JPS5831235B2 - センザイノトソウホウホウ - Google Patents

センザイノトソウホウホウ

Info

Publication number
JPS5831235B2
JPS5831235B2 JP12795975A JP12795975A JPS5831235B2 JP S5831235 B2 JPS5831235 B2 JP S5831235B2 JP 12795975 A JP12795975 A JP 12795975A JP 12795975 A JP12795975 A JP 12795975A JP S5831235 B2 JPS5831235 B2 JP S5831235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
wire
dispersion
coating film
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12795975A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5252942A (en
Inventor
浩市 大仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP12795975A priority Critical patent/JPS5831235B2/ja
Publication of JPS5252942A publication Critical patent/JPS5252942A/ja
Publication of JPS5831235B2 publication Critical patent/JPS5831235B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラスチック粉末を水中に分散した人蓄無害且
つ大気汚染、火災発生等の危険性のない塗料を使用し、
線材を塗装する方法に関するものである。
プラスチック或はゴムによる線材の塗装方法には大別し
て四種類ある。
即ち、その一つの方法は押出機から押出された融解プラ
スチックをクロスヘッド内で線材の周囲に付着させたの
ち、これを水槽内に導いて冷却固化させる方法(押出法
)でありもう一つの方法は線材を溶液状態のプラスチッ
ク中に導いて溶液を付着させ、これを加熱することによ
りプラスチックを硬化させたり或は溶剤を蒸発して乾燥
固化する方法(溶液法)である。
また最近では、帯電したプラスチック粉末を線材表面に
付着させ、これを加熱溶着する方法(静電塗装法)やプ
ラスチック粉末を空気中で流動浮遊させ、ここに予めプ
ラスチックの融点以上に加熱した線材を導いて表面に付
着させたのち加熱溶着する方法(流動浸漬法)等も試み
られている。
押出法は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリアミ
ド等の熱可塑性プラスチック或はゴムを線板に塗装する
方法として最も多用されている。
しかし、かかる押出法によって得られる塗膜の厚みは通
常100μ以上であり、これより薄い塗膜を得る場合は
塗膜切れを生じたり厚みが不均一になり易い。
溶液法は、プラスチック或は合成ゴムを溶剤に溶解させ
た状態或は液状のプラスチックも使用する。
かかる溶液法は、表面平滑性良好な薄い塗膜が得られる
が、逆に厚い塗膜を得る場合は溶液中の固形分を多くし
たり、塗装回数を多くするため塗膜の厚みが不均一にな
ったり、作業能率の低下を招き易い。
また、含有溶剤による健康上の障害、或は大気汚染、火
災発生等の危険性を有すると共に、耐溶剤性の優れたプ
ラスチックを塗装する場合は、使用溶剤の選択が制限さ
れる。
静電塗装法、流動浸漬法等の方法は熱可塑性プラスチッ
ク或は熱硬化性プラスチックの粉末が使用出来るが、粉
末の線材への付着効率が悪いこと、粉立ちが多いこと、
細かい粉末が得にくく塗膜の平滑性が悪いことおよび塗
膜が厚いこと等、作業面、品質面で問題があり、線材の
塗装方法としての技術は未だ十分満足できる状態にある
とは言い難い。
本発明は、こうした事情に鑑み、鋭意検討の結果、プラ
スチック粉末を水中に分散して得られた塗料を使用し、
ここに線材を浸漬後加熱することにより、線材を塗装す
る方法を見出したのである。
即ち、本発明の基本横取取分は水、プラスチック粉末(
必要なら界面活性剤、分散安定剤、着色剤)より威り、
人蓄に対して無害かつ、大気汚染、火災発生等の危険性
のない分散液である。
かかる分散液は、プラスチック粉末、分散安定剤等の添
加量により粘度を調整し、表面平滑性の優れた任意の塗
膜厚みに塗装することが可能である。
本発明の方法は線材の線径および塗膜の厚みには制限は
ないが、特に、直径3.0%以下の細い線材に100μ
以下の薄い膜を塗装する方法として有効である。
