JPS5832040A - ガラス繊維集束剤 - Google Patents

ガラス繊維集束剤

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JPS5832040A
JPS5832040A JP56131374A JP13137481A JPS5832040A JP S5832040 A JPS5832040 A JP S5832040A JP 56131374 A JP56131374 A JP 56131374A JP 13137481 A JP13137481 A JP 13137481A JP S5832040 A JPS5832040 A JP S5832040A
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emulsion
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glass fiber
quaternary ammonium
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寿昭 佐藤
Akiharu Miyake
三宅 明晴
Takenori Tanaka
田中 偉業
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定のカチオン性重合体を含有するカチオン性
エマルジョンを主剤とするガラス繊維集束剤に関する。
更に詳しくは次の一般式(A)で示される重合性第4級
アンモニウム塩を少なくとも一重合成分として含むカチ
オン性重合体を含有するカチオン性エマルジョンを主剤
とするガラス繊維集束剤に関する。
2− 鳥 (ただし、R1および烏は炭素原子を1〜20ケ有する
アルキル基を表わしs R3は炭素原子を1〜、 20
ケ有するアルキル基または炭素原子を6〜15ケ有する
含芳香族ないし含脂環族基を表わしRは炭素原子を2〜
6ケ有しかつエチレン結合を1ケ有する脂肪族炭化水素
基を表わし、Xは壇素又は臭素を表わす。) ガラスt−潅維化する際に塗布される重来剤あるいはサ
イジング剤は通常フィラメントの接着剤、表面処理剤お
よび潤滑剤の各成分より構成され、その配合はガラス繊
維の用途によって異なるが、本発明は紡糸時の作業能率
を高めるためのフィラメントの集束を向上させるすぐれ
た接着剤を含むガラス繊維集束剤を提供するものである
集束剤はエマルジョンとして使用されるものが11とん
とであるが、ガラス繊維が負に帯電していることを考慮
すると、カチオン性エマルジョンを3− 用いればアニオンおよびノニオン性エマルジョンを用い
る場合に比して、繊維への付着量が増大し接着力の同上
が期待される。
−hfオン性エマルジョンは、カチオン性乳化剤を使用
することにより容易に得られるが、かかるエマルジョン
を収束剤として用いると、一部カナオン性乳化剤のみが
繊維に設層し、これによって引きおこされるエマルジョ
ンの不安定化のためにポリマーが析出する現象が起こる
場合があり、繊維の平滑性を損う恐れがある。さらにカ
チオン性乳化剤は一般に毒性が強く、その廃液処理に問
題を生じる可能性があり、以上の点からカチオン性乳化
剤を用いたエマルジョンをガラス繊維集束剤として使用
することは好ましくない0 本発明者らは、上述の欠点の無いガラス繊維集束剤を目
的とし、種々検討した結果本発明に到達したものである
。すなわち本発明は次の一般式(ただし、R1+ RL
2HRa + R及びXについての説明は前述に同じ) で示される重合性第4級アンモニウム塩を少なくとも一
重合成分とするカチオン性重合体を含有するカチオン性
エマルジョンを接着成分として含むガラス繊維集束剤で
あり、その特徴とするところは以下の如くである。まず
第1にカチオン性であるためにガラス繊維への付着量が
アニオン性、ノニオン性のものに比べて多く、接着力が
高いことである。第2の特徴としては、ガラス繊維への
処理中エマルジョンが破壊することがないために、粗大
なポリマーの凝lk物のガラス繊維に対する付着がなく
