JPS5833273Y2 - 圧縮機の容量制御装置 - Google Patents

圧縮機の容量制御装置

Info

Publication number
JPS5833273Y2
JPS5833273Y2 JP1977136669U JP13666977U JPS5833273Y2 JP S5833273 Y2 JPS5833273 Y2 JP S5833273Y2 JP 1977136669 U JP1977136669 U JP 1977136669U JP 13666977 U JP13666977 U JP 13666977U JP S5833273 Y2 JPS5833273 Y2 JP S5833273Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
capacity
conduit
discharge port
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977136669U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5462106U (ja
Inventor
菩 佐藤
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイキン工業株式会社 filed Critical ダイキン工業株式会社
Priority to JP1977136669U priority Critical patent/JPS5833273Y2/ja
Publication of JPS5462106U publication Critical patent/JPS5462106U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5833273Y2 publication Critical patent/JPS5833273Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吸入口、中間吐出口及び吐出口、を有する圧縮
機の容量制御装置に関するもので、目的とする所は容量
制御装置の構造を従来のままとしながら空調負荷の変動
に対応して、連続的に圧縮機容量を制御することのでき
る経済的に有利な圧縮機の容量制御装置を提供する点に
ある。
一般に、圧縮機が発停すると室内温度等が急激に変化し
て居住者に不快感を与える。
これを防止するには、空調負荷に対応して圧縮機の容量
(能力)を連続的に制御すればよい。
ところが、圧縮機の容量を連続的に制御する手段として
、圧縮機モータの回転数を制御するもの(特開昭51−
128141号公報)が知られているが、圧縮機の回転
数を変化させずに、圧縮機の容量を制御するものとして
は、2段階に制御するものしかない(特開昭51−15
1807号公報・米国特許第2904973号明細書)
すなわち、圧縮機における中間吐出口に中間吐出弁を設
けて吐出ガスの一部を中間吐出弁の背面に導き、該吐出
弁に背圧を与えて中間吐出口を閉じることにより全容量
運転を行なうごとく成す一方、中間吐出弁に与えた背圧
をなくして中間吐出口を開き、中間圧のガス冷媒の一部
をこの中間吐出口から吸入口に導いて部分容量運転を行
なうように成していたのである。
そして、このような制御装置を空調負荷に関連させる場
合には、通常次のように制御するものと考えられる。
ただし、以下の説明は空調負荷が外気からの侵入熱によ
り発生する場合だけとする。
いま、この種圧縮機(図示せず)を用いた空調装置(図
示せず)で冷房運転を行なう場合を例にとり、第6図を
参照しながら説明する。
室温制御機器としては、2段サーモな用い、上。
下限設定室温をそれぞれt 1 * j 4に設定した
とすると、t4温度点が圧縮機のオフ点となり、t2温
度点が圧縮機のオン点となる。
さらに、圧縮機容量を全容量運転から部分容量運転に切
り換える低温側切換温度なt3とし、逆に部分容量運転
から全容量運転に切り換える高温側切換温度をt□とす
るのである。
そして、かかる制御装置により冷房運転を行なう場合に
おいて、例えば空調負荷が前記圧縮機の全容量運転時の
