JPS5829948B2 - α位に硫黄官能基を有するp−アミノフェニル酢酸誘導体の製造方法 - Google Patents

α位に硫黄官能基を有するp−アミノフェニル酢酸誘導体の製造方法

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JPS5829948B2
JPS5829948B2 JP15635576A JP15635576A JPS5829948B2 JP S5829948 B2 JPS5829948 B2 JP S5829948B2 JP 15635576 A JP15635576 A JP 15635576A JP 15635576 A JP15635576 A JP 15635576A JP S5829948 B2 JPS5829948 B2 JP S5829948B2
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克之 小倉
和孝 新井
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中、Xは水素又はハロゲンであり、Rはアルキル基
であり、R1、R2及びR3は水素又はアルキル基であ
り、R1とR2とは一体となってアルキレン基を形成し
得る。
)で表わされるα位に硫黄官能基を有するp−アミノフ
ェニル酢酸誘導体を製造する方法に関するものである。
更に詳しくは、本発明は一般式 (式中、Xは水素又はハロゲンであり、Rはアルキル基
であり、R1及びR2は水素又はアルキル基であり、R
1とR2とは一体となってアルキレン基を形成し得る。
)で表わされるケテンメルカプタールS−オキシドを一
般式R30H(式中、R3は水素又は低級アルキル基で
ある。
)で表わされる水又はアルコールの存在下、濃度0.5
〜4Mのハロゲン化水素で処理することを特徴とする、
一般式(I)で表わされる化合物を製造する方法に関す
るものである。
前記−=般式(I)で表わされる化合物は新規化合物で
あるが、特に抗炎症及び鎮痛作用を有する医薬製造用中
間体として有用である。
例えば前記一般式(I)においてR1、R2及びXが水
素である化合物は無水フタル酸と反応させ、次いでメチ
ル化、加水分解及び還元によってα−(p−(1−、t
キソ−2−インドリニル)フェニル〕フロピオン酸、い
わゆるインドプロフェン(Arzneim 。
Forsch 、 (Drug Res 、)、23.
1090(1973))を合成できる(下記参考側参照
)。
又、2・5−ジメトキシテトラヒドロフランとの反応、
メチル化あるいはエチル化、加水分解及び還元によって
抗炎症、鎮痛作用を有するα−〔p−(ピ’Jルー1)
フェニル〕フロピオン酸するいはα−(p−cピリル−
1)フェニル〕酪酸(U、S、P、第3673212号
)を合成することもできる。
虹にR1とR2が一体となって−(CH2)5− を形
成し且つXが塩素である化合物は上記と同様にしてメチ
ル化、加水分解及び還元脱硫によって抗炎症、鎮痛作用
を有するα−〔3−クロロ−4−(ピペリジ/−1)フ
ェニル〕プロピオン酸(U、S、P、第3641040
号)を合成できる。
従来、これらp位の窒素置換基をもっα−フェニルプロ
ピオン酸等の合成法として種々知られているが、インド
プロフェンを例にとって説明すると次の通りである。
(1) 一般式 (式中、Xはカルボキシ、カルボアルコキシ又はシアノ
基である6、)で表わされるアニリン誘導体を0−シア
ノベンジルプロミド、フタリド、チオフタリド又はフタ
ルアルデヒドと反応させたのち、塩基あるいは酸で加水
分解する方法特公昭51、、−、、.11627号)。
(2)前記一般式(III)で表わされる化合物を無水
フタル酸、フタル酸ジエステルあるいはN−スルホニル
フタルイミドと反応させ、一旦一般式で表わされる化合
物(Xはカルボキシ、カルボアルコキシ又はシアノ基で
ある。
)としたのち適当な還元剤でイソインドリノン体に還元
、さらに所望により加水分解する方法(特公昭5111
627号及び特開昭51−65755号)。
3)前記一般式(III)で表わされる化合物をベンズ
アルデヒドと反応させたのち還元し、さらにホスゲンと
の反応によってブ般式 とし、これにフリーデル・クラフッ反応によって分子内
閉環を行なわせ、さらに所望によって加水分解すること