本発明で用いられるプラスチック粉末は、ポリ塩化ビニ
ル、ポリオレフィン、ポリアミド等の熱可塑性プラスチ
ック或はエポキシ、アクリル、ポリエステル等の熱硬化
性プラスチックのいずれも使用可能である。
その使用形態は、予め安定剤・可塑剤等を混練した粉状
プラスチックを機械的或は化学的方法で粉末とし、これ
を水中に分散するがその他にも、液状のプラスチックを
水と乳化剤の存在下に高速攪拌下に懸濁分散させる方法
或は、水中で重合反応を行い、得られた重合物を懸濁分
散させる方法も使用出来る。
いづれの場合にも、粉末は水100重量部に対し等置板
下、通常30〜70重量部添加し、その平均粒子径は0
.1〜250μである。
粒子が小さい程塗装の平滑性は良好で薄膜塗装が可能で
ある。
本発明方法による線材の塗装に際し、分散液は攪拌或は
循環等の方法により流動状態にし、粉末の沈降を防ぐ必
要があるが、更には、分散液の安定性をよくシ、線材表
面への付着性および塗膜の平滑性を向上させるため少量
の水溶性樹脂を添加し粘度を高くすることが望ましい。
かかる水溶性樹脂としては、ポリアクリルアミド、ポリ
アクリル酸ソーダ、ポリエチレングリコール、ヒドロキ
シエチルセルロース(HEC)、カルボキシメチルセル
ロース(CMC)、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアル
コール等が使用可能であるが、耐熱性、塗膜の金属への
密着性等の点においてポリアクリルアミド、ポリアクリ
ル酸ソーダーが望しく、通常は水に対して0.01〜3
重量部、好ましくは0.1〜1.0重量部使用する。
本発明にかかわる分散液中に気泡が混入した場合、得ら
れた塗膜にピンホールを生じ易く、これが塗膜の物性低
下の原因となるため消泡剤或は少量の溶剤を添加・し、
気泡混入を避ける必要がある。
これらの添加量は気泡混入が少なくなるのに必要な最低
量であり、消泡剤はシリコン、界面活性剤等を水に対し
て0.1〜1.0重量部添加し、溶剤を使用する場合は
アルコール類を水に対して1〜30重量部添加する。
また、プラスチックは往々にして着色した状態で使用さ
れるが、本発明にかかわる分散液は染料或は顔料を水お
よび浸潤剤等で分散して得られた水分散性顔料ペースト
を使用し容易に着色出来る。
本発明の方法による線材の塗装に際し、分散液は配合剤
の添加量により粘度調整が可能であり、そのときの粘度
により任意の塗膜厚みに塗装することが出来るが、塗装
作業性、仕上り状態等の点から、通常2000 cps
以下(B型回転粘度計)好ましくは100〜1000
cpsで塗装する。
次に本発明の方法による線材の塗装は第1図に示すフロ
ーに基づき、次の手順で行う。
浸漬槽4中に予め調整された分散液を入れ、ここに回転
可能な浸漬ロール或は車3を取りつけ、常に分散液と接
触させる。
分散液は攪拌或は循環等の方法により流動状態を保つこ
とが望しい。
ここに、仕込ロール1より矯正ロール2を経て送られた
線材を浸漬ロール3を通して線材表面に分散液を付着さ
せた後、更にスクイズロール5を通して、分散液を線材
表面により均一に付着させる。
次にこの線材を加熱炉6内を通して、水分を蒸発させ、
プラスチック粉末を加熱溶融(或いは硬化)させた後冷
却空気7或は水冷ロール8を通して冷却固化する。
更にこの線材を再度戻りロール9を経て浸漬ロール3に
導き、繰り返し塗装することにより厚い塗膜を得ること
も可能である。
水冷ロール8を通して冷却固化された線材は矯正ロール
10を経て巻取りロール11により巻取られる。
以上の本発明の塗装方法において塗装速度を早くした場
合、多量の分散液が付着し、塗膜の厚みむら、偏向等を
生じ易いが、複数個のスクイズロールを使用するか或は
小孔のスリットを通したのちスクイズロールを通すこと
により塗装状態は改良される。
また、本発明の方法は多数本の線材を同時に塗装したり
、或は色の異なる塗装を同時に行うことも可能であるの
みならず、色替えが容易であり、分散液の損失も少なく
作業面、経済面においても有効な塗装方法である。
更に、塗膜と線材の密着性を必要とする場合に、線材表
面を予め熱硬化性プラスチックの希薄溶液(プライマー
)で薄膜塗装したのち塗装に供することも可能であり、
これらの方法を連続的に行うことも可能である。
こうして本発明の方法により塗装された線材は、その塗
装状態、塗膜の性状等において、プラスチック被覆線材
としての要求を満たすものであり、各種の包装材料、農
漁業用資材(例えば漁網、線による柵)、産業用資材、
装飾、装身具等に使用される。
以上の如く、本発明の方法は安全性、作業性、経済性、
塗装状態、塗膜性能等の点において線材の塗装方法とし
て充分評価に値するものである。
次に実施例を示すが、これらの実施例は本発明を制限す
るものではない。
実施例 1〜6 水100重量部に対しポリアクリルアミド(三共化或■
製、サンポ1)−N500)0.3重量部および消泡剤
