JPS5830930B2 - 鍍金用極薄鋼板の連続製造方法およびその設備 - Google Patents

鍍金用極薄鋼板の連続製造方法およびその設備

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JPS5830930B2
JPS5830930B2 JP53162811A JP16281178A JPS5830930B2 JP S5830930 B2 JPS5830930 B2 JP S5830930B2 JP 53162811 A JP53162811 A JP 53162811A JP 16281178 A JP16281178 A JP 16281178A JP S5830930 B2 JPS5830930 B2 JP S5830930B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鍍金用極薄鋼板、とくに錫またはクロム鍍金用
極薄(板厚0.15〜0.6m通常0.25胴前後)低
炭素冷延鋼板の連続製造方法および設備に関するもので
ある。
従来鍍金用極薄鋼板(以下鍍金用原板ともいう)は、例
えば下記表1のJISG3303のぶりき釦よびぶりき
原板の調質度に規定されている如く、ロックウェルT硬
さくHR30T)に則応してT1からT−6迄の7種類
に区分されて製造されている。
表1かられかるように製品の硬さは極めて挾い範囲に納
めなければならず、また製品用途としての食缶等が最近
の高速連続成形に耐えるために、上記硬さと共に、表面
平滑度の均一性、そして良好な平坦度と表面性状、さら
に表面疵の極めて少ないことが要求される。
ところで、近年冷延鋼帯の処理方法として、連続焼鈍方
式が採用されるようになったが、鍍金用原板については
連続焼鈍方式により軟質材(TI−T−3)が製造でき
ないところから、箱焼鈍方式によらざるを得す、従って
連続焼鈍方式を採用するとしても、軟質材については箱
焼鈍設備を必要とするため、鍍金用原板の製造のための
工程が複雑化するという難点があり(第1図の工程図参
照)、また箱焼鈍方式による場合は製品の硬度の板肉お
よび鋼帯長方向のバラツキが大きいという欠点がある。
(第1図の工程図参照)。昔た従来の連続焼鈍方式、箱
焼鈍方式のいずれも、調質圧延工程およびコイル準備工
程が、焼鈍工程とは別工程であるため工程が複雑である
という難点があるほかに、焼鈍後メッキする丑での在庫
期間が長く(箱焼鈍25日、連続焼鈍:2日)、しかも
焼鈍直後は鍍帯温度が約100’C近くあるため、50
°C近辺寸で長時間かけて冷却される間に酸化膜が生成
してメッキ性を低下せしめるという欠点がある。
本発明の目的とするところは、連続焼鈍工程、調質圧延
工程ならびにコイル準備工程をインラインで実施して工
程を統合すると共に、素材と焼鈍サイクルの選択により
軟質材から硬質材までの全製品を一つのプロセスで製造
することが可能でありしかも硬度分布ならびに表面性状
のすぐれた鍍金用原板を製造しうる方法、!、−工び設
備を提供しようとするものである(第2図参照)。
本発明の要旨とするところは下記のとかりである。
(1)低炭素極薄冷延鋼帯を再結晶温度以上に加熱した
後、該温度にかいて10〜90秒間均熱し、次いで42
0〜600℃の範囲の温度迄5〜b 温度から250〜380°Cの範囲の温度迄銅帯温度を
漸減しながら30秒〜5分間保定する傾斜過時効を施し
、しかる後50 ’C以下の温度迄二次冷却し、次いで
3分以内に乾燥状態の銅帯を1,5%以下の伸率での二
段調質圧延卦よび検査精整を行なうことを特徴とする鍍
金用極薄鋼板の連続製造方法。
(2)表面清浄部、間接加熱装置を備えた加熱帯、間接
加熱装置を備えた均熱帯、間接冷却装置を備えた一次冷
却帯、傾斜過時効帯および二次冷却帯からなる竪型連続