からなる方法(特開昭4857965号)。
これらの従来法はいずれも前記一般式(III)で表わ
される化合物を出発原料としているが、このものはトル
エンから多段階の工程を経て合成されるものである。
即ち、塩素化次いで青酸ソーダによる置換反応によって
ベンジルシアニドとしたのち、α−位をカルボエトキシ
化、メチル化さらに加水分解脱炭酸反応に附してα−フ
ェニルプロピオニトリルとする。
この化合物をニトリル化し、次いで二) IJル部位を
加溶媒分解、さらにニトロ部位を還元して前記一般式(
III)の化合物を得る方法が提案されている〔G、N
ann1ni等、Arzneim、 −Forsch
、(Drug Res 、 )、23.1090(19
73)、l。
このように上記の従来法はいずれも非常に数多(の工程
を必要とするものであるばかりでなく、猛毒物質である
青酸ソーダを使用しなげればならず工業的に極めて不利
な方法といえる。
本発明者等は斯様な従来の欠点を克服すべく検討の結果
、本発明の化合物を用いることにより特にp位に窒素置
換基を有するα−フェニルプロピオン酸及びその誘導体
の工業的合成が容易であることを見出し本発明を完成す
るに至ったものである。
本発明で原料として用いる前記一般式(I[)の化合物
は一般式 (式中、Xは水素又はハロゲンであり、R1及びR2は
水素又はアルキル基であり、R1とR2とは一体となっ
てアルキレン基、を形成し得る。
)で表わされるアルデヒドと一般式 (式中、Rはアルキル基である。
)で表わされるホルムアルデヒドメルカプタールS−オ
キシドとを塩基の存在下反応させることにより製造でき
る。
この際、反応溶媒としてはジメチルホルムアミド、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノール
、ベンゼン等の一般的有機溶媒を使用できる。
原料として用いるホルムアルデヒドメルカプタールS−
オキシドが液状物質である場合には特に溶媒を用いなく
ても反応は円滑に進行する。
また、塩基としては水素化ナトリウム、水素化カリウム
、トリトンB、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
比較的強い塩基が好ましい。
反応は室温〜150℃で進行するが、50〜110℃が
特に適当である。
本発明の方法は前記一般式(n)の化合物を水又はアル
コール(R30H’)の存在下、・・ロゲン化水素で処
理するものであるが、この際使用する・・ロゲン化水素
の濃度が一つの重要なファクターと成り、反応系の濃度
を0.5〜4Mにすることが必須要件である。
ノ・ロゲン化水素の濃度が0.5M以下の場合は一般式 (式中、X、R,R’及びR2は前記と同じ。
)で表わされる化合物が主生成物となり、又、4M以上
の場合には一般式 (式中、X、R1、R2及びR3は前記と同じ。
)で表わされる化合物が主生成物となる。
又、反応温度は操作が簡便な観点から常温乃至溶媒の還
流温度が好ましい。
溶媒としてはアルコール自体を過剰に用いてもよいが、
所望ならばエーテル、クロロホルム、ベンゼン等の非プ
ロトン性溶媒を用いることができる。
以下参考例及び実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。
参考例 1 (原料化合物の合成) p−アミノベンズアルデヒド201■とホルムアルデヒ
ドジメチルメルカプタールS−オキシド798■の混合
物に粉末状水酸化ナトリウム55■を加え、80℃で3
0分攪拌した。
塩化アンモニウム飽和水溶液507rLlを加えたのち
、塩化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化
メチレン)で分離してオイルを含んだ橙色結晶を得た。
このものをアセトンで洗浄することによって1−メチル
スルフィニル−1−メチルチオ−2−(p−アミノフェ
ニル)エチレン235mI?(62%)ヲ淡黄色結晶と
して単離した。
分析用サンプルは更に再結晶することによって無色結晶
として得た。
融点: 165.0−165.5℃(アセトンから)。
IR(Nujol): 3440.332013200
11170.1010crrL 。
NMR(CDC13) :δ2.27 (s、3H)、
2.66 (s、 3H)、3.9 (broad、
2H)、6.62 (dl 2H,J=8.5Hz )