均一に処理できることがめげられる。この結果ガラス繊
維の糸切れが減少しかつ平滑性も向上するために作業能
率が著しく改善される。第3には、本集束剤は低褥性(
低公蕾性)であることである。
上述の多くの優れた特徴は、主として次の一般式 (ただし、肯、R2,R8,R及びXは前述に同じ)で
表わさ扛る重合性第4級アンモニウム塩がポリマー中に
導入されたカチオン性重合体を含有するエマルジョンを
主剤として使用することから生じたものである。以下に
そのエマルジョンの製法をさらに詳細に説明する。
本発明のガラス繊維集束剤の主剤であるカチオン性エマ
ルジョンは大別して次に示す2通りの製造法により製造
することが可能である。
すなわち第1の方法は上記の一般式で示される重合性第
4級アンモニウム塩を、好ましくは水性媒体中で、単独
重合ないしは他のラジカル重合性のビニル系モノマーと
共重合することによって水溶性および/あるいは極めて
親水性の強い(共)重合体を合成し、次いでかかるカチ
オン性重合体の存在下にビニル系モノマーをエマルジョ
ン重合する方法である。第2の方法はエマルジョン重合
さ6一 れるビニル系モノマーの重合中に該重合性第4級アンモ
ニウム塩を連続的に添加し、共重合せしめる方法である
。第1の方法において、まず該重合性第4級アンモニウ
ム塩と共重合されてもよいラジカル重合性のビニル系モ
ノマーとしてはアクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、N、N−ジメチルアクリルアミド、ヒドロキ
シエチルアクリルアミド、メタアクリルアミド、N−メ
チロールメタアクリルアミド、N、N−ジメチルメタア
クリルアミド、ヒドロキシエチルメタアクリルアミド等
のアクリルアミド系単量体、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸グロビル、アクリル酸ブチル、
メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタア
クリル酸プロピル、メタアクリル酸ブチル、メタアクリ
ル酸ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル酸エステル
系単量体、スチレン、アクリロニトリル、塩化ビニル、
酢酸ビニルなどを挙げることが出来る。これらは単独な
いしは2種類以上組み仕せて使用することが出来る。
7一 本発明で使用される前記一般式で示される重合性第4級
アンモニウム塩の具体例としては2−ヒドロキシ−3−
メタアクリルオキシプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライド、2−ヒドロキシ−3−アクリルオキシグロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、2−ヒドロキシ
−3−メタクリルオキシプロピルトリエチルアンモニウ
ムブロマイド、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロライド、2−ヒド
ロキシ−3−メタクリルオキシプロピルメチルエテルブ
チルアンモニウムクロライド、2−ヒドロキシ−3−メ
タクリルオキシジメチルフェニルアンモニウムクロライ
ド、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシグロビルジ
メチルシクロヘキシルアンモニウムクロライドなどが挙
げられる。
これらは単独もしくは21i(以上併せ用いることがで
き、なかでも2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプ
ロピルトリメチルアンモニウムクロライドが好ましく用
いられる。
前記のエマルジョンの製造の第1および第2の8一 方法において、エマルジョン重合されるビニル系モノマ
ーの具体例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、メタアクリル酸メチル、メタア
クリル酸エチル、メタアクリル酸プロピル、メタアクリ
