JPS5834296A - 伝動装置の潤滑油冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は例えば減速機等の伝動装置内の潤滑油を冷却
する潤滑油冷却装置に関するものである０従来この樵の
装置として第１図に示すものかめつた０図において、（
１）は減速機のギヤケース、（りはこのギヤケースｔｌ
ｌに取シ付けられ九駆動モータ、（２ａ）はこの駆動モ
ータ（２）の主軸、（３）はこの主軸（２ｍ）４Ｃ嵌着
されたピニオンギヤ、＋４１ｕギヤケースｉｌｌ　Ｋ回
動可能に保持された支軸、ｆｆ１ｌはこの支軸（４）Ｋ
嵌着され、ピニオンギヤ（３）と歯合されたギヤ、（６
）は支軸（４）Ｋ嵌着されたウオームギヤ、（１）はこ
のウオームギヤ（６）と歯合されたウオームホイール、
（ｊｌはギヤケースｆ１）内に貯えら九九潤滑油であ夛
、各ギヤの歯合ｔ−ｆＩ４？ｖする。

次に動作について説明する。駆動モータ（２）を駆動す
ると、主軸（ｚａ）Ｋ嵌着されたピニオンギヤ（３）が
回転し、このピニオンギヤ（３）と歯合しているギヤ（
６）も回転して支軸（４）が回転する。支軸（４）が回
転するとウオームギヤ（６）も回転し、このウオームギ
ヤ（６）と歯合しているウオームホイール（１）が回転
する。これら各ギヤ歯面の歯合部において接触熱が発生
する。また、ギヤケース（］）内の潤滑油（８）との間
でギヤ扛攪拌熱を発生する。これらの各発熱は潤滑油用
を加熱して温度上昇させ、ギャクース（りの表面より周
囲空気へ自然放熱する。

しかしながら上述し念従来の装置では、潤滑油（８）の
温度上昇を抑制するためにはギヤケース（１）の体格を
大きくするか、あるいはギヤケース＋１１の表面に放熱
フィンを設けるなどしなければならず、これは大きく且
つ重くなる欠点があつ走。また、その放熱効果もあまり
期待できず、潤滑油＋８１Ｆｉ過大温度上昇し、潤滑能
力の低下、ギヤ歯合不良などの不具合を生じる欠点があ
った。

この発明は上記のような従来の欠点に鑑みてなされたも
のであり、潤滑油を有効に冷却することにより、潤滑能
力の低下を防ぐことができる伝動装置の潤滑油冷却装置
を提供するものである。

以下、この発明の一実施例を第２図に基づいて説明す石
。図において、（１）ないしく８）は上述した従来装置
の構成と同様である。（ｓｌ）はギヤケース（１）の上
部に形成された開口部、１１０１はこの開口部（９）か
らギヤケース（１）内に挿入され一端が減速機内の潤滑
油（８）中に浸された受熱部（１０ｍ）と、他端が減速
機外に配置された放熱部（１０ｂ）とを有し、受熱部（
１０ｍ）で受熱し放熱部（１０ｂ）で装線する例えばア
ンモニア、フロン等の循環熱媒体を内部に封入してなる
伝熱管、（ロ）は開口部（９）を後うと共に伝熱管（ｌ
Ｏ）をギヤケース１１）に取り付る取付板、（２）は伝
熱管−の受熱部（ｌＯａ）での潤滑油（８）の流通抵抗
を減少させるように受熱部（１０ｍ）に間隔を隔てて配
設された受熱フィンであり、後述する放熱フィン（至）
の間隔よシ大きい＃ｉ間隔に配設されている。（２）は
伝熱管−の放熱部（１０ｂ）に密間隔で配設された放熱
フィンである。α◆は冷却用ファンである。

上記のように構成されたこの発明の動作について説明す
る。加熱されて温度上昇した潤滑油（８）の熱量は伝熱
管−の受熱部（Ｓｏｂ）、受熱フィン＠で吸収される。

この熱量によって熱媒体が蒸発し、その蒸気は受熱部（
１０ｍ）と放熱部（１０ｂ）とのわずかな蒸気圧差によ
り放熱部（１０ｂ）に１りって移動する。放熱部（Ｓｏ
ｂ）は冷却用ファンにより冷却されており、放熱部（１
０ｂ）に移動した蒸気は放熱部（１０ｂ）で装線液化し
て放熱ｉｉ　（１０ｂ）　、放熱フィン（２）を伝わっ
て周囲空気に装線熱を放出する。液化した熱媒体縮重力
作用によシ伝熱管（ｌＯ）の内周壁を伝わｐ受熱部（１
（１ｍ）に自然環流する。こうして環流された熱媒体は
再び受熱部（１０ｍ）で潤滑油園の熱量によって蒸発し
、上記と同じ動作を繰り返す０このような熱媒体の自然
環流により潤滑油（８）の熱量を周囲空気へ速やかに熱
輸送することができ、＋ｌＩ＋’ｌ油（８）を効率よく
冷却できる。従って、潤滑油（８）の温度上昇を著しく
抑制することができ、潤滑能力の低下を防ぐことができ
る。また、潤滑油（８）の冷却効果が著しく増大できる
ので機械の小形、軽量化が図れ経済性に優れ九減速機が
得られる０ところで、潤滑油（８）はギヤの回転によシ
攪拌されることによシ、潤滑油（８）内部での温度均一
化を得ておシ、この攪拌現象を妨げることなく又潤滑油
（８）の流通抵抗を減少させるように受熱フィン（２）
の間隔を大きく販っている。

なお、上記実施例では伝熱管−の放熱部（１０ｂ）で擬
縮液化した熱媒体が重力作用により受熱部（ｌｅａ）に
自然環流する場合について述べたが、伝熱管−としてそ
の内局壁に多孔質材料よりなるウィックを装着し、この
ウィックの毛管作用により放熱部（１０ｂ）で装線液化
した熱媒体が受熱部（１０＆）に自然環流するように構
成してもよい０また、上記実施例では放熱部（１０ｂ）
を冷却用ファン０４ヲ用いて強制風冷する場合について
述べたが、自然風冷あるいは水冷としてもよいＯまた、
上記実施例では伝熱管０αは２本配置され、その２本の
伝熱Ｖｔ１ｏ１に跨って受熱フィン（６）、放熱フィン
０が配設された場合について述べたが、これに限らず伝
熱管Ｏ（支）を２列縦隊に配列してそれら全体に跨って
受熱フィン＠、放熱フィンＱ３を配設するようにしても
よく、あるいは１本の伝熱管（１０１に受熱フィン＠、
放熱フィンＱ３ｔ−配設するようにしてもよい。

ところで、上記実施例では減速機の潤滑油冷却装置の場
合について述べたが、加速機などの伝動装置の＄４滑油
冷却装置についても適用し得ることができ、上記実施例
と同様の効果を奏する。

この発８Ａ扛以上説明した通り、一端が伝動装置内の潤
滑油中に侵される受熱部と、他端が伝動装電昇に配置さ
れる放熱部とを有し、受熱部で蒸発し放熱部で接縮する
循環熱媒体を内部に封入してなる伝熱管、この伝熱管の
受熱部での潤滑油の流通抵抗を減少させるように伝熱管
の受熱部に間隔を隔てて配設された受熱フィンを備えた
ことＫより、潤滑油の熱量を伝熱管、受熱フィンによっ
て速やかに奪って周囲空気に放出でき、潤滑油を効率よ
く冷却でき潤滑能力の低下を防ぐことができるという実
用上極めて大きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の伝動装置の潤滑油冷却装置を示す断面図
、第２図はこの発明の一実施例による伝動装置の潤滑油
冷却装置を示す断面図である。 図において、（８）は潤滑油、Ｑｏｌは伝熱管、ｏ２は
受熱フィンである。 なお、図中同一符号は同−又は和尚部分を示す０代理人
　葛野信−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＋ｌ）　　一端が伝動装置内の潤滑油中に浸される受熱
   部と、他端が上記伝動装置外に配置される放熱部とを有
   し、上記受熱部で蒸発し上記放熱部で凝縮する循環熱媒
   体を内部に封入してなる伝熱管、この伝熱管の受熱部で
   の上記潤滑油の流通抵抗を減少させるように上記伝熱管
   の受熱部に間、隔を隔てて配設された受熱フィンを備え
   たことｔ−特徴とする伝動装置の潤滑油冷却装置。 （り受熱フィンの間隔は伝熱管の放熱部に配設された放
   熱フィンの間隔より小さい間隔であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の伝動装置の潤滑油冷却装置
   。