JP3140114B2 - 光固定減衰器 - Google Patents

光固定減衰器

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JP3140114B2
JP3140114B2 JP03316134A JP31613491A JP3140114B2 JP 3140114 B2 JP3140114 B2 JP 3140114B2 JP 03316134 A JP03316134 A JP 03316134A JP 31613491 A JP31613491 A JP 31613491A JP 3140114 B2 JP3140114 B2 JP 3140114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムや光計
測の分野において光ファイバ線路を用いたときに光受信
装置へ信号を最適レベルで受信させるために使用する光
固定減衰器に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】図3(a)は従来の光固定減
衰器の一例を示す特開平2−228609号に係るもの
で、コア53とその周りに光吸収層52を有するクラッ
ド51から成る光ファイバを加熱延伸したテーパー形状
の加熱延伸部54を形成して、加熱延伸部54のテーパ
ー形状及びその長さにより所望の減衰量を得るようにし
た光固定減衰器である。
【0003】この減衰器は加熱延伸部54を形成するた
めに、O2 −H2 バーナ等の加熱手段で光ファイバの中
間部を部分的に加熱しながら所望の減衰量を得られるま
で光ファイバを延伸して製造される。このようにして製
造された減衰器の径の太さは図3(a)に示すIV−IVの
径が100〜200μmであるのに対して加熱延伸した
V−Vの径は20〜30μmもの細さになる。
【0004】また、図3(b)は従来の一般的な光固定
減衰器を示すもので、光ファイバ61と62の間に所望
の減衰量を得るための材質及び厚みを有する光減衰膜6
3を設けたもので、図のように減衰膜63を斜めに介在
させることによって端面反射が防止できる。また、この
ような減衰器はまず一方の光ファイバ端面に蒸着などで
光減衰膜63を形成した後、さらに他方の光ファイバ端
面をこの光減衰膜63に貼り着けて製造する。
【0005】しかしながら、このように従来の光固定減
衰器が所望の減衰量を得るためには光吸収層52や光減
衰膜63のような減衰手段が別途必要で、通常の光ファ
イバのみでは構成できないという課題が有る。
【0006】また、図3(a)の光固定減衰器のように
最細径部が20〜30μmもの細さであるために強度に
課題が有り、例えば収納部材等への組み込み時に不良率
が極めて高い。さらに、図3(b)の光固定減衰器のよ
うに光ファイバ端面と光減衰膜とを貼り着けるものでは
強度の点で課題が有るばかりでなく、作製が面倒で、精
度良く作製することも困難である。
【0007】本発明の目的は、通常の光ファイバのみで
も容易に精度良く作製でき、しかも強度の高い光固定減
衰器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の光固定減衰器は、裸線光ファイバの微小範囲
が加熱軟化されて光軸方向に圧縮されたことにより、こ
の加熱圧縮部の径が同心的に太くなるとともにコアに多
数の微小な屈曲が形成されて所望の減衰量を得るもので
ある。
【0009】
【作用】このように裸線光ファイバの微小範囲を加熱軟
化させるので光軸方向に圧縮するとその径を同心的に太
くできる。このような形状に圧縮すると圧縮距離に応じ
て裸線光ファイバ内部のコアに多数の微小な曲率半径を
有するマイクロベンディングが形成され、この多数形成
されたマイクロベンディングによって所望の減衰量が得
られる。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例の説明
を行う。図1は本発明に係る光固定減衰器の構造を示す
原理図、図2は本発明に係る光固定減衰器の製造方法の
一実施例を示すものである。
【0011】まず、本発明に係る光固定減衰器は図1に
示すように被覆部を除去されてクラッド2とコア3から
成る裸線光ファイバ1が、その微小範囲の加熱圧縮部4
を同心的に太くされた卵形状をしており、その内部にコ
ア3の微小屈曲部3aを有している。
【0012】微小屈曲部3aは多数の微小な曲率半径を
有するマイクロベンディングが形成されており、コア3
を伝搬する光はこのマイクロベンディングから均一にパ
ワー放射が行われて減衰される。
【0013】次に図2により本発明に係る光固定減衰器
の製造方法を説明する。図2に示したのは光固定減衰器
の製造装置に径が125μmのシングルモードのファイ
バ心線11をセットした状態を示している。ファイバ心
線11は予めその中間部の被覆を除去した裸線部12を
露出させている。製造装置上でファイバ心線11は裸線
部12を放電加熱位置にしてその左右の被覆部を心線ク
ランパ20a、20bでクランプされている。さらに、
裸線部12は基台21a、21bに精密調整されて取付
けられた高精度のV溝部22a、22bにX軸方向及び
Y軸方向の遊びを無くされてZ軸方向のみ滑らかに摺動
できるようクランプされている。また、裸線部12の弛
みを無くしてこの部分がZ軸と平行になるように心線ク
ランパ20a、20bを微動後退させた後、ファイバ心
線11の左端を安定化光源30に、右端を光パワーメー
タ40に光学的に接続する。このようにファイバ心線1
1がセットされた状態で裸線部12を電極放電によりそ
の微小範囲を加熱軟化して光軸方向に圧縮し、光パワー
メータ40を使用して所望の減衰量が得られたら圧縮を
ストップして光固定減衰器を作製する。
【0014】次に具体例を示す。まず、約1mmの間隔
を開けた2個の電極先端部23a、23bをV溝部22
a、22b双方の中央に位置させて、裸線部12がこの
電極先端部23a、23bの結ぶ線の中央で直交するよ
うに配置した状態で、電極先端部23a、23bから電
圧約500V、電流約16.5mAで放電を行って微小
範囲を加熱軟化させ、心線クランパ20a、20bを光
軸方向(Z軸方向)の向かい合う方向へ0.13〜0.