ル酸ブチル、メタアクリル酸2−エチルヘキシルなどの
(メタ)アクリル酸エステル類、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、置換パーサティック酸ビニルなどのカルボ
ン酸ビニル類、スチレン、置換スチレン、アクリロニト
リル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、イソブ
チンなどが挙けられる。
上記のエマルジョン製造法において、従来公知のポリビ
ニルアルコール等の水溶性ポリマーやノニオン性乳化剤
が併用されるが、高い接着力が要求される場合にはポリ
ビニルアルコールを用いるのが好ましい。しかし目的や
用途によってはノニオン性乳化剤の方が好ましい場合も
あり、もちろんポリビニルアルコールとノニオン性乳化
剤の両者を用いてもかまわない。
9− エマルジョン製造の除、開始剤としては従来公知のもの
が使用可能であるが、エマルジョンのカチオン性を保持
するためには、分解の結果生成する開始剤ラジカルは中
性もしくはカナオン性のものが好ましい。それらの例を
挙げると、2.z−アゾビス(2−アミジノプロパン)
塩酸塩、過酸化水素あるいはこれと還元剤との組み合わ
せ、キュメンハイドロパーオキシドやt−ブチルハイド
ロパーオキサイドあるいはこれらと還元剤との組み合わ
せがある。
重合性第4級アンモニウム塩は、エマルジョン重合され
るビニル系モノマー100重量部あたり0.01〜10
重量部、好ましくは0.01〜2重量部の範囲で使用さ
れる。この量が少なすぎると、カチオン性エマルジョン
としての効果が十分に発揮されず、逆に多すぎると重合
系の安定性が損なわれたりするので、上述の範囲内で使
用することが好ましい。
本発明のガラス繊維集束剤は、その主剤であるエマルジ
ョン中のポリマーの軟化点が低いことが10− 重要であり、これは処理後、室温で乾燥した場合にポリ
マー粒子が互いに融合し、皮膜を形成するために必要で
ある。かかる観点から、エマルジョン中のポリマーのガ
ラス転移温度(Tg)は20℃以下であるととが必要で
ある。好ましくは1は10℃以下がよい。そのためには
前記のエマルジョン重合されるビニル系モノマー紫選ぶ
際に、十分な配慮がなされるべきであり、当業者の容易
に行ないうろことである。なおエマルジョン重合される
ビニル系モノマーから生成する(共)重合体の1が高い
場合には、その(共)重合体の可塑剤をあらかじめ添加
してTgを低下させる方法も適用可能である。
エマルジョン製造の第2の方法では、前記一般式を有す
る重合性第4級アンモニウムはエマルジョン重合される
ビニル系モノマーの重合中に連続的に添加され、゛共重
合されるが、この方法について着干の補址説明を以下に
しておく。該重合性4級アンモニウム塩は重合性が大き
いために、エマルジョン重合されるビニル系モノマーと
混合して重合に供すると、しばしば該重合性4級アンモ
ニウム塩が優先的にffi合し、重合途中ではもはや実
質的に該重合性4級アンモニウム塩が存在しない状態に
なる。エマルジョン重合きれるビニル系モノマーが酢酸
ビニル、エチレン、塩化ビニル碌どのようにいわゆるQ
−eiltl念でいうQ値の小さい場合にこの現象が起
りやすいので、この場合には該重合性4級アンモニウム
塩は1合中に連続的に添加される必要が生じる。なお不
発明で連続的というのは必ずしも真の意味で連続である
必要はなく、分割添加あるいは脈流添加などをも包括す
るものである。Q値の大きい(メタ)アクリル酸エステ
ルがエマルジョン重合すれるビニル糸モノマーの主体で
ある場合には、該重合性4級アンモニウム塩との共重合
性は良好であるので、必ずしも該重合性4級アンモニウ
ム塩の連続的添加は不要であるが、重合系の安定性の観
点から連続的添加が好ましい。
本発明のガラス繊維集束剤は上述の方法で製造されたカ
チオン性エマルジョンを主剤とし、これに必要に応じて
表面処理剤、潤滑剤などを加え、さらにはμ4の調節な
ども適宜性なうことにより、ガラス繊維の集束剤として
