JPS583479B2 - 配管の接続方法 - Google Patents
配管の接続方法Info
- Publication number
- JPS583479B2 JPS583479B2 JP7682779A JP7682779A JPS583479B2 JP S583479 B2 JPS583479 B2 JP S583479B2 JP 7682779 A JP7682779 A JP 7682779A JP 7682779 A JP7682779 A JP 7682779A JP S583479 B2 JPS583479 B2 JP S583479B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- restraint
- pipe
- steel pipe
- restraining
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は配管の接続方法に係り、特に原子炉および化学
機械などに使用される配管の接続方法に関するものであ
る。
機械などに使用される配管の接続方法に関するものであ
る。
従来、原子炉および化学機械などの配管のうち耐食性を
必要とするものにはステンレス鋼管が使用されることは
周知の通りである。
必要とするものにはステンレス鋼管が使用されることは
周知の通りである。
しかし、ステンレス鋼管でも溶接部における引張残留応
力の発生,溶接熱影響部における鋭敏化組織の発生など
の問題があるので、ステンレス鋼管の管端に変形防止用
拘束部を設けた後、上記鋼管の内面に耐食性の高い低炭
素ステンレス金属を局部肉盛りして、その後この拘束部
を除去し、ステンレス鋼管の肉盛部相互間を突き合せて
突合せ溶接をするようにしている。
力の発生,溶接熱影響部における鋭敏化組織の発生など
の問題があるので、ステンレス鋼管の管端に変形防止用
拘束部を設けた後、上記鋼管の内面に耐食性の高い低炭
素ステンレス金属を局部肉盛りして、その後この拘束部
を除去し、ステンレス鋼管の肉盛部相互間を突き合せて
突合せ溶接をするようにしている。
しかし、従来の変形防止用拘束部は、第1図,第2図に
示すように構成してある。
示すように構成してある。
すなわち、鋼管1の管端外周部に鋼管1の外径よりわず
か大きい内径の拘束リング2を差し込み、その後、第2
図に示すように、拘束リング2を連続隅肉溶接3により
鋼管1に固定した構成にしてある。
か大きい内径の拘束リング2を差し込み、その後、第2
図に示すように、拘束リング2を連続隅肉溶接3により
鋼管1に固定した構成にしてある。
なお、鋼管1相互間の接続は、その後で、鋼管1の内面
の開先加工部4に肉盛金属5を肉盛してから、拘束リン
グ2を除去し、鋼管1の肉盛部相互間を突き合せて、突
合せ溶接をすることによって接続する。
の開先加工部4に肉盛金属5を肉盛してから、拘束リン
グ2を除去し、鋼管1の肉盛部相互間を突き合せて、突
合せ溶接をすることによって接続する。
しかし、第1図,第2図に示す変形防止用拘束部には、
下記のよう欠点および解決しなければならない問題があ
る。
下記のよう欠点および解決しなければならない問題があ
る。
(1)拘束リング2と鋼管1とを連続隅肉溶接する必要
がある。
がある。
(2)内面に肉盛金属5を肉盛りしてから拘束リング2
を除去するときに、隅肉溶接3を加工する必要がある。
を除去するときに、隅肉溶接3を加工する必要がある。
(3)(1)、(2)に示す拘束リング2の溶接,除去
のほか、その後の検査が必要であり、非常に時間がかか
り、不経済である。
のほか、その後の検査が必要であり、非常に時間がかか
り、不経済である。
なお、上記(1)は収縮応力を拘束リング2と鋼管1と
の間の隅肉溶接の脚長でカバーするため必要であり、そ
のため、当然(2) , (3)の作業に大きな時間が
必要になる。
の間の隅肉溶接の脚長でカバーするため必要であり、そ
のため、当然(2) , (3)の作業に大きな時間が
必要になる。
(4)鋼管1と拘束リング2との境界面で収縮応力を受
けるため、連続隅肉溶接3に溶着不足部あるいは溶接欠
陥などがあると、拘束力がアンバランスとなり、鋼管1
が局部的に変形する危険があり、鋼管1と拘束リング2
の材質が異なるときに起りやすい。
けるため、連続隅肉溶接3に溶着不足部あるいは溶接欠
陥などがあると、拘束力がアンバランスとなり、鋼管1
が局部的に変形する危険があり、鋼管1と拘束リング2
の材質が異なるときに起りやすい。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、配
