JPS5829927B2 - アルキルハライドの製造方法 - Google Patents
アルキルハライドの製造方法Info
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- JPS5829927B2 JPS5829927B2 JP55139101A JP13910180A JPS5829927B2 JP S5829927 B2 JPS5829927 B2 JP S5829927B2 JP 55139101 A JP55139101 A JP 55139101A JP 13910180 A JP13910180 A JP 13910180A JP S5829927 B2 JPS5829927 B2 JP S5829927B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- alkyl halide
- yield
- group
- phase transfer
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- Expired
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ハロゲン交換反応によりアルキルハライドを
製造するに当り両性界面活性剤などの両媒性物質を触媒
として、相間移動法により効率よくアルキルハライドを
製造する方法に関する。
製造するに当り両性界面活性剤などの両媒性物質を触媒
として、相間移動法により効率よくアルキルハライドを
製造する方法に関する。
従来、相関移動反応は多数行われているが、触媒として
はクラウンエーテル類あるいはアンモニウム塩、スルホ
ニウム塩、ホスホニウム塩などのカチオン性化合物が用
いられる場合が多い。
はクラウンエーテル類あるいはアンモニウム塩、スルホ
ニウム塩、ホスホニウム塩などのカチオン性化合物が用
いられる場合が多い。
例えばテトラブチルアンモニウムクロリドやトリエチル
ベンジルアンモニウムクロリドなどはよく用いられる物
質であるが、極めて特殊で、一般に用途が限定されると
いう欠点がある。
ベンジルアンモニウムクロリドなどはよく用いられる物
質であるが、極めて特殊で、一般に用途が限定されると
いう欠点がある。
また毒性などの点からみても、目的物がファインケミカ
ルの分野、例えば医薬品などに用いられる場合、これら
の触媒の混入は好ましくないという問題があった。
ルの分野、例えば医薬品などに用いられる場合、これら
の触媒の混入は好ましくないという問題があった。
一方、クラウンエーテルは非常に優れた相間移動触媒で
あるが、極めて高価であるので多量に用いることができ
ないという欠点がある。
あるが、極めて高価であるので多量に用いることができ
ないという欠点がある。
本発明者らは、このような従来の相間移動法の欠点を克
服し、アルキルハライドの製造方法における新規な相間
移動触媒を開発するため鋭意研究を重ねた結果両性界面
活性剤、アミノ酸の両媒性物質が好適であることを見出
した。
服し、アルキルハライドの製造方法における新規な相間
移動触媒を開発するため鋭意研究を重ねた結果両性界面
活性剤、アミノ酸の両媒性物質が好適であることを見出
した。
本発明はこの知見に基づいてなされるに至ったものであ
る。
る。
すなわち本発明は、カチオン基としてN十又はS十原子
及びアニオン基として−803−又はCOO−を含みC
1〜3oの長鎖状親油基を有する両媒性物質を相間移動
触媒とし、・・ロゲン交換反応を行うことを特徴とする
アルキルハライドの製造方法を提供するものである。
及びアニオン基として−803−又はCOO−を含みC
1〜3oの長鎖状親油基を有する両媒性物質を相間移動
触媒とし、・・ロゲン交換反応を行うことを特徴とする
アルキルハライドの製造方法を提供するものである。
本発明によるハロゲン交換反応は次式で示すことができ
る。
る。
ここでX、YはCI、Br、Iなとのハロゲンを示し、
Mはカリウム、ナトリウムなどのアルカリ金属を示す。
Mはカリウム、ナトリウムなどのアルカリ金属を示す。
RはC1