JPS5831013Y2 - ガスクツキングテ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、天板の開口下にバーナを設け、このバーナの
非使用時には、上記開口を蓋で閉成することによって、
このバーナへのガス供給路を閉成するガスクツキングテ
ーブルに関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来のこの種ガスクツキングチーフルとしては、特公昭
５３−３８９８０号公報に示すものがある。

すなわち第５図〜第７図に示すように、天板Ａには開口
Ｂが設けられ、この開口Ｂの下方ニハバーナＣが設けら
れている。

またバーナＣへのガス供給路の開閉はガスコックＤを嫡
子Ｅで回転操作することによシ行うようになっている。

さらに上記開口Ｂの開閉は蓋Ｆで行うようになってｐす
、この蓋Ｆで上記開口Ｂを閉成すると下記のごとく構成
されたガス遮断装置によって、上記バーナＣへのガス供
給路が閉成され、ガスが遮断されるようになっている。

上記ガス遮断装置は、ガス供給路Ｇに介在させた弁孔Ｈ
と、との弁孔Ｈの開閉を行う弁体Ｉと、この弁体■を操
作するレバーＪとからなり、レバーＪはその中部が蓋受
体Ｋに軸支され、一端は上記開口Ｂ内にかいて第６図の
ごとく蓋受体に上に突出し、捷た他端はワイヤーＬと軸
棒Ｍを介して上記弁体■に連結されている。

また軸棒Ｍはダイアフラム体Ｎにその中部が固定され、
この固定部はばねＯにより弁体１方向に付勢されている
。

以上の機構にネーいて、バーナＣを使用する時、つ１り
燃焼させる時には第５図のごとく開口Ｂから蓋体Ｆを外
し、その時には第６図のごとく弁体■が下がり、弁孔Ｈ
が開孔している。

このため、嫡子ＥでガスコックＤさえ開放すれば、ガス
供給路Ｇを矢印Ｐのごとく弁孔Ｈを介してバーナＣにガ
スが供給されるので、バーナＣで燃焼カ行われるのであ
る。

次にバーナＣ１焼を止めるには嫡子ＥでガスコックＤを
閉成するか、開口Ｂを蓋Ｆで閉成すればよい。

すなわち、後者のごとく、開口Ｂを蓋Ｆで閉成すれば第
７図のごとくレバーＪの一端が蓋Ｆで押下げられるので
、その他端は同第７図のごとく持上がり、これによりワ
イヤーＬ１軸棒Ｍを介して弁体■で弁孔Ｈが閉成され、
バーナＣへのガス供給が停止され、燃焼が止められるの
である。

以上のごとく蓋Ｆで開口Ｂを閉成すれば、ガスコックＤ
の操作以外でも、バーナＣへのガス供給路を閉成できる
のであるが、この従来のものにｐいてはこのように蓋Ｆ
を閉じることによってガスの供給を断って後、再度蓋Ｆ
が外されると生ガスがバーナＣから放出される危険があ
る。

これは、上記ガス遮断装置自身に、一度閉或して後これ
を閉成位置で保持する機構がなり、シかもガスコックＤ
とは全く独立して設けられているからであり、よってガ
スコックＤが開成している状態で、蓋Ｆを閉じ不要窓に
再び開くとバーナケースが供給され、生ガスが漏れ続け
ることになるのである。

考案の技術的課題 そこで本考案は、蓋の閉動作にガス遮断装置を連動させ
、蓋の閉動作によってガスコックが閉成されるようにす
ることである。

考案の技術的手段 上記技術的課題を解決するために講じた本考案の技術的
手段は、上記ガス遮断装置を次のように構成したもので
ある。

すなわち、上記ガスコックにその回転軸と同軸に連結さ
れた復帰軸を設け、この復帰軸からその軸線に対して直
角方向に直棒を突出させ、この直棒の側面に尚接する安
全板を設け、この安全板を直棒から離れる方向にばねで
付勢するとともに、上記レバーを安全に連結することで
ある。

技術的手段の作用 上記技術的手段は次のように作用する。

すなわち天板の開口から蓋が外されている状態にネ・い
ては、安全板はばねによって直棒から離間しているので
、支障なくガスコックの開放動作を行うことかできる。

蓋が開かれ、かつガスコックが開かれている状態から蓋
を閉じると、レバーによって安全板が直棒方向に動き、
直棒に当接してこの直棒とともにガスコックの復帰軸を
回動させてガスコックを閉じる。

その後再び蓋が開かれると安全板はばねによって引き戻
されるが、この時安全板は、直棒から離れてゆくのみで
、これを動かすことはなり、シたがってガスコックはそ
れ自体の保持力によって閉位置に保持される。

このため、この蓋の閉状態から再度蓋を開いても決して
生ガスがバーナから漏れることはなく、きわめて安全な
ものとなるのである。

考案の特有の効果 本考案は、復帰軸から突出させた直棒の側方を安全板で
操作し、復帰軸を回動し、ガスコックを閉成するもので
あるので、直棒を設けず、フリーホイール機構を介して
復帰軸を安全板で回動するものよりは小さな力でガスコ
ックを操作できる。

このため蓋が小さく軽いものでも、この蓋を天板の開口
に装着すればレバー、安全板、直棒、復帰軸を介してガ
スコックを確実に閉成することができる。

捷た従来からあるガスコックでガス供給路を閉成するの
で、蓋開閉にともなってガス供給路を開閉する弁を別個
に設ける必要がなくなるので、構成を簡単にしてコスト
の引下げも行いやすい。

実施例の説明 以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。

１はガスクツキングテーブルの天板で、膜板２と脚３と
を有する。

４は天板１の中心に設けた開口に開閉自在に設けた蓋、
５は天板１の下方に設けたバーナケース、６は上記天板
１の開口下に設けたバーナ７．８を取付けたバーナ皿で
ある。

