JPS5830561B2 - 広開口ファイバ− - Google Patents

広開口ファイバ−

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Publication number
JPS5830561B2
JPS5830561B2 JP51065525A JP6552576A JPS5830561B2 JP S5830561 B2 JPS5830561 B2 JP S5830561B2 JP 51065525 A JP51065525 A JP 51065525A JP 6552576 A JP6552576 A JP 6552576A JP S5830561 B2 JPS5830561 B2 JP S5830561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
core
refractive index
cladding
output end
Prior art date
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Expired
Application number
JP51065525A
Other languages
English (en)
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JPS52149133A (en
Inventor
一向 柳沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP51065525A priority Critical patent/JPS5830561B2/ja
Publication of JPS52149133A publication Critical patent/JPS52149133A/ja
Publication of JPS5830561B2 publication Critical patent/JPS5830561B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は広開ロファイバー、特に、開口数の大きなりラ
ッド型オプティカルファイバーおよびかかるファイバー
からなるファイバー束に関するものである。
光の全反射を利用したクラッド型オプティカルファイバ
ーの開口数(N、A、)は、第1図に示すようにコア1
およびクラツディング2の屈折率をそれぞれ111 +
n2とすると となる。
従ってファイバーの(N、A、)を大きくするには、n
lを大きくするかn2を小さくすれば良いがコアの屈折
率n1を大きくしようとすると一般に媒質の透過率は悪
くなり、またコアとクラツディングの屈折率差を広げよ
うとすると、例えば、ガラスファイバーにおいては両者
の熱膨張係数の差が大きくなったり、軟化点が極端に異
なったりして良質のファイバーを得ることが困難である
本発明によれば、ファイバー先端すなわち出射端のごく
一部分でコアの形状を変化させることにより容易に開口
数(N、A、)の大きなファイバーを得ることに成功し
たものである。
本発明の原理図を第2図に示す。
ファイバー中を伝播する光線3とファイバー光軸4との
なす角度が増加するようにファイバーのコア径を変化さ
せる最も簡単な方法は、例えば、図面に示すようにファ
イバー先端5にテーパーを付けることである。
テーパー角をαとすると、第2図から明らかなように、
テーパ一部で全反射する光線は1回の全反射毎にファイ
バー光軸となす角が2Cずつ増加してゆく。
今、ファイバー径の変化していない部分のコア、クラツ
ディングの屈折率をnl + n2 、テーパー状にな
っている部分でのコア、クラツディングの屈折率をそれ
ぞれn3 、 n4とする。
n□はファイバーのおかれている環境(多くの場合空気
)の屈折率である。
更に、ファイバーに入射角θ。で入射した光線が、ファ
イバー光軸と第2図に示すような角度をもって全反射し
なから他端からθ。
で出射したとする。
5nellの法則を使用することによ以上、ファイバー
のコア径を変化させることによりファイバー光軸となす
光線の角度は、入射時よりも出射時の方が大きくなるこ
とを示したが、この現象を利用して有効にファイバーの
開口数(又は開口角)を大きくするためには、テーパ一
部分での屈折率n3 + n4を適当に考慮する必要が
ある。
いま入射時での臨界角をθ。とじ、それに対応する出射
角をθ。
とすると(1) 、 (7)式からとなる。
従って(9)式の左辺を出射時の開口数と見做すと、n
3 + n4の値は の関係を満たすように決定することが望ましい。
最後に、出射端の形状は第2図以外に、第3図a 、
c’に示すような形状としても、上述した関係が同様に
成立つし、第3図・dのようにテーパーが非対称をなし
ていても、テーパー角α、βがθ3に比べて小さい場合
には(5)式がそのまま成立つので、(7) 、 (9
) 、 (10)式が全て成立する。
これがため、本発明によれば、クラッド型ファイバーの
出射端でファイバー中を伝播する光線とファイバー光軸
とのなす角度が増加するようにファイバーのコア径を変
化させることにより開口数を大きくする手段を第1に講
する。
上述したように、本発明によれば、ファイバーの出射端
におけるコア径をテーパ状に変化させてファイバー中を
伝播する光線とファイバー光軸とのなす角度を増加させ
ることによって開口数を大きくすることができる。
かかる本発明による開口数の増大はファイバー束に対し
ても同く同様に当てはまるものである。
また、本発明によれば、前述したように、開口数(N、
A)を大きくするにはコアの屈折率を大きくしてコアと
クラツディングの屈折率差を広げることによって可能で
あるが、コアの屈折率を大きくすると一般に媒質の透過
率が低下し、内視鏡用LG等の長尺の用途に適さなくな
り、またコアとクラツディングの屈折率差を広げようと
すると両者の熱膨張係数の差が大きくなったり、軟化点
が極端に異なる等の欠点があり、物理的、化学的に安定