焼鈍ρに、ルーパーを介して二基連続の調質圧延工程よ
び検査精整部を順次配設したことを特徴とする鍍金用極
薄鋼板の連続製造設備。
以下本発明の構成について第2図卦よび第3図により詳
細に説明する。
まず、焼鈍サイクルを第3図に示すが、均熱保定時間を
再結晶温度以上で10〜90秒と規定したのは、10秒
未満では再結晶が完了せず、一方90秒を超えると再結
晶粒の過大長を招くと共に、いたずらに設備費を増大す
るからである。
好ましい保定時間は15〜40秒である。
−次冷却速蜜を5〜b は、5°C/秒未満では過時効を短時間で完了させるた
めに必要な固溶Cの十分な過飽和度が達成されないから
であり、100807秒を超えると析出炭化物が過度に
微細化して硬化し、他方とくに鍍金用原板のような極薄
材においては銅帯に熱歪による中伸び、耳伸びのような
形状不良が発生するからである。
好オしぐば10〜bである。
過時効処理に分いて傾斜過時効方式を採用したのは、C
の拡散速度が高温はど速く、他方Cの平衝固溶限は低温
であるほど小さいので、初期の高温度においてばCの拡
散速度が速いことを利用して短時間に固溶Cを成るレベ
ルまで低減し、後期の低温にかいては、残留した固溶C
を徐々に炭化物として析出さぞ平衡固溶限の固溶C濃度
に近づけながら、平衡固溶限の十分低そ温度域に導いて
固溶C濃度をできるだけ効率よく短時間に低下せしめる
ためである。
すなわち高温過時効と低温過時効の長所だけを有機的に
結合さぞて、過時効処理を短時間に効果的に行なうため
である。
過時効開始温度を420〜600℃と規定したのは、4
20℃未満では固溶C(7)拡散速度がかそくなって、
炭化物の析出が短時間では十分に行なわれ難くなり、他
方600℃を超えると固溶Cの飽和度(平衡固溶限)が
高くて炭化物の析出が行なわれない力)らである。
好筐しい範囲は450〜500℃である。
過時効終了温度を250〜380℃と規定したのは、2
50℃未満では固溶Cの拡散速度が釦そすぎて短時間で
の過時効の目的が達成されず、他方380℃を超えると
、固溶Cの飽和度が高過ぎて残存する固溶C濃度が高く
なるからである。
好ましい範囲は300〜350℃である。
過時効処理の保定時間を30秒〜5分と規定したのは、
30秒未満では固溶Cの析出が完了ぐず、他方5分を超
えても炭化物の析出はあまり進展しないことのほかに炉
長が徒らに長くなって設備費の低減の目的にそぐわない
からである。
好筐しくU1分〜1.5分である。
以上の焼鈍及び過時効条件はいずれにせよ、事後の調質
圧延、メツキリフロ一工程との兼合で所望の調質度が得
られるように素材に応じて選択される。
本発明に適用される鋼種としてはキャップド鋼、リムド
鋼、アルミキルド鋼等があげられうる。
素材の熱延仕上げ温度は高温仕上げ(Ar3点以上)あ
るいは低温仕上げ(700℃Ar3点)の倒れでもよく
、唸た捲取温度は高温捲取もし←は低温捲取の何れでも
採用されつる。
かくして得られた熱延板の冷延圧下率は40〜98係、
好昔しくば70〜95係であるのが有利である。
二次冷却後の温度を50℃以下と規定した理由は、50
℃以下が調質圧延に好ましい温度であるからである。
好ましくは30〜45°Cであるが、冷却速度は過時効
がすでに完了しているところからとくに規定する必要は
ない。
但し冷却媒体として水を用いる場合[i、高窒素含有材
にとっては二段冷却方式を採用して、第一段冷却後に釦
いて例えば〜90℃XIO秒の低温過時効を行うのが有
利である。
な1−50℃以下と規定した理由をさらに詳細に述べる
と、事後の調質圧延において鋼帯温度が50℃を超えて
いると、ワークロールクラウンの変動(サーマルクラウ
ン)が起り、調質圧延による形状矯正効果が達成されな
いからであり、また捲取後に鋼帯温度が50℃を超えて
いる時間が長いと、とくにキャップド鋼の場合に歪時効
