JPS5830895A - 大型船舶プロペラ軸のスリ−ブ電食防止法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、３００）ン級の犬型鮪船に於けるプロペラ軸
スリーブの電食を防止する方法に係るもので、大型船舶
のプロペラ軸（１）に焼恢めしたスリーブ（２）に於て
、船体ｌζアースするアース線（３）を有し、プロペラ
軸スリーブに接触保持するカーボン接触子（４）の接点
取付位置を９機関室内部分のプロペラ軸スリーブの軸回
転方向に対して軸心より下側で、下端から±３０〜４５
度範囲内とし、プロペラ軸スリーブの＊＃カップリング
（５）との境目端に銀メッキの防食リング（６）を嵌装
せしめる仁とを特徴としたものである。（ηはプロペラ
、　（８）は船尾管を示した。

なお構成に当って、アースブラシの接点は導電潤滑剤を
使用して確実に管理された良好な状態にするものとし、
防食リングは、鮪船級ではプロペラ軸（鉄心）傭とスリ
ーブ側とに対して夫々５．５　ｍ’以上の接触面積を維
持曽しめるものとする。

アースブラシの取付位置には確実にグランドパツキン部
からの海水しぶきがかからないように軸系を変更するか
、又はグランドパツキン部の構造をスターンキーパ−型
などに変更するもよく、又、アースブラシ部が露出しな
い箱型のカバーを取付け、外部より異物が摺動Ｗｉｋ附
着するのを防護するものとし、更に入港後の係船時はア
ースブラシは決して取や外しはせずに係船時の電食防止
機能を中断せしめない等の配慮を併せ行うものとする。

従来大型鮪船のプロペラ軸スリーブは船尾管軸受の海水
冷却方式のため、迷走電流による電食こんが発生し、プ
ロペラ軸の耐用年数を縮めるなど大きな被害を受けてい
る。一般番こ電食こんの発生は次の理由とされている。

即ち、海水中で異種金属間には電位差が生じ静電気の直
流電流が流れる。プロペラと鋼合金スリーブを燐源めさ
れた鉄製プロペラ軸の縄側軸端部とは直結されていて、
船外に出ている。このためプロペラ側の電位は、直接船
内のプロペラ軸の鉄心までは容易に導入されるが、この
場合、この静電気はアースブラシを介して直ちに船体側
に伝導されればよいが、船尾管内のプロペラ軸の鉄心と
軸受側との間で、海水を介して互−と対峙していて容易
に導入されず、アースブラシ以外の流れ易い勝手な個所
から海水を介して船体に導入し。

その時にスリーブに甚しい電食こんを生せしめる。そし
てこの静電気が容易に導入されないのは、この電圧が最
大値でも０，２５〜０．３Ｖと大変低り＜、プロペラ軸
のスリーブ燐源め時に、スリーブ内径とプロペラ軸外径
との間に、夫々酸化被膜が構成、され、これが電気的に
導電挺抗となって導入し難い状態を作り出し居り、又静
電気の船体へのアース電流には方向性があや、軸心の水
平方向より下の範囲で、船底方向に向けて必ず下向ｈＫ
導入され、水平方向より上では導入されず、更に。

従来はアースブラシの接点に海水のしぶきがかかったり
１機関室内の排気ガス、冷凍機のアンモニアガスなどに
さらされるなど接点管理が非常に悪く、ブラシの摺動画
が荒れて電食こんの発生を助長していた。

本願は上記のように、アースブラシを導電潤滑剤を用い
るなど良い管理状態のもとに導入され易い方向性を維持
して取付け、錯体スリーブ端に防食リングを嵌装したの
で、アースブラシの機能が確実で、海水を通る迷走電流
はアースブラシを通して確実に船体暑と伝導されてスリ
ーブ面を貫通しないから、従来間層の多かったスリーブ
面の電食こん番とよる損傷が確実に防止できる効果を得
たものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示したもので、第１図はアース
ブラシの取付位置を示す側断面図、第２図は防食リング
の収設状態を示す側断面図を示した。 （１）・・・プロペラ軸　（２）・・・スリーブ　（３
）・・・アース線　（荀・・・カーボン接触子　（か・
・雌側カップリング　（６）・・・防食リング

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 大型船舶のプロペラ軸スリーブ番こ於て、船体にアース
   するアース線を有し、プロペラ軸スリーブに接触を保つ
   カーボン接触子の接点取付位置を、ｓｖｇ室内部分のプ
   ロペラ軸スリーブの軸Ｈ転方向に対して軸心より下側で
   。 下端から±３０〜４５度範囲内とし、プロペラ軸スリー
   ブのＩＩＩ側カップリングとの境目端に銀メッキの防食
   リングを嵌装せしめることを特徴とした大型船舶プロペ
   ラ軸のスリーブ電食防止法。