JPS5831122Y2 - X↓−y移動装置 - Google Patents

X↓−y移動装置

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Publication number
JPS5831122Y2
JPS5831122Y2 JP3733579U JP3733579U JPS5831122Y2 JP S5831122 Y2 JPS5831122 Y2 JP S5831122Y2 JP 3733579 U JP3733579 U JP 3733579U JP 3733579 U JP3733579 U JP 3733579U JP S5831122 Y2 JPS5831122 Y2 JP S5831122Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
hand
object holder
holder
handed screw
Prior art date
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Expired
Application number
JP3733579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55137109U (ja
Inventor
昇 黒羽
武 大川
Original Assignee
株式会社ニコン
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ニコン filed Critical 株式会社ニコン
Priority to JP3733579U priority Critical patent/JPS5831122Y2/ja
Publication of JPS55137109U publication Critical patent/JPS55137109U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、X−Y移動装置に関する。
従来、X−Y移動装置として、側面をテーパ状に形成し
た移動部材を基準台上に設け、ばね部材により該側面に
接する如く付勢した1つの押圧ピンと、2つの調整ねじ
とを前記基準台に設けると共に、該3つの部材で前記移
動部材を3点支持したX−Y移動装置が知られている。
第1図及び第1図のA−A断面である第2図を用いて上
記移動装置が顕微鏡対物レンズの心合わせ装置として用
いられた例を具体的に説明する。
基準台1には中心部に図示なき対物レンズをねじ込み固
定する対物保持部2が載置されている。
対物保持部2の側面は基準台1に向かってテーパ状に広
か゛つている。
対物保持部2の側面にはばね3に押圧されたピン3′と
2つの右ねじ4,5が接しており、従って対物保持部2
は3点支持されている。
対物保持部2に固定された図示なき対物レンズの心合わ
せをする場合には、右ねじ4,5をそれぞれ右回転すれ
ば、対物保持部2はばね3の押圧力に抗して移動し、右
ねじ4,5をそれぞれ左回転すれば、対物保持部2はば
ね3の押圧力によって移動する。
しかしながら、このような従来のX−Y移動装置では右
ねじ4を右回転、左回転した場合の対物保持部2の軌跡
と、右ねじ5を右回転、左回転した場合の対物保持部2
の軌跡と、が有するヒステリシスが異なってしまうとい
う欠点があった。
従来のX−Y移動装置の軌跡を心合わせ装置を用いた顕
微鏡において測定した例を第4図に示す。
第4図は顕微鏡の被検物としてマイクロ方眼紙を眺き、
右ねじ4,5をそれぞれ独立に操作した時の視野の移動
をレチクル(十字線)を基準として測定しプロットした
一例を第4図に示す。
第4図のAは右ねじ4を一定量右回転し、再び一定量左
回転した場合の対物保持部2の動きであり、第4図のB
は右ねじ5を一定量右回転し、再び一定量左回転した場
合の対物保持部2の動きである。
軌跡Bのヒステリシスの大きさlは偏光顕微鏡用のもの
で数ミクロン程度であった。
本考案の目的は、側面をテーパ上に形成した移動部材を
1つの押圧ピンと2つの調整ねじとで3点支持したX−
Y移動装置において、2つの調整ねしによる移動部材の
軌跡のヒステリシスをほぼ同程度に威したX−Y移動装
置の提供にある。
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を説明する
第5図は本考案の一実施例であって、従来装置である第
1図のものと異なる点は、ねし50として左巻のねじを
用いたことにある。
他の横取は第1図の従来例と同じである。
このように従来の右ねじ5を左りじ50にすることによ
って、左右のねじ4,50の操作時に生ずる対物保持部
2の軌跡のヒステリシスの大きさを等しくすることがで
き、本例の場合はほとんど零とみなして良い程度になる
その理由を従来装置と比較しながら以下に説明する。
初めに、第1図と、第2図の点線部分を拡大した場合を
考える。
右ねし5を右回転すると、第3図かられかるように、右
ねじ5と対物保持部2の側面との接点Pは右ねじ5の中
心線O上にないので、右ねじ5の回転に伴ない右ねじ5
と対物保持部2の側面との間には滑りの摩擦力が働く。
その為、対物保持部2は第1図のm方向へ滑り摩擦力の
作用を受け、又反作用として右ねじ5は第1図のn方向
へ滑り摩擦力の作用を受ける。
従って右ねし5はばね3より受ける力により寄せられる
方向(第1図のm方向)に逆って第1図のn方向に寄せ
られる。
従って右ねじ5はねじのガタ分だけ対物保持部2を押す
方向に押出されることになる。
一方、右ねじ5の右回転によって右ねし4が受ける力を
考えると、対物保持部2に働らくm方向の摩擦力は、対
物保持部2が右ねじ4を押圧する方向の力となる。
従って、対物保持部2と右ねじ4との間の押圧力は右ね
じ5を右回転すると大きく増加するのでこの押圧力によ
って対物保持部2と右ねじ4との間に生ずる変形量が大
きくなる。
次に、右ねじ5を左回転した場合を考えると上述の場合
とは逆に右ねじ5はばね3による押圧力及び対物保持部
2との間の滑り摩擦力によって第1図のm方向に寄せら
れる。
従って右ねじ5はガタ分だけ退避することになる。
また、右ねじ5の左回転によって対物保持部2は第1図
のn方向の摩擦力を受けるが、この摩擦力の方向nは対
