JPS583095Y2 - ガスクロマトグラフ質量分析装置 - Google Patents
ガスクロマトグラフ質量分析装置Info
- Publication number
- JPS583095Y2 JPS583095Y2 JP1976041437U JP4143776U JPS583095Y2 JP S583095 Y2 JPS583095 Y2 JP S583095Y2 JP 1976041437 U JP1976041437 U JP 1976041437U JP 4143776 U JP4143776 U JP 4143776U JP S583095 Y2 JPS583095 Y2 JP S583095Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trap
- sample
- main column
- mass spectrometer
- unnecessary components
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- Expired
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- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はクロマトグラフに関する。
更に詳しくは、本考案はプレカラム、トラップ、主カラ
ム、検出器の直列接続を備え、更に該枝管路に強制排気
手段を付設したクロマトグラフに関する。
ム、検出器の直列接続を備え、更に該枝管路に強制排気
手段を付設したクロマトグラフに関する。
試料をクロマトグラフィに付すに当って試料が溶媒に溶
けていてその溶媒がクロマトグラフィの邪魔になるとき
、プレカラムを用いて溶媒のような不要成分を除去して
試料を主カラムに導入する方法が用いられる。
けていてその溶媒がクロマトグラフィの邪魔になるとき
、プレカラムを用いて溶媒のような不要成分を除去して
試料を主カラムに導入する方法が用いられる。
この方法を用いる場合、溶媒等をも含めたもとの試料を
プレカラムに通すと、溶媒のような不要成分がまず除去
され通過してくるが、分析対象の試料の成分も相互に分
離して徐徐に通過して来るので、プレカラムから出た試
料をそのまま主カラムに導入することができず、一旦分
離した試料を再び集めて同時に主カラムに導入で゛きる
ようにするため、プレカラムと主カラムとの間にトラッ
プが挿入される。
プレカラムに通すと、溶媒のような不要成分がまず除去
され通過してくるが、分析対象の試料の成分も相互に分
離して徐徐に通過して来るので、プレカラムから出た試
料をそのまま主カラムに導入することができず、一旦分
離した試料を再び集めて同時に主カラムに導入で゛きる
ようにするため、プレカラムと主カラムとの間にトラッ
プが挿入される。
このようにしてまず前述の溶媒等の不要成分が分析対象
の試料から分離されて主カラムに向うことになるが、そ
の不要成分の量が多いので、主カラムを通過するのに時
間がかかり、結局測定時間が非常に長くかかるという問
題点があった。
の試料から分離されて主カラムに向うことになるが、そ
の不要成分の量が多いので、主カラムを通過するのに時
間がかかり、結局測定時間が非常に長くかかるという問
題点があった。
これに対してすでにトラップの下流側に弁を付設した枝
管路を設け、不要成分を主カラムの手前で系外に放出し
、その後測定対象の試料を主カラムに運び測定時間の短
縮化を行う方法が提案されている。
管路を設け、不要成分を主カラムの手前で系外に放出し
、その後測定対象の試料を主カラムに運び測定時間の短
縮化を行う方法が提案されている。
本考案の主目的はこの測定時間の短縮化をより確実に行
うことができるクロマトグラフの提供にある。
うことができるクロマトグラフの提供にある。
つまり本考案の主要な目的の一つは、測定時間が大巾に
短縮できるクロマトグラフの提供にある。
短縮できるクロマトグラフの提供にある。
本考案の主要な目的のもう一つは、測定精度を上昇させ
ると共に主カラム寿命を長くできるクロマトグラフの提
供にある。
ると共に主カラム寿命を長くできるクロマトグラフの提
供にある。
本考案の主要な目的の更にもう一つは、特に検出器とし
て質量検出(分析)器を用いる場合に好適なりロマトグ
ラフの提供にある。
て質量検出(分析)器を用いる場合に好適なりロマトグ
ラフの提供にある。
本考案に係るクロマトグラフの主要な構成上の特徴の一
つは、強制排気手段を付設した枝管路をトラップの下流
側に設けたことにあり、これによって溶媒等の不要成分