９はガスコックで、点火器１１とともにバーナケース５
に固定されたパネル１０に取付けである。

１２はパイロットバーナである。

１３は嫡子１４に備えた操作軸で、ガスコック９の内部
にあってガスの通路を開閉するガス閉子（図示していな
い）と同軸的に結合されている。

また前明ガスコック９のガス閉子には、復帰軸１９を同
軸的に結合し、これをガスコック９外に突出させている
。

１５はガス供給口、１６，１７，１８はガスバーナとの
連結口で、１６はバーナ７と、１７はバーナ８とそれぞ
れ連結されている。

前記復帰軸１９は第３図に示すように両側部に１対の直
棒２０．２１を設け、かつこれを前記復帰軸１９からそ
の軸線に対して直角方向に突出させている。

この直棒２０，２１はこの実施例ではコイルばねの端部
よりなる。

これは材料が簡単に得られるためと、復帰軸１９への取
付けを容易にするためである。

すなわち、コイルばねを復帰軸１９にはめこみ、その一
端を復帰軸１９に設けた孔に挿入して固定し、コイルば
ねの他端の直棒部を復帰軸１９の側部において延ばすこ
とによって、前記取付けを容易に行なうことができる。

しかし直棒２０，２１を溶接等によって固定する構成の
ものとしてもよい。

２２．２３は一対の安全板で、ガイドレール２４によっ
て上下に移動自在に設けられた作動板２５に一体に取付
けられており、その先端は直棒２０．２１の側部に対応
している。

前記作動板２５ばばね２６によって直棒２０，２１から
離れる方向に付勢されている。

２７はその中心をピン２８により支持金具３１に回動自
在に支持されたレバーで、その一端は作動板２５の一端
とピン２９によシ、他端はレバー３２とピン３０により
、それぞれ遊嵌結合されている。

なお・、前記支持金具３１は天板１に固定され、レバー
３２はバーナ皿６に設けたスリット３３を貫通し、天板
１の開口に釦いて蓋４の裏面に当接している。

ここで直棒２０゜２１を一対としたのは、二つのバーナ
７．８のセットがもう一つ設けられ、ガス閉子が左右２
方向のいづれにも回動して２つのガス連結口１７゜１８
を切りかえる構成としたからであり、一つのセットのバ
ーナで、ガス閉子が一方向に回動操作するものにかいて
は、前記直棒２０，２１は一個にしてもよい。

次にその作用を説明する。

このガスクツキングテーブルのバーナ７．８を使用して
いないとき、すなわち第１図のごとく蓋４が天板１の開
口にはめこ１れているときは、蓋４によってレバー３２
が押下げられ、レバー２７はピン２８を中心として反時
計方向に回動して作動板２５をばね２６に抗して引上げ
ているので、作動板２５と一体に設けである１対の安全
板２２．２３は第４図イに示すように復帰軸１９に突設
している直棒２０゜２１の側部を押し、復帰軸１９をこ
れに結合されたガスコック９のガス閉子が閉となるよう
に押してガス閉子を閉じた状態に保持している。

この状態で嫡子１４を回動してガスコック９を開いても
、直棒２０，２１が安全板２２．２３で押されるので、
嫡子１４から手を離する復帰軸１９力咄動的にもとの位
置にもどり、ガスコック９を閉じる。

バーナγ、８の使用中、すなわち蓋４をはずしていると
きは、ばね２６により作動板２５が引きもどされ、安全
板２２．２３は第４図口に示すように復帰軸１９の直棒
２０，２１よシ離れた位置にあるので、復帰軸１９は安
全板２２．２３との係止から解放される。

したがって嫡子１４によるガスコック９の回動操作が開
放されることになり、ガスコック９によりガス供給路を
開くことができる。

第４図ハ、二はガスコック９が開いているときの復帰軸
１９と直棒２０，２１との関係を示している。

この状態のとき、すなわちガスコック９が開いていると
きに蓋４を天板１にはめ込むと、作動板２５とともに安
全板２２，２３が直棒２０゜２１の方向に移動してハ、
二の状態をイの状態にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の側面図、第２図は同斜視図
、第３図は同要部の拡大斜視図、第４図は同作用説明図
、第５図は従来例を示す一部切欠斜視図、第６図、第７
図は同従来例の要部拡大断面図である。 １・・・・・・天板、４・・・・・・蓋、７，８・・・
・・・バーナ、９・・・・・・ガスコック、１４・・・
・・・嫡子、１９・・・・・・復帰軸、２０，２１・・
・・・・直棒、 ２２，２３・・・・・・安全板、２４
・・・・・・ガイドレール、２５・・・・・・作動板、
２７．３２・・・・・・レバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開口を有する天板と、この天板の開口下に設けたバーナ
   と、上記天板の開口に開閉自在に設けた蓋と、上記バー
   ナへのガス供給路を開閉するガスコックと、このガスコ
   ックを回転操作する嫡子と、上記天板の開口を上記蓋で
   閉成すると上記ガスバーナへのガス供給路を閉成するガ
   ス遮断装置とを備え、上記ガス遮断装置は、上記ガスコ
   ックに、その回転軸と同軸に連結された復帰軸と、この
   復帰軸からその軸線に対して直角方向に突出した直棒と
   、この直棒の側部を操作する安全板と、この安全板を、
   上記直棒から離れる方向に付勢したばねと、このばねの
   付勢に抗して上記安全板を直棒方向に操作するレバーと
   で構成し、上記レバーの一端を上記天板の開口に位置さ
   せるとともに、他端を上記安全板に連結したガスクツキ
   ングテーブル０