JPH05312484A - 送風機 - Google Patents

送風機

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Publication number
JPH05312484A
JPH05312484A JP14672792A JP14672792A JPH05312484A JP H05312484 A JPH05312484 A JP H05312484A JP 14672792 A JP14672792 A JP 14672792A JP 14672792 A JP14672792 A JP 14672792A JP H05312484 A JPH05312484 A JP H05312484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
rotary shaft
bearing
blower
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP14672792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumori Watanabe
泰守 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADACHI KIKO KK
Original Assignee
ADACHI KIKO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by ADACHI KIKO KK filed Critical ADACHI KIKO KK
Priority to JP14672792A priority Critical patent/JPH05312484A/ja
Publication of JPH05312484A publication Critical patent/JPH05312484A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置のコンパクト化を図る。 【構成】 フレーム1に回転軸4が前後の軸受2,3を
介して回転可能に支持される。回転軸4の前端部にはイ
ンペラ5が設けられる。回転軸4の後端部には該軸に回
転駆動源の回転力を伝達する動力伝達部が設けられる。
回転軸4の軸心部には後端面が開放でかつ先端部が少な
くとも前部軸受2付近に延びる有底状の中空部12が形
成される。中空部12内にヒートパイプ13の入熱部が
遊挿されるとともにその入熱部が中空部12の底部に吸
熱可能に接続される。回転軸4から突出したヒートパイ
プ13の放熱部に放熱フイン15が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として工業炉、焼き
付けブース、高温ガス室などにおける高温の雰囲気ガス
の攪拌及び循環に使用される送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、この種の送風機では、インペ
ラをもつ回転軸を支持した軸受を高熱から保護し、回転
軸の円滑な回転を確保することを目的として、水冷式あ
るいは空冷式によって軸受及び回転軸を冷却する構造が
とられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の送風機におい
て、水冷式のものでは、配管を必要とするため、構造が
複雑となり装置が大型化する。また空冷式のものでは、
外気の循環を確保するため、大きな通気スペースが必要
となり、これまた装置の大型化を招くことになる。なお
水冷式のものでは、冷却水の水質及び水処理などの問題
も残る。
【0004】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は装置のコンパ
クト化を図ることのできる送風機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の送風機は、フレームに回転軸が前後の軸受を介して
回転可能に支持され、該回転軸の前端部にはインペラが
設けられまたその回転軸の後端部には該回転軸に回転駆
動源の回転力を伝達する動力伝達部が設けられ、前記回
転軸の軸心部には後端面が開放でかつ先端部が少なくと
も前部軸受付近に延びる有底状の中空部が形成され、該
中空部内にヒートパイプの入熱部が遊挿されるとともに
その入熱部が中空部の底部に吸熱可能に接続され、前記
回転軸から突出したヒートパイプの放熱部に放熱フイン
が設けられている。
【0006】
【作用】前記手段の送風機を、例えば工業炉に使用する
場合には、フレームを炉壁に設置することで、インペラ
が炉内にまた放熱フイン及び動力伝達部が炉外に配置さ
れる。そして、回転駆動源の回転力が動力伝達部を通じ
て回転軸に伝達されると、該回転軸とともにインペラが
回転させられることにより、炉内雰囲気が攪拌及び循環
させられる。また、インペラ及び回転軸の前端部に伝わ
った炉内雰囲気の熱は、ヒートパイプの入熱部にて吸熱
された後、そのヒートパイプの熱輸送作用によって炉外
の放熱部へ輸送され、回転軸とともに回転する放熱フイ
ンから放熱されることにより、回転軸が冷却され、これ
によって前部軸受への熱影響が低減される。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。送風機の側断面図を示した図1において、略円筒形
をした金属製フレーム1の前後端部には、ころがり軸受
からなる前後の軸受2,3の軸受箱2a,3aがボルト
等(図示省略)によって取り付けられている。なお両軸
受2,3は、同一軸線上に位置されている。前記両軸受
2,3のインナレース(符号省略)にはステンレス製回
転軸4が支持されている。これにより、フレーム1に対
し回転軸4が軸受2,3を介して回転可能となってい
る。
【0008】回転軸4の前端部は前部軸受2から前方へ
突出しており、その端部には適数枚(例えば4枚)の羽
根5aをもつステンレス製インペラ5が装着されてい
る。また、回転軸4の後端部は後部軸受3から後方へ突
出しており、その端部には金属製Vプーリ6が取り付け
られている。このVプーリ6は、本発明でいう動力伝達
部に相当するもので、図示しない回転駆動源、例えば電
動モータの回転力を伝達するベルト伝動機構のVベルト
が掛装されている。
【0009】前記前部軸受2は、いわば高温側軸受に該
当するもので、その軸受箱2aを取り囲むように断熱材
7が設けられている。この断熱材7は、前記フレーム1
の当該端面に各種断熱材7を前後方向に積層し、ステン
レス製断熱板8によって挟持されている。なお断熱板8
は、フレーム1端面に突出したボルト9にネジ付けた一
対のナット10,11の間に締着されている。
【0010】前記回転軸4の軸心部には中空部12が形
成されている。この中空部12は、後端面が開放でまた
先端部が前部軸受2の付近に延びる有底状をなしてい
る。この中空部12にはヒートパイプ13が配置され
る。ヒートパイプ13は、周知のように、密閉された管
内を作動流体が相変化しながら循環し熱を輸送するもの
で、入熱部(蒸発部)13aでは作動流体が蒸発して外
部から吸熱し、断熱部13bを隔てた放熱部(凝縮部)
13cでは蒸気が凝縮して放熱する。また凝縮した液は
