JP2003112690A - トランサムフランジのシール構造 - Google Patents

トランサムフランジのシール構造

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JP2003112690A JP2001309193A JP2001309193A JP2003112690A JP 2003112690 A JP2003112690 A JP 2003112690A JP 2001309193 A JP2001309193 A JP 2001309193A JP 2001309193 A JP2001309193 A JP 2001309193A JP 2003112690 A JP2003112690 A JP 2003112690A
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Akiyoshi Kiyotani
明寿 清谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランサムフランジのシール構造の防水性を
高めること。 【解決手段】 このシール構造100では、ボルト1の
頭2のトランサムフランジ3との当接面にリング状のシ
ール溝4を設け、このシール溝4に合成ゴム製のOリン
グ5を入れてボルト締結する。Oリング5により密封す
ることで高いシール性が得られ、固定穴7から水が進入
するのを有効に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速艇の推進手
段であるウォータージェット推進装置のトランサムフラ
ンジをボルトで固定するときのトランサムフランジのシ
ール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、高速船の推進装置としてウォータ
ージェット推進装置と呼ばれるものが普及し始めてい
る。ウォータージェット推進装置は、水を加圧して噴射
する推進装置であり、高速域でもキャビテーションが発
生せず、また河川のような浅いところでも使用できると
いう特徴がある。
【0003】図8は、ウォータージェット推進装置90
0を示す構成図である。このウォータージェット推進装
置900は、船体901の喫水線の下に位置する湾曲し
たダクト902内にプロペラ903が配置されており、
プロペラ軸904は船体901内に設置したエンジン
(図示省略)の回転軸に接続している。また、アルミニ
ウム製の船体トランサム10には、フランジ部3bと筒
部3cとからなるトランサムフランジ3が取り付けられ
ている。トランサムフランジ3は、船体901と同様に
アルミニウム製であり、外側端部のフランジ部3bが船
体トランサム10とボルト結合されており、船体901
内部ではその筒部3cがダクト902と連結されてい
る。
【0004】また、トランサムフランジ3には、ステン
レス製の漏斗形のノズル905が取り付けられている。
また、ノズル905の先端には、ステアリング装置およ
びリバース装置が取り付けられているが、図示は省略す
る。このウォータージェット推進装置900は、ダクト
902内に導入した水にプロペラ903により圧力及び
運動エネルギを与えノズル905から噴射することで、
プロペラの限界を超えた推力を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9は、船体トランサ
ム10とトランサムフランジ3との取り付け部分の拡大
断面図である。船体トランサム10とトランサムフラン
ジ3のフランジ部3bとは、M24程度のボルト906
を30本以上用いて締結結合されており、具体的には、
トランサムフランジ3側から船体901内に貫通する固
定穴にボルト906を貫通させ、ボルト906のネジ部
にナット907を螺合して所定トルクで締め付けて固定
されている。船体トランサム10とトランサムフランジ
3のフランジ部3bとの間には、防水用のガスケットが
介装されている(図示省略)。また、ボルト906の頭
とトランサムフランジ3のフランジ部3bとの間には、
図10に示すような、内側に特殊合成ゴム908が組み
込まれたシール構造を有する平座金909が介装され、
固定穴の防水を行うようにしている。
【0006】しかしながら、現状行っている平座金90
9による防水では、水の防水性が極めて悪く、トランサ
ムフランジ3が喫水線以下に位置しているため、船体9
01内への水の進入が問題となっていた。
【0007】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、トランサムフランジを船体トランサム
に取り付けたときの防水性を向上できるトランサムフラ
ンジのシール構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるトランサムフランジのシール構造
は、船体のダクトにトランサムフランジの筒部が連結す
ると共に、当該トランサムフランジのフランジ部が船舶
トランサムにボルト固定されており、船舶トランサムと
トランサムフランジのフランジ部との間にガスケットを
設け、且つボルトの頭とトランサムフランジとの間にO
リングを設けたことを特徴とする。
【0009】Oリングはシール性が極めて高いため、ボ
ルトの頭とトランサムフランジとの間にOリングを設け
ることで、固定穴を介して外部の水が進入するのを防止
