JPS5830653B2 - ジキキロクサイセイソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気記録再生装置にかかるものである。

従来記録再生方式としてはＲＺ、 ＮＲＺ、 ＰＦ４
ＦＭなどの変調方式が考案されているが、これらは１ビ
ツトを記録するのに半サイクルが１サイクルの再生信号
が得られるような記録方法であるため、再生時にドロッ
プアウトやノイズによりデータ信号が消滅したり、増加
したりすることにより間違ったデータを再生することが
あった。

本発明は、このような不都合を除去すべく記録再生方式
にＦＳＸ変調、復調を用い、ビットに対して冗長性をも
たせるために、ビットデータを数サイクルを用いて記録
し、再生時に１ビツトのデータ内で数サイクルの再生波
形が消滅したり、増加したりしてもデータ信号確認用も
クロック（以下、データストローブと示う）が１ビツト
のデータ内に得られるようにして、正しいデータを再生
させようとするのである。

以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図は記録回路を示し、Ａは８ビツトのデータイをパ
ラレルセットし、１ビツトづつシフトしてシリアル信号
ハを出力する８ビツトパラレルイン、シリアル−アウト
のシフトレジスタ部、Ｂは入力信号ハのレベルにより周
波数の異なる正弦波信号を発生するＦＳＸ発信部（デー
タ１の時、入カレベルＨ１出力ｆｃｏデータ０の時、入
カレベルＬ１出力ｆｔｏ ）。

ＣはＦＳＫ発振部Ｂの出力信号二ｌを記録するためのド
ライバ一部、ＤはＦＳＫ発振部Ｂの出力信号二を方形波
にするための波形整形部、Ｅは１ビツトのシフト信号へ
を作成する４進力ウンター回路部、Ｆは１文字のデータ
をパラレルセットする信号トを作成するため１ビツトの
シフト信号へをカウンタする８進力ウンター回路部、Ｇ
は記録用磁気ヘッド、また口は外部からの記録動作開始
信号である。

第２図は前述した記録回路の各部の信号波形で、ＥＲ，
ＦＳはカウンターの状態を示す。

第３図は再生回路を示し、Ｈは再生用ヘッド、■は信号
増幅器、Ｊは入力信号の周波数によって直流レベルを出
力するＦＳＫ復調部（入力ｆｏ→出力Ｈ１人力ｆ１→出
力Ｌ）、Ｋは再生信号を方形波にする波形整形部、Ｌは
再生データのＨｌ、ＬＯを確認するためのデータストロ
ーブを発生する４進力ウンター回路部、ＭはＦＳＸ復調
部Ｊの出力変換時（Ｈ−＋Ｌ１Ｌ−＋ Ｈに変わる時）
にカウンター回路部りにリセットパルスヲを与えるリセ
ット信号発生部、ＮはＦＳＫ復調部Ｊの出力信号ヌをカ
ウンター回路部のデータストローブ７で取込み外部回路
にシリアル信号を与えるバッファ回路、す・は再生信号
、ヌはＦＳＫ復調部Ｊの出力信号、ル再生信号を波形整
形して方形波としたもの、ヲはリセット信号、ワはチー
タストローブ、力は再生データである。

第４図は第３図再生回路各部の信号波形で、ＬＳはデー
タストローブ作成のためのカウンター（第３図Ｌ）の状
態を示す。

次に、記録時の動作を第１図および第２図を用いて説明
する。

本実施例における記録データは１ビツトを４サイクルの
信号で、１文字を８ビツト構成として記録した。

外部より記録開始信号口（第２図口Ｓ）が与えられると
、ＦＳＫ変調部Ｂの出力を波形整形した信号（第１図ホ
、第２図ホＳ）をクロックとしてカウンター回路部Ｅは
カウントを開始する（第２図ＥＳ）と同時に、２つのカ
ウンター回路部Ｅ、Ｆの状態０により（第２図ＥＳ、Ｆ
Ｓ）、シフトレジスタＡに１文字の８ビツトデ一ク信号
イがセット信号（第２図トＳ）によりパラレルセットさ
れる。

本実施例では、最上位ビットに１がセットされたので、
ＦＳＸ変調部Ｂの出力はｆｏの信号（第２図二Ｓ）とな
り、この信号がヘッドドライバ一部Ｃ１記録ヘッドＧを
介して磁気テープに記録される。

上記記録中の信号により作成したクロック信号でもって
、カウンター回路部Ｅのカウンターがカウントアツプ（
第２図へＳ）、状態はｏ、 ｉ、２．３と変化してゆ
き、状態３をデコードして、１ヒツトのシフト信号（第
１図へ・、第２図へＳ）とし、シフトレジスタ部Ａに与
えると、シフトレジスタ部の出力（第１図ハ、第２図ハ
Ｓ）は１からＯへと変化する。

