JPH11255118A - 鉄道車両用駆動装置 - Google Patents

鉄道車両用駆動装置

Info

Publication number
JPH11255118A
JPH11255118A JP5770298A JP5770298A JPH11255118A JP H11255118 A JPH11255118 A JP H11255118A JP 5770298 A JP5770298 A JP 5770298A JP 5770298 A JP5770298 A JP 5770298A JP H11255118 A JPH11255118 A JP H11255118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle
rotor
railway vehicle
hollow
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5770298A
Other languages
English (en)
Inventor
Akimichi Muramoto
晃道 村本
Motosane Hiraishi
元実 平石
Hideo Takai
英夫 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5770298A priority Critical patent/JPH11255118A/ja
Publication of JPH11255118A publication Critical patent/JPH11255118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電動機の密閉化構造を可能とし信頼性の向上を
図る。 【解決手段】電動機を構成する回転子41を車軸20の
外周に固定した鉄道車両用駆動装置において、車軸20
は一端から他端に掛けて中空であり、回転子41を固定
した部分の中空の径を他の部分に比して大径に設け、車
軸の端部には放熱フイン56を設けた蓋50を着脱自在
に設置している。車軸の中空部には冷媒を封入して、ヒ
ートパイプとして構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動用電動機の回
転子を車軸に一体に設けたいわゆるダイレクトドライブ
モータ式の鉄道車両用台車の駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の鉄道車両台車は、特開平3−6
1160号公報に示されるように、車軸の外周に電動機
の回転子を固定し、回転子の外周に固定子を備え、該固
定子の両側に、台車枠に接続する軸受および車輪を配置
し、回転子は台車枠に連結している。電動機の冷却のた
めに電動機の部分に通風口を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダイレクト駆動式電動
機は減速機を介さずに車軸を電動機で直接駆動するた
め、台車枠の簡略化と低騒音化に有利とされている。
【0004】しかし、電動機の冷却は他の方式と同様に
必要である。このため、他の方式と同様に、送風機で外
気を電動機に取り入れて空冷する方式では、効果にな
り、また、送風機によって騒音が発生する。さらに、外
気中の塵埃を電動機中に取り入れてしまうことから、定
期点検時に電動機内部の清掃が欠かせない。このために
は、電動機の分解が必要になる。この場合、ダイレクト
駆動式では、電動機が車軸に固定され、2つの車輪の間
に配置しているので、その分解は面倒である。
【0005】本発明の目的は、塵埃の侵入を防ぐ構造の
駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、電動機を構成する固定子または回転子を車軸の外周
に固定した鉄道車両用駆動装置において、前記車軸は一
端から他端に掛けて中空であり、前記固定子または回転
子を固定した部分の中空の径を他の部分に比して大径に
設けていること、を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1から
図2によって説明する。この実施例はインナーローター
式のダイレクト駆動式である。すなわち、回転子は車軸
に固定されて、車軸は軸受で回転自在に支持されてい
る。固定子はばね等で台車枠に連結している。
【0008】20は車軸で、両端において軸受31、3
1、軸ばね32、32を介して台車枠35に固定されて
いる。台車枠35は公知のように車体39を支持してい
る。車軸20には車輪28を圧入で固定している。
【0009】電動機40を構成する回転子41は車軸2
0の中央に固定している。固定は車軸20の圧入等によ
る。固定子42は軸受43、43を介して車軸20に支
持されている。これによって電動機は密閉型になってい
る。固定子42の外面はばね等によって台車枠35に連
結され、回転しないようになっている。
【0010】車軸20は中空に加工され、各軸端に開放
している。各軸端には蓋50、50を着脱自在に取り付
けて内部を密閉している。車軸20の中空部内には車軸
20がピートパイプを構成するように、冷媒を封入して
いる。ハッチングは冷媒を示す。
【0011】車軸20の外径は回転子41を取り付けた
部分が大径である。この部分の内径も大径である。この
大径部25から軸端の蓋50までの中空部内は、軸端の
蓋50から中央の大径部25に向けて徐々に大径になる
ようにテーパ状になっている。
【0012】蓋50は円筒の一端を閉鎖したものであ
り、円筒の外周面には車軸の軸心に対して直交する放熱
フイン56を複数設置している。蓋50の内面の雌ねじ
と車軸20の雄ねじとによって、蓋50を車軸20に固
定している。両者の間にはパッキン60を配置してい
る。パッキン60は車軸20の軸端の垂直な面に設置し
ている。ねじで蓋50を固定しているので、その着脱を
容易にできる。
【0013】少なくとも一方の蓋50はその端部に、中
空部内の排気と冷媒の注入のための三方弁63を設置し
ている。三方弁63であるので一方の蓋50にあればよ
い。両方の蓋50、50に弁を設けることができる。
【0014】かかる構成において、回転子41から発生
した熱は車軸20の大径部25に伝わる。車軸20には
冷媒を封入しているので、ヒートパイプとなり、放熱フ
イン56の部分で放熱する。車軸20すなわち放熱フイ
ン6は回転するので、効率の良い放熱ができる。
【0015】蓋50の部分で凝縮した冷媒は車軸20の
回転による遠心力によって、車軸20の内面に押し付け
られ、広がり、内径を大きく加工されている車軸20の
中央部の大径部25の冷媒室へ流れて行き、回転子41
の近傍に集められ、蒸発される。軸端の凝縮部から中央
の蒸発部まではテーパ状になっているので、凝縮した冷
媒を蒸発部に容易に導くことができる。蒸発部(大径部
25)は大径になっているので、冷媒が溜まりやすく、
循環しやすい。
【0016】これによれば、外気を電動機40内に引込
むことが不要なため、電動機の内外を遮断することがで
き、塵埃の侵入を防ぐことができる。これにより、電動
機の保守コストの低減、信頼性の向上を図ることができ
る。また、外気を導入する為の送風機が不要となり、小
型軽量にすることができる。また、車軸20を中空にで
きるので、軽量にできるものである。
【0017】図3、図4の実施例は車軸20と蓋の廉潔