用いられる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
なお実施例中の部は重量部を弄す。
実施例(比較例を含む) (1)’Nmエマルジョンの製造 エマルジョンの製造例1 攪拌機、窒素導入管を備えたセパラブルフラスコを窒素
置換したのち、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシ
プロビルトリメチルアンモニウムクロライドモノマ−(
以下、モノマー〔■〕と略記する。)2Tfliと、あ
らかじめ窒素置換したイオン交換水70部を加え、常温
で溶解した。7()℃に昇温したのち、2.2’−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩05部とイオン交
換水10部の開始剤水浴液を添加し、1時間重合して〔
η)が0.18の[1)の重合体水溶液を得た。つづい
て60℃に温度調節し、5′f115の酢酸ビニルモノ
マーを加え、30分間1合したのち、90部の酢酸ビニ
ルモノ−13= マーを100分間にわたって連続的に添加し、重合した
。途中酢酸ビニルモノマーの添加開始後30分してから
10%(TL量)のポリビニルアルコール(部分けん化
物2重合度500)水溶液20部の連続添加をはじめ、
酢酸ビニル七ツマ−の添加と同時に終了するようにした
。連続添加が終了したのち70℃に昇温し、1時間反応
熟成を行ない、1合を完結せしめた。得られたエマルジ
ョン(以下エマルジョンAと略記する)は良好な安定性
を示し、固形分濃度50.2%2粒子径0.2−0.4
μのものであった。
エマルジョンの製造例2 製造例1と同様の反応器を窒素置換したのち、モノマー
[:IF5.5部およびアクリルアミド0,75部に多
らかしめ窒素置換したイオン交換水70部を加え、常温
で溶解した。70℃に昇温したのち2.27−アゾビス
(2−アミジノプロパン)塩酸塩0.25部とイオン交
換水5部の開始剤水溶液を添加し、1時間重合してCI
)とアクリルアミドとの共重合体を得た。つづいて60
℃に温度調節して=14− 3部の酢酸ビニル七ツマ−を加え、30分間重合したの
ち、92部の酢酸ビニルモノマーを100分間にわ友っ
て連続的に添加し、重合した。途中酢酸ビニルモノマー
の添加開始後10分してから10%(重t)のポリビニ
ルアルコール(部分1r)−ん化物9重合度500)水
溶液20部を一括添加した。酢酸ビニルモノマーの連続
添加が終了したのち70℃に昇温し、1時間熟成を行な
い、重合を完結せしめた。得られたエマルジョン(以下
エマルジョンBと略記する)は安定でアリ、固形分濃度
49.8%s粒子径0.5−1゜0μのものであった。
エマルジョンの製造例3 製造例1と全く同様の条件で、連続添加するモノマーヲ
酢酸ビニルモノマー61.5部、バーサチック酸ビニル
エステルモノマー(シェル化学展VeoVa−10) 
28.5部の混合モノマー計90部とし重合した。得ら
れたエマルジョン(以下エマルジョンCと略記する)は
良好な安定性を示し、固形分濃度50.0%9粒子径0
.2−0.4μであった。
エマルジョンの製造例4 ツマ−を酢酸ビニルモノマー75.75部、アクリル酸
n−ブチル14.25部の混合モノマー計90部として
重合した。得られたエマルジョ/(以下エマルジョンD
と略記)は良好な安定性を示し、固形分濃度50.4%
2粒子径0.2−0.5μであった。
エマルジョンの製造例5 攪拌機、窒素導入管と備えたセパラブルフラスコに部分
けん化PVA(けん化度88モルチ2重合度500)8
部をはかりとり窒素置換したのち、あらかじめ個累置換
したイオン交換水100部を加え、90℃で溶解した。
溶解後塞温まで冷却し0.05部のモノマー〔l〕、ア
クリルアミドモノマー0.085部および酢酸ビニルモ
ノマー10部を加えた。70℃に昇温したのち、2.2
’−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩0.5部
とイオン交換水10部とからなる開始剤水溶液を添加し
た0菫合開始後30分経過したところで、窒素置換した
