JPS5834927B2 - コイルを備えた無誘導コンデンサ - Google Patents

コイルを備えた無誘導コンデンサ

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JPS5834927B2
JPS5834927B2 JP50019137A JP1913775A JPS5834927B2 JP S5834927 B2 JPS5834927 B2 JP S5834927B2 JP 50019137 A JP50019137 A JP 50019137A JP 1913775 A JP1913775 A JP 1913775A JP S5834927 B2 JPS5834927 B2 JP S5834927B2
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JP
Japan
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electrode
coil
capacitor
inductive capacitor
foil
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JP50019137A
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JPS5193360A (ja
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公雄 内山
幸男 土田
善重 池田
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Nichicon Corp
Original Assignee
Nichicon Capacitor Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電極箔に起因するインダクタンスを大幅に減
じるとともに、リップル電流は電極箔を、負荷電流はコ
イルを流れるようにしたコイルを備えた無誘導コンデン
サに関するものである。
電極箔に起因するインダクタンスを大幅に減じて使用周
波数の限界を高めるために、第1図および第2図に示す
4端子構戒の無誘導コンデンサが知られている。
この無誘導コンデンサは第1図aのように紙1、陰極箔
2、紙3、陽極箔4が重ねられ、両電極箔2,4の始端
Sには電極リード5Sおよび6Sがそれぞれ設けられ、
両電極箔2゜4の巻終端Eには電極リード5Eおよび6
Eがそれぞれ設けられ、これら紙1,3および電極箔2
゜4は始端Sから巻回されて第1図すに示すような形状
の素子74こ巻上げられ、電解液が含浸される。
第2図に示すように、素子7はアルミニウム容器8に収
容されて溶融性絶縁物質90こより固定される。
素子7の電極リード58.5E、68゜6Eは絶縁物製
の蓋10に設けた端子11 、12゜13.14に蓋1
0の裏面においてリベット留めされ、容器8の開口縁を
内側へ巻締め15することにより、容器8の開口は蓋1
0によって封止される。
第3図は上述の周知の無誘導コンデンサの電源回路への
応用例を示す。
交流ACを整流器16によって整流した脈流はコンデン
サ素子7に与えられ、その陽極箔4内を流れた後に負荷
17を流れ、帰路で再び陰極箔2内を流れて整流器16
へ戻る。
この応用例では図示のように電極リード5Eおよび6E
を整流器側へつなぎ、5Sおよび6Sを負荷側へつなぐ
か、あるいは全く逆Oこ電極リード5Sおよび6Sを整
流器側へつなぎ、5Eおよび6Eを負荷側へつないだと
きに、特にコンデンサのインピーダンスが小さくなるこ
とが認められている。
しかしながら、上述の第1図および第2図に示す無誘導
コンデンサを電源回路へ応用したとき、このコンデンサ
の電極箔2,4をリップル電流■1に加えて負荷電流■
2が重畳して流れるためにコンデンサの発熱が大きくな
って実用上問題があった。
この発明は上記の欠点を除去したコイルを備えた無誘導
コンデンサを提供しようとするものである。
以下、この発明を第4図−第8図について説明する。
第4図に示すこの発明にかかるコンデンサ素子7は、上
述の第1図に示した場合と同様の形状に巻回されて電解
液が含浸される。
そして第5図に示すように、素子7はアルミニウム容器
8に収容され溶融性絶縁物質9により固定される。
そして素子7の電極箔2からでている電極リード5Sと
5Eの間にコイル19をつなぐ。
素子7の電極リード5S、5Eは絶縁物製の蓋10に設
けた端子11,12に蓋10の裏面においてリベット留
めされ、素子7の電極リード6S。
6Eは一括して絶縁物製の蓋10に設けた端子13に蓋
10の裏面においてリベット留めされ、容器8の開口縁
を内側へ巻締め15することによって容器8の開口は蓋
10によって封止される。
このようにしてコイルを備えた無誘導コンデンサ20が
得られる。
また第6図に示すように、素子7はアルミニウム容器8
に収容され溶融性絶縁物質9により固定される。
素子7の電極箔2からでている電極り−ド58.5Eは
絶縁物製の蓋10に設けた端子11.12に蓋10の裏
面においてリベット留めされ、素子7の電極箔4からで
ている電極リード68.6Eは一括して絶縁物製の蓋1
0に設けた端子13に蓋10の裏面においてリベット留
めされ、容器8の開口は蓋10によって封止される。
そして端子11と12の間にコイル19をつなぐ。
このようにしてコイルを備えた無誘導コンデンサ20が
得られる。
さらに第1図に示すように素子7の電極箔2からでてい
る電極リード5S 、5Eは上方に、電極箔4からでて
いる電極リード6Sは下方に、電極リード6Eは上下両
方に貫通させ、電極リード5S 、5Eは絶縁物製の蓋
10に設けた端子11゜12に蓋10の裏面においてリ
ベット留めされ、電極リード6Sと6Eは素子7の下部
で接続し、素子7の上方にでている電極リード6Eの上
端は絶縁物製の蓋10に設けた端子13に蓋10の裏面
においてリベット留めされる。
なお、電極り−ド6Eは素子7の上下両方に貫通するも