冷却能力よりも小さく、部分容量運転時の冷却能力より
も大きいという条件下では、室温tが第6図の実線Aの
ように変化し、高温側切換温度t1と低温側切換温度t
3との間で上昇。
下降をくり返して、居住者に対し不快感を与えるという
欠点があった。
なんとなれば、冷房運転継続により、室温tは、高温側
切換温度t1よりも低下し、低温側切換温度t3 (第
6図のイ点)に至る。
この時点で圧縮機は全容量運転から部分容量運転に切り
換わる。
しかしながら、前記した条件により、空調負荷が部分容
量運転時の冷却能力より大きいのであるから、室温tは
上昇することになり、高温′9Il切換温度ti (第
6図の口点)′に至る。
この時点で圧縮機は部分容量運転から全容量運転に切り
換わり、冷却能力は前記した条件により空調負荷よりも
大きくなる。
従って、上記とは逆に室温は低下することにより、第6
図のへ点、即を低温側切換温度t3に至る。
以後も、このように制御され、室温tは第6図の実線へ
のように高温側切換温度t1と低温側切換温度t3との
間を変化するのである。
本考案は以上の問題に鑑み考案したもので、定周期内に
おいて全容量運転と部分容量運転とを交互に切換えるこ
とにより、単位時間当りの圧縮機容量を可変にして、空
調負荷の変化に対応して単位時間当りの圧縮機容量を連
続的に制御することにより、室温の変化をできるだけ小
さくなるようにすることを目的とするものである。
本考案の構成は、圧縮機の容量制御装置において、中間
吐出口に設けられ、かつ背面を高低圧に変化させること
により前記中間吐出口を開閉する中間吐出弁の背圧室に
、吐出口からの高圧ガス配管に一端を接続する第一導管
の他端と、吸入口への低圧ガス配管に一端を接続する第
二導管の他端とを、それぞれ連結し、これら第−導管及
び第二導管の両者に、前記背圧室に第−導管又は第二導
管を切換え連通させる切換装置を設けて、この切換装置
の切換えにより高圧ガス配管を第一導管を介して背圧室
に連通させて中間吐出口を閉じることにより圧縮機を全
容量運転とする一方、前記切換装置の切換えにより低圧
ガス配管を第二導管を介して背圧室に連通させて中間吐
出口を開(ことにより圧縮機を部分容量運転に切換制御
可能にすると共に、空調負荷を検出する空調負荷検出回
路と、一定周期内において全容量運転信号と部分容量運
転信号とを交互に出力すると共に、前記検出回路で検出
した空調負荷に対応して前記全容量運転信号を出力する
時間と部分容量運転信号を出力する時間との比を可変制
御する運転信号発生回路と、この運転信号発生回路から
の運転信号に対応して前記切換装置を切換える切換制御
回路とを設けたものであり、前記検出回路で空調負荷を
検出し、この空調負荷に対応して一定周期内における全
容量運転時間と部分容量運転時間との比を可変制御し、
単位時間当りの圧縮機容量を空調負荷に対応するように
連続的に制御できるようにしたのである。
以下本考案装置の実施例を図面に基づいて詳記する。
図面において、1は圧縮機で、該圧縮機1のシリンダー
2内にロータ4を偏心して配設するとともに、シリンダ
ー2とロータ4により形成された三日月状の室内3を、
前記ロータ4に設げた進退自由とした2つのベーン5,
6により区画する一方、前記ロータ4を回転可能とする
さらにシリンダー2に吸入ロア、中間吐出口8、吐出口
9を第1図のごとく設け、前記中間吐出口8の吐出側に
中間吐出弁10を設けると共に、該吐出弁10を覆うご
とくカバー11を設けて背圧室12を形成する。
そして前記シリンダー内室3において2つのべ一75,
60両側に室13及び14が形成され、前記ロータ4の
動きにより、それぞれ吸入と圧縮とが交互に繰り返され
、前記吸入ロアから吸入される冷媒は圧縮されて吐出口
9から吐出されるのである。
尚、第2図における15は前記中間吐出弁10の押え板
である。
しかして、この圧縮機1は、中間吐出弁10に高圧圧力
の背圧を与えて中間吐出口8を閉じることにより吸入ロ
アから吸入されて圧縮される冷媒の全景を吐出口から吐
出させ、全容量運転とすることができるのであり、又、
中間吐出弁10に与えた背圧を吸入圧力まで低下せしめ
、シリンダー内室3の圧力により中間吐出弁10を移動