酢酸ビニルモノマー90部とイオン交換水20部にモノ
マー[1)0.15部およびアクリルアミドモノマー0
.25部を溶解したモノマー水溶液を3時間にわたって
連続的に添加した。添加終了後2時間重合を行ない、重
合を完結せしめた。得られたエマルジョン(以下エマル
ジョンEと略記する)は良好な安定性を示し、固形分濃
度は472%でおった。
エマルジョンの製造例6 製造例5と同様の反応器を窒素置換したのち、部分けん
化PVA(けん化度88モル襲2重合度1700)4m
と/ニルフェニルエーテルPOE(30)を1.5部を
はかりとり窒素置換したのち、あらかじめ窒素置換した
イオン交換水100部を加え、90℃で溶解し九〇溶解
後室温まで冷却し0.05部のモノマー〔I〕、アクリ
ルアミドモノマー0.085部および酢酸ビニルモノマ
ー10部を加えた。70℃に昇温したのち、2.2’−
アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩0.5部とイ
オン交換水10部とからなる開始剤水溶液を添加した。
重合開始後30分経過したところで、窒素置換した酢酸
ビニル七ツマ−76,5部、アクリル酸n −7’チル
モノマー13.5部の混合モノマーと、イオン17− 交換水20部にモノマー[!〕0.15部およびアクリ
ルアミドモノマー0.25部を溶解したモノマー水溶液
を3時間にわたって連続的に添加した。添加終了後2時
間重合を行ない、重合全完結せしめた。得う扛たエマル
ジョン(以下エマルジョンFと略記)は良好な安定性を
示し、固形分濃度は46.7%でめった。
エマルジョ/の製造例7 攪拌機、窒素導入Wt備えたセパラブルフラスコに部分
けん化PVA(けん化度88モル%、 M合度500)
8部をはかりとり窒素置換したのち、あらかじめ窒素置
換したイオン交換水100部を加え、90℃で溶解した
。溶解後室温まで冷却し酢酸ビニルモノマー10部を加
えた。70℃に昇温したのち、過硫酸カリウム0.2部
とイオン交換水10部とからなる開始剤水溶液を溶かし
た。置台開始後30分経過したところから、菫累[侯し
た酢酸ビニルモノマー90部を2時間にわたって連続的
に添加した。添加終了後2時間量合を行な□い、重合を
完結せしめた。得られたエマルジョン=18− (以下エマルジョンGと略記)は良好な安定性を示し、
固形分濃度は48.9%であった。
エマルジョンの製造例8 製造例7と同様の反応器にノニルフェニルエーテル(ポ
リエチレンオキサイド40モル付加物)(三洋化成製、
ノニボール400)4部をはかりとり窒素置換したのち
、あらかじめ窒素置換したイオン交換水100部を加え
溶解し、酢酸ビニル七ツマー5部を加えた。70℃に昇
温したのち、過硫酸カリウム0.2部とイオン交換水1
0部とからなる開始剤水溶液を添加した。重合開始後3
0分経過したところから、窒素置換した酢酸とニルモノ
マー95部を2時間にわたって連続的に添加し次。添加
終了後2時間重合を行ない重合を完結せしめた。得られ
たエマルジョン(以下エマルジョ/Hと略記)は良好な
安定性を示し、固形分濃度は48.4%であった。
エマルジョンの製造例9 製造例7と同様の反応器にドデシル硫酸す) IJウム
(花王アトラス製、エマール0)0.5部をはしたイオ
ン交換水100部を加えて溶解し、酢酸ビニル七ツマー
5部を加えた070℃に昇温したのち、過硫酸カリウム
0.2部とイオン交換水10部とからなる開始剤水溶液
を添加した。重合開始後30分経過したところから、窒
素置換した酢酸ビニル七ツマー95部を2時間にわたっ
て連続的に添カロした。途中ドデシル硫酸ナトリウム2
部を窒素置換したイオン交換水10部に溶解した水溶液
を4回に分けて添加した。酢酸ビニルモノマー添加終了
後2時間重合を行ない重合を完結せしめた。得うれたエ
マルジョン(以下エマルジョンJと略記)は良好な安定
性全示し、固形分濃度は45.9俤でろっだ。
(2)  ガラス繊維集束剤としての性能評価(1)に
おいて示した各種のエマルジョンの製造例により得られ
たエマルジョンのウチ、エマルジョンポリマーのガラス