管の溶接接合時にあらかじめ配管に肉盛するときの収縮
変形を防止する変形防止用拘束部の形成,除去作業を簡
略化でき、かつ、拘束機能を向上することができる配管
の接続方法を提供することにある。
管の溶接接合時にあらかじめ配管に肉盛するときの収縮
変形を防止する変形防止用拘束部の形成,除去作業を簡
略化でき、かつ、拘束機能を向上することができる配管
の接続方法を提供することにある。
本発明の特徴は、片面に配管の管端を嵌合できる形状の
溝を設けた拘束リングを用意し、この溝に上記配管の管
端を嵌合させて変形防止用拘束部を形成させ、この拘束
部の配管内側に肉盛りを施した後に拘束部を除去し、配
管の肉盛部相互間を突き合せて溶接接合するようにした
点にある。
溝を設けた拘束リングを用意し、この溝に上記配管の管
端を嵌合させて変形防止用拘束部を形成させ、この拘束
部の配管内側に肉盛りを施した後に拘束部を除去し、配
管の肉盛部相互間を突き合せて溶接接合するようにした
点にある。
以下本発明の一実施例を第3図,第4図を参照しながら
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第3図は本発明の方法を説明するための変形防止用拘束
部の一実施例を示す断面図である。
部の一実施例を示す断面図である。
第3図において、1は相互に溶接接合するステンレス鋼
管で、鋼管1の管端の内外面はあらかじめ真円に機械加
工してある。
管で、鋼管1の管端の内外面はあらかじめ真円に機械加
工してある。
6は拘束リングで、拘束リング6の片面には鋼管1の管
端を嵌合できる溝(インロ一部)7が設けてあり、この
溝7に鋼管1の管端を嵌合し、変形防止用拘束部を構成
している。
端を嵌合できる溝(インロ一部)7が設けてあり、この
溝7に鋼管1の管端を嵌合し、変形防止用拘束部を構成
している。
第4図は第3図のB部拡大図で、鋼管1の管端を拘束リ
ング6の溝7に嵌合してから、開先加工部4に肉盛金属
5を肉盛する。
ング6の溝7に嵌合してから、開先加工部4に肉盛金属
5を肉盛する。
その後、図示を省略してあるが、拘束リング6をハンマ
ーなどで鋼管1側より叩き、拘束リング6を鋼管1より
取外す。
ーなどで鋼管1側より叩き、拘束リング6を鋼管1より
取外す。
さらに、鋼管1の端部、すなわち、第3図の一点鎖線A
−Aの部分で切断する。
−Aの部分で切断する。
その後、鋼管1の肉盛部の切断箇所を接続すべき他の鋼
管の肉盛部の切断箇所に突き合せ、突合せ溶接などの方
法によって溶接接合する。
管の肉盛部の切断箇所に突き合せ、突合せ溶接などの方
法によって溶接接合する。
上記した本発明の実施例によれば、変形防止用拘束部の
形成,除去が溶接をともなわないので容易であり、作業
を簡略化できる。
形成,除去が溶接をともなわないので容易であり、作業
を簡略化できる。
そのため、狭溢,高放射線下で作業をするときに、特に
有利である。
有利である。
また、肉盛時の収縮応力を拘束リング6と鋼管1との接
合面全体で均一に受けるようにできるので、拘束機能を
向上させることができる。
合面全体で均一に受けるようにできるので、拘束機能を
向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、変形防止用拘束
部の形成,除去作業を簡略化でき、かつ、拘束機能を向
上させることができるという顕著な効果がある。
部の形成,除去作業を簡略化でき、かつ、拘束機能を向
上させることができるという顕著な効果がある。
第1図は従来の変形防止用拘束部の断面図、第2図は第
1図のA部拡大部、第3図は本発明に係る変形防止用拘
束部の一実施例を示す断面図、第4図は第3図のB部拡
大図である。 1・・・・・・鋼管、4・・・・・・開先加工部、5・
・・・・・肉盛金属、6・・・・・・拘束リング、7・
・・・・・溝。
1図のA部拡大部、第3図は本発明に係る変形防止用拘
束部の一実施例を示す断面図、第4図は第3図のB部拡
大図である。 1・・・・・・鋼管、4・・・・・・開先加工部、5・
・・・・・肉盛金属、6・・・・・・拘束リング、7・
・・・・・溝。
Claims (1)
- 1 溶接接合する複数個の配管の各管端に変形防止用拘
束部を設け、該拘束部の配管の内側に肉盛りを施した後
に前記拘束部を除去し、前記配管の肉盛部相互間を突き
合せて溶接接合する方法において、片面に前記配管の管
端を嵌合できる形状の溝を有する拘束リングを管端外周
部に設けて、前記溝に前記配管の管端を嵌合して形成さ
せることによって前記変形防止用拘束部を形成すること