させることにより中間吐出口8を聞き、中間圧に圧縮さ
れたガス冷媒の一部をこの中間吐出口8から圧縮機吸入
側にバイパスさせて吐出口9から吐出される冷媒量を減
少せしめ、部分容量運転とすることができるのである。
しかして第1図に示すものは以上のごとく構成する圧縮
機1の背圧室12に、前記吐出口9からの高圧ガス配管
16に一端を接続する第一導管17の他端と、前記吸入
ロアへの低圧ガス配管18に一端を接続する第二導管1
9の他端とをそれぞれ連結すると共に、該第−導管17
に第一開閉弁20を、又第二導管19に第二開閉弁21
を介して、これら第一、第二開閉弁20.21により切
換装置を構成する。
前記第一開閉弁20を開路し、第二開閉弁21を閉路す
ることにより全容量運転を、そして前記第一開閉弁20
を閉路し、第二開閉弁21を開路することにより、部分
容量運転をそれぞれ行なえるごとく成し、これら第一第
二開閉弁20.21を、一定周期T内での開閉時間を制
御して前記全容量運転時間T1と部分容量運転時間T2
(但しTI+T2=T)との比を変えるごとく成して、
前記一定周期T内における圧縮機容量を制御して、単位
時間当りの圧縮機容量を制御するごとく成したのである
空調負荷に対応する冷凍能力、即ち圧縮機の圧縮容量が
全容量以下の範囲にある時、前記一定周期T内において
、前記第一、第二開閉弁20.21の切換えを一度宛行
ない、七のでその切換えは、空調負荷が太きければ大き
い程該負荷の大きさに応じてこの一周期T内における全
容量運転時間T1を長く、逆に部分容量運転時間T2を
短かくするごとく行ない、この−周期Tにおける圧縮機
1の全体の容量を該負荷に合わせて大きくするのである
しかしてこの容量制御は、例えば圧縮機1の負荷側の適
宜位置の温度と設定温度との温度差Jjなどから算出し
た空調負荷に対応するように行なうものである。
更に第3図により詳記すると、圧縮機容量の制御可能な
容量範囲(圧縮機の全容量と部分容量との差)と空調負
荷に対応する圧縮機容量とするために制御する制御容量
との比を、多制御容量Xと各運転時間Tl、T2の一周
期T内における比を俤で表わした多運転時間 との間には の関係が成立し、全容量運転 時間T1は制御容量の大きさに比例させるべく成すこと
を示している。
そして斯くのごとく空調負荷の変化に応じて一周期T内
における全容量運転時間T1と部分容量運転時間T2と
の比を変えて圧縮機1を運転すると、圧縮機1の出力の
全容量時出力に対する比を多で表わした多圧縮機出力Z
は、部分容量運転時の多圧縮機出力をA%(0<A(1
00)とする 又は2 の関係式で表わされる値となり、 多制 御容量Xが小さい一周期T内における部分容量運転時間
T2の配分量を大きくすることにより多圧縮機出力2を
小さくでき、そして多制御容量Xが大きくなるにつれて
一周期T内に占める部分容量運転時間T2を短く、全容
量運転時間TIを長くすることにより多制御容量Xの増
加に応じた大きな多圧縮機出力2にできるのである。
そして、空調負荷が俤制御容量の100%以上の範囲で
は、部分容量運転は一切行なわず各周期T内において、
すべて全容量運転のみを行なわせるごとく、又多制御容
量の0%以下の範囲では圧縮機1を部分容量運転のみさ
せるごとく成すのである。
尚、以上の説明では第一導管17及び第二導管19にそ
れぞれ第一、第二開閉弁20及び21を設けたが、これ
ら第一導管17と第二導管19との接続箇所に三方切換
弁(図示せず)を設けて、切換装置を構成してもよく、
該三方切換弁の切換えにより各導管17,19の開閉の
切換えを行ない、全容量運転又は部分容量運転を行なわ
せるように成してもよい。
そして第4図に示したものは、前記第一、第二開閉弁2
0.21として電磁型のものを使用し、前記−周期Tに
おける圧縮機1の全容量運転時間T1と部分容量運転時
間T2との比を圧縮機10制御容量の大きさに応じて切
換える制御回路で、該制御回路は、空調負荷検出回路3
0、該空調負荷に応じた発振周波数を発振するために、
゛空調負荷に応じたCR時定数に制御するための時定数
制御回路31と圧縮機電動機320発停用出力回路33
とクロック34を備えた時間制御カウンタ35とによっ
て構成された運転信号発生回路、第一、第二開閉弁20