、すなわち降伏点の上昇、延性(伸び)の低下、降伏点
伸びの回復が生起するからである。
二次冷未後、調質圧延および検査精整(トリミング+検
査子捲取)までの時間を3分以内としたのは、3分を超
えると銅帯表面に酸化膜が生成してメッキ性が低下する
力)らである。
3分以内に捲取れば銅帯表面がかかわれるので酸化が抑
制されさらに塗油すれば酸化抑制に一層効果がある。
従来、箱焼鈍法では焼鈍炉で100−150℃の温度に
卦いて脱力バーし、その後に2〜5日を要して防錆冷却
しても、50〜150℃の温度範囲にある時間が長いの
で銅帯表面の酸化は避けられなかった。
また連続焼鈍法の場合も、やはり100’C前後で捲取
り後、調質圧延前面で放冷しており、同様に50〜10
0℃の温度範囲にある時間が長く銅帯表面の酸化は避け
られなかった。
本発明に従えば銅帯表面の酸化が避けられるので、メッ
キに際して酸洗工程を必要としないかまたは従来より酸
濃度が低くて剤む。
従っていずれにしても酸洗コストが低減できるという著
しい利点がある。
調質圧延の目的は、■降伏点伸びの除去、■形状矯正、
そして■表面粗度の調整(通常は光沢(平滑)仕上げ)
であり、この為、1.5係以下の伸率を銅帯に付与しな
がら圧延する。
本発明の調質圧延工程にかいて二段調質圧延を採用した
理由は、極薄手で圧下しにくい鋼帯に二基の圧延機間で
約5〜15Kq/mm2の大張力を与えるためと、第一
段の調質圧延において高粗度のダルロールのノツチ効果
により鋼帯表層部を若干変形さぞ、第二段の調質圧延に
釦いて平滑な表口を持つブライドロールにより表面平滑
化を効果的に行なうためである。
その際乾燥状態でのドライ圧延のほうが表面平滑化のた
めVCは好適である。
なお、二段調質圧延の代りにブライドロールによる一段
調質圧延+レベリングという方法もあるが、これは前記
調質圧延の目的のうと形状矯正は「引張」により達成で
きても、ドライ圧延では「圧下」を加えるることができ
ず、降伏点伸びの除去と表口平滑化は困難である。
次に本発明の実施設備の一例につハて第4図により説明
する。
第4図において1は捲戻機、2は溶接機、3は表面洗浄
部、4は入側ルーパー、5は入側フIJ −ループ、6
は加熱帯、7は均熱帯、8は一次冷却帯、9は過時効帯
、10は二次冷却帯、11は出側フリーループ、12は
出側ルーパー 13は二基連続調質圧延機、14はトリ
マー 15は検査装置、16は塗油機、17ぽ切断機、
18は捲取機である。
上記の設備にかいて、本発明の主構成部は加熱帯6、均
熱帯1、−次冷却帯8、過時効帯9、二次冷却帯10(
之等はすべて竪型)、出側ルーパー12、二基連続調質
圧延機13釦よび検査精整部(トリマー14、検査装置
15、塗油機16、切断機17)である。
加熱帯6、均熱帯7、−次冷却帯8、過時効帯9、二次
冷却帯10の構成にあっては、次の事項を前提としなけ
ればならない。
(1)鍍金用原板として焼鈍される関係上、表面性状が
厳しく、特に酸化膜の存在をきらうので、出来るだけ酸
化膜の生成を防止する必要がある。
(2)鍍金製品は通常パ光沢仕上げ”が多く、表面が平
滑であることを要求される。
(3)極薄鋼板であるので熱歪で形状がくずれ易くかつ
調質圧延等で矯正やることが困難である。
以上の如き前提要件にもとづき加熱帯6はラジアントチ
ューブ方式を用いる間接加熱の構成とする。
その理由は直火式では表面酸化し、かつ火炎が接触する
と熱歪を生起するからである。
昔た炉内雰囲気としては全炉内を通して光輝焼鈍用雰囲
気(例えばN2+H2(2〜6係))を用いるが、間接
加熱の採用によりH2濃度は低く抑えることが出来、ま
たこれは爆発防止の観点からも好捷しい。
均熱帯7も加熱帯6の場合と同様な理由から例えば炉壁
ヒーターエレメント方式の如き間接加熱の構成とする。
一次冷却帯は、ガスジェットクーラ一方式等による間接