(日本油脂■製、ニラサンディスフオームCD−432
) 0.3重量部を溶解し、ここに機械的に粉砕して得
られたナイロン−12(N12)の粉末(60μ以下)
を55重量部添加し、水中分散液を調整する。
同様にしてN−12の粉末の添加量の異なる分散液を調
整する。
次に、これらの分散液を使用し、第1図に示す工程に基
づき、予めトリクレン溶液で脱脂した0、7%の亜鉛メ
ッキ線を線速2m/分、加熱250〜300・07分の
条件で塗装した。
N−12微粉末添加量と分散液の粘度との関係、分散液
の粘度および塗装回数と膜厚との関係を表−1、第2図
及び第3図に示す。
N−12の粉末の添加量により任意の粘度の分散液が得
られ、また、分散液の粘度により膜厚の調整が可能であ
る。
特に、粘度500〜100ocpsのとき、平滑性に優
れ(±5μ)且つ隠蔽性の優れた塗膜が得られた。
実施例 7〜9 実施例4と同様の方法で線径の異なる亜鉛メッキ線の塗
装を行った結果0.2〜2.OXの線材の場合にも平滑
性良好な塗膜が得られた。
結果を表1に示す。
実施例 10 実施例4と同様の方法で0.7%の亜鉛メッキ線を使用
し、塗装速度を速くした場合の塗装状態を調べた。
結果を表−1に示す。線速度が5m/分以上になると、
平滑性が悪くなり偏向を生じ易いが、複数個のスクイズ
ロールを通すことにより改良される。
本実施例では線速度25m/分の場合にも、3個のスク
イズロールを通すことにより、線速2 m /分の場合
と同等の塗装結果が得られた。
実施例 11〜16 実施例4と同様にして、赤、青、黄、緑、黒、白の水分
散性顔料ペースト(犬日本インキ■製、大日本精化■製
)3重量部を添加し、分散液を着色したのち、o−7%
の亜鉛メッキ線を塗装した。
結果を表−1に示す。
分散液は容易に着色され、色調、平滑性共に優れた塗膜
が得られた。
実施例 17 トリクレンで脱脂した0、7%の亜鉛メッキ線にレゾー
ル型フェノール樹脂を約5μの膜厚に塗装後、実施例4
と同様の方法で0.7駕亜鉛メツキ線を塗装し、2回塗
り65μの塗膜を得た。
結果を表−1に示す。
実施例17は実施例4にくらべ、塗膜の密着性が大巾に
改良され、線材を折り曲げた場合、或はナイフで傷をつ
けた場合にも剥れは認められなかった。
実施例 18 実施例4の消泡剤の代りに溶剤を添加した分散液を使用
し、塗膜の密着性を調べた。
即ち水80重量部、メタノール20重量部、ポリアクリ
ルアミド(三共化成・サンポリ−N500)0.3重量
部、N−12の粉末55重量部よりなり、この分散液を
使用して得られた塗膜は実施例17と同様良好な密着性
を示した。
結果を表−1に示す。
また、実施例17と同様にプライマーコートした場合に
も良好な密着性を示した。
実施例 19〜21 実施例4と同じ方法で、N−12の粉末の代りに機械的
粉砕で得られたポリエチレン、ポリ塩化ビニル、熱硬化
性エポキシ樹脂(いずれも60μ以下)等を添加した分
散液を調整し、トリクレンで脱脂した0、7%の亜鉛メ
ッキ線に塗装した。
結果を表−1に示す。
いずれの場合も2回塗り約50〜60μの平滑性良好な
塗膜が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の塗装方法の説明図、第2図は分散液中
のナイロン−12微粉末添加量と鉄液の粘度との関係を
示す図、第3図は分散液の粘度と塗装回数と膜厚との関
係を示す図である。 1・・・線材の仕込ロール、2・・・矯正ロール、3・
・・浸漬ロール、4・・・浸漬槽、5・・・スクイズロ
ール、6・・・加熱炉、7・・・冷風、8・・・水冷ロ
ール、9・・・戻りロール、10・・・矯正ロール、1
1・・・巻取りロール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プラスチックの粉末を水中に分散し、この分散液に
    線材を浸漬後加熱することにより線材を塗装する方法。
JP12795975A 1975-10-24 1975-10-24 センザイノトソウホウホウ Expired JPS5831235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12795975A JPS5831235B2 (ja) 1975-10-24 1975-10-24 センザイノトソウホウホウ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12795975A JPS5831235B2 (ja) 1975-10-24 1975-10-24 センザイノトソウホウホウ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5252942A JPS5252942A (en) 1977-04-28
JPS5831235B2 true JPS5831235B2 (ja) 1983-07-05