ウィックあるいはみぞの中を毛細管力によって駆動され
て入熱部13aに戻る。このヒートパイプ13の入熱部
13aが断熱部13bとともに前記中空部12に所定の
隙間を保って遊挿され、放熱部13cが中空部12から
突出されている。また入熱部13aは、図2に拡大して
示されるように、中空部12の底部内壁に熱伝導性に優
れた材質、例えば銅からなるカラー14を介して支持さ
れている。これにより、入熱部13aが中空部12の底
部と吸熱可能に接続されている。なお中空部12の底部
に入熱部13aを接触状態で挿入可能な接続孔を設けれ
ば、入熱部13aと中空部12の底部とを直接的に接続
することが可能である。
【0011】また、図1において、前記ヒートパイプ1
3の放熱部13cには、適数枚(図は6枚を示す)のア
ルミニウム製放熱フイン15が取り付けられている。な
おこの放熱フイン15は、例えば半割形状の半円形フイ
ン要素の割面をヒートパイプ13を間にして相互に突き
合わせ、ボルト等によって結合されてなる。
【0012】なお前記回転軸4の後端には、前記ヒート
パイプ13にハンダ付け等によって固定された座板16
がボルト等によって取り付けられている。また前部軸受
2の軸受箱2aの前端部内壁には、回転軸4との間をシ
ールするグランドパッキン17配置されている。また軸
受箱2aには軸受2の前後両側に位置して回転軸4との
間をシールするオイルシール18,19が配置されてい
る。また前部軸受2には、フレーム1に設けられたグリ
ース給油口20からグリースの給油が可能である。
【0013】前記送風機を、例えば工業炉に使用する場
合について述べる。工業炉の炉壁30には取付孔31が
開けられている。この取付孔31に炉外から炉内に向け
てインペラ5を通し、フレーム1の前端フランジを炉壁
30の外側にボルト等によって締着する。このようにし
て炉壁30にフレーム1を設置することで、インペラ5
が炉内にまた放熱フイン15及びVプーリ6が炉外に配
置される。またVプーリ6には、回転駆動源である電動
モータの回転力を伝達するベルト伝動機構のVベルト
(図示省略)が掛装される。そして、電動モータの回転
力がVプーリ6を通じて回転軸4に伝達されると、該回
転軸4とともにインペラ5が回転させられることによ
り、炉内雰囲気が攪拌及び循環させられる。
【0014】前記送風機において、インペラ5及び回転
軸4の前端部に伝わった炉内雰囲気の例えば約200〜
500℃の熱は、ヒートパイプ13の入熱部13aにて
カラー14を通じて吸熱された後、そのヒートパイプ1
3の熱輸送作用によって炉外の放熱部13cへ輸送さ
れ、回転軸4とともに回転する放熱フイン15から放熱
されることにより、回転軸4が例えば約70〜130℃
程度に自己冷却され、これによって前部軸受2への熱影
響が低減される。
【0015】前記送風機によると、従来の水冷式のもの
に必要とした配管や空冷式のものに必要とした通気スペ
ースを削減し、また熱輸送作用を果たすヒートパイプ1
3を回転軸4内に装着しているため、装置構造を大幅に
簡素化し、コンパクトな送風機を得ることができる。ま
た水冷式のものに生じた水質及び水処理の問題も解消さ
れる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、従来の水冷式のものに
必要とした配管や空冷式のものに必要とした通気スペー
スを削減することができ、また熱輸送作用を果たすヒー
トパイプが回転軸内に装着されるため、装置構造を大幅
に簡素化でき、コンパクトな送風機が得られる。また水
冷式のものの水質及び水処理の問題も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】送風機を示す側断面図である。
【図2】ヒートパイプの支持部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 前部軸受 3 後部軸受 4 回転軸 5 インペラ 6 Vプーリ(動力伝達部) 12 中空部 13 ヒートパイプ 15 放熱フイン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに回転軸が前後の軸受を介して
    回転可能に支持され、該回転軸の前端部にはインペラが
    設けられまたその回転軸の後端部には該回転軸に回転駆
    動源の回転力を伝達する動力伝達部が設けられ、前記回
    転軸の軸心部には後端面が開放でかつ先端部が少なくと
    も前部軸受付近に延びる有底状の中空部が形成され、該
    中空部内にヒートパイプの入熱部が遊挿されるとともに
    その入熱部が中空部の底部に吸熱可能に接続され、前記
    回転軸から突出したヒートパイプの放熱部に放熱フイン
    が設けられている送風機。
JP14672792A 1992-05-11 1992-05-11 送風機 Pending JPH05312484A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14672792A JPH05312484A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 送風機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14672792A JPH05312484A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 送風機

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JPH05312484A true JPH05312484A (ja) 1993-11-22

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ID=15414211

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JP14672792A Pending JPH05312484A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 送風機

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JP (1) JPH05312484A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH108148A (ja) * 1996-06-17 1998-01-13 Chugai Ro Co Ltd 炉内雰囲気撹拌用羽根車の駆動機構
JP2012112845A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Toyota Motor Corp 温度測定装置
JP2012229878A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Koyo Thermo System Kk 熱処理装置
JP2017003147A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 三建産業株式会社 熱処理炉用ファン

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