冷却が行なえる構成とする。
その理由は以下のとかりである。
(1)冷却水による鋼帯の直接冷却では、冷却速度が最
高2000℃/秒にも達し、析出炭化物が過度に微細化
して延性が劣化し好筐しくない。
(2)直接水冷によるととくに極薄材では熱歪による形
状不良(ヒートバックル)が生ずるかそれがあり、銅帯
の良形状性を維持することが困難である。
(3)また水冷では均熱温度(例えば600〜700’
C)から400℃附近までの冷却の間に水蒸気酸化(H
20→2〔田+〔O〕)による酸化膜の生成があり、こ
れを酸(HCl等)によって除去する必要があるが、こ
れは鍍金原板としては好筐しくない。
とくにライン停止時には、−次冷却帯、酸洗槽にあった
鋼帯部分は不均一な酸化を受けるためあとで除去する必
要があり、歩留落ちの原因となる。
(4)水冷では鋼帯温度が100℃以下に低下してしま
うので過時効のために再加熱が必要となり、製造費増大
の原因となる。
次に過時効帯9ば、鋼帯の表面酸化を防止する意味に卦
いて、ヒーターエレノント式等による間接加熱及び/又
はガスジェットクーラー、クーリングチューブ式等の間
接冷却が行なえる構成とする。
間接加熱は立上り時の過時効炉の炉温上昇の除勢よび炉
壁からの放冷が過大と々る際に用いられ、間接冷却は炉
壁からの放熱が過少である場合に用いられる。
二次冷却帯10はガスジェットクーラー等による間接冷
却及び/または水冷等による直接冷却が行なえる構成と
するが、鋼帯表桶の酸化防止の観点からは間接冷却が望
ましい。
な卦直接冷却する場合には鋼帯温度が300℃以下から
の冷却に限るように配慮すべきである。
その帰冷却後の鋼帯の乾燥を乾燥機を用いて十分に行な
わないと出側ルーパー以降で錆が発生するかそれがある
ので注意すべきである。
筐た直接冷却あるいは間接冷却のいずれにせよ、最終段
階で調質可能温度(〈50℃)筐で冷却するには、多く
の場合冷凍機の使用が必要である。
その際例えばガスジェットクーラ一方式にかいては冷媒
との熱交換により冷水を得、之を雰囲気ガスと熱交換し
て、低温の雰囲気ガスを得て、之を鋼帯の冷却に使用す
る。
出側ルーパー12は、竪型ないしは横型のいずれでもよ
いが調質圧延ロールの組替時間(約2分)を確保する容
量が必要である。
なお竪型の場合にはストランド数が多くなり、鋼帯の形
状にもよるが鋼帯蛇行のかそれがある。
調質圧延機13は二基連続の構成とされ、調質圧延機と
しては例えば四重圧延機が用いられうる。
ビルトインのための対策としては図に示す如く二基連続
調質圧延機13の入側及び出側にプライドルロール13
,13 を配置する。
本発明に従って調質圧延機を二基連続とした理由は、薄
手で圧下により変形しにくい鋼帯に対する対策として第
一段圧延機と第二段圧延機との間で鋼帯に大張力(5〜
15 Kg/ −)を与えるためと、第一段圧延機のワ
ークロールのロール粗度を高粗度として、この高粗度の
ダルロールにより鋼帯表層部を若干変形させて変形抵抗
をさげる効果を与え、その上で第二段の圧延機の平滑な
ブライトロールで鋼帯表層部を平滑に仕上げるためであ
る。
その際表面平滑化のためには乾燥状態でのドライ圧延が
好筐しい。
なか上記しご二基連続調質圧延機を本発明に従って連続
焼鈍設備の後面にビルトインするためには次の如き配慮
が必要である。
(イ)圧延機ワークロールの組替 (1)ブツシュアウト式ロール迅速組替装置を使用する
(2)すでに述べた如く出側ルーパー12は、組替時間
を約2分程度確保しうる構成とする。
(ロ)最終冷却(二次冷却) 既述の如く二次冷却帯10の出口で調質圧延可能温度(
50℃以下)筐で冷却する。
次に検査精整部について説明する。
図にかいて検査精整部は二基連続トリマー14、検査装
置15、塗油機16、切断機11からなる。
トリマー14をタンデム配置としたのは、例えば事後の