Family

ID=14972882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12795975A Expired JPS5831235B2 (ja) 1975-10-24 1975-10-24 センザイノトソウホウホウ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5831235B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295688U (ja) * 1985-12-06 1987-06-18

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6136950A (en) * 1997-09-23 2000-10-24 Mbt Holding Ag Highly efficient cement dispersants

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295688U (ja) * 1985-12-06 1987-06-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5252942A (en) 1977-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001502966A (ja) 可撓性平面基材上に熱可塑性層を形成する方法およびこれを製造するための粉体
CN104918989B (zh) 记录用纸
JPH08507252A (ja) 多層熱可逆性オルガノゲルの同時適用方法およびそれにより製造した被覆物品
JP4333829B2 (ja) 接着剤組成物
CN109651559B (zh) 一种免离型烫布电化铝用丙烯酸树脂及其制备方法和应用
JPS5831235B2 (ja) センザイノトソウホウホウ
DE2440740C3 (de) Pulverformige Anstrichzubereitung
JPH082979B2 (ja) ポリエステルフイルムおよびその製造方法
JPH07247450A (ja) 水性多彩被覆組成物
JP3138988B2 (ja) ジェット印刷用インク組成物
JP2004182788A (ja) 多彩模様塗料組成物
US5234760A (en) Composite material comprising a substrate and a polymeric based coating and process for the manufacture thereof
JPS5817553B2 (ja) 塩素化ポリエチレン系塗料組成物
US3960791A (en) Powder coating composition for electrodeposition
US4017435A (en) Powder coating composition for electrodeposition
JPH075855B2 (ja) ジェットプリント法用の温度変化に安定な耐溶剤性インキ
JP2631697B2 (ja) ポリエチレン用接着プライマー組成物
GB1585374A (en) Ink composition for the printing of polyvinylic materials
WO1980000571A1 (en) Antifouling coating
JPH11181337A (ja) メタリック調塗料組成物
JP2827262B2 (ja) 顔料用アクリロニトリル系重合体混合物
JP2595647B2 (ja) 艶消剤
JPH011533A (ja) 複合フィルム
JPS5949263B2 (ja) 電着塗装法
JPS5816854Y2 (ja) 色模様鋼板