.21からなる切換装置を切換えるための切換制御回路
36から成るのである。
前記空調負荷検出回路30は、被検出部の温度と設定温
度との温度差Jjを利用して空調負荷を検出するもので
、該被検出部の温度をサーミスタ3Tにより検出して該
サーミスタ37からの電気出力な差動増幅回路38に与
えて設定温度と減算を行ない、前記温度差、(tに見合
う電気信号を出力するのであり、該信号は前記時定数制
御回路31と圧縮機電動機32の発停用出力回路33と
に供給されるのである。
尚、空気調和機に適用する場合には、前記被検出部は室
内に設置するか、又は室内空気の吸込口部分に設置する
のであり、又39は冷暖切換スイッチで、該スイッチ3
9の切換えにより冷房時、暖房時共に圧縮機1の容量制
御を行なえるのである。
又、前記時定数制御回路31はC、Hの直列回路を形成
すると共に、該回路における抵抗Rの中間位置からコン
デンサーC迄に亘るR部をバイパスするごとくトランジ
スタ40のコレクタ41、エミッタ42を接続して、前
記温度差Jjが大きくてこの回路31への入力信号が大
きくなる程C9R回路の全体のRが大きくなって、時定
数C,Rが増大し、前記時間制御カウンタ35で発振す
る発振パルス信号の周波数が小さくなるように形成され
ている。
しかしてこの時間制御カウンタ35は前記発振パルス信
号を方形パルスに変換する方形波発振回路、多数のフリ
ップフロップの分周回路、出力バノファ、前記フリップ
フロップをリセットするクリア回路、前記方形波発振回
路のホールド回路などを備えており、いずれも各個別部
品を使用して形成できるが、時間制御用LSIチップC
O1を使用することにより小形化できるのである。
前記分周回路は、前記発振パルス信号の周期を2m倍(
mは前記フリップフロップの個数)の周期に引き延ばす
もので、例えば、前記発振パルス信号の周期を0.7秒
とし、8個のフリップフロップの分周回路を使用すると
該分周回路から出力するパルスの周期は0.7×28秒
、即ち3分となるのである。
尚、前記チップCO1は入力端手工、リセット端子R1
電源端子V1前記時定数制御回路31用の発信器、該発
振器停止端子H1出力端子0を備えているのである。
そして前記温度差Jtが大きくなると、時定数制御回路
31のC,R時定数が大きくなって、時間制御カウンタ
35で発振する発振パルス信号の周波数が小さくなり、
即ち、発振パルス信号の周期が長くなり、従って時間制
御カウンタ35から次の切換制御回路36への出力信号
が遅く与えられ、後記するごとく全容量運転時間T□か
も部分負荷運動時間T2への切換えを遅くするのである
そして時間制御カウンタ35からの出力信号が該カウン
タ35内の端子Hに与えられるので、チップCO1内の
発信器は発信を停止し、この停止は出力信号が次に述べ
るクロック34の信号によりリセットされる迄継続され
るのである。
又、前記第一、第二開閉弁20,21の切換制御回路3
6は、AC電源に接続する前記圧縮機電動機32と該圧
縮機電動機320発停用出力回路33に設ける第1リレ
ー42の常開接点43とを直列に接続すると共に、この
圧縮機電動機32に対し並列に、後記する第2リレー4
4の切換スイッチ45、及び該切換スイッチ45の常閉
端子46に前記第1開閉弁20を、又常開端子47に前
記第二開閉弁21を接続すると共に、整流器48により
形成された直流電源に前記第2リレー44とトランジス
タ49のコレクタ50及びエミッタ51を直列に接続し
、該トランジスタ49のベース52にC□s R1回路
を介して前記時間制御カウンタ35の出力側に接続する
ごとく構成したのである。
そして前記圧縮機電動機320発停用出力回路33は、
前記温度差jjがなくなると、前記空調負荷検出回路3
0からの入力がなくなるので、第1リレー42を消磁し
て前記切換制御回路36の常開接点43を開路し、圧縮
機電動機32を停止させ、同時に第一、第二開閉弁20
,21を消磁させるのであり、又前記温度差AtfJ″
−Oより大きくなると第1リレー42を励磁して常開接
点43を閉路し、圧縮機電動機32を回転させると共に
、閉路した常開接点43を介して切換スイッチ45の切
換えによる第一、第二開閉弁20.21の切換えを行な