のを用いたが、電極リード6Sと同様に下方にだけでる
ようにして素子7の下部で接続し、引出しリードによっ
て素子7の中心孔または外面部に沿って上方Gこ引出し
て絶縁物製の蓋10に設けた端子13に蓋10の裏面に
おいてリベット留めしてもよい。
第2図に示す従来の4端子型無誘導コンデンサにおいて
、電極リード5Sと5Eの間にコイル19をつなぎ、端
子13と14を導体で短絡したものでもよく、また端子
11と12の間にコイル19をつなぎ、端子゛13と1
4を導体で短絡したものでもよい。
第8図は上述のこの発明を実施したコイルを備えた無誘
導コンデンサの電源回路への応用例を示す。
交流ACを整流器16によって整流した脈流は正の半サ
イクルにおいてはコイルを備えた無誘導コンデンサ20
に、リップル電流11は素子7の陽極箔4から紙1,3
を経て陰極箔2を流れて変圧器18の二次側に戻り、負
荷電流■2は無誘導コンデンサ20のコイル19を流れ
た後に負荷1Tを流れ、整流器16へ戻る。
この応用例では図示のように電極リード6E(端子12
)を整流器16側へつなぎ、電極り一ド6S(端子11
)を負荷17側へつなぐか、あるいは全く逆に電極リー
ド68(端子11)を整流器16側へつなぎ、電極リー
ド6E(端子12)を負荷17側へつないだときに特に
コンデンサのインピーダンスが小さくなることが認めら
れるとともに負荷電流I2が電極箔2.4を流れずにコ
イル19を流れるので、コンデンサは発熱しなく、温度
上昇が小さい。
上述の第5図、第6図および第8図は陽極箔4と並列に
コイル19をつないだ場合について示したが、逆に陰極
箔2と並列にコイル19をつないだ場合でもよい。
また第8図はシングル電源の使用例を説明したが、2電
源用として使用してもよい0 第9図は第1図および第2図に示した従来の4端子構成
の無誘導コンデンサの25℃における周波数特性を曲線
23で示すとともに、この発明の第5図または第6図に
示す実施例の25℃における周波数特性を曲線21で示
す。
また第5図または第6図に示す無誘導コンデンサにおい
て、コイル19をつながない3端子構成の無誘導コンデ
ンサの25°Cにおける周波数特性を曲線22で示す。
ここで各無誘導コンデンサは倒れも長さ25001m、
幅50mmの陰極箔ならびに陽極箔を巻回し、定格が4
700μF150WVのものである。
そして曲線21はインダクタンスが1mHのコイルを備
えた無誘導コンデンサである。
この発明のコイルを備えた無誘導コンデンサは使用目的
により可変コイルを用いてもよく、そのインダクタンス
値は100μH〜5μHがコスト面も考慮してその効果
大である。
叙上のようにこの発明は対をなす帯状の電極箔をその間
に誘電体層を介在させて巻回し、各電極箔の巻始め部分
付近ならびに巻終り部分付近にそれぞれ電極リードを取
付けた無誘導コンデンサにおいて、片方の同一電極箔よ
り引出された電極リード間あるいは上記電極リードとつ
ながれた端子間(こコイルをつなぎ、他方の同一電極箔
より引出された電源リード同志を接続して別個の端子に
つないだ3端子構成のコイルを備えた無誘導コンデンサ
で、電極箔に起因するインダクタンスを大幅に減じると
ともに、リンプル電流11はコンデンサの電極箔を、負
荷電流■2はコイルを流れるためにコンデンサの発熱が
少なく温度上昇が小さく実用上問題がなく、スイッチン
グレギュレータをはじめ、あらゆる電源回路、ろ波回路
に応用できるので、その用途は広く、工業的ならびに実
用的価値大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の無誘導コンデンサの素子の説明図ならび
に見取図、第2図は従来の無誘導コンデンサの縦断面図
、第3図は従来の無誘導コンデンサを利用した電源ろ波
回路の結線図、第4図はこの発明にかかるコイルを備え
た無誘導コンデンサの素子の説明図ならびOこ見取図、
第5図はこの発明の実施例のコイルを備えた無誘導コン
デンサの縦断面図、第6図はこの発明の他の実施例のコ
イルを備えた無誘導コンデンサの縦断面図、第7図はこ
の発明のさらに他の実施例のコイルを備えた無誘導コン
デンサの縦断面図、第8図はこの発明のコイルを備えた
無誘導コンデンサを利用した電源回路の結線図、第9図
は従来の4端子構成の無誘導コンデンサ、3端子構成の
無誘導コンデンサならびにこの発明のコイルを備えた無
誘導コンデンサの周波数特性曲線図である。 1および3:紙、2:陰極箔、4:陽極箔、5Sおよび
6S:巻始端の電極リード、5Eおよび6E二巻終端の
電極リード、7:コンデンサ素子、11,12,13お
よび14:端子、16:整流器、17:負荷、18:変
圧器、19:コイル、20:コイルを備えた無誘導コン
デンサ、■1:リツプル電流、■2:負荷電流、A:接
続点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 対をなす帯状の電極箔をその間に誘電体層を介在さ
    せて巻回し、各電極箔の巻始め部分付近ならびに巻終り
    部分付近にそれぞれ電極リードを取付けた無誘導コンデ
    ンサにおいて、片方の電極箔の巻始め部分付近と巻終り
    部分付近に取付は引出された電極リード間あるいは該電
    極リードとつながれた2端子間にコイルをつなぎ、他方
    の電極箔の巻始め部分付近と巻終り部分付近に取付は引
    出された電極リード同志を接続して別個の端子につない
    だことを特徴とする3端子構成のコイルを備えた無誘導
    コンデンサ。
JP50019137A 1975-02-14 1975-02-14 コイルを備えた無誘導コンデンサ Expired JPS5834927B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6327729A (ja) * 1986-07-21 1988-02-05 Toyota Motor Corp 炭素および硫黄分析用標準試料の製造方法

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