を特徴とする配管の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7682779A JPS583479B2 (ja) | 1979-06-20 | 1979-06-20 | 配管の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7682779A JPS583479B2 (ja) | 1979-06-20 | 1979-06-20 | 配管の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS564392A JPS564392A (en) | 1981-01-17 |
JPS583479B2 true JPS583479B2 (ja) | 1983-01-21 |
Family
ID=13616502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7682779A Expired JPS583479B2 (ja) | 1979-06-20 | 1979-06-20 | 配管の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583479B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5932681B2 (ja) * | 2013-02-26 | 2016-06-08 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 配管内面肉盛溶接用拘束リング及び拘束リングの使用方法 |
CN106112225B (zh) * | 2016-08-02 | 2018-07-06 | 中国石油大学(华东) | 一种降低焊接残余应力的压力容器接管与封头连接方法 |
CN110125515B (zh) * | 2019-04-24 | 2021-11-16 | 武汉船用机械有限责任公司 | 镍合金堆焊方法 |
-
1979
- 1979-06-20 JP JP7682779A patent/JPS583479B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS564392A (en) | 1981-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0071261B1 (en) | Corrosion-resistant, multiple-wall pipe structure and method | |
JPS583479B2 (ja) | 配管の接続方法 | |
JPH03243286A (ja) | クラッド管の接合方法 | |
JPH07284925A (ja) | 管材の突合せ溶接方法 | |
JP4660875B2 (ja) | Rpvノズル取合部材の取替え工法 | |
CA1222617A (en) | Method of connecting inside plated cylindrical workpieces | |
US4728126A (en) | Weld joint | |
JP2794393B2 (ja) | 固定管の円周自動溶接方法 | |
JPH11291044A (ja) | チタンクラッド鋼被覆鋼管杭の製造方法 | |
JPS5820389A (ja) | パイプの摩擦溶接継手構造 | |
JPH0256990B2 (ja) | ||
JPH09170610A (ja) | ジルコニウム合金管とステンレス鋼管との接合方法 | |
JP2000237869A (ja) | 管材突合せ溶接方法 | |
JPS58110191A (ja) | 端部前処理溶接二重管構造 | |
JP3312147B2 (ja) | 円筒物円周溶接用治具装置及びこれを用いた溶接方法 | |
JPS60180667A (ja) | ステンレスクラツド鋼管の円周溶接方法 | |
JP4028684B2 (ja) | 鋼管の接合構造 | |
JPH0428713Y2 (ja) | ||
JPS6358679B2 (ja) | ||
JPH0669619B2 (ja) | 伝熱管の溶接方法 | |
JP3376378B2 (ja) | 管体の突合せ溶接方法、およびこれにより接合した管体 | |
JPS6068157A (ja) | ライニング管の溶接方法 | |
JPS56131083A (en) | Welded joint method for stainless steel tube | |
JPH08243851A (ja) | 現地溶接施工性に優れた複層鋼管の製造方法 | |
JPH0114477B2 (ja) |