JPH0669619B2 - 伝熱管の溶接方法 - Google Patents
伝熱管の溶接方法Info
- Publication number
- JPH0669619B2 JPH0669619B2 JP61118179A JP11817986A JPH0669619B2 JP H0669619 B2 JPH0669619 B2 JP H0669619B2 JP 61118179 A JP61118179 A JP 61118179A JP 11817986 A JP11817986 A JP 11817986A JP H0669619 B2 JPH0669619 B2 JP H0669619B2
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- Japan
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- welding
- joint
- pipe
- cylindrical sleeve
- tube
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は原子力,火力プラント及び化学プラントなどの
二重管構造の溶接部を有する熱交換器などに適用される
伝熱管の溶接方法に関する。
二重管構造の溶接部を有する熱交換器などに適用される
伝熱管の溶接方法に関する。
従来の二重管の溶接としては第4図のように内管01を内
側から溶接し,外側から外管02を溶接しているが,この
場合は,内管01を内側からしか溶接できず,長い管同志
の溶接には適用できない。
側から溶接し,外側から外管02を溶接しているが,この
場合は,内管01を内側からしか溶接できず,長い管同志
の溶接には適用できない。
ここで,04は外管の溶接ビード,05は内管の溶接ビード,G
は内管01と外管02とのギャップを示す。
は内管01と外管02とのギャップを示す。
従来の二重管の溶接には上記のような問題の他に,第5
図に示すような内管01,外管07にスリーブ03を用いて,
ともに外側から05のように溶接する方法があるが,この
方法の欠点は溶接ビード06がすみ肉溶接のため,強度,
検査の点で劣ることである。又,脚長確保のための溶接
も高度の技術を要する。
図に示すような内管01,外管07にスリーブ03を用いて,
ともに外側から05のように溶接する方法があるが,この
方法の欠点は溶接ビード06がすみ肉溶接のため,強度,
検査の点で劣ることである。又,脚長確保のための溶接
も高度の技術を要する。
本発明は上記問題点を解決するために,二重管構造の外
管に予め素管の加工で,又は肉盛り溶接の何れかで凸状
の突出しを設けた部分に,前記外管を覆う半割りの円筒
状スリーブ両端の外周に予め開先を設けて前記外管に溶
込み溶接する方法である。すなわち、内管と外管を有す
る二重管構造の伝熱管であって、同径の2本の内管を突
合せ溶接し、次いで前記内管をその溶接継手近傍で半割
りの円筒状スリーブによって覆い、前記半割りの円筒状
スリーブの縦継手を溶接した後、同径の2本の外管と前
記円筒状スリーブの円周継手を溶接して完成する内管と
外管を各々継手溶接する方法において、外管と円筒状ス
リーブの円周継手溶接時に、該溶接継手の外管軸方向外
側の外管表面全周に凸部を設けること、または上記円筒
状スリーブの溶接継手箇所に開先溝を設けることにより
完全溶込み突合せ溶接することを特徴とする伝熱管の溶
接方法を提供するものである。
管に予め素管の加工で,又は肉盛り溶接の何れかで凸状
の突出しを設けた部分に,前記外管を覆う半割りの円筒
状スリーブ両端の外周に予め開先を設けて前記外管に溶
込み溶接する方法である。すなわち、内管と外管を有す
る二重管構造の伝熱管であって、同径の2本の内管を突
合せ溶接し、次いで前記内管をその溶接継手近傍で半割
りの円筒状スリーブによって覆い、前記半割りの円筒状
スリーブの縦継手を溶接した後、同径の2本の外管と前
記円筒状スリーブの円周継手を溶接して完成する内管と
外管を各々継手溶接する方法において、外管と円筒状ス
リーブの円周継手溶接時に、該溶接継手の外管軸方向外
側の外管表面全周に凸部を設けること、または上記円筒
状スリーブの溶接継手箇所に開先溝を設けることにより
完全溶込み突合せ溶接することを特徴とする伝熱管の溶
接方法を提供するものである。
本発明の伝熱管の溶接方法は上記のような方法となるの
で,内管は突合せ溶接,外管は突出し溶接,及びスリー
ブ突合せ溶接等の何れも外側からの溶接が可能となるこ
とから,溶接部の強度を向上させ,又,リーク等の検査
を容易に実施することができる溶接方法である。
で,内管は突合せ溶接,外管は突出し溶接,及びスリー
ブ突合せ溶接等の何れも外側からの溶接が可能となるこ
とから,溶接部の強度を向上させ,又,リーク等の検査
