JPS5831110Y2 - 太陽電池付デジタル時計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は太陽電池を取り付けたデジタル時計に関するも
のである。

ケースに内蔵した小型電池を駆動源とした時計は、時間
基準として水晶振動子を用いる水晶時計とともに増加の
一途をたどっているが、電池の寿命は１〜２年程度であ
り、電池交換がこの種の時計において欠点となってい丸
前述欠点を解消すべく、光エネルギーを電気エネルギー
に変換する太陽電池を取υ付は電池の交換を不要とした
時計、いわゆる太陽電池時計が出現していた。

しか腰太陽電池時計においては、一般に時計ムーブメン
トとは別体に太陽電池を取付けた基板を設け、太陽電池
基板を時計に固定し太陽電池と電源電池との電気的導通
を行なう構造になっていもこのことに関し、針穴表示の
時計に釦いては、文字板という必要部品上に太陽電池を
固着させられるが、一方デジタル表示の場合は太陽電池
基板の代りになる部品がないので新たな基板を設けなけ
ればならず構造が複雑となり、組立が容易に行なえず、
コストアップになるという欠点を有していた。

本考案は上記欠点を解消した組立容易な太陽型−池付デ
ジタル時計を提供するものである。

以下本考案を図面にもとづいて説明する。

第１図は本考案の一実施例である太陽電池付デジタル時
計の平面図で、１は時計ケース、２は時計ケース１に設
けられた押しボタンで、表示切替、表示修正、照明等の
スイッチになっている。

３はケース１に取り付けられた風防ガラス、４は前記風
防ガラス３の下に配置された１液晶等の表示素子かう成
るデジタル表示部、５はプリント板から成る太陽電池基
板で、斜線で示す色塗部５ａを有し表ｄ−の見切シにな
っている。

６は丸陽電池で前記太陽電池基板５に固着されている。

第２図は第１図のＡ−Ａ断面図で、１ａ＊１ｂはケース
１を構成する胴部と裏ブタである。

７は太陽電池基板５に固着されたバネ部材、８は同様に
太陽電池基板５に取り付けられた見切り足、９は表示部
４を固定してなる時計ムーブメントである。

前記ムーブメント９には、バネ部材７に対応した位置に
電気的導通をとる接続部９ａｓ見切り足８が挿入される
穴９ｂを有している。

上記構造において、ケース胴部１ａには太陽電池基板５
０周縁部５ｂが当たる肩部１ｃを有している。

この結果、太陽電池基板５は、見切り足５ｂをムーブメ
ント９の穴９ｂに挿入して位置決メムクース１の肩部１
ｃに太陽電池基板５の周縁部５ｂを当接し、裏ブタ１ｂ
を胴部１ａに固着することにより、太陽電池基板５、太
陽電池６、バネ部材７、見切り足から成る太陽電池ユニ
ットは保持され、且つバ木部材７は接続部９ａに対して
圧接されて、太陽電池５と時計ムーブメント９との電気
的導通がとれ、電源電池（図示せず）と接続される。

針穴表示の時計においては指針と時計ムーブメントとの
間に太陽電池ユニットを配さなければならず、前述の方
法は不可能であシ、デジタル表示の時計においてのみ有
効となる。

第３図は上記太陽電池ユニットを示す平面図で第３図イ
が上面図、第３図口が下面図である。

太陽電池基板５は中央に表示部４が逃げる切り欠き５Ｃ
を有し、その表面には電極１０が設けられ、８個の太陽
電池６が直列に接続されて釦シ、その両端の電極１０ａ
、１０ｂは、スルーホール部５ｄ、５ｅを介し、下面に
配置されたバネ部材１と電気的導通をとっている。

第４図は本考案の他の実施例の断面図で、４〜９昔では
前述の実施例と対応している。

１１は中枠で合成樹脂から成シ、太陽電池基板５０周縁
部５ｂと当接する突起１１ａを有している。

一方、中枠１１には前記突起１１ａとほぼ９０回転した
位置に点線で示す突起１１ｂを有し、時計ムーブメント
９下方の凹部（図示せず）に係合し、上下の突起１１ａ
、１１ｂとで、太陽電池ユニットと時計ムーブメント９
とを１体に固定し、同時にバネ部材γど接続部９ａとの
電気的導通を確実に取るための圧接力が与えられる。

第５図は、第４図に釦ける中枠１１を示したもので・第
５図イが平面図、第５図口がＢ−Ｂ断面図である。

な喰切ジ欠き１１ ｃ＝ １１ｄはスイッチである押シ
ボタン２のパイプ（図示せず）を逃げるためのものであ
シ、中枠１１径方向の位置規制を行なっている。

以上説明したように、本考案にむける太陽電池時計は、
太陽電池基板の片面に太陽電池、他面にバネ部材を設け
てなる太陽電池ユニットを、時計ケースあるいは中枠等
の外装部品により、時計ム−７”メントとの固定及び電
気的導通をとるための圧接力を与える構造をとっている
ので、ネジ止メ等の固定手段が不要となシ、分解組立が
容易に行なえるという利点を有している。

又、太陽電池ユニットよジ、リード線を用いていないの
で、リ−）”線の破損による故障が皆無となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例である液晶時計を示す平面図
、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図イは太陽電池
ユニットの上面図、第３図口はその下面図、第４図は他
の実施例の断面図、第５図イは、中枠の平面図、第５図
口は第５図イ図のＢ−Ｂ断面図である。 １・・・・・・ケース、１ａ・・・・・・胴部、１ｂ・
・・・・・裏ブタ、４・・・・・・表示部、５・・・・
・・太陽電池基板、６・・・・・・太陽電池、７・・・
・・・バネ部材、９・・・・・・時計ムーブメント、９
ａ・・・・・・接続部、１１・・・・・・中枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. デジタル表示部を逃げた切欠きを有する太陽電池基板と
   、該太陽電池基板の片面に塔載された太陽電池と、前記
   太陽電池基板の他面に固着されたバネ部材を設けて成る
   太陽電池−ニットと、前記バネ部材に対応し電気的導通
   をとる接続部を有する時計ムーブメントとを備え、前記
   太陽電池ユニットの周縁部をケース胴部の肩部又は中枠
   の突起等の外装部品の一部分に当接させることによって
   前記接続部に対し前記バネ部材を圧接せしめ、前記太陽
   電池と接続部との電気的導通をとるよう構成したことを
   特徴とする太陽電池付デジタル時計。