この信号によりＦＳＸ変調部Ｂの出力はｆ。

よりｆ、（第２図二Ｓ）へと変わり、ｆｌが記録される
。

従って、最初のテープ１の時、ｆｏの信号が４サイクル
記録され、次のテープ０によりｆｌの信号が４サイクル
記録される。

以上の動作を行なっていると、１ビツトのシフト信号（
第１図へ、第２図へＳ）をカウントしているパラレルセ
ット信号用のカウンターＦがデータを８ビツトシフトし
たのち、再び０の状態になるので、この信号とシフト信
号発生用のカウンターＥの状態がＯになったとき（第２
図ＥＳ）の信号により、パラレルセット信号（第１図ト
、第２図トＳ）が発生し、２文字目のデータが８ビ゛ツ
ト、パラレルセットされる。

このように、記録する信号をカウントしてシフト信号を
作成しているので、記録された信号のサイクル数は、デ
ータが１でもＯでも４サイクルと等しくなる。

次に、再生時の動作を第３図および第４図を用いて説明
する。

再生用ヘッドＨにより再生信号（第３図７、第４図りＳ
）が読み出されると、該信号が増幅器■を介してＦＳＸ
復調部Ｊと、波形整形部Ｋに与えられる。

ＦＳＸ復調部Ｊは入力信号の位相により最大１サイクル
の遅れ（第４図のｄｌ ＋ ｄ２ ）をもって入力信号
に応じた信号を直流レベルで出力する（第４図ヌＳ）。

本実施例では、最初のデータはｆ。

であるので、出力はＨ＝１となり、次のテ゛−夕はｆｌ
で、出力Ｌ＝０となる。

一方、波形整形部Ｋに与えられた信号は波形整形され、
方形波（第３図ル、第４図ルＳ）となり、カウンター回
路部りのクロック信号として与えられる。

カウンター回路部りはＦＳＫ復調部Ｊの出力が変化した
時、出力されるリセット信号（第３図ヲ、第４図ヲＳ）
でカウントアツプする。

前述したカウンターの状態が２になった時、出力はデコ
ードしてデータストローブ（第３図ワ、第４図ワＳ）と
し、この信号をバッファ回路Ｎに与え、その時のＦＳＸ
復調部Ｊの出力（第３図力・、第４図力Ｓ）をデータと
して取込み、外部装置へ再生データとして与える。

以上が、本実施例における記録、再生時の動作説明であ
る。

本実施例においては、１ビツトのデータを４サイクルで
記録しているため、１ビツトのデータ内で１サイクル以
内のデータが消滅あるいは増加しても、カウンターのク
ロック数が変化してデータストローブの位置が前後へす
れるだけであり、間違ったデータを取込むことはない。

従って、１ビツトのデータをより多くのサイクル数で記
録しておくと、再生時にドロップアウトやノイズによる
誤動作がなくなり、より信頼性が上がる。

また、ＦＳＫ復調部Ｊの動作時間がｆ。

ｔｆｔによって異なったり、数サイクル必要としても、
データ変化時にリセット信号を作成しているので、デー
タストローブが相対的にずれるだけである。

また同じデータが続いた場合には、カウンターの内容が
繰返されるだけであるので、最初の変イト時点でのＦＳ
Ｋ復言井部、１の動作遅わ、時間に応ＩＺたサイクル数
のみ遅れてカウントされているので、同じデータが何ビ
ット続いても正しいデータを再生することができる。

本実施例では４進カウンターであるので、出力は０１１
．２．３．０．１．２．３と繰返えされ、２の状態で必
ずデータストローブが作成される。

以上詳述したように本発明によれば、ＦＳＸ変調、復調
を用いて、ビットに冗長性を持たすと共に、記録再生時
に各記録、再生信号を用い、各装置を動作させるクロッ
ク信号としたために従来のようにデータの消滅、増加が
あっても正しいデータを再生することができるのである
。

また再生時にダミーパルスの挿入が必要でないため、構
成簡単にして実現できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明磁気記録再生装置の一実施例を示すもので
、第１図は記録回路のブロック図、第２図は第１囲者部
の信号波形図、第３図は再生回路のブロック図、第４図
は第３回合部の信号波形図である。 Ａ・・・・・・シフトレジスフ、Ｂ・・・・・・ＦＳＫ
発振部、Ｃ・・・・・・ドライバー路、Ｄ、Ｋ・・・・
・・波形整形部、Ｅ。 Ｌ・・・・・・４進力ウンター回路部、Ｆ・・・・・・
８進力ウンター回路部、Ｇ・・・・・・記録用ヘッド、
Ｈ・・・・・・再生用ヘッド、■・・・・・・信号増幅
器、Ｊ・・・・・・ＦＳＫ復調部、Ｍ・・・・・・リセ
ットパルス信号発生部、Ｎ・・・・・・バッファ回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｉ ＦＳＫ変調して１ビツトのデータを１１””０”
   共に等しい複数個のサイクル数で記録すると共に、最大
   計数値が記録時の１ビツトのサイクル数で再生データを
   ＦＳＸ復調したデータ出力の１”Ｏｎの変化時にリセッ
   トされＦＳＸ復調する以前の記録再生データを繰返し計
   数する計数器を設け、この計数器が前記最大値より小さ
   い１つの計数値の時を再生データのビット同期信号とし
   て記録されたデータを再生するよう構成した磁気記録再
   生装置。