JP2590833Y2 - 塗装ブース内の排出空気浄化装置 - Google Patents
塗装ブース内の排出空気浄化装置Info
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- JP2590833Y2 JP2590833Y2 JP1993010665U JP1066593U JP2590833Y2 JP 2590833 Y2 JP2590833 Y2 JP 2590833Y2 JP 1993010665 U JP1993010665 U JP 1993010665U JP 1066593 U JP1066593 U JP 1066593U JP 2590833 Y2 JP2590833 Y2 JP 2590833Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air filter
- spray
- circulating water
- chamber
- painting booth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Landscapes
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の塗装ブースから
排気される排出空気を濾過する空気フィルターに関する
もので,特に,空気フィルターに目詰まりが発生しない
ように,循環水をこの空気フィルターに噴霧する。
排気される排出空気を濾過する空気フィルターに関する
もので,特に,空気フィルターに目詰まりが発生しない
ように,循環水をこの空気フィルターに噴霧する。
【0002】
【従来の技術】自動車の塗装ブースの排出空気は,人体
に有害な塗装粉末や気化した有機物質が含まれるため
に,空気フィルターで濾過してから排出している。塗装
ブース床下の排気経路内に空気フィルターを配置して,
塗装粉末を捕捉しているが,自動車修理工場では,2〜
3週間毎にこの空気フィルターを叩いて目詰まりを解消
する。
に有害な塗装粉末や気化した有機物質が含まれるため
に,空気フィルターで濾過してから排出している。塗装
ブース床下の排気経路内に空気フィルターを配置して,
塗装粉末を捕捉しているが,自動車修理工場では,2〜
3週間毎にこの空気フィルターを叩いて目詰まりを解消
する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】目詰まりした空気フィ
ルターを叩く際には有害な粉体が周囲に拡散するため,
環境及び健康保護の観点から何らかの解決策が望まれて
いる。特に,塗料の溶剤であるシンナー等の有機溶剤
は,空気フィルターでは除去することができず,大気中
に排出している。空気フィルターの目詰まり及び気化し
た有機物資の排出を阻止するために,本考案は案出され
たもので以下詳しく説明する。
ルターを叩く際には有害な粉体が周囲に拡散するため,
環境及び健康保護の観点から何らかの解決策が望まれて
いる。特に,塗料の溶剤であるシンナー等の有機溶剤
は,空気フィルターでは除去することができず,大気中
に排出している。空気フィルターの目詰まり及び気化し
た有機物資の排出を阻止するために,本考案は案出され
たもので以下詳しく説明する。
【0004】
【課題を解決するための手段】塗装ブースの床下に空気
フィルターを取り付けた噴霧室を配置し,これに連接す
るダクト室の出口に二次空気フィルターを取り付け,空
気フィルターの入口側面に複数の噴霧ノズルを対向配置
し,水中ポンプをこの噴霧ノズルに連結し,噴霧室内の
底部に貯留している循環水を噴霧ノズルからこの空気フ
ィルターに噴霧して,空気フィルターに捕捉された粉体
等をこの噴霧液で流しさる。
フィルターを取り付けた噴霧室を配置し,これに連接す
るダクト室の出口に二次空気フィルターを取り付け,空
気フィルターの入口側面に複数の噴霧ノズルを対向配置
し,水中ポンプをこの噴霧ノズルに連結し,噴霧室内の
底部に貯留している循環水を噴霧ノズルからこの空気フ
ィルターに噴霧して,空気フィルターに捕捉された粉体
等をこの噴霧液で流しさる。
【0005】
【作用】ダクト室出口に設けた排出ファンによって,塗
装ブース内の汚染された空気は,噴霧室に導かれ,空気
フィルターを通過する際に濾過され,ダクト室を流れ,
二次空気フィルターで更に濾過されて大気中に放出され
る(第2図の矢印)。塗装ブース内の空気は,塗料粉体
や気化した有機溶剤によって汚染されるため,空気フィ