できる。このトランサムフランジは船体トランサムに3
0本以上のボルトで固定されており、ボルト毎のシール
性が全体のシール性に大きく影響してしまう。しかしな
がら、従来は内部にシール材を設けた平座金によりシー
ルを行っており、水漏れが激しいにも関わらず、その対
策は十分に施されていなかった。これに対して、本発明
のシール構造を採用することで、水漏れを殆どなくせる
ことを出願人の実験で確認しており、その有用性は極め
て大きい。
【0010】つぎの発明によるトランサムフランジのシ
ール構造は、船体のダクトにトランサムフランジの筒部
が連結すると共に、当該トランサムフランジのフランジ
部が船舶トランサムにボルト固定されており、船舶トラ
ンサムとトランサムフランジのフランジ部との間にガス
ケットを設け、且つボルトの円筒部と固定穴との間にO
リングを設けたことを特徴とする。
【0011】このように、Oリングを設ける位置は、ボ
ルトの円筒部と固定穴との間であっても、上記同様に防
水性を飛躍的に高めることができる。
【0012】つぎの発明によるトランサムフランジのシ
ール構造は、船体のダクトにトランサムフランジの筒部
が連結すると共に、当該トランサムフランジのフランジ
部が船舶トランサムにボルト固定されており、船舶トラ
ンサムとトランサムフランジのフランジ部との間にガス
ケットを設け、且つボルトの円筒部と固定穴との間に前
記ガスケットと一体化したOリングを設けたことを特徴
とする。
【0013】ガスケットと一体化したOリングを設ける
ことで、ボルトやトランサムフランジ等にシール用の加
工を施さずにシールが行えるので、加工の手間や時間が
かからない。また、部品点数を削減できるから、固定用
のボルト数が多いトランサムフランジの固定に効果的で
ある。
【0014】つぎの発明によるトランサムフランジのシ
ール構造は、前記Oリングは、耐食性のある金属Oリン
グであることを特徴とする。耐食性がある金属Oリング
であれば、合成ゴム製のOリングに比べて、劣化が少な
い。このため、殆ど取り外すことのないトランサムフラ
ンジの防水機能を長期間に渡って保証できる。
【0015】つぎの発明によるトランサムフランジのシ
ール構造は、更に、ボルトの頭とトランサムフランジと
の接触界面にラビリンスシールを設けたことを特徴とす
る。Oリングとラビリンスシールの併用により、更に防
水性能を向上できる。ラビリンスシールは、Oリングの
内側に設けても、外側に設けても良い。
【0016】つぎの発明によるトランサムフランジのシ
ール構造は、更に、ボルトの頭を、その周囲のトランサ
ムフランジを含めて絶縁体により被覆したことを特徴と
する。ウォータージェット推進装置を用いる船体はアル
ミニウム製であることが多く、このため、トランサムフ
ランジもアルミニウム製となるが、これらを締結するボ
ルトがステンレス製であるため、海水に浸漬すると電食
を起こす。
【0017】そこで、本発明では、ボルトの頭を周囲の
トランサムフランジ毎、絶縁膜で被覆することで、電流
が流れないようにして電食を防止した。これにより、電
食によるシール性の低下を防止すると共に、絶縁膜とO
リングとの併用により更に防水性を高めることができ
る。
【0018】つぎの発明によるトランサムフランジのシ
ール構造は、更に、ボルトと固定穴との間隙にグリース
を充填したことを特徴とする。ボルトと固定穴との間隙
にグリースを充填することで、更に防水性を高めること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、この実施の形
態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、
或いは実質的に同一ものが含まれる。
【0020】[実施の形態1]図1は、この発明の実施
の形態1に係るシール構造を示す断面図である。このシ
ール構造100では、ボルト1の頭2のフランジ部2b
との当接面にリング状のシール溝4を設け、このシール
溝4にOリング5を入れて船体トランサム10とトラン
サムフランジ3とをボルト締結したものである。Oリン
グ5は固定用として、そのつぶれ代を20%〜30%程
度とする。Oリング5は合成ゴム製であり、必要により
バックアップリング(図示省略)を用いることができ
る。ボルト1およびナット6は、ステンレス製である。
また、船体トランサム10とトランサムフランジ3との
間には、ガスケット8が介装されている。
【0021】Oリング5のシール溝4およびトランサム
フランジ3のシール面3aは、表面粗さ6.3S程度と
するのが好ましい。なお、Oリング5に潤滑材を塗布
し、ボルト締結時の摩擦により損傷を受けないようにす
るのが好ましい。また、図示しないが、シール溝4を二
重にし、2つのOリング5を用いて防水するようにして
も良い。Oリング5により密封することで、高いシール
性が得られ、固定穴7から水が進入するのを有効に防止
できる。また、ボルト1の頭2とトランサムフランジ3
のフランジ部3bとの界面でシールを行うことで、加工
し易く、好ましい径や太さのOリング5を適用しやすい
という利点もある。
【0022】また、図2に示すように、ボルト1の頭2
と、トランサムフランジ3のフランジ部3bとの接触界
面にラビリンス構造20を形成するようにしても良い
(下記実施の形態2、3も同様)。このラビリンス構造
20とOリング5を併用すると、シール構造100の防
水性を更に高めることができる。また、図3に示すよう