、7.75(d、2H,J=8.5Hz )、7.44
(s、IH)。
C1oH13NO82として 計算値:C,52,83;H,5,76;N、 6.1
6 ; S、 28.20%。
測定値:C,52,70;H,5,91;N、6.41
; S、28.00%。
参考例 2 (原料化合物の合成) p−ジメチルアミノベンズアルデヒド12.9531を
テトラヒドロフラン30m1にとかし、ホルムアルデヒ
ドジメチルメルカプタールS−オキシド18.428L
?と水酸化トリメチルベンジルアンモニウムの40%メ
タノール溶液127711を加えて40時間加熱還流し
た。
水を添加したのち酢酸で酸性にし、塩化メチレンで抽出
した。
有機層を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄したのち、
無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化
メチレン−酢酸エチル)で分離、さらにエーテルからの
再結晶によって1−メチルスルフィニル1−メチルチオ
−2−(p−ジメチルアミノフエニ)L/)エチレン1
3.49:l’を得た。
mp : 66.2−−66.89C IR(Nujol) : 1045crIL−1HMR
(CDC13):δ2,27 (S、3H)、2.66
(s、3H)、2.98(s、6H)、7.46 (S
l 1H)、6.66 (dl 2H,J9Hz)、7
.86 (d、 2H,J=9Hz )。
C1□H17NO82として 計算値:C156,44;H,6,71;N、 5.
48 ; S、 25.10%。
測定値: C,56,40;H,6,64;N、 5
.40 ; S、 24.85%。
参考例 3 (原料化合物の合成) 3−クロロ−4−(ピペリジノ−1)ベンズアルデヒド
3.011♂とホルムアルデヒドジメチルメルカプター
ルS−オキシド6mlの混合物に水酸化トリメチルベン
ジルアンモニウムの40%メタノール溶液を加えて室温
で16時間攪拌した。
水を加えたのち塩化メチレンで抽出、有機層を飽和重炭
酸ナトリウム水溶液で洗浄した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮することによって
1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(3−
クロロ−4−(ピペリシノー1)フェニル〕エチレン4
.039Pを油状物質として得た。
収率9L%。
I R(neat) : 1063cIrL’NMR(
CDCl2):δ1.45−1.85(m、6H)、2
.29 (s、 3H)、2.69(s、3H)、2
.9−3.1 (m、 4H)、6.97(dl 1H
1J−=9Hz)、7.44 (s、 L H)、7
.67 (d×d、L H,J= 2 and 9 H
z )、7.99(d、IH,J=2Hz )。
質量分析:m/e 331(M++2)、330(M
++t)、329(M+)、 266(M+−CH5SO)、265 (M+CH3S
OH)、251(M十−CH5SO−CH3)。
実施例 1 1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(p−
アミノフェニル)エチレン8921rL9ヲメタノール
9Qmlにとかし、塩化水素飽和メタノール10m1を
加えて18時間加熱還流した。
減圧濃縮したのち残留物に重炭酸ナトリウム飽和水溶液
6omlを加え、塩化メチレンで抽出した(20TIL
l×3回)。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮す
ることによってα−メチルチオ(p−アミノフェニル)
酢酸メチル786■(95%)が淡黄色油状物質として
得られた。
沸点:157−159℃/ 1. Osmog 。
IR(neat):3500−3200.1730Ir
L1 NMR(CDCl2):δ2.04 (s、3H)、3
.38 (broad、2H)、3.72 (s、 3
H)、4.41 (s、LH)、6.67 (d、2H
,J−8,5Hz)、7.23 (d、2H,J−8,
5Hz)。
C1oH15NO2Sとして 計算値: C,56,85;H,6,20;N、 6
.63; S、 15.17%。
測定値:C,56,90;H,6,17;N、 6.
