JPS5834317Y2 - ポンプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、モードルカバーを有するポンプの冷却風排気
機構に係り、特に、軸封装置より漏水が生じた時に漏水
がモードルへ侵入するのを防止する水切機構に送風機能
を与えることにより、七−一ルカバー上部に溜する熱気
を速かに排出することが可能な冷却風排気機構に関する
。

モードルを覆うモードルカバーを有するポンプにおいて
は、モードル軸と一体に回転するファンにより、モード
ルの冷却風音、モードルカバー内を貫通するごとく生じ
させるのが常であるが、モードルカバー上部に熱気の滞
流が生じることが多く、この為、モードル冷却効果の低
下、樹脂性構造材の熱変形、熱劣化等を起こすことがあ
った。

本考案の目的は、軸封装置よりの漏水がモードルに侵入
するのを防ぐ水切機構に送風作用を持たせることにより
、何ら部品を新しく追加することなく、簡単に、モード
ルカバー上部の熱気を排出し得るポンプを与えるにある
。

本考案は、水切機構に送風機能を持たせ、水受をファン
ガイドにすることにより、モードルカバー上部の熱気を
簡単にポンプ器体より排出し得るポンプに関する。

以下実施例に従い、説明する。

第１図、第２図においてモードル１のモードル軸２の先
端に羽根車３が結合され、羽根車３を収納する渦室４が
ケーシング５と隔壁板６で形成され、満室４の後流側に
分離室７がケーシング５とカバー８により形成されてい
る。

吐出口９は、ケーシング５に、分離室７と外部音連通す
るごとく、吸込口１０は、カバー８に、羽根車３０入口
と外部を連通ずるごとく、それぞれホース接続可能な筒
形状會もって形成せられている。

ケーシング５内のモードル軸２の周囲には軸封装置１１
が設けられ、ケーシング５よりモードル１側のモードル
軸２には弾性体による水切具１２が取付けられている。

水切具１２は、モードル１側に羽根１３を有するファン
構造となっており、下部にケーシング５下部に設けられ
た排気口１４方向に開く導水路１５が連なる円筒状側壁
を有しモードル１側のモードル軸２周囲に、中央に吸気
口１６を有する平面壁にて形成せられろ水受具１７と、
ケーシング５に一体に設けられて下部に導水路１５が連
なる円筒状側壁よりなる水受部１８にて形状されるファ
ンヶーシフグ１９内にて回転するごとくなっている。

一方、モードル１は、ケーシング５のモードル支持部２
０に圧入されることにより固定されているが、モードル
支持部２０の上部には通気口２１が設けられている。

モードル１の内部には、モードル１の後面より冷却風を
吸気するファン２２が設けられ、冷却風は、モードル１
の側面より排出される様になっている。

後面下部に吸気口２３が設けられているモードルカバー
２４がモードル１を覆うコトく、また、モードル１との
間にパツキン２５を介して内部をモードル１の後部とそ
れ以外の部分に分けるごとくして設けられている。

水受具１７は、ケーシング５の水受部１８とモードル１
の前面との間に、互いに円筒側壁をガイドにして位置決
めするごとく挾１れるごとく組み立てられている。

なお、図中Ｗは水を、Ａは空気を表わすものである。

ポンプは、吸込口１０から、羽根車３の遠心力により水
を吸込み、渦室４、分離室７を介して吐出口９より給水
するごとく揚水する。

一方、モードル１は発熱するが、ファン２２の働きによ
シ、吸気口２３より排気口１４側へ流れる冷却用空気に
より冷却される。

モードルカバ−２４内上部の熱気は、水受具１７の羽根
１３によって生じる風により、通気口２１．吸気口１６
、ファンケーシング１９、導水路１５ｆｆｉ介して、排
気口１４より機体外部へ排出される。

今、軸封装置１１に漏水が発生した場合、漏水は水切具
１７によって跳ね飛ばされ、その後は、水切具１７によ
って生じる気流により、上記風の流れに従って排気口１
４より、気体外部へ排出されろ。

吸気口２３、排気口１４等の冷却風出入口は、ポンプの
軸より下部に設けられるのが一般的であり、これをモー
ドルカバ−２４上部等に設けると、降雨、ホース等から
の噴出水等がポンプ本体に降り懸った場合に、容易にモ
ードル等の充電部に水が侵入することとなり打着しくな
い。

しかし、ポンプ下部に冷却風出入口を設けることは、モ
ードルカバ−２４上部に熱気を滞流させ易い構造になり
がちである。

ところが、本考案では、１つたく別機能の水切機構に、
送風機能を、何ら部品を追加することなく与え、モード
ルカッく一２４上部の熱気を器外へ速かに排出すること
が可能である。

すなわち、水切具１２に羽根１３を一体に成形するのみ
でファンと兼用し、水受具１７に吸気口１６と送風の為
のガイドを設けるのみでファンガイドと兼用するのみで
ある。

本実施例では送風の為のガイドを導水路１５がその役割
りを果たすので、形状的に犬きた変更もない。

吸気口１６とモードルカバ−２４上部を結ぶ通気口２１
は、ポンプ構成部材の形状一部変更のみで形成できるの
で、構造上の問題は生じない。

本考案によれば、水切機構に送風機能４与えるのみで、
何ら部品を追加することなく、簡単に、モードルカバー
上部の熱気を機体外に排出し得るポンプを与えることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の実施例になるポンプの全断面図、第
２図は第１図のＢ−Ｃ−Ｄ−Ｅ横断面図である。 １・・・モードル、２・・・モードル軸、３・・・羽根
車、５・・・ケーシング、１１・・・軸封装置、１２・
・・水切具、１６・・・吸気口、１７・・・水受具、１
９・・・ファンケーシング、２４・・・モードルカバー
。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ モードルと、モードル軸に直結されポンプケーシン
   グ内で回転する羽根車と、ポンプケーシングとモードル
   軸の間を水封する軸封装置と、モードルを覆うがごとく
   設けられたモードルのカバー’に有するポンプにおいて
   、モードル軸上のモードル本体と軸封装置との間に送風
   機能を有する水切具合有し、前記水切具により、モード
   ルのカバー上部から下部への気流が生じさせてなるポン
   プ。 ２ 実用新案登録請求の範囲第１項記載において、モー
   ドル軸周囲にモードル上部に通じる通気路と連通ずる吸
   気口を有し、水切具に対し、ファンケーシングを為し、
   モードルのカバー下部へ送風可能なガイド形状４有する
   ごとき水受具を有してなるポンプ。