電気錫メツキラインにかいてインライントリマーがない
場合を考えたからである。
検査装置15は例えば検定台、両面ミラー、ピンホール
検出器、ガンマ−線板厚計、光電式巾計等の全部又は一
部を備える。
塗油機16は製品が鍍金用原板として製鉄所外に出荷さ
れる場合に使用され、通常静電式の極薄塗布用のものが
用いられうる。
本発明の設備にかいては、前記した主要構成要素のほか
に以下の付帯要素が設けられる。
すなわち入側にかいて捲戻機1、溶接機2、表面洗浄部
3、入側ルーパー4、入側フリーループ5が設けられる
とくに表面洗浄部3ば、加熱帯6、均熱帯Tが間接加熱
方式を採用している関係で、所謂ガスクリーニング効果
はあまり期待できないので、鋼帯表面に残留している冷
間圧延時の残留圧延油及び鉄粉の除去のために必要であ
る。
表面洗浄部3にかける工程は例えばアルカリ浸漬リアル
カリブラッシング(マクラバー)→醒解脱指→温水ブラ
ッシング(スクラバー)→温水浸漬(リング)→水切り
(リンガ−ロール)→乾燥(熱1虱ドライヤー)からな
る。
筐た炉の入側で、入側ルーパー4に続いて設けられる入
側フリーループ5ば、入側の張力変動、とくに入側ルー
パー4のキャリッジ移動の張力変動が炉内に持込まれて
、鋼帯破断、ヒートバックル、鋼帯蛇行の原因とならな
いようにするためのものである。
この入側フリーループ5の前後にはフリーループの直前
直後の張力調整のためにプライドルロール5,5 が配
設される。
この入側フリーループ5は設置されるのが好ましいが、
電気制御の精密な実施により、張力変動が炉内に持込筐
れないならば必ずしも必要ではない。
炉の出側KS−いて、既述の出側ルーパー12の前面に
出側フリーループ11が設けられる。
この出側フリーループ11は入側フリーループ5の設置
目的と同一である。
この出側フリーループ11の直前、直後にはプライドル
ロール11,11“が設けられる。
この入側フリーループ5と同様な理由で出側フリールー
プ11は必要に応じて設けられうるものである。
以上、本発明の構成について詳細に説明したが、本発明
による効果について従来法との比較において説明する。
前提条件は以下のとかりである。
上記した前提条件にもとづき表3に示される各項目につ
いて、本発明の場合を1として従来法と対比した結果を
同じく表3に示す。
なふ・、設備投資額については表4に設備投資項目の例
を、用地面積については第5図に工場レイアウトの例を
示す。
第5図の記号A−1〜A−6及びBは表4の各々に対応
する。
上記表3から明らかなように、表3に示すすべての項目
について本発明の効果が従来法に対比して顕著に優れて
いることが分る。
次に本発明の方法を具体的実施例にもとづいて説明する
転炉によって表5に示す工うな組成のキャップド鋼を溶
製し鋼塊とした後、分塊工程を経て鋼片となし、2.3
rrrrnの板厚に熱間圧延し、コイルに捲取った。
次いで酸洗後、板厚0.35y++mまで冷間圧延(圧
下率85%)した上で本発明による連続焼鈍設備に通板
した。
通板条件は過時効炉中鋼帯長さ675m、出側ルーパー
長190m、炉の送行速度450 m/minであった
その際、輻射管式加熱帯に卦いて700’C4で加熱し
、次いでヒーターエレメント式均熱帯に釦いて20秒間
均熱し、次いでガスジェットクーラ一式1次冷却に釦い
て20℃/秒の冷却速度で冷却した後、450℃から3
00 ’C寸で90秒間の傾斜過時効を行ない、しかる
後冷凍機を接続したガスジェットクーラ一式二次冷却帯
にて408C1で冷却した後30秒以内に、2基連続調
質圧延機により乾燥状態において1ずダルロール次いで
ブライドロールにより調質圧延し10係の伸率を与え、
次いで検査精整を行ない鍍金用原板として捲取った。
その銅帯の表面酸化膜ば100A以下であった。
しかる後、電気錫鍍金ラインに通板ぜしめ、両面に5.