を系外に放出でき、且つその放出を確実に行うことがで
きる。
つは、強制排気手段を付設した枝管路をトラップの下流
側に設けたことにあり、これによって溶媒等の不要成分
を系外に放出でき、且つその放出を確実に行うことがで
きる。
つまり不要成分の拡散によって主カラム側に向おうとす
る一部の不要成分をも、主カラムの入口の圧力に対応し
た強制的な枝管路の減圧によって確実に系外に排出で゛
きるわけで゛ある。
る一部の不要成分をも、主カラムの入口の圧力に対応し
た強制的な枝管路の減圧によって確実に系外に排出で゛
きるわけで゛ある。
以下図に示す実施例に基いて本考案を詳述する。
なおこれによって本考案が限定されるものではない。
1はガスクロマトグラフ質量分析装置で、その主要管路
2は流量調節器3、試料導入部4、プレカラム5、トラ
ップ6、ガラスキャピラリー主カラム7及び質量検出器
8の直列接続よりなり、前記トラップ6の下流側Aには
枝管路9を設けている。
2は流量調節器3、試料導入部4、プレカラム5、トラ
ップ6、ガラスキャピラリー主カラム7及び質量検出器
8の直列接続よりなり、前記トラップ6の下流側Aには
枝管路9を設けている。
なお10は分離を必要としない試料の導入管路である。
而して枝管路9は、まず弁11と流路抵抗R3とを並列
に結合し、次いで直列に結合された強制排気手段として
のニードル弁12及びロータリーポンプ13を介して系
外に至るものである。
に結合し、次いで直列に結合された強制排気手段として
のニードル弁12及びロータリーポンプ13を介して系
外に至るものである。
ところで前記質量検出器8は主としてリハーゲ形セパレ
ータ14と質量検出部15とからなり、前者のリハーゲ
形セパレータ14は排気手段18.19をそれぞれ備え
て小さな孔を対向させた二つの分離部16.17を直列
に配設し、前排気手段16はロータリーポンプで、後排
気手段17はディフュージョンポンプで、キャリアガス
を排気除去すると共に試料が容易にイオン化するよう真
空度を上昇させている。
ータ14と質量検出部15とからなり、前者のリハーゲ
形セパレータ14は排気手段18.19をそれぞれ備え
て小さな孔を対向させた二つの分離部16.17を直列
に配設し、前排気手段16はロータリーポンプで、後排
気手段17はディフュージョンポンプで、キャリアガス
を排気除去すると共に試料が容易にイオン化するよう真
空度を上昇させている。
−前後者の質量検出部15はイオン源、マグネット、電
子増巾管等通常の一連の検出機構よりなる。
子増巾管等通常の一連の検出機構よりなる。
かくして溶媒に溶けた試料は、試料導入部4より導入さ
れ、流量調節器3によって流量調整されたキャリアガス
によってプレカラム5に運ばれ分離される。
れ、流量調節器3によって流量調整されたキャリアガス
によってプレカラム5に運ばれ分離される。
そしてまず溶媒が分離されてトラップ6を通過するが、
枝管路9の弁11が開放されロータリーポンプ13及び
ニードル弁12が作動しているのでトラップ6の下流側
Aでは枝管路9側か主カラム7側より圧力が低く、溶媒
は枝管路9より糸外に放出される。
枝管路9の弁11が開放されロータリーポンプ13及び
ニードル弁12が作動しているのでトラップ6の下流側
Aでは枝管路9側か主カラム7側より圧力が低く、溶媒
は枝管路9より糸外に放出される。
放出が終了すると弁11が閉じられ更にロータリーポン
プ13が停止される。
プ13が停止される。
従ってこの状態では枝管路9側より主カラム7側が低圧
になっている。
になっている。
そしてプレカラム5で続いて分離されトラップ6で滞溜
された測定対象の試料が集中して主カラム7へ運ばれ分
離される。
された測定対象の試料が集中して主カラム7へ運ばれ分
離される。
そして質量検出器8のセパレータ14にて分子量の小さ
なキャリアガスを拡散によって排出し試料は濃縮されて
質量検出部15へ送られ適宜測定される。
なキャリアガスを拡散によって排出し試料は濃縮されて
質量検出部15へ送られ適宜測定される。
以上のごとくセパレータ14における減圧の影響が主カ
ラム7を通じてトラップ6の下流側Aに至り溶媒等の不
要成分を主カラム7へ吸引するよう働くが、それに対応
して適宜ロータリーポンプ13及びニードル弁12を作
動させ枝管路9をより減圧にすることができる、ので、
不要成分を確実に枝管路9を通して放出することができ
、測定精度の上昇及び弱いガラスキャピラリ主カラム7
の保護を行うものである。
ラム7を通じてトラップ6の下流側Aに至り溶媒等の不
要成分を主カラム7へ吸引するよう働くが、それに対応
して適宜ロータリーポンプ13及びニードル弁12を作