に、トランサムフランジ3にグリース充填穴21を設
け、当該充填穴21からグリース22を圧入して充填
し、穴付止めネジ23で蓋をすることで、更に防水性を
高めることができる。充填穴21を設けなくても、ボル
ト締結前において固定穴7にグリース22を入れるよう
にしても良い。
【0023】また、前記Oリング5は、金属Oリング2
5であっても良い。図4に、金属Oリングの構成を示
す。この金属Oリング25は、インコネル(商標名:ク
ロム16%、鉄7%を含むニッケル系合金)によって製
作したコイルスプリング26に、同じくインコネルを用
いたインナーエンベロープ27で被覆し、さらに、アル
ミニウム製のアウターエンベロープ28で被覆した構成
である。
【0024】この金属Oリング25には、例えば日本バ
ルカー工業株式会社製「トライバック」やフランス国の
CEFILAC社製の「ヘリコフレックスシール」などを用い
ることができる。金属Oリング25の塑性変形率と密封
性能の温度・時間依存性Larson-Miller Parameter(LM
P)により表すことが可能であり、一般的に、金属Oリ
ング25の長期密封性能は、密封保持限界のLMPを求
め、所定温度における限界時間を予測することにより行
う。
【0025】特にトランサムフランジ3は、船体トラン
サム10に一度取り付けると外すまでの期間が長く、或
いは外すことを想定していない場合もある。このため、
長期間に渡って所定のシール性を維持する必要があり、
上記金属Oリング25は、耐食性および耐熱性に優れ、
海水による劣化も少ないことから、トランサムフランジ
3のシール構造に適したものである。
【0026】[実施の形態2]図5は、この発明の実施
の形態2に係るシール構造を示す断面図である。このシ
ール構造200では、ボルト1の円筒部1aにシール溝
31を形成し、当該シール溝31にOリング32を嵌め
込んでトランサムフランジ3の固定穴7の内面との間で
シールを行う。なお、Oリング32を固定穴7に挿入す
る際に、損傷しないように注意する必要がある。この場
合もシール溝31および固定穴7内面の表面粗さは6.
3S程度に仕上げる。これにより、船体内への漏水が有
効に防止される。
【0027】また、このシール面の隙間Cは、ボルト1
の円筒部1aと固定穴7との寸法差により決まるため、
通常のボルトとボルト穴の関係から固定穴の径を規定す
るのではなく、船体移動中における使用圧力およびOリ
ング32の硬さにより規定される最大隙間より小さくな
るように規定するのが好ましい。これにより、Oリング
32のはみだしが防止され、シール性の低下を防止でき
る。なお、ボルト1のネジ部1bでOリング32を損傷
しないように、ネジ部1bにロウを付けて一時的に平滑
な面を形成し、Oリング32を通した後にロウを溶かし
て、ナット6を螺合するようにしても良い。
【0028】[実施の形態3]図6は、この発明の実施
の形態3に係るシール構造を示す断面図である。このシ
ール構造300では、船体トランサム10とトランサム
フランジ3との間に介装した防水用のガスケット40と
Oリング41を一体構造とした点に特徴がある。ガスケ
ット40には、ボルト1を通すための穴42が設けられ
ており、この穴42の周縁にOリング41を一体成形し
ておく。ボルト1をガスケット40に通し、ボルト1お
よびナット6により船体トランサム10とトランサムフ
ランジ3とを締結すると、ガスケット40によりこれら
の間での防水が図られ、一体のOリング41により固定
穴7の防水が図られる。
【0029】また、船体トランサム10とトランサムフ
ランジ3とを締結して間隔を狭めたときにOリング41
が潰れるようにすることで、ボルト1の円筒部1aのシ
ール面との接触が良好に得られ、よりシール性を高める
ことができる。更に、この構成によれば、部品点数を大
幅に削減できる。トランサムフランジ3は船体トランサ
ム10に30本以上のボルト1によって固定されている
ため、このボルト1と同じ数のOリング5が必要になる
が、ガスケット40を成形する際にOリング41を一体
に設けるようにすれば、これら多数のOリング5が不要
になる。また、Oリング5のシール溝4を省略できるの
で、ボルト1の加工が不要になるから、製造工程を簡単
にできる。
【0030】[実施の形態4]図7は、この発明の実施
の形態4に係るシール構造を示す断面図である。ウォー
タージェット推進装置は一般的に高速艇に用いられてお
り、その船体はアルミニウム製であることが多い。ま
た、トランサムフランジ3もアルミニウム製であるが、
ボルト1がステンレス製であるため、これら2種の金属
が電解質溶液に浸漬された場合、両者の電極電位の差に
より電池が形成され、電流が流れて電食が進行すること
になる。
【0031】そこで、このシール構造400では、ボル
ト1の頭2からその周囲のトランサムフランジ3までを
絶縁体である樹脂膜51で被覆し、防水性を高めると共
に電食の防止を図るようにした。この他の構成は実施の
形態1に係るシール構造100と同じであるからその説
明を省略する。なお、トランサムフランジ3の固定穴7
周囲に粗面処理を施し、シール用の樹脂との密着性を高
めるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のトラン
サムフランジのシール構造では、船舶トランサムとトラ
ンサムフランジのフランジ部との間にガスケットを設
け、且つボルトの頭とトランサムフランジとの間にOリ