なガラスを組合せることが困難であるため、良質のファ
イバーを得ることができないが、しかし、原理的にはフ
ァイバーの先端部すなわち出射端部におけるコアとクラ
ツディングとの屈折率の差を大きくすればその開口数を
大きくすること丞できるものであるから、この出射端部
だけ屈折率を変化させることにより透過率に優れた広間
ロファイバーを得ることを可能とするものである。
これがため、本発明では第2の手段として、ファイバー
の出射端部におけるコアとクラツディングとの屈折率n
3およびn4を、前記式(10)を満たすように設定す
る。
上述したように、本発明では、ファイバーの出射端部に
テーパーを付けると共にテーパーを付けた部分でのコア
およびクラツディングの屈折率を式(10)の関係を満
たすようにすることにより、ファイバーの出射端から射
出する光線とファイバー光軸との成す角度を増加して開
口数を大きくすることができ、しかも、透過率のきわめ
て高いファイバーを得ることができる。
本発明による広開ロファイバーまたは広開ロファイバー
束の製造方法につき、次に説明する。
第4図および第5図に示す例では、ファイバー先端5を
加熱し、引き伸ばしてコア径を細くし、次で、既知のイ
オン交換法によりクラツディング2を構成するイオンの
一部をよりイオン半径の小さなイオンに置換することに
よってテーパー状になっている先端部5のクラツディン
グ2の屈折率を小さくする。
これによってファイバーの開口数を大きくすることがで
きる。
第6図および第7図は酸溶出性ガラスでクラツディング
したファイバーおよびファイバー束の開口数を大きくす
る場合を示し、第6図に示すようにファイバー6または
ファイバー束7の先端部5゜5′を加熱して引き伸ばし
、先端部5,5′のコア径を細くする。
次に、第7図に示すように先端部のクラツディングを酸
に溶かし、コア1を裸にする。
次に裸のコア部分に屈折率の小さいクラツディングガラ
スをつけるかまたはイオン交換法により裸になっている
コア部分の屈折率を大きくした後に屈折率の小さいクラ
ツディングガラスを付ける。
これにより開口数の大きいファイバーまたはファイバー
束を得ることができる。
上述した例とは反対に、コアを酸溶出性のガラスで造り
、テーパー状に形成したコアの部分のガラスを溶出した
後に屈折率の高いコアガラスを充填しても良い。
また、第4および5図につき説明した例におけるとは反
対に、テーパー状になったコア部分だけを選択的にイオ
ン交換し、ガラス中のイオンの一部をよりイオン半径の
大きなイオンJ置換することによって屈折率を高めても
良い。
上述した例では、ファイバーまたはファイバー束の先端
または出射端にテーパーをつけ、コアまたはクラツディ
ングあるいはこれら双方の屈折率を変化させる場合につ
き説明したが、屈折率を変化させることなく、テーパー
をつけるだけでも十分開口数を増大し得ること勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のファイバーおよび本発明に
よるファイバーの出射端部を断面にして示す本発明の原
理説明用拡大図、第3図は本発明によるファイバーの種
々の例を示す出射端部の拡大断面図、第4図ないし第7
図は本発明によるファイバーの製造方法の説明用路線図
である。 1・・・コア、2・・・クラツディング、3・・・光線
、4・・・ファイバー光軸、5・・・先端または出射端
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クラッド型ファイバーの出射端で、ファイバー中を
    伝播する光線とファイバー光軸とのなす角度が増加する
    ようにファイバーの出射端部分でテーパーを付けると共
    にファイバーのテーパーを付けた部分でのコアおよびク
    ラツディングの屈折率n3およびn4 ヲ、ファイバー
    径の変化していない部分のコアおよびクラツディングの
    屈折率を01およびn2とし、テーパ状になる前のコア
    径及び出射端でのコア径をそれぞれrl 、 r2(r
    l>r2)とすると係を保って変化させることにより開
    口数を大きくしたことを特徴とする広間ロファイバー。
JP51065525A 1976-06-07 1976-06-07 広開口ファイバ− Expired JPS5830561B2 (ja)

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JP51065525A JPS5830561B2 (ja) 1976-06-07 1976-06-07 広開口ファイバ−

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JPS52149133A JPS52149133A (en) 1977-12-12
JPS5830561B2 true JPS5830561B2 (ja) 1983-06-30

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JP2009175505A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Fujifilm Corp 光ファイバ構造体
JP5258613B2 (ja) * 2009-02-16 2013-08-07 富士フイルム株式会社 ライトガイド及び光源装置並びに内視鏡システム
JP7455130B2 (ja) * 2019-08-09 2024-03-25 オリンパス株式会社 内視鏡、内視鏡システム及びワイヤレス内視鏡システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910058A (ja) * 1972-03-30 1974-01-29
JPS4994345A (ja) * 1972-09-29 1974-09-07

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