69 ; S、 14.94%。
実施例 2 1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(p−
ジメチルアミノフェニル)エチレン3.547S’に塩
化水素の1.INメタノール溶液501rLlを加えて
13時間加熱還流した。
減圧濃縮ののち残留物に飽和重炭酸ナトリウム水溶液を
発泡がなくなるまで加えた。
析出した固体を濾別、さらに飽和重炭酸ナトリウム水溶
液および水で洗浄したのち真空乾燥した。
この固体をn−へキサンから再結晶することによってα
−メチルチオ(p−ジメチルアミノフェニル)酢酸メチ
ル2.697Pを無色結晶として得た。
収率81%。mp : 80.5−81.5℃ I R(Nujol) : 1730crrt ’N
MR(CDC13):δ2.02(s、3H)、2.8
9 (s、 6H)、3.66(s、3H)、4.4
0 (s、 LH)、6.62 (d、 2’H,
J=9Hz)、7.25 (d12H,J=9Hz )
C1□H17NO2Sとして 計算値:C,60,22;H17,16;N、5.85
;S、13.40%。
測定値: C,60,13;H17,00;H5,68
;S、13.35%。
実施例 3 1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−〔3−
クロロ−4−(ピペリジノ−1)フェニル〕エチレン6
4.1m9に塩化水素の1.INメタノール溶液1 m
llを加えて30時間加熱還流した。
減圧濃縮ののち飽和重炭酸ナトリウム水溶液を加え、塩
化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮し
、残留物を分取用薄層クロマトグラフィー(シリカゲル
、ヘキサン)で分離してα−メチルチオ〔3−クロロ−
4−(ピペリジノ−1)フェニル〕酢酸メチル32■を
油状物質として得た。
収率52%。IR(neat): 2920.1740
.1605.1500crfL−1 NMR(CDC13):δ2.10 (s、 3H)
、1.5−2.0(m、6H)、2.8−3.2 (m
、 4 H)、3.76 (s、 3H)、4.2
3 (s、IH)、6.7−7.5 (m、 3H)
質量分析: m/e 313 (M+7%)、268(
35%)、267(21%)、 266 (base peak )、208(11%)
実施例 4 1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2(p−7
ミノフエニル)エチレン47■をエタ/ −/L/ 2
.0 mlに溶かし、濃塩酸(約11N)0.47rL
lを加えて7時間加熱還流した。
反応液を減圧濃縮したのち残渣に炭酸水素ナトリウム飽
和水を加え、塩化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾蒙し、減圧濃縮したの
ち残渣を分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル、ベ
ンゼン)で精製することによってα−メチルチオ(p−
アミノフェニル)・酢酸エチルがうす黄色油状物として
411n9(88%)得られた。
I R(neat) : 3370.1727.162
0.1515.129011150crrL 。
NMR(CDC13):δ2.02(s、3H)、1.