物保持部2と右ねし4とを遠さ゛ける方向の力であるか
ら、対物保持部2と右ねじ4との間の押圧力は減少する
方向にあるので、その押圧力に見合った小さな変形量に
なる。
このように右ねじ5を右回転した場合と左回転した場合
との条件の違いから、第4図に示すBのようなヒステリ
シスが生ずることになる。
今度は、右わじ4を右回転した場合を考えると、右ねし
4は対物保持部2から第1図のm′方向へ滑り摩擦力の
作用を受ける。
従って右ねヒ4はこの摩擦力及び゛は゛ね3による押圧
力によって、第1図のm′方向に寄せられる。
一方、右ねじ4の回転によって右ねじ5が受ける力を考
えると、対物保持部2に働ら(n’方向の摩擦力は、対
物保持部2が右ねじ5から遠さ゛かる方向の力となる。
従って対物保持部2と右ねじ5との間の変形量は小さい
また右ねじ4を左回転した場合には、右ねじ4は対物保
持部2からn′方向の摩擦力を受けるが、右ねじ4はば
ね3の押圧力に順する方向に退避するので上記摩擦力は
小さい。
従って右ねし4はばね3の強い押圧力によってm′方向
に寄せられたままである。
また上述の理由にて対物保持部2の受けるm′方向の摩
擦力も小さいから、対物保持部2と右ねじ5との間に働
らく押圧力の増加も少ない。
従って対物保持部2と右ねに5との間に生ずる変形量も
小さくなる。
このように右ねじ4の場合には、その回転方向を変えて
も条件の違いが右ねじ5に比し少ないから第4図に示す
Aのようにヒステリシスも小さくなる。
次に、第5図に示した本考案の実施例の左ねじ50を回
転させた場合を考えると、左ねじ50の左回転によって
左ねじ50はm方向への滑り摩擦力を対物保持部2から
受ける。
この摩擦力は左ねじ50がばね3の押圧力によって寄せ
られている方向と同じであるから左ねヒ50はほとんど
押出されることがない。
一方、左ねじ50の左回転によって右ねじ4が受ける力
を考えると、対物保持部2に働らくn方向への摩擦力は
、対物保持部2と右ねじ4とを遠さ゛ける方向の力であ
るから、対物保持部2と右わし4との間に働らく押圧力
は減少気味になる。
従って対物保持部2と右ねじ4との間の変形量は小さい
また左ねじ50を右回転した場合には、左わじ50は対
物保接部2からn方向への摩擦力を受けるが、左ねじ5
0はばね3の押圧力に順する方向に退避するので上記摩
擦力は小さく、従って左ねじ50はばね3の強い押圧力
によってm方向に寄せられたままである。
また左ねじ50の右回転によって対物保持部2に働らく
m方向への摩擦力は上述の理由にて小さいから、対物保
持部2と右ねじ4との間に働らく押圧力は小さく、従っ
て両者の変形量も小さい。
右ねじ4に関しては従来と同様に考えることができる。
すなわち、第5図の場合には、2つのねしそれぞれを回
転した場合の力関係が全く対称になる。
本考案の他の実施例は、第5図の右ねじ4と左ねじ50
とを交換したものである。
それによって右ねし、左ねしそれぞれを回転させた場合
の対物保袴部2の軌跡が有するヒステリシスは大きい状
態でほは゛等しくなる。
このようなヒステリシスの大きさは数ミクロン程度であ
るから、微少な線幅の測定等に使用することができる。
以上述べた如く、本考案によれば、2つのねしそれぞれ
による移動部材の軌跡がほぼ等しいヒステリシスを有す
るようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の移動装置が顕微鏡対物レンズの心合わ
せ装置として用いられた例を、第2図は第1図のA−A
矢視断面図、第3図は第1図と第2図の点線部分を拡大
した図であり、第4図は顕微鏡の被検物としてマイクロ
方眼紙を眺き、右ねじ4,5をそれぞれ独立に操作した
ときの視野の移動をレチクルを基準として測定し、プロ
ットした例、第5図は本考案の一実施例である。 主要部分の符号の説明 1・・・・・・基準台、2・・
・・・・対物保持部、3・・・・・・ばね、3′・・・
・・・ピン、4.5・・・・・・右ねし、50・・・・
・・左ねし。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側面をテーパ状に形成した移動部材を基準台上に設け、
    ばね部材により該側面に接する如く付勢した1つの押圧
    ピンと、2つの調整ねじとを前記基準台に設けると共に
    、該3つの部材で前記移動部材を3点支持したX−Y移
    動装置において、前記2つの調整ねじを互いに逆ねじに
    威したことを特徴とするX−Y移動装置。
JP3733579U 1979-03-22 1979-03-22 X↓−y移動装置 Expired JPS5831122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3733579U JPS5831122Y2 (ja) 1979-03-22 1979-03-22 X↓−y移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3733579U JPS5831122Y2 (ja) 1979-03-22 1979-03-22 X↓−y移動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55137109U JPS55137109U (ja) 1980-09-30
JPS5831122Y2 true JPS5831122Y2 (ja) 1983-07-09

Family

ID=28900194

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3733579U Expired JPS5831122Y2 (ja) 1979-03-22 1979-03-22 X↓−y移動装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6332324A (ja) * 1986-07-26 1988-02-12 Hitachi Ltd 液体分注方法

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JPS55137109U (ja) 1980-09-30

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