って圧縮機1の容量制御を行なえる状態と成すのである
又前記クロック34にはR1*R3、C2の直列回路が
形成されると共に、該回路におけるR2とC2との間に
設けられたR3Yバイパスするごとくトランジスタ53
のコレクタ54、エミッタ55が接続されている。
即ち、このクロック34は前記温度差Atが0以上の時
、前記時間制御カウンタ35に所定周期のクロック信号
を供給し、該クロック周期時間を単位にディジタル演算
を行なわせるもので、該クロック信号は時定数(R3+
R2)、C2で決定されるのであり、又時定数R2+
C2で決定される周期毎に1秒以内の発振パルスを出し
、前記千ノブCOl内のリセット端子Rに信号を与えフ
リップフロップの内容をリセットして再び温度差Atに
見合う発振パルス信号をチップCO□がカウントし、一
定カウント後第2リレー44を励磁する制御を繰り返す
のである。
又このクロック34は、前記温度差Atがないとき第1
リレー42が消磁され圧縮機電動機32が停止している
時にリセットされるのである。
しかして以上のごとく形成した第4図に示す制御回路の
動作の態様を説明すると、空調負荷に対応する圧縮機容
量が前記容量制御範囲内にある時、空調負荷検出回路3
0が前記温度差Atに見合う出力を時定数制御回路31
に供給すると、該回路31の時定数が制御され、時間制
御カウンタ35でこの時定数に対応する周波数で発振し
、時間制御カウンタ35の前記分周回路により周波数を
引き延ばされて、時間制御カウンタ35からの信号は前
記所定周期Tに基づいて出力するのである。
即ち一周期Tの当初、リセットされた状態から前記所定
時間′r1迄は、時間制御カウンタ35は出力せず、換
言すると、全容量運転信号が出された状態である。
すなわち、第2リレー44は消磁された状態を保ち、従
って、切換スイッチ45は第4図で示す状態を保持する
ため、第一開閉弁20が励磁されて開路し、第二開閉弁
21は消磁されて閉路することにより、この時間T1に
亘って全容量運転が行なわれるのである。
そして該時間T1が経過すると、時間制御カウンタ35
は部分容量運転信号である出力信号を切換制御回路36
に供給するので、第2リレー44は前記所定時間T2に
亘って励磁状態を保ち、従って、切換スイッチ45は第
4図の状態から切換えられるため、第一開閉弁20が消
磁されて閉路し、一方第二開閉弁21は励磁されて開路
することにより、この時間T2に亘って部分容量運転が
行なわれるのである。
そして該時間T2の経過後、換言すれば一周期T経過後
リセットされて第2リレー44は再び消磁され、全容量
運転に戻るサイクルを繰り返すこととなり、結局圧縮機
1は所定の一周期T内で前記温度差Atに応じた運転時
間T、1の全容量運転と、運転時間T2の部分容量運転
との2種の容量運転を行なって、該2種の容量の中間に
位置する前記温度差Jtに適合する1種の容量運転と等
価な制御容量の運転を行なえるのである。
そして前記温度差4tが変動すれば斯く変動する温度差
Jjの値に応じてこの周期Tにおける全容量運転時間T
□と部分容量運転時間T2との運転時間の比が自動的に
変えられ、該周期T内における全体の容量を各温度差J
jに応じてきめこまかく制御できるのである。
以上説明したそのことを本実施例の制御装置を用いた空
気調和機により冷房運転を行なう場合を取上げて第5図
イ9口に基づいて説明する。
なお、空調負荷が外気からの侵入熱により発生する場合
について説明する。
冷房運転継続により、室温tが上限設定温度t2(第5
図aのイ点)以下に低下すると、前記制御装置により下
限設定温度t4と室温tとの温度差(At=t−ta)
に対応した値に圧縮機の平均容量が制御されるのである
すなわち、外気温度が高く、外気からの侵入熱が大きく
、従って、空調負荷が大きいときには、第5図イの実線
Bのように室温tがある高い目で冷房運転が継続される
なんとなれば、下限設定温度t4と室温tとの温度差A
tが大きいから圧縮機の容量も高容量(第5図口のB点
)であり、ちょうど空調負荷に見合った状態になってお
り、この状態でバランスし、室温tは外気温度が変化し
ない限り変化なく一定のまま継続されるのである。
また、冷房運転を継続中、外気温度が低下した場合を考