22 (t、3H,J=7.5Hz )、4.14 (
q 。
2H,J=7.5Hz )、4.35(s、1H)、6
.58 (d、2H,J=8.5Hz )、7.21(
d。
2H,J=8.5Hz )、3.65 (broad、
2H)。
質量分析: m/ e 225 (M+ )、178(
M+SCH3、base peak )、152 (M
+C02C2H3)、136 (M+ C02C2H5−CH4)、106゜ 実施例 5 1−メチルスルフィニル−1−#−ルチ、i −2−(
p−アミノフェニル)エチレン0.30Pをエタノール
’;24m1に溶かし、濃塩酸(約11N) 4Mを加
えて16時間加熱還流した。
反応液を減圧濃縮した後残渣の重炭酸ナトリウム飽和水
溶液を加え、塩化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮するこ
とによってα−メチルチオ(p−アミノフェニル)酢酸
エチルが淡黄色油状物として0.28′?(94%)得
られた。
実施例 6 1−メチルスルフイニルー1−#−ルチ、t−2−(3
−クロロ−4−アミノフェニル)エチレン2.32Pを
乾燥エタノール80rrLlに溶かし加熱しておき、塩
化水素飽和エタノール(約11N)20mlを加え、1
4時間加熱還流した。
減圧濃縮後、重炭酸ナトリウム水溶液80m1と塩化メ
チレン207nlを加え、分液した。
有機層を無水硫酸ナトリウム乾燥後減圧濃縮した。
得られた残留油状物をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル5M’、塩化メチレン)で精製し、淡黄色油状物
としてα−メチルチオ(3−クロロ−4−アミノフェニ
ル)酢酸エチル1.08S’を得た。
収率47%。この油状物を放置すると結晶化し、再結晶
(エチルエーテル−ヘキサン)することにより融点71
〜72℃の無色結晶が得られた。
IR(KBr): 3450.3360.3200.1
717.1620.1495.1015鋼−1 NMR(CDC13):δ1.26(t、3H,J=7
.5Hz)、2.08 (s、 3H)、4.20(q
2H,J =7.5Hz )、4.1 (broad、
2H)、4.38 (s、 LH)、6.73 (dl
lH,J=8Hz)、7.18(dd、L H,J =
8 and 2Hz )、7.41(d、LH,J =
2 Hz )。
質量分析:m/e259(19、M+)、212 (b
ase peak )、214(33)、186(78
)、188 (28)、140(35)、142(12
)。
C11H14CINO2Sとして 計算値: C,50,87;H,5,43;N、 5.
39 ; S112.34 ;CI 、 13.64%
測定値:C,50,74;H,5,28;N15.53
; S、 12.35 ;CI、13.76%。
実施例 7 メタノ−/L/ 9 rnlに塩化水素飽和メタノール
溶液1.2rnlを加え加熱還流状態にしておき1−メ
チルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(3−クロロ
−4−7ミノフエニル)エチレン1.060rを2ml
のメタノールで溶かし40時間で滴下後、3時間加熱還
流した。
減圧濃縮後重炭酸ナトリウム飽和水溶液60m1を加え
塩化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸すl−IJウムで乾燥後、減圧濃縮を
行い9651n9の油状物を得た。
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン
)で精製し、α−メチルチオ(3−クロロ−4−アミノ
フェニル)酢酸メチルを淡黄色結晶として774m9(
77%)得た。
実施例 8 1−−ノー1+−ルスルフイニルー1−メチルチオ−2
(3−クロロ−4−アミノフェニル)エチレン2.84
?を乾燥メタノール120m1に溶かし加熱還流してお
き、塩化水素飽和メタノール20rrLlを加え、3時
間加熱還流した。
減圧濃縮後塩化メチレンと過剰の重炭酸ナトリウム飽和
水を加え分液した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮すると
橙色結晶2.41S’が得られた。
これを塩化メチレン−ヘキサンで再結晶してα−メチル
チオ(3−クロロ−4−アミノフェニル)酢酸メチル2
.20P(83%)を無水結晶として得た。
融点ニア2.5〜73.5°C IR(nujol ) : 3470.3380,17
20゜1617.1007crrL 。
NMR(CDCl2):δ2.06 (s、3H)、3
.74 (s、3H)、4.1 (broad、2H)
、4.38 (s、IH)、6.73(d、LH,J−
8Hz)、7.16 (dd、IH,J−=8and2
Hz )、7.38(d、IH,J=2Hz)。
C1oH1□NC102Sとして 計算値:C,48,88;H,4,92;N、5.70
;S、13.05; CI、14.43%。
測定値:C,49,14;N14.94;N、 5.
