JPS5835280B2 - 電解研摩溶液 - Google Patents
電解研摩溶液Info
- Publication number
- JPS5835280B2 JPS5835280B2 JP3290076A JP3290076A JPS5835280B2 JP S5835280 B2 JPS5835280 B2 JP S5835280B2 JP 3290076 A JP3290076 A JP 3290076A JP 3290076 A JP3290076 A JP 3290076A JP S5835280 B2 JPS5835280 B2 JP S5835280B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic polishing
- solution
- electrolytic
- polishing solution
- parts
- Prior art date
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- Expired
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属の電解研摩に用いる電解溶液に関するもの
で、特にリードリレー等に使用される半硬質磁性材を電
解研摩する際に有効な電解研摩溶液である。
で、特にリードリレー等に使用される半硬質磁性材を電
解研摩する際に有効な電解研摩溶液である。
従来、金属の電解研摩溶液として用いられているのは燐
酸、硫酸、塩酸等の酸類を主剤にして少量の添加物(例
えばクロム酸、酪酸、グリセリン、エチレングリコール
、乳酸、ゼラチン、修酸、ラフティック酸等)を加えた
酸性領域の溶液であった。
酸、硫酸、塩酸等の酸類を主剤にして少量の添加物(例
えばクロム酸、酪酸、グリセリン、エチレングリコール
、乳酸、ゼラチン、修酸、ラフティック酸等)を加えた
酸性領域の溶液であった。
然しな力1ら、一般に半硬質材料は3元素以上の合金か
ら成っており電気化学的観点から単金属と比較すると不
安定、複雑であるため、その電解研摩は困難であった。
ら成っており電気化学的観点から単金属と比較すると不
安定、複雑であるため、その電解研摩は困難であった。
従って、通常半硬質材料の研摩は、例えばプレス後のパ
リやキズのある表面を数回バレル研摩する如き機械的作
業を行う事により平滑且つ鏡面光沢を有する表面を得て
いた。
リやキズのある表面を数回バレル研摩する如き機械的作
業を行う事により平滑且つ鏡面光沢を有する表面を得て
いた。
しかし、かかる機械研摩においては部品の各構成個片毎
の研摩が必要であるため研摩後これら構成個片を整置1
ルなげればならず作業コストがかさむ点、また表面状態
も充分でない点等の難点を有していた。
の研摩が必要であるため研摩後これら構成個片を整置1
ルなげればならず作業コストがかさむ点、また表面状態
も充分でない点等の難点を有していた。
本発明の目的はかかる難点を除去するため用いる電解溶
液を提供することにある。
液を提供することにある。
即ち、本発明は作業コスト及び表面状態の点で有利な電
解研摩溶液に関するものである。
解研摩溶液に関するものである。
上記目的を達成するため本発明による電解研摩溶液はス
ルファミノ酸アンモニウム100部、クエン酸アンモニ
ウム8〜12部(重量比)に純水を加えて飽和溶液し、
該飽和溶液をアルカリ性にする程度の濃アンモニア水を
添加したことを特徴とする。
ルファミノ酸アンモニウム100部、クエン酸アンモニ
ウム8〜12部(重量比)に純水を加えて飽和溶液し、
該飽和溶液をアルカリ性にする程度の濃アンモニア水を
添加したことを特徴とする。
以下本発明の実施例を顕微鏡拡大写真を参照して説明す
る。
る。
白金メッキしたチタン負極、被研摩金属を正極に、電解
研摩溶液として本発明による電解研摩溶液を用いて通電
すると、スルファ□ン酸アンモニウムは電導塩として作
用し被研摩金属をイオン化しながら溶解切削する。
研摩溶液として本発明による電解研摩溶液を用いて通電
すると、スルファ□ン酸アンモニウムは電導塩として作
用し被研摩金属をイオン化しながら溶解切削する。
クエン酸アンモニウムはすべての金属と錯塩を形成し、
電極への電流集中やガスの発生による局部的溶解切削を
抑制する作用があることが実験的に認められた。
電極への電流集中やガスの発生による局部的溶解切削を
抑制する作用があることが実験的に認められた。
これにより被研摩金属表面は平滑化される。
この作用はアンモニヤアルカリ性領域において特に著し
い。
い。
又、この電解研摩効果は温度に対して敏感であるため作
業温度には注意を払う必要がある。
業温度には注意を払う必要がある。
実験によれば最適温度範囲は30±5℃であり、電流密
度は高くし、短時間に処理することが望ましい。
度は高くし、短時間に処理することが望ましい。