えると、第5図イの破線図のようになる。
すなわち、外気温度が低下すると、外気からの侵入熱が
減少し、室温が低下する。
その結果、前記温度差Jjが小さくなり、空調負荷が少
なくなったことを検出し、空調負荷に見合う圧縮機容量
と減少制御しく第5図口のC点)、室温tが若干低下し
た状態でバランスするのである。
そして空調負荷が前記容量制御範囲から外れ、温度差J
jがO以下時は圧縮機1を停止させ、温度差4tが最大
値を越えると全容量運転のみを行なわせるのである。
以上のごとく本考案は第−導管及び第二導管に切換装置
を設けると共に、空調負荷を検出し、該負荷に対応する
ように一定周期内において、該切換装置による前記導管
の開閉時間を制御する制御回路を設けて全容量運転と部
分容量運転との運転時間の比を変えるごとく威し、前記
一定周期内における圧縮機容量を制御し、単位時間当り
の圧縮機容量を制御するごとく成したので、空調負荷に
応じて圧縮機容量を常にきめこまかく確実かつ連続的に
制御でき、従って、従来の圧縮機の容量制御による室内
温度制御のように、空調負荷に変化がないにもかかわら
ず、室内温度が大きく変化するようなことがなく、即ち
、室内温度の変化を少なくでき、快適性を向上し得るの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は冷媒配管
系統図、第2図は第1図における中間吐出部の拡大断面
図、第3図は多負荷に対する多圧縮機出力及び多運転時
間の関係を示す特性線図、第4図は電気回路図、第5図
は本実施例の制御状態の説明図、第6図は従来例の制御
状態の説明図である。 1・・・・・・圧縮機、7・・・・・・吸入口、8・・
・・・・中間吐出口、9・・・・・・吐出口、10・・
・・・・中間吐出弁、12・・・・・・背圧室、16・
・・・・・高圧ガス配管、17・・・・・・第一導管、
18・・・・・・低圧ガス配管、19・・・・・・第二
導管、20.21・・・・・・切換装置、30・・・・
・・空調負荷検出回路、31 、33.34.35・・
曲運転信号発生回路、31・・・・・・時定数制御回路
(運転制御回路)、33・・・・・・発停用出力回路(
運転制御回路)、34・・・・・・クロック(運転制御
回路)、35・・・二・・時間制御カウンタ(運転制御
回路)、36・・・・・・切換制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸入口T1中間吐出口8及び吐出口9を有す乙圧縮機の
    容量制御装置において、前記中間吐出口8に設けられ、
    かつ背圧を高低圧に変化させることにより、前記中間吐
    出口8を開開する中間吐出弁10の背圧室12に、前記
    吐出口9からの高圧ガス配管16に一端を接続する第一
    導管17の他端と、前記吸入口Iへの低圧ガス配管18
    に÷端を接続する第二導管19の他端とを、それぞれ連
    結し、これら第一導管17及今第二導管19の両者に、
    前記背圧室12に第一導管17又は第二導管19を切換
    え連通させる切換装置20.21を設けて、この切換装
    置20.21の切換えにより高圧ガス配管16を第一導
    管17を介して背圧室12に連通させて中間吐出口8を
    閉じることにより圧縮機を全容量運転とする一方、前記
    切換装置20.21の切換えにより低圧ガス配管18を
    第二導管19を介して背圧室12に連通させて中間吐出
    口8を開くことにより圧縮機硬部分容量運転に切換制御
    可能にすると共に、空調負荷を検出する空調負荷検出回
    路30と、一定周期内において全容量運転信号と部分容
    量運転信号とを交互に出力すると共に、前記検出回路3
    0で検出した空調負荷に対応して前記全容量運転信号を
    出力する時間と部分容量運転信号を出力する時間との些
    を可変制御する運転信号発生回路3L33,34゜35
    と、この運転信号発生回路31 .33.34゜35か
    らの運転信号に対応して前記切換装置20゜21を切換
    える切換制御回路36とを設けたことを特徴とする圧縮
    機の容量制御装置。