69/m”の錫を付着せしめた後リフロー処理を施して
光沢仕上げ製品として捲取った。
この際、ライン内の酸洗装置は使用しなかった。
この錫鍍金鋼板の硬−1表6の通りであり、コイル全長
が所望の調質度(T −2−)に納められている。
表 錫鍍金後の製品硬さくHR30T) さらに、その表面の光沢度は十分であり、形状も良好で
極めて平坦であり、且つ表面疵もほとんどなかった。
即ち、本発明の方法に【れば均−且つ高品質の鍍金用原
板、そして鍍金製品が得られることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法による鍍金用極薄鋼板の製造プロセスの
説明図、第2図は本発明による鍍金用極薄鋼板の製造プ
ロセスの説明図、第3図は従来の連続焼鈍サイクルと本
発明の焼鈍サイクルを示す図、第4図は本発明の設備の
一実施例を示す図、第5図は従来法と本発明法との工場
レイアウトの例を示す図である。 1・・・捲取機、2・・・溶接機、3・・・表面洗浄部
、4・・・入側ルーパー、5・・・入側フリーループ、
6・・・加熱帯、7・・・均熱帯、8・・・−次冷却帯
、9・・・過時効帯、10・・・二次冷却帯、11・・
・出側フリーループ、12・・・出側ルーパー、13・
・・調質圧延機、14トリマー 15・・・検査装置、
16・・・塗油機、17・・・切断機、18・・・捲取
機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低炭素極薄冷延鋼帯を再結晶温度以上に加熱した後
    、該温度にかいて10〜90秒間均熱し、次いで420
    〜600℃の範囲の温度迄5〜100’C/秒の冷却速
    度で一次冷却した後、該温度から250〜380’Cの
    範囲の温度迄銅帯温度を漸減しながら30秒〜5分間保
    定する傾斜過時効を施し、しかる後50℃以下の温度迄
    二次冷却し、次いで3分以内に乾燥状態の鋼帯を、1.
    5%以下の伸率での二段調質圧延訃よび検査精整を行な
    うことを特徴とする鍍金用極薄鋼板の連続製造方法。 2 表面清浄部、間接加熱装置を備えた加熱帯、間接加
    熱装置を備えた均熱帯、間接冷却装置を備えた一次冷却
    帯、傾斜過時効奇警よび二次冷却帯からなる堅型連続焼
    鈍枦に、ルーパーを介して二基連続の調質圧延機および
    検査精整部を順次配設したことを特徴とする鍍金用極薄
    鋼板の連続製造設備。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50143708A (ja) * 1974-05-10 1975-11-19
JPS5171217A (en) * 1974-12-18 1976-06-19 Nippon Steel Corp Reienkohanno renzokushodonhoho

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5591932A (en) 1980-07-11

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