第1図は電解研摩前の金属〔例としてリメンダー材(鉄
49%、コバルト48%、バナジウム3%)から成る封
入接点スイッチに用いる個片(22X I X O,5
關)〕表面の顕微鏡拡大(50倍)写真である。
49%、コバルト48%、バナジウム3%)から成る封
入接点スイッチに用いる個片(22X I X O,5
關)〕表面の顕微鏡拡大(50倍)写真である。
一方、第2図は本発明による電解研摩溶液を用いて電解
研摩i−た後の金属表面の拡す図(50倍)である。
研摩i−た後の金属表面の拡す図(50倍)である。
ここで用いた電解溶液の組成はスルファ□ン酸アンモニ
ウム100部、クエン酸アンモニウム10部、純水40
部、濃アンモニア水6部である。
ウム100部、クエン酸アンモニウム10部、純水40
部、濃アンモニア水6部である。
また電解研摩条件としては溶液温度30’C,電流密度
100A/di、処理時間30秒で攪拌はしていない。
100A/di、処理時間30秒で攪拌はしていない。
2枚の写真から明らかなように電解研摩F)↑1に多数
存在したパリやキズは本発明による溶液を用いた電解研
摩によって殆ど除去され、平滑で且つ鏡面光沢を有する
金属表面が得られる。
存在したパリやキズは本発明による溶液を用いた電解研
摩によって殆ど除去され、平滑で且つ鏡面光沢を有する
金属表面が得られる。
冑、本発明による電解研摩効果は電解研摩溶液の組成と
l、 、f 4Cb’、iT請求の範囲に記載し、た範
囲で充分達成されろことを実験的に確認している。
l、 、f 4Cb’、iT請求の範囲に記載し、た範
囲で充分達成されろことを実験的に確認している。
以り説明した如く本発明による電解研摩溶液を用いた電
解研摩によれば、安定な電解研摩を可能にする結果、作
業T数を減少せl〜めるとともに充分平滑で鏡面光沢を
有1.、メッキに対し7て密着良好な金属表面が得られ
るという顕著な効果を有する。
解研摩によれば、安定な電解研摩を可能にする結果、作
業T数を減少せl〜めるとともに充分平滑で鏡面光沢を
有1.、メッキに対し7て密着良好な金属表面が得られ
るという顕著な効果を有する。
第1図はりメングー材の電解研摩前の表面拡大図、第2
図は本発明による溶液を用いた電解研摩後の表面拡大図
を示す。
図は本発明による溶液を用いた電解研摩後の表面拡大図
を示す。
Claims (1)
- 1 スルファミノ酸アンモニウム100部、クエン酸ア
ンモニウム8〜12部(重量比)に純水を加えて飽和溶
液とし、該飽和溶液をアルカリ性にする程度の濃アンモ
ニア水を添加したことを特徴とする電解研摩溶液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290076A JPS5835280B2 (ja) | 1976-03-24 | 1976-03-24 | 電解研摩溶液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290076A JPS5835280B2 (ja) | 1976-03-24 | 1976-03-24 | 電解研摩溶液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52115745A JPS52115745A (en) | 1977-09-28 |
JPS5835280B2 true JPS5835280B2 (ja) | 1983-08-01 |
Family
ID=12371760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3290076A Expired JPS5835280B2 (ja) | 1976-03-24 | 1976-03-24 | 電解研摩溶液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835280B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE415891B (sv) * | 1979-02-19 | 1980-11-10 | Blomsterberg Karl Ingemar | Sett att anodiskt avgrada och/eller polera ett stalforemal i ett elektrolytiskt bad samt bad for utforande av settet |
-
1976
- 1976-03-24 JP JP3290076A patent/JPS5835280B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52115745A (en) | 1977-09-28 |
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