JP1977136669U 1977-10-11 1977-10-11 圧縮機の容量制御装置 Expired JPS5833273Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977136669U JPS5833273Y2 (ja) 1977-10-11 1977-10-11 圧縮機の容量制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977136669U JPS5833273Y2 (ja) 1977-10-11 1977-10-11 圧縮機の容量制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5462106U JPS5462106U (ja) 1979-05-01
JPS5833273Y2 true JPS5833273Y2 (ja) 1983-07-25

Family

ID=29108107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977136669U Expired JPS5833273Y2 (ja) 1977-10-11 1977-10-11 圧縮機の容量制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5833273Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612094A (en) * 1979-07-10 1981-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rotary refrigerant compressor
JPS56135774A (en) * 1980-03-24 1981-10-23 Daikin Ind Ltd Refrigerating apparatus
JPS5749090A (en) * 1980-09-09 1982-03-20 Hitachi Ltd Control system for reciprocating type compressor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5462106U (ja) 1979-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0474210B2 (ja)
JP3230845B2 (ja) マルチ式空気調和機
KR0183481B1 (ko) 냉동장치, 그 냉동 장치를 이용한 공기 조화기 및 그 공기 조화기의 운전 방법
JPS5833273Y2 (ja) 圧縮機の容量制御装置
CN100523667C (zh) 用于控制具有多压缩机的空调的方法
JPH03172587A (ja) 広い容量制御幅を持つ圧縮機装置およびそれを用いた空調システム
JPH05622B2 (ja)
JPH02191882A (ja) 圧縮機の容量制御装置及びその制御方法
JP4277354B2 (ja) 空気調和装置
JPS5830A (ja) 冷房装置における可変容量圧縮機の運転制御方法
JPH04155139A (ja) 空気調和機
JPS61276660A (ja) 空気調和機の能力制御装置
JPS5819639A (ja) 冷房装置における可変容量圧縮機の運転制御方法
JPH0212543Y2 (ja)
JPH04158144A (ja) 空気調和機
JPS6317968Y2 (ja)
JPH065566Y2 (ja) ヒートポンプ装置
JPH04198669A (ja) 多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置
JPH0154620B2 (ja)
JPH07122522B2 (ja) 冷凍装置
JPH0331642A (ja) 空気調和機
JPH01256763A (ja) ヒートポンプ式空気調和機
JPS59194094A (ja) ヒ−トポンプ式空気調和機
JPH04158145A (ja) 空気調和機
JPS63233240A (ja) 空気調和機の運転制御装置