63 ;S、 13.03 ;C1,14,40%。
参考例 4 α−メチルチオ(p−アミノフェニル)酢酸メチル76
0■と無水フタル酸533■を酢酸8m1lにとかし、
4時間加熱還流した。
減圧濃縮ののち炭酸水素ナトリウム水溶液1OOrnl
を加え、塩化メチレンで抽出した(20mlX1回、1
0m1X2回)。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮す
ることによってα−メチルチオ(p−フタルイミドフェ
ニル)酢酸メチル1.222r(99,5%)を無色結
晶として得た。
融点:168−169℃(メタノールから)。
IR(KBr) : 1785 (w)、1765(W
)、1740.1715cIn−t。
NMR(CDCl2):δ2.11(s、3H)、3.
76 (s、 3H)、4.55 (s、 IH)
、7.48 (d、2’H,J=8.5Hz )、7.
60(d。
2H,J = 8.5 Hz )、7.74−8.00
(m、4H)。
Cl8H1,N04Sと(−で 計算値:C,63,33;N14.43;N、4.10
%。
測定値:C163,27;N14.50;N、4.01
%。
参考例 5 α−メチルチオ(p−フタルイミドフェニル)酢酸メチ
ル978■を無水DMF 10 rallに溶かし、水
冷下、水素化ナトリウム(65%含有)120■を加え
て10分間かきまぜた。
次にヨウ化メチル0.25m1を徐々に加えた後室温に
もどして5分間かぎまぜた。
塩化アンモニウム水溶液(500m9/30m1)を加
えて塩化メチレン抽出(20TfLl×4)したのち有
機層を水洗(10mのした。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。
残渣をn−ヘキサン20rnlで洗い、α−メチルチオ
−α−(p−7タルイミドフエニル)プロピオン酸メチ
ル788■を無色結晶として得た。
収率77%。
融点:142〜145℃(エタノールから)IR(KB
r):1790,1770.1735.1720.15
10,1390,1250.11o5.8901725
CI!L ’ NMR(CDCl2):δ1.79 (B、 3H)、
1.99 (513H)、3.74 (s、 3 H
)、7.3〜8.0(m、8H)。
質量分析: (m/e ) : 355 (M+)、3
08 (base peak、 M十−8CH3)、2
96 (M+−C00CH3’)、280.248゜参
考例 6 α−メチルチオ−α−(p−フタルイミドフェニル)プ
ロピオン酸メチル178mgにメタノールITtl及び
水1 mlを加え水酸化ナトリウム80■を加えて室温
で1時間、次に50〜60℃で30分間攪拌した。
濃塩酸を加えてpH1とすると無色結晶が析出した。
これを濾取し水15m1で洗い乾燥した。
収量152mg。このもの130■、亜鉛末300m9
および無水硫酸銅20■を酢酸1.5mA中でかきまぜ
ながら5時間加熱還流した。
冷却後、塩化メチレン30m1および水20TLlを加
えて不溶の沈殿物を濾別し、濾液を濃塩酸でpH1とし
たのち塩化メチレン抽出(3回×601′ILl)シ、
水洗(20rrLl)シた。
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧にて溶媒を留去し
てα−〔p−(1−オキソ−2−イソインドリニル)フ
ェニル〕プロピオン酸86■ヲ得り。
収率78%。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式 で表わされるケテンメルカプタールS−オキシドを一般
    式 で表わされる水又はアルコールの存在下、濃度0.5〜
    4Mのハロゲン化水素で処理することを特徴とする、一
    般式 で表わされるα位に硫黄官能基を有するp−アミノフェ
    ニル酢酸誘導体を製造する方法〔式中、Xは水素又はハ
    ロゲンであり、Rはアルキル基であり、R1、R2及び
    R3は水素又はアルキル基であり、R1とR2とは一体
    となってアルキレン基を形成し得る。 〕。2 Xが水素又は塩素、Rが低級アルキル基、R1
    、R2及びR3が水素又は低級アルキル基であり、R1
    とR2とは一体となって炭素数2〜6個のアルキレン基
    を形成し得る特許請求の範囲第1項に記載の方法。
JP15635576A 1976-12-27 1976-12-27 α位に硫黄官能基を有するp−アミノフェニル酢酸誘導体の製造方法 Expired JPS5829948B2 (ja)

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