15mm/3秒の速度で約9秒間定速度微動させる。こ
の加熱及び圧縮条件のもとに製作した光固定減衰器は加
熱圧縮部の光軸方向の長さが約0.3mmで、その径が
図1に示したように同心的に漸次太くなり、コアに多数
のマイクロベンディングが形成されて5dBの減衰量が
得られる。
【0015】さらに、加熱条件は一定で、裸線部12の
圧縮速度を増すことにより圧縮距離を長くするとマイク
ロベンディングの曲率半径がさらに小さくなり、例えば
10dB、15dB、20dB、25dB、30dBと
いった所望の減衰量を任意に得ることができる。
【0016】このように本発明に係る光固定減衰器は裸
線光ファイバの微小範囲を加熱軟化して光軸方向に圧縮
することにより加熱圧縮部の径を同心的に太くなる形状
に作製するので、コアに生じる多数のマイクロベンディ
ングの曲率半径をその圧縮距離により容易に変化させる
ことができ、これによって所望の減衰量を容易に得るこ
とができる。したがって、本発明に係る光固定減衰器は
通常の光ファイバのみで作製できるだけでなく、その作
製が極めて容易で精度が良い。
【0017】また、1本の光ファイバを加熱圧縮して加
熱圧縮部の径が同心的に太くなる形状とするので強度も
高く、作製後に収納部材へ固定する際の不良率も極めて
低くできる。
【0018】なお、このようにして製作した光固定減衰
器の反射減衰量を測定したところ40dB以上の高い数
値を得られた。さらに良好な偏波面特性も得られた。こ
れらの効果は本発明に係る光固定減衰器の構造に基付く
ものであって、ファイバーを伝搬する光は多数のマイク
ロベンディングそれぞれからクラッドへ均一にパワー放
射が行われ、かつ加熱圧縮部の形状がその両側から同心
的に径が太くなる対称な卵形状であることによるもので
ある。
【0019】
【効果】本発明の光固定減衰器は裸線光ファイバの微小
範囲が加熱軟化されて光軸方向に圧縮されたことによ
り、この加熱圧縮部の径が同心的に太くなるとともにコ
アに多数の微小な屈曲が形成されて所望の減衰量を得る
構造なので、通常の光ファイバのみで極めて容易に精度
良く作製でき、しかも加熱圧縮部の径が同心的に太くな
る構造のために強度上の問題が無く、よって高い強度を
有するものである。さらに、本発明の光固定減衰器は反
射減衰量や偏波面特性などの各種特性も極めて良好であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光固定減衰器の構造を示す原理
図。
【図2】本発明に係る光固定減衰器の製造方法の一実施
例を示すものである。
【図3】(a)(b)は従来の光固定減衰器の構造図で
ある。
【符号の説明】
1 裸線光ファイバ 2 クラッド 3 コア 3a 微小屈曲部 4 加熱圧縮部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裸線光ファイバの微小範囲加熱軟化
    光軸方向に圧縮ることにより、この加熱圧縮部の径
    同心的に太くるとともにコアに多数の微小な曲率半径
    を有するマイクロベンディングを形成したことを特徴と
    する光固定減衰器。
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JPH05150119A JPH05150119A (ja) 1993-06-18
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