ルターを介して排気している。粉体によって空気フィル
ターはすぐに目詰まりするが,本考案では,空気フィル
ターに吹きかけられた循環水が捕捉された粉体等を流し
さる。この噴霧ノズルからの噴霧水は,噴霧室内に浮遊
する粉体や気化した有機溶剤をも吸着除去する。空気フ
ィルターに噴霧された水は吸着した粉体と共に下部に流
れ落ち,噴霧室の底部の循環水へと戻る。噴霧室底部の
循環水は水中ポンプにて再び噴霧ノズルへと供給され
る。比重が1より小さい粉体等は,噴霧室底部の循環水
の上面に浮遊するので,この循環水下面を吸引する水中
ポンプからは概ね清浄な水が噴霧ノズルへと導かれる。
また,水中ポンプからの高圧水を二次空気フィルターの
逆洗に利用できるのも本考案の特色である。
装ブース内の汚染された空気は,噴霧室に導かれ,空気
フィルターを通過する際に濾過され,ダクト室を流れ,
二次空気フィルターで更に濾過されて大気中に放出され
る(第2図の矢印)。塗装ブース内の空気は,塗料粉体
や気化した有機溶剤によって汚染されるため,空気フィ
ルターを介して排気している。粉体によって空気フィル
ターはすぐに目詰まりするが,本考案では,空気フィル
ターに吹きかけられた循環水が捕捉された粉体等を流し
さる。この噴霧ノズルからの噴霧水は,噴霧室内に浮遊
する粉体や気化した有機溶剤をも吸着除去する。空気フ
ィルターに噴霧された水は吸着した粉体と共に下部に流
れ落ち,噴霧室の底部の循環水へと戻る。噴霧室底部の
循環水は水中ポンプにて再び噴霧ノズルへと供給され
る。比重が1より小さい粉体等は,噴霧室底部の循環水
の上面に浮遊するので,この循環水下面を吸引する水中
ポンプからは概ね清浄な水が噴霧ノズルへと導かれる。
また,水中ポンプからの高圧水を二次空気フィルターの
逆洗に利用できるのも本考案の特色である。
【0006】
【実施例】塗装ブース5の床下に噴霧室4を配置し,こ
れに連接するダクト室6との境に空気フィルター3を配
置し,更にダクト室6の出口に二次空気フィルター8を
取り付け,空気フィルター3の入口側面に複数の噴霧ノ
ズルを対向配置し,水中ポンプ2をこの噴霧ノズル1に
連結し,噴霧室内の底部に貯留している循環水を噴霧ノ
ズルからこの空気フィルター3に噴霧させる。噴霧室4
及びダクト室6の底部には,空気フィルター3に触れな
い程度の高さまで循環水が満たされている。水中ポンプ
2は循環水下部を吸引して連通管9を経て噴霧ノズル1
へと供給するため,噴霧ノズル1から常に清浄な循環水
が噴霧される。複数の噴霧ノズル1は,空気フィルター
3の表面が均一に噴霧されるように個数とその設置角度
は設定される。
れに連接するダクト室6との境に空気フィルター3を配
置し,更にダクト室6の出口に二次空気フィルター8を
取り付け,空気フィルター3の入口側面に複数の噴霧ノ
ズルを対向配置し,水中ポンプ2をこの噴霧ノズル1に
連結し,噴霧室内の底部に貯留している循環水を噴霧ノ
ズルからこの空気フィルター3に噴霧させる。噴霧室4
及びダクト室6の底部には,空気フィルター3に触れな
い程度の高さまで循環水が満たされている。水中ポンプ
2は循環水下部を吸引して連通管9を経て噴霧ノズル1
へと供給するため,噴霧ノズル1から常に清浄な循環水
が噴霧される。複数の噴霧ノズル1は,空気フィルター
3の表面が均一に噴霧されるように個数とその設置角度
は設定される。
【0007】一般に空気フィルター3はガラスウール等
を積層して形成されるため,噴霧ノズル1からの噴出圧
が高過ぎると,ガラスウールの濾過特性は低下し,塑性
変形して所期の特性はえられない。空気フィルター3の
表面が充分に湿潤する程度の噴霧圧が好ましい。循環水
を空気フィルター3に向けて噴出するのでなく,霧状に
噴霧するのが本考案の特色である。二次空気フィルター
8が目詰まりした時には,水中ポンプ2から高圧水を管
7によって導き,逆洗する。従来はこの二次空気フィル
ター8を叩いていたが,本考案では,単に循環水で逆洗
すれば良く,二次公害を防ぐ。
を積層して形成されるため,噴霧ノズル1からの噴出圧
が高過ぎると,ガラスウールの濾過特性は低下し,塑性
変形して所期の特性はえられない。空気フィルター3の
表面が充分に湿潤する程度の噴霧圧が好ましい。循環水
を空気フィルター3に向けて噴出するのでなく,霧状に
噴霧するのが本考案の特色である。二次空気フィルター
8が目詰まりした時には,水中ポンプ2から高圧水を管
7によって導き,逆洗する。従来はこの二次空気フィル
ター8を叩いていたが,本考案では,単に循環水で逆洗
