膜板15の表面にウォータースクリーン
W′を形成して流下する水は、空気吸込口10を通って
ブース排気処理塔1内に吸い込まれる空気の風圧を受け
て途中で舞い上がることがなくなり、渦流板9で囲繞さ
れた空気吸込口10の出口10bに到達してから舞い上
がり、当該渦流板9の内面に打ち当たって空気吸込口1
0を通る空気との気液接触に供される。
これにより、気液接触効果が高まって塗料の回収効率が
約99.0%〜99.5%にまで高められ、ブース排気処理塔1
から塗料の色をした排気が出ることがなくなった。
なお、上記実施例では、水膜板3の裏面側に別途水膜板
15を設けた場合について説明したが、本考案はこれに
限らず、第2図に示すように水膜板3の裏面に直接ウォ
ータースクリーンW′を形成するようにしてもよい。
すなわち、第2図では、給水管14からオーバーフロー
タンク16に供給される水を水膜板3の裏面に沿ってオ
ーバーフローさせると共に、オーバーフロータンク16
には水膜板3の裏面にオーバーフローさせた水で形成さ
れるウォータースクリーンW′を覆い隠す遮蔽板17が
設けられている。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、ブース排気処理塔
の前面に配設された水膜板の表裏両面側にウォータース
クリーンを形成して流下する水と、前記水膜板と渦流板
とによって形成される空気吸込口に吸い込まれた空気と
の気液接触効果が確実に高められ、当該空気中に含まれ
た塗料の回収効率が著しく高まるという大変優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗装ブースの一例を示す断面図、
第2図は本考案の他の実施例を示す要部の断面図、第3
図は従来の塗装ブースを示す断面図である。 符号の説明 1……ブース排気処理塔、2……塗装室、3……水膜
板、9……渦流板、17……遮蔽板、W……ウォーター
スクリーン、W′……ウォータースクリーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブース排気処理塔の前面に垂直に配設され
    た水膜板の下端部が裏面側に湾曲せられ、当該下端部を
    囲繞するように湾曲せられた渦流板が配設されてベンチ
    ュリー作用を奏する空気吸込口が形成されると共に、前
    記水膜板の表面のみならず裏面側にもウォータースクリ
    ーンが形成されるように成された塗装ブースにおいて、
    前記水膜板の裏面側に、当該裏面側に形成されるウォー
    タースクリーンをその上端側から前記空気吸込口の出口
    に到る所まで覆い隠す遮蔽板が設けられていることを特
    徴とする塗装ブース。
JP8583488U 1988-06-30 1988-06-30 塗装ブース Expired - Lifetime JPH0614804Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8583488U JPH0614804Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 塗装ブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8583488U JPH0614804Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 塗装ブース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH028573U JPH028573U (ja) 1990-01-19
JPH0614804Y2 true JPH0614804Y2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=31310488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8583488U Expired - Lifetime JPH0614804Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 塗装ブース

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JP (1) JPH0614804Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510775U (ja) * 1978-07-07 1980-01-23

Also Published As

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JPH028573U (ja) 1990-01-19

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