の他の実施例を示すものである。図3の実施例は、蓋5
0をボルト65で車軸20に固定している。フイン56
にはボルト65を回転させるための穴56bを開けてい
る。図4の実施例は、パッキン60の位置を車軸20の
中空穴の位置としたものである。
【0018】図5の実施例について説明する。回転子4
1は車軸20の外面に固定されているが、回転子41と
車軸20の外面との間に密閉空間(冷媒室)45を有す
る。車軸20は冷媒室45の或部分に中空部内と冷媒室
45とを連通させる回複数の穴21、21を開けてい
る。穴21は冷媒の液体および気体が流通する。回転子
41のフレーム41bは圧入で車軸20に固定されてい
る。41cはパッキンである。
【0019】これによれば、回転子41の径を大きくで
きるので、電動機の出力を増加させる設計が可能とな
る。
【0020】図6の実施例について説明する。回転41
と車輪28との接続との間に弾性を有するようにしたも
のである。車軸20の外側にパッキン71、71を介し
てパイプ72を配置している。パイプ72に回転子41
および固定子42を設置している。パイプ72の軸端は
継手73、ブッシュ74、ピン75を介して車輪28に
固定している。継手73はパイプ72に固定している。
車軸20の中央部は穴を介してパイプ72の内側の冷媒
室に接続している。冷媒室はパッキン71、71でシー
ルされている。
【0021】上記実施例はインナーロータ式であった
が、アウターロータ式のダイレクト駆動式にも適用でき
る。この場合、ヒートパイプとなる車軸は回転しない。
蓋の放熱フインに送風機からの冷却空気を当てることが
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明により、外気導入を伴わない効率
的な電動機の内部冷却が可能となり、電動機のメンテナ
ンスコストの低減、信頼性の向上、小型軽量化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の鉄道車両用台車の縦断面図
である。
【図2】図1の車軸の軸端の拡大図である。
【図3】図2の他の実施例である。
【図4】図3の他の実施例である。
【図5】本発明の他の実施例の鉄道車両用台車の縦断面
図である。
【図6】本発明の他の実施例の鉄道車両用台車の縦断面
図である。
【符号の説明】
20:車軸、31:軸受、35:台車枠、41:回転
子、42:固定子、31:軸受、50:蓋、56:放熱
フイン、63:三方弁。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機を構成する固定子または回転子を車
    軸の外周に固定した鉄道車両用駆動装置において、 前記車軸は一端から他端に掛けて中空であり、前記固定
    子または回転子を固定した部分の中空の径を他の部分に
    比して大径に設けていること、 を特徴とする鉄道車両用駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記車軸はその両端に
    前記中空部を閉鎖する蓋を備え、少なくとも一方の前記
    蓋は弁を有すること、を特徴とする鉄道車両用駆動装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記弁は三方弁である
    こと、を特徴とする鉄道車両用駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記車軸はその両端に
    前記中空部を閉鎖する蓋を備え、前記中空部内に冷媒を
    封入していること、を特徴とする鉄道車両用駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記蓋は前記車軸に着
    脱自在であり、該蓋は放熱フインを備えていること、を
    特徴とする鉄道車両用駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記放熱フインは前記
    車軸の軸心の長手方向に対して直交していること、を特
    徴とする鉄道車両用駆動装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記回転子は前記車軸
    の外面に空間を介して設置しており、該空間は前記車軸
    の外面に外面に対して密閉されており、前記車軸は前記
    中空部内と前記空間内とを連通させる穴を設けているこ
    と、を特徴とする鉄道車両用駆動装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記回転子は前記車軸
    に固定していること、を特徴とする鉄道車両用駆動装
    置。
  9. 【請求項9】電動機を構成する固定子または回転子を車
    軸の外周に固定した鉄道車両用駆動装置において、 前記車軸は一端から他端に掛けて中空であり、前記固定
    子を固定した部分の中空の径を他の部分に比して大径に
    設けており、 前記車軸はその両端に前記中空部を閉鎖する蓋を備え、
    前記中空部内に冷媒を封入しており、 前記蓋は前記車軸に着脱自在であり、該蓋は放熱フイン
    を備えていること、 を特徴とする鉄道車両用駆動装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記回転子は前記車
    軸の外面に空間を介して設置しており、該空間は前記車
    軸の外面に外面に対して密閉されており、前記車軸は前
    記中空部内と前記空間内とを連通させる穴を設けている
    こと、を特徴とする鉄道車両用台車。
  11. 【請求項11】電動機を構成する固定子または回転子を
    車軸の外周に固定しており、前記車軸に固定した固定子
    または回転子の両側に、台車枠に接続する部材および車
    輪を配置した鉄道車両用台車において、 前記車軸は両端に着脱自在な蓋を備え、該蓋は放熱フイ
    ンを備えていること、を特徴とする鉄道車両用駆台車。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記部材は軸受で
    あり、前記車軸は回転自在であること、を特徴とする鉄
    道車両用台車。
  13. 【請求項13】請求項11において、前記放熱フインは
    前記車軸の軸心の長手方向に対して直交していること、
    を特徴とする鉄道車両用台車。
JP5770298A 1998-03-10 1998-03-10 鉄道車両用駆動装置 Pending JPH11255118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5770298A JPH11255118A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 鉄道車両用駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5770298A JPH11255118A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 鉄道車両用駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11255118A true JPH11255118A (ja) 1999-09-21