を容易に実施することができる溶接方法である。
以下,本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。第1図は本発明の第1実施例に係る伝熱管の溶
接方法で溶接方法で外管に凸状部を設け,半割りの円筒
状スリーブを嵌込んだ外管の形状図。第2図は本実施例
に係る(a)図は第1図の縦断面の一部を,同(b)図
は第1図II−II矢視の断面図を示す。第3図は本発明の
第2実施例に係る伝熱管の溶接方法で(a)図は外管を
覆う半割りの円筒状スリーブの外周に開先を設けて外管
に溶込み溶接する断面図であり,同(b)図は円筒状ス
リーブ外周に設けた開先形状の拡大断面図を示す。
明する。第1図は本発明の第1実施例に係る伝熱管の溶
接方法で溶接方法で外管に凸状部を設け,半割りの円筒
状スリーブを嵌込んだ外管の形状図。第2図は本実施例
に係る(a)図は第1図の縦断面の一部を,同(b)図
は第1図II−II矢視の断面図を示す。第3図は本発明の
第2実施例に係る伝熱管の溶接方法で(a)図は外管を
覆う半割りの円筒状スリーブの外周に開先を設けて外管
に溶込み溶接する断面図であり,同(b)図は円筒状ス
リーブ外周に設けた開先形状の拡大断面図を示す。
第1図において,両外管2に予め素管の加工,又は肉盛
り溶接で凸状部7を設け,該凸状部7の内側に半割りの
円筒状スリーブ3,3a(第2図(b)参照)を嵌込んで,3
と3aの突合せ溶接を10の箇所で行い,次いで前記外管の
凸状部7に円筒状スリーブ3,3aを合せて8の箇所で円周
継手溶接する方法である。第2図はこの状態を示すもの
で,(a)図のように内管1を5の箇所で外側から溶接
する。この内管1を覆うようにして,内管1の突合せ溶
接継手近傍に外管2を第1図の説明のとおりに加工する
ものであり,その断面図を(b)図に示す。第3図は両
内管1を5の箇所で外側から溶接する。この内管1を覆
うようにして,内管1の突合せ溶接継手近傍に外管2を
配して,該外管2を覆うように予め開先加工9を施した
半割りの円筒状スリーブ3を外管2へ重ね合せる
((b)図参照)。両外管2と前記円筒状スリーブ3の
外周の各開先を用いて外側から外管2へ完全溶込みの溶
接4で,円周継手溶接4を行う方法である。
り溶接で凸状部7を設け,該凸状部7の内側に半割りの
円筒状スリーブ3,3a(第2図(b)参照)を嵌込んで,3
と3aの突合せ溶接を10の箇所で行い,次いで前記外管の
凸状部7に円筒状スリーブ3,3aを合せて8の箇所で円周
継手溶接する方法である。第2図はこの状態を示すもの
で,(a)図のように内管1を5の箇所で外側から溶接
する。この内管1を覆うようにして,内管1の突合せ溶
接継手近傍に外管2を第1図の説明のとおりに加工する
ものであり,その断面図を(b)図に示す。第3図は両
内管1を5の箇所で外側から溶接する。この内管1を覆
うようにして,内管1の突合せ溶接継手近傍に外管2を
配して,該外管2を覆うように予め開先加工9を施した
半割りの円筒状スリーブ3を外管2へ重ね合せる
((b)図参照)。両外管2と前記円筒状スリーブ3の
外周の各開先を用いて外側から外管2へ完全溶込みの溶
接4で,円周継手溶接4を行う方法である。
以上,具体的に説明したように,本発明の継手形式は二
重管の内管,外管をともに外側から溶接できるので,長
尺の管が溶接でき,かつ,外管もノッチのない完全溶込
みの突合せ溶接が可能となることから強度,検査性が著
しく優れた継手を有することができる。
重管の内管,外管をともに外側から溶接できるので,長
尺の管が溶接でき,かつ,外管もノッチのない完全溶込
みの突合せ溶接が可能となることから強度,検査性が著
しく優れた継手を有することができる。
第1図は本発明の第1実施例に係る伝熱管の溶接方法で
外管に凸状を設け,半割りの円筒状スリーブを嵌込んだ
外管の形状図,第2図は本実施例に係る(a)図は第1
図の縦断面の1部,同(b)図は第1図II−II矢視の断
面図,第3図は本発明の第2実施例に係る伝熱管の溶接
方法で(a)図は外管を覆う半割りの円筒状スリーブの
外周に開先を設けて外管に嵌込溶接する断面図,同
(b)図は円筒状スリーブ外周に設けた開先形状の拡大
断面図である。第4図は従来の実施例1の溶接継手部の
断面図,第5図は従来の実施例2の溶接継手部の断面図
である。 1……内管,2……外管,3,3a……半割りの円筒状スリー
ブ,4……溶込み溶接,5……内管の溶接継手部,7……外管
の凸状部,8……円周継手溶接,9……円筒状スリーブの開
先、10……円筒状スリーブの突合せ溶接部,01……内管,
02,07……外管,03……スリーブ,04……溶接継手部,05…
…溶接継手部,06……すみ肉溶接部。
外管に凸状を設け,半割りの円筒状スリーブを嵌込んだ
外管の形状図,第2図は本実施例に係る(a)図は第1
図の縦断面の1部,同(b)図は第1図II−II矢視の断