すれば良く,二次公害を防ぐ。
【0008】
【考案の効果】要するに,本考案は塗装ブースの排出空
気濾過流路内に空気フィルター3を配置し,この空気フ
ィルター3の入口側に複数の噴霧ノズル1を対向配置
し,水中ポンプ2をこの噴霧ノズルに連結して,循環水
を噴霧ノズルから噴霧するため,空気フィルター3に捕
捉された粉体等は付着した噴霧水によって吸着除去さ
れ,循環水と共に噴霧室4の底部へと導かれ,空気フィ
ルター3の目詰まりは阻止される。また,噴霧された循
環水は噴霧室4内の気化した有機溶剤をも吸着除去で
き,二次空気フィルター8による更なるフィルター効果
と相俟って,クリーンな空気を排出する。
気濾過流路内に空気フィルター3を配置し,この空気フ
ィルター3の入口側に複数の噴霧ノズル1を対向配置
し,水中ポンプ2をこの噴霧ノズルに連結して,循環水
を噴霧ノズルから噴霧するため,空気フィルター3に捕
捉された粉体等は付着した噴霧水によって吸着除去さ
れ,循環水と共に噴霧室4の底部へと導かれ,空気フィ
ルター3の目詰まりは阻止される。また,噴霧された循
環水は噴霧室4内の気化した有機溶剤をも吸着除去で
き,二次空気フィルター8による更なるフィルター効果
と相俟って,クリーンな空気を排出する。
【図1】正面図である。
【図2】塗装ブースに配置した時の説明図である。
1 噴霧ノズル 2 水中ポンプ 3 空気フィルター 4 噴霧室 5 塗装ブース 6 ダクト室 8 二次空気フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 15/12,15/04 B05C 15/00 B01D 47/06 ZAB B01D 53/18 ZAB B01D 53/44 B01D 53/77
Claims (1)
- 【請求項1】 塗装ブースの床下に噴霧室4を配置し、
これに連接するダクト室6との境にガラスウールからな
る空気フィルター3を配置し、空気フィルター3の入口
側面に複数の噴霧ノズル1を対向配置し、水中ポンプ2
を噴霧ノズル1に連結し、噴霧室内の底部に貯留してい
る循環水を空気フィルター3に噴霧して空気フィルター
3の目詰まりを阻止する、塗装ブース内の排出空気浄化
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993010665U JP2590833Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 塗装ブース内の排出空気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993010665U JP2590833Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 塗装ブース内の排出空気浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663165U JPH0663165U (ja) | 1994-09-06 |
JP2590833Y2 true JP2590833Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=11756543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993010665U Expired - Fee Related JP2590833Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 塗装ブース内の排出空気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590833Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100704613B1 (ko) * | 2005-10-17 | 2007-04-09 | 현대자동차주식회사 | 도장 부스용 아쿠아 튜브 메시 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP1993010665U patent/JP2590833Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0663165U (ja) | 1994-09-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |