JPH0315919Y2 - - Google Patents

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JPH0315919Y2
JPH0315919Y2 JP1982077721U JP7772182U JPH0315919Y2 JP H0315919 Y2 JPH0315919 Y2 JP H0315919Y2 JP 1982077721 U JP1982077721 U JP 1982077721U JP 7772182 U JP7772182 U JP 7772182U JP H0315919 Y2 JPH0315919 Y2 JP H0315919Y2
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water jacket
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cooling
water
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JP1982077721U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は潤滑油冷却装置に関するものである。
従来、回転機器等の軸受部の過熱防止のために
該軸受部に供給されそして該軸受部にて昇温され
た潤滑油を冷却するために種々の潤滑油冷却装置
が提案されている。これら潤滑油冷却装置は一般
には、冷却器を直接潤滑油溜め内に設けるか又は
冷却すべき軸受箱又は潤滑油溜めの外部を囲包し
てウオータジヤケツトを設けるかによつて構成さ
れていた。斯るいずれの冷却油冷却装置において
も冷却水及び該冷却水を循環せしめるための複雑
な冷却水配管を必要とした。又ウオータジヤケツ
トは冷却水として清水又はCTW(クーリングタワ
ーウオータ)を使用していてもウオータジヤケツ
ト内に錆が発生し、該錆によりウオータジヤケツ
ト又は配管が閉塞され、冷却効率が著しく低下す
るといつたことが起る。従つてこのような事故の
発生を未然に防ぐために少なくとも5年位の間隔
で定期的にウオータジヤケツト及び配管等の掃除
が必要である。又冷却装置の冷却効率の低下は当
然に潤滑油の温度を上昇せしめ潤滑油の性能の劣
化をもたらす。更に又装置外へと排出される冷却
水の処理のために排水処理施設を必要とする場合
も生じる。又冷却水の使用は運転コストを増大せ
しめ、又気温の低下に伴ない凍結しウオータジヤ
ケツトを破損することもある。
従つて本考案の目的は従来の潤滑油冷却装置が
有する種々の欠点を解決した新規な改良された高
性能の潤滑油冷却装置を提供することである。
本考案の他の目的は、従来のタイプの冷却水及
び冷却水配管、更には冷却水流動のための特別の
手段をなくした構造の簡単な潤滑油冷却装置を提
供することである。
本考案の他の目的は、冷却液としてロングライ
フクーラントを使用し、ウオータジヤケツトの錆
の発生を防止し、従つて冷却効率の低下を防止し
且つウオータジヤケツトを頻繁に掃除する必要を
なくした保守の容易な潤滑油冷却装置を提供する
ことである。
本考案の更に他の目的は冷却液として−40℃程
度まで凍結しないロングライフクーラントを使用
することができそれによりウオータジヤケツトが
凍結するといつた不測の護故を防止することので
きる潤滑油冷却装置を提供することである。
本考案の更に他の目的は冷却液を閉管路内で循
環せしめ、従来の如き冷却水の外部への排出はな
く従つて排水処理施設を必要としない潤滑油冷却
装置を提供することである。
本考案の更に他の目的は過冷却することがな
く、軸受箱内部等に水滴等が発生せず潤滑油の劣
化を防止することのできる潤滑油冷却装置を提供
することである。
次に本考案に係る潤滑油冷却装置を図面に則し
て詳しく説明する。
第1図及び第2図を参照すると本考案に係る潤
滑油冷却装置2がポンプ1に適用された実施態様
が例示されるが、本考案はポンプの軸箱のみに応
用されるのではなく広く回転機器の軸箱部に適用
し得るものである。
第1図において、ポンプ1は第1及び第2ポン
プケーシング4及び6によつて形成されたポンプ
室8内にインペラ10を具備する。インペラ10
は第2ポンプケーシング6を貫通して延在する駆
動軸12に固着され回転可能とされる。該駆動軸
12は、第2ポンプケーシング6に隣接し該ケー
シング6に一体的に固着された軸受ハウジング1
4を貫通に延在し、そして軸受ハウジング14に
互いに軸線方向に離隔して取付けられた軸受16
及び18によつて回転自在に支持される。
前記軸受ハウジング14の前記軸受16と18
との間の領域には潤滑油溜め20が形成され、潤
滑油22が貯留される。潤滑油溜め20内の潤滑
油22はポンプを使用して軸受16及び18に供
給することもできるが、本実施態様においてはオ
イルスリンガ24を利用し、潤滑油22を飛散せ
しめ軸受16及び18に潤滑油22を供給する態
様が例示されている。いずれの方法にて潤滑油2
2が軸受16及び18に供給されようとも、軸受
16及び18に供給された潤滑油22は再度潤滑
油溜め20へと還流される。軸受16及び18に
供給された潤滑油22が軸受16及び18から外
方へと流出するのを防止するために、軸受16及
び18の潤滑油溜め20とは反対の側にはオイル
シール17及び19が設けられる。前記軸受及び
オイルシール並びに潤滑油溜めの配置及び構成は
他の態様が想到されるであろう。
前記潤滑油溜め20内の潤滑油22は本考案に
係る潤滑油冷却装置2によつて冷却される。本考
案に係る潤滑油冷却装置2は潤滑油溜め20の外
周囲を囲包したウオータジヤケツト26を有す
る。本実施態様ではウオータジヤケツト26は軸
受ハウジング14と一体的に形成されている。ウ
オータジヤケツト26の下方中央部に冷却液入口
30が、又ウオータジヤケツト26の上方中央部
に冷却液出口32が設けられる。冷却液入口30
にはコールドヘツダ34の出口36が周知の手
段、例えばボルト付け又は溶接等によつて一体的
に連結され、又冷却液出口32にはホツトヘツダ
38の入口40が周知の手段、例えばボルト付け
又は溶接等によつて一体的に連結される。
コールドヘツダ34とホツトヘツダ38とは複
数の放熱チユーブ42によつて連通されている。
第2図に明瞭に図示されるように、放熱チユーブ
42はホツトヘツダ38の両側部から突出し、ウ
オータジヤケツト26の外周囲を囲包するように
して延在し、コールドヘツダ34の各側部へと至
つている。放熱チユーブ42は必ずしも、ウオー
タジヤケツト26の外周囲を囲包するように各ヘ
ツダの両側から突出する必要はなく、必要に応じ
片側にのみ配列してもよい。又放熱チユーブ42
の本数及び直径並びに材質は適用されるポンプ等
の容量即ち冷却すべき潤滑油溜めの冷却程度に応
じて種々に選定することができるが、一般には内
径10mmの薄肉銅管を14〜24本設けることによつて
構成されるであろう。又放熱チユーブ42の外周
囲に放熱用フイン(図示せず)を設け、放熱チユ
ーブ42の放熱効果を増大せしめることもでき
る。
ホツトヘツダ38の上部には潤滑油冷却装置2
内に冷却液を注入するための冷却液注入口44が
設けられ、通常はキヤツプ46にて閉鎖されてい
る。一方、コールドヘツダ34の下部には潤滑油
冷却装置2内の冷却液を排出するための冷却液排
出口48が形成され、通常はドレンプラグ50に
て閉鎖されている。
潤滑油冷却装置2内に注入する冷却液としては
水を使用してもよいが、潤滑油冷却装置2内の発
錆防止及び本装置を寒冷地で使用した場合の冷却
液の凍結を防止するためにロングライフクーラン
ト50%溶液、例えば自動車のラジエータ等に使用
されているようなものであつてもよく、アルキレ
ングリコールに防錆剤を添加したもの、更に詳し
く言えばエチレングリコールに例えばクロム酸カ
リウムの如き無機塩である防錆剤を添加したロン
グライフクーラントを使用するのが好ましい。
又、本装置2が室外に設置され、直射日光を受
ける恐れがある場合には、装置全体を覆つて直射
日光遮断カバー52を設置することができる。
次に、本考案に係る潤滑油冷却装置2の作動に
ついて説明する。
ポンプ1を作動せしめるべくインペラ10は駆
動軸12によつて回転される。駆動軸12を支持
している軸受16及び18には潤滑油溜め20内
の潤滑油22が供給される。軸受16及び18に
供給された潤滑油22は再び潤滑油溜め20へと
還流され、従つて潤滑油溜め20内の潤滑油22
は次第に温度が上昇する。
潤滑油22の温度は潤滑油溜め20の外周囲に
設けられたウオータジヤケツト26内の冷却液へ
と伝達される。第2図を参照すると理解されるよ
うに、潤滑油溜め20の潤滑油22はウオータジ
ヤケツト26の下方部の冷却液に熱を伝達する。
従つて加熱された冷却液は矢印で示されるように
潤滑油溜め20の外周囲にてウオータジヤケツト
26内を上方向へと上昇せられ、ウオータジヤケ
ツト26の冷却液出口32及びホツトヘツダ38
の入口40を介してホツトヘツダ38内へと流入
する。高温の冷却液はホツトヘツダ38から放熱
チユーブ42を介してコールドヘツダ34の方へ
と下方向に移送される。高温冷却液は放熱チユー
ブ42を流動する過程において熱を外気へと放散
しコールドヘツダ34内に流入する。放熱し低温
とされた冷却液はコールドヘツダ34からコール
ドヘツダ34の出口36及びウオータジヤケツト
26の冷却液入口30を介して再びウオータジヤ
ケツト26の下方部、つまり冷却液加熱領域へと
導入され、潤滑油を冷却する。
本考案において、放熱チユーブにおける放熱効
果を向上せしめるためにウオータジヤケツトの長
手方向に沿つて空気を流動せしめ、放熱チユーブ
に風を供給するフアン(図示せず)を設けること
もできる。このとき、放熱チユーブカバー52を
も設置すれば該カバー52は直射日光遮断効果と
共に、放熱チユーブ42への風の流動案内として
も機能する。
第3図には本考案に係る潤滑油冷却装置の他の
実施態様が例示される。該実施態様は前の実施態
様とはウオータジヤケツト26に対するコールド
ヘツダ34及びホツトヘツダ38の取付位置が異
なるのみで他の構成は同じである。
上記説明にて理解されるように、本考案に係る
潤滑油冷却装置2は、冷却液の循環のためにポン
プ等の特別の手段を必要とせず密閉された冷却液
循環回路内にて冷却液を対流作用により高温源か
ら低温源へと、更に高温源へと循環せしめ、一方
該閉管路内に設けた複数の放熱チユーブを介して
循環冷却液の熱を放散せしめるように構成し、極
めて効率の良い潤滑油の冷却を行ない得るもので
ある。又、本考案に係る装置によると、従来の冷
却水強制流動方式に見受けられる過冷却による軸
箱内部の水滴の発生は起らず、従つて水滴が潤滑
油に混入して起る油の劣化を防ぐことができる。
又本装置によると、従来計測器による測定によつ
て初めて知ることができた運転中の潤滑油の温度
が常にウオータジヤケツトを手で触れるだけで概
略判定できるという利点を有する。前述のように
本装置は閉管路を構成しているためロングライフ
クーラントの使用が可能となり、ウオータジヤケ
ツト内の発錆の防止、従つて冷却効率の向上を図
り且つウオータジヤケツト等の頻繁な保守を不要
とし、更には寒冷地での運転を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る潤滑油冷却装置の一実施
態様を示すポンプの断面図である。第2図は第1
図の線−に取つた断面図である。第3図は本
考案に係る潤滑油冷却装置の他の実施態様を示す
ポンプの断面図である。 2……潤滑油冷却装置、20……潤滑油溜め、
22……潤滑油、26……ウオータジヤケツト、
34……コールドヘツダ、38……ホツトヘツ
ダ、42……放熱チユーブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 潤滑油溜めを囲包して設けられたウオータジ
    ヤケツトと、該ウオータジヤケツトの上部に連
    通するホツトヘツダと、該ウオータジヤケツト
    の下部に連通するコールドヘツダと、該ホツト
    ヘツダとコールドヘツダとを連通する複数の放
    熱チユーブとを具備し、前記放熱チユーブを介
    してウオータジヤケツト内の冷却液を対流のみ
    によつて循環せしめるようにしたことを特徴と
    する潤滑油冷却装置。 2 ウオータジヤケツト内の冷却液はロングライ
    フクーラントであることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の潤滑油冷却装置。
JP7772182U 1982-05-28 1982-05-28 潤滑油冷却装置 Granted JPS58181095U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7772182U JPS58181095U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 潤滑油冷却装置

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JP7772182U JPS58181095U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 潤滑油冷却装置

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JPS58181095U JPS58181095U (ja) 1983-12-03
JPH0315919Y2 true JPH0315919Y2 (ja) 1991-04-05

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ID=30086972

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JP7772182U Granted JPS58181095U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 潤滑油冷却装置

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JP (1) JPS58181095U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512974A (ja) * 2004-09-14 2008-04-24 キョウセラ ワイヤレス コープ. 容量性の負荷が付与されたループアンテナのためのシステムと方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5615851B2 (ja) * 1978-10-11 1981-04-13
JPS5644296B2 (ja) * 1978-11-28 1981-10-19

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JPS5615851U (ja) * 1979-07-17 1981-02-10
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JPS58181095U (ja) 1983-12-03

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