Family

ID=13063280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5770298A Pending JPH11255118A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 鉄道車両用駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11255118A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032902A1 (de) * 2003-09-30 2005-04-14 Siemens Aktiengesellschaft Elektrischer direktantrieb
KR100611590B1 (ko) 2004-12-14 2006-08-10 한국철도기술연구원 전동차용 직접구동형 견인 전동장치
WO2008040781A1 (de) * 2006-10-05 2008-04-10 Siemens Aktiengesellschaft Radsatzwelle für eine achsreitende elektrische antriebsmaschine und antriebseinheit
JP4799612B2 (ja) * 2005-06-16 2011-10-26 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト ロータ冷却式の永久磁石励磁形電気機械

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032902A1 (de) * 2003-09-30 2005-04-14 Siemens Aktiengesellschaft Elektrischer direktantrieb
US7812486B2 (en) 2003-09-30 2010-10-12 Siemens Aktiengesellschaft Direct electrical drive
KR100611590B1 (ko) 2004-12-14 2006-08-10 한국철도기술연구원 전동차용 직접구동형 견인 전동장치
JP4799612B2 (ja) * 2005-06-16 2011-10-26 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト ロータ冷却式の永久磁石励磁形電気機械
WO2008040781A1 (de) * 2006-10-05 2008-04-10 Siemens Aktiengesellschaft Radsatzwelle für eine achsreitende elektrische antriebsmaschine und antriebseinheit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5143094B2 (ja) 全閉外扇冷却型電動機
KR100272195B1 (ko) 전기레일카용 완전밀폐형 주전동기
JP4450208B2 (ja) インホイールモータ
EP0749197B1 (en) Outer-rotor type electric rotary machine and electric motor vehicle using the machine
US20070209853A1 (en) Vehicular drive unit
JP2017519680A (ja) 電動モータ車輪に対するステータアセンブリーおよびそのためのスタブアクスル支持構造
US20090230791A1 (en) Drive unit having optimized cooling
WO2005124972A1 (ja) 全閉外扇形電動機
JP4891688B2 (ja) 全閉形電動機
JP5534934B2 (ja) インホイールモータ冷却構造
JP2006025521A (ja) 車両駆動用全閉型電動機
JP2004194498A (ja) 全閉外扇冷却型電動機
JPH11255118A (ja) 鉄道車両用駆動装置
JP4457652B2 (ja) モータの冷却構造
JP2006180684A (ja) 車両駆動用全閉形電動機
JP2006101658A (ja) 車両用全密閉形電動機
JPH09233766A (ja) 車輪一体形電動機
JP2007318919A (ja) 車両用全閉形電動機
JP3506648B2 (ja) 直流電動機の冷却構造およびこれを採用した前後輪駆動車輌
KR100822550B1 (ko) 에어실러장치 및 이를 이용한 차량용 액슬어셈블리
JPH09119511A (ja) 歯車装置
JP2005262917A (ja) 直接駆動主電動機
JPH06237555A (ja) 水冷式誘導電動機
JPS62268335A (ja) 車輌用回転電機
JPH04185263A (ja) ホイールモータの冷却装置