動させ枝管路9をより減圧にすることができる、ので、
不要成分を確実に枝管路9を通して放出することができ
、測定精度の上昇及び弱いガラスキャピラリ主カラム7
の保護を行うものである。
なおR,、R,、及びR4はいずれも流路抵抗であるが
、特にその流路抵抗R1を持った管路20はトラップ6
の下流側Aと主カラム7の人口との間Bに結合されキャ
リアガスの流入を行い、前述の枝管路9からの溶媒放出
時、AとBの間に残留していた不要成分を枝管路9に追
込んで放出するという効果を持っている:
、特にその流路抵抗R1を持った管路20はトラップ6
の下流側Aと主カラム7の人口との間Bに結合されキャ
リアガスの流入を行い、前述の枝管路9からの溶媒放出
時、AとBの間に残留していた不要成分を枝管路9に追
込んで放出するという効果を持っている:
図面は本考案に係るクロマトグラフの一実施例を示す機
能説明図である。 1・・・・・・ガスクロマトグラフ質量分析装置、5・
・・・・・プレカラム、6・・・・・・トラップ、7・
・・・・・主カラム、8・・・・・・質量検出器、9・
・・・・・枝管路、12・・・・・・ニードル弁、13
・・・・・・ロータリーポンプ。
能説明図である。 1・・・・・・ガスクロマトグラフ質量分析装置、5・
・・・・・プレカラム、6・・・・・・トラップ、7・
・・・・・主カラム、8・・・・・・質量検出器、9・
・・・・・枝管路、12・・・・・・ニードル弁、13
・・・・・・ロータリーポンプ。
Claims (1)
- プレカラム、トラップ、主カラム、セパレータを備えた
質量検出器の直列連通接続を備え、そのトラップの下流
側に枝管路を設け、更に該枝管路に、プレカラムで分離
された試料中の不要成分がトラップを通過するときにト
ラップの下流側の圧力を減圧する強制排気手段を付設し
、それによって試料中の不要成分を予め枝管路を通じて
排出するよう構成したことを特徴とするガスクロマトグ
ラフ質量分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976041437U JPS583095Y2 (ja) | 1976-04-03 | 1976-04-03 | ガスクロマトグラフ質量分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976041437U JPS583095Y2 (ja) | 1976-04-03 | 1976-04-03 | ガスクロマトグラフ質量分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52134389U JPS52134389U (ja) | 1977-10-12 |
JPS583095Y2 true JPS583095Y2 (ja) | 1983-01-19 |
Family
ID=28500525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976041437U Expired JPS583095Y2 (ja) | 1976-04-03 | 1976-04-03 | ガスクロマトグラフ質量分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583095Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0742131Y2 (ja) * | 1987-03-27 | 1995-09-27 | 株式会社島津製作所 | ガスクロマトグラフ質量分析装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS502590A (ja) * | 1973-05-07 | 1975-01-11 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5624925Y2 (ja) * | 1974-04-27 | 1981-06-11 |
-
1976
- 1976-04-03 JP JP1976041437U patent/JPS583095Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS502590A (ja) * | 1973-05-07 | 1975-01-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52134389U (ja) | 1977-10-12 |
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