JPS5834972Y2 - 育苗箱運搬台

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【考案の詳細な説明】本考案は育苗箱運搬台に関するものである。

従来、苗の発芽、緑化なでの育成のために使用される育
苗箱は各欄が固定式である運搬台を利用して硬化ハウス
や田等にｍされていたため、育苗箱を１ケずつ移動しな
ければならず極めて不便なものであった。

本考案は上記欠点を一掃し得る育苗箱運搬台を提供する
ものである。

次に本考案の構成および作用を図面の実施例により説明
する。

１はＬ形鋼材からなる長方形の棚枠である。

２は棚枠１の長手方向の左右側面３前後に２本ずつ設け
られたアームで、下端が枢着４していも５はアーム２の
枢着部４内方におけるアーム２又は棚枠１に設けられた
ストッパーで、対向する２本のアーム２をハ状に係止す
るものである。

６は左右のアーム２の上部を連接する連結杆であり、該
連結杆６に係止してアーム２は略水平に倒すことも可能
である。

なお、この場合アーム２を水平に保持するストッパー（
図面時）を棚枠１に設けてもよい。

γは棚枠１の下面の左右にかいて対向する２本のアーム
２の中央部に設けられた止杆である。

８は棚枠１の前後面９に突設する保持枠、１０は前後面
９の中央に縦設する短パイプである。

しかして、棚枠１のアーム２をストッパー５によりハ状
に係止せしめ、保持枠８を把持して他の棚枠１をこの棚
枠１の連結杆６上に載置して２本の連結杆６間に上部棚
枠１の止杆７を嵌合することにより確実に固定できるも
のである。

このようにして・・状に対向せしめたアーム２の上方に
連結杆６間に止杆γを嵌合するように棚枠１を載置する
ことにより多段に積重ねて育苗箱運搬台を形成するもの
である。

なお、不使用時はアニム２を倒して棚枠１を重ねること
が出来るから小さいスペースで格納出来るから便利であ
り、積重ね及び運搬に際しても前後の保持枠８を２人で
把持することにより簡単に為し得られるものである。

次に育苗箱運搬台ａを台車１１Ｖｃ積載する場合を第２
図第３図により説明すると、１２は旋回自在なキャスタ
ーで、車台１３の下面に設けられている。

１４は車台１３上面の四方に設けられ前記棚枠１の止杆
Ｉを挾持する２本の抑止杆である。

１５は車台１３０前後面の左右に縦設した有底の受パイ
プで、固定用蝶ネジ１６を有している。

１７は受パイプ１５に嵌入して蝶ネジ１６により固定す
る逆Ｕ状支持枠で、前記棚枠１の保持枠８を嵌入するも
のである。

１８は支持枠１７に横設する把手杆である。

しかして、発芽した苗をこの台車１１に積載して緑化し
育成する場合には、最初に棚枠１の止杆７を車台１３上
面に並設する２本の抑止杆１４に嵌入して棚枠１を固定
し、その上方に上記の如く多段に積重ねる。

次に左右の受パイプ１５に保持枠８を嵌入する支持枠１
７を嵌入し固定することにより、棚枠１は前後方向の動
きを止杆７と連結杆６の係合により阻止され、左右方向
の動きを支持枠１１と保持枠８の係合により阻止される
ものである。

また、育成した苗をトラックにより田まで運搬して田植
えに供する場合はトラックの荷台に上記同上に積載した
後、棚枠１の前後面９の中央に縦設する短パイプ１０に
棒材１９を串状に貫通することにより、前後左右の動き
を確実に阻止出来るものである。

本考案は上記のように、育苗箱イを適数ヶ（６ケ位）収
容可能な棚枠１を所定高さの間隔をおいて複数積重ねて
育苗箱運搬台ａを形成出来るようになしたから、積重ね
は極めて容易なものとなると共に以下の効果を有するも
のである。

１棚枠１が分解自在であるから育苗箱イを１ケずつ移
動する必要がなく６ケ位を一度に運搬出来るとともに育
苗箱運搬台ａの台車１１及びトラックへの積載が極めて
容易に為し得られる。

２止杆７と連結杆６の係合及び短パイプ１０と棒材１
９により前後方向の動きが防止され、支持枠１７と保持
枠８及びアーム２の上端部と棚枠１の左右側面３の係合
により左右方向の動きが阻止されるから極めて安定した
運搬台となる。

３アーム２は不使用時には倒した状態で積重ねること
ができ格納も便利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例であり、第１図は棚部を示す全体
斜視図、第２図は育苗箱運搬台を台車に積載した状態を
示す正面図、第３図は同上側面図である。１・・・・・・棚枠、２・・・・・・アーム、３・・・
・・・側面、４・・・・・・枢着部、５・・・・・・ス
トッパー６・・・・・・連結杆、７・・・・・・止杆
。

【実用新案登録請求の範囲】