面図,第3図は本発明の第2実施例に係る伝熱管の溶接
方法で(a)図は外管を覆う半割りの円筒状スリーブの
外周に開先を設けて外管に嵌込溶接する断面図,同
(b)図は円筒状スリーブ外周に設けた開先形状の拡大
断面図である。第4図は従来の実施例1の溶接継手部の
断面図,第5図は従来の実施例2の溶接継手部の断面図
である。 1……内管,2……外管,3,3a……半割りの円筒状スリー
ブ,4……溶込み溶接,5……内管の溶接継手部,7……外管
の凸状部,8……円周継手溶接,9……円筒状スリーブの開
先、10……円筒状スリーブの突合せ溶接部,01……内管,
02,07……外管,03……スリーブ,04……溶接継手部,05…
…溶接継手部,06……すみ肉溶接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 真佐夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭61−228183(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】内管と外管を有する二重管構造の伝熱管で
あって、同径の2本の内管を突合せ溶接し、次いで前記
内管をその溶接継手近傍で半割りの円筒状スリーブによ
って覆い、前記半割りの円筒状スリーブの縦継手を溶接
した後、同径の2本の外管と前記円筒状スリーブの円周
継手を溶接して完成する内管と外管を各々継手溶接する
方法において、外管と円筒状スリーブの円周継手溶接時
に、該溶接継手の外管軸方向外側の外管表面全周に凸状
部を設けること、または上記円筒状スリーブの溶接継手
箇所に開先溝を設けることにより完全溶込み突合せ溶接
することを特徴とする伝熱管の溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61118179A JPH0669619B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 伝熱管の溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61118179A JPH0669619B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 伝熱管の溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62275572A JPS62275572A (ja) | 1987-11-30 |
JPH0669619B2 true JPH0669619B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=14730095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61118179A Expired - Lifetime JPH0669619B2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 伝熱管の溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669619B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102922082A (zh) * | 2012-11-01 | 2013-02-13 | 南通瑞升运动休闲用品有限公司 | 一种方管菱形的对接方法 |
JP5700459B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2015-04-15 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | トンネル式造管溶接方法および装置 |
CN106216861B (zh) * | 2016-09-19 | 2018-02-23 | 东莞恒奥达热能科技有限公司 | 一种双板片激光焊接自动定位装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61228183A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-11 | 株式会社東芝 | 二重配管の施工方法 |
-
1986
- 1986-05-22 JP JP61118179A patent/JPH0669619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62275572A (ja) | 1987-11-30 |
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