転移温度(寵)の高いものに対しては可塑剤としてジブ
チルフタレート(以下DBPと略記)をエマルジョンの
固形分に対して10重量係添加してガラス繊維集束剤を
構成し、エマルジョンポリマーの′攻の低いものについ
てはエマルジョンをそのままガラス繊維集束剤として用
い、該集束剤として必要な接着性能を以下に示ス如<■
ガラス繊維へのエマルジョンポリマーの付着量、及び■
エマルジョンポリマーを付着したガラス繊維織布の一定
条件下での接着強度を測定する方法で調べた。
■ ガラス繊維への付着量の測定 25o++X15m広さのガラス繊維織布(日本ガラス
繊維製EMH25)をアセトンで洗浄、風乾し、所定濃
度のエマルジョンに10分間浸漬、液がたれない程度に
ローラーでしばった後−昼夜風乾、105℃で30分間
の熱処理を行ない、エマルジョンのガラス繊維への付着
量を求め、第1表に示す如き結果を得た。尚、付着量の
算出は重量法でおる。
21− 第    1    表 ガラス繊維への単位重量当りのエマルジョンポリマーの
付着量(%;′)■ エマルジョンポリマーを付着せし
めたガラス繊維織布の接着強度の測定 ■で述べた各種のガラス繊維集束剤を用いて以下に示す
普通の浸漬法でガラス繊維に塗布し、□ 接着性を測定
した。すなわち、目抜き平織クロス22− (18本/ 25 m X 20本/25++m)を水
性エマルジョンに浸漬し、風乾したものを255mX1
5crn に切断し、縦糸の長さが10αとなるように
端から2.5mのところで縦糸を交互に切断してこれを
試料とする。インストロン引張り試験機により試料の両
端を保持し、10crn/分の速度で引っ張り、接着強
度を測定し、第2表に示す如き結果を得た。
第    2    表 マルジョンを主剤とするガラス繊維集束剤のガラス繊維
に対する接着性能が明らかにすぐれていることを示して
いる。更に実際に上述の各種のガラス繊維集束剤を用い
てガラス繊維モノフィラメン14集束したストランド(
lR維径径13μ204フイラメントよりなる)を電動
式カッターを用いて6鶴長にカットし、該カットファイ
バーの状態を観察したが、ケバの発生状況及びストラン
ドの割れ状況は前記比較例に示したガラス繊維集束剤使
用の場合に比べていずれも低いものであった。
特許出願人 株式会社 り ラ し 代理人弁理士本多 堅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)次の一般式(人)で示される重合性第4級アンモ
    ニウム塩を少なくとも一重合成分として含むカチオン性
    重合体を含有するカチオン性エマルジョンを主剤とする
    ガラス繊維集束剤。 絢 (ただしR1および鳥は炭素原子を1〜20ケ有するア
    ルキル基を表わし、烏は炭素原子を1〜20ケ有するア
    ルキル基または炭素原子を6〜15ケ有する含芳香族な
    いし含脂環族基を表わし、Rは炭素原子を2〜6ケ有し
    かつエチレン結合を1ケ有する脂肪族炭化水素基を表わ
    し、Xは塩素または臭素原子を表わす。) (2)  カチオン性重合体を含有するカチオン性エマ
    ルジョンが、一般式(A)で表わされる重合性1− 第4級アンモニウム塩を少なくとも一重合成分として含
    むカチオン性重合体の存在下でビニル系モノマーを乳化
    重合せしめたものである特許請求の範囲(1)に記載の
    ガラス繊維集束剤。 (8)  カチオン性重合体を含有するカチオン性エマ
    ルジョンが一般式(A)で表わされる重合性第4級アン
    モニウム塩を乳化重合されるビニル系モノマーの重合中
    に連続的に添加し、共重合せしめたものである特許請求
    の範囲(1)に記載のガラス繊維集束剤。
JP56131374A 1981-08-20 1981-08-20 ガラス繊維集束剤 Granted JPS5832040A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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