ングを設けたので、トランサムフランジを船体トランサ
ムに取り付けたときの防水性を飛躍的に向上できる。
【0033】また、この発明のトランサムフランジのシ
ール構造では、船舶トランサムとトランサムフランジの
フランジ部との間にガスケットを設け、且つボルトの円
筒部と固定穴との間にOリングを設けたので、トランサ
ムフランジを船体トランサムに取り付けたときの防水性
を飛躍的に向上できる。
【0034】また、この発明のトランサムフランジのシ
ール構造では、船舶トランサムとトランサムフランジの
フランジ部との間にガスケットを設け、且つボルトの円
筒部と固定穴との間に前記ガスケットと一体化したOリ
ングを設けたので、簡単な構造で防水性を飛躍的に高め
ることができる。
【0035】また、この発明のトランサムフランジのシ
ール構造では、上記Oリングに耐食性のある金属Oリン
グを用いるので、シール構造の防水性能を長期間に渡っ
て維持できる。
【0036】また、この発明のトランサムフランジのシ
ール構造では、ボルトの頭とトランサムフランジとの接
触界面にラビリンスシールを設けたので、シール構造の
防水性を更に高めることができる。
【0037】また、この発明のトランサムフランジのシ
ール構造では、ボルトの頭を、その周囲のトランサムフ
ランジを含めて絶縁体により被覆するようにしたので、
電食に起因するシール性の低下を防止すると共に、絶縁
膜とOリングとの併用により更に防水性を高めることが
できる。
【0038】また、この発明のトランサムフランジのシ
ール構造では、ボルトと固定穴との間隙にグリースを充
填したので、シール構造の防水性を更に高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るシール構造を示
す断面図である。
【図2】図1に示したシール構造の変形例を示す断面図
である。
【図3】図1に示したシール構造の変形例を示す断面図
である。
【図4】図1に示したOリングの変形例を示す説明図で
ある。
【図5】この発明の実施の形態2に係るシール構造を示
す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係るシール構造を示
す断面図である。
【図7】この発明の実施の形態4に係るシール構造を示
す断面図である。
【図8】ウォータージェット推進装置を示す構成図であ
る。
【図9】船体トランサムとトランサムフランジとの取り
付け部分の拡大断面図である。
【図10】従来のシール構造を有する平座金を示す断面
図である。
【符号の説明】
100 シール構造 1 ボルト 3 トランサムフランジ 4 シール溝 5 Oリング 7 固定穴 8 ガスケット 10 船体トランサム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体のダクトにトランサムフランジの筒
    部が連結すると共に、当該トランサムフランジのフラン
    ジ部が船舶トランサムにボルト固定されており、船舶ト
    ランサムとトランサムフランジのフランジ部との間にガ
    スケットを設け、且つボルトの頭とトランサムフランジ
    との間にOリングを設けたことを特徴とするトランサム
    フランジのシール構造。
  2. 【請求項2】 船体のダクトにトランサムフランジの筒
    部が連結すると共に、当該トランサムフランジのフラン
    ジ部が船舶トランサムにボルト固定されており、船舶ト
    ランサムとトランサムフランジのフランジ部との間にガ
    スケットを設け、且つボルトの円筒部と固定穴との間に
    Oリングを設けたことを特徴とするトランサムフランジ
    のシール構造。
  3. 【請求項3】 船体のダクトにトランサムフランジの
    筒部が連結すると共に、当該トランサムフランジのフラ
    ンジ部が船舶トランサムにボルト固定されており、船舶
    トランサムとトランサムフランジのフランジ部との間に
    ガスケットを設け、且つボルトの円筒部と固定穴との間
    に前記ガスケットと一体化したOリングを設けたことを
    特徴とするトランサムフランジのシール構造。
  4. 【請求項4】 前記Oリングは、耐食性のある金属Oリ
    ングであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    トランサムフランジのシール構造。
  5. 【請求項5】 更に、ボルトの頭とトランサムフランジ
    との接触界面にラビリンスシールを設けたことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一つに記載のトランサムフ
    ランジのシール構造。
  6. 【請求項6】 更に、ボルトの頭を、その周囲のトラン
    サムフランジを含めて絶縁体により被覆したことを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のトランサム
    フランジのシール構造。
  7. 【請求項7】 更に、ボルトと固定穴との間隙にグリー
    スを充填したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    一つに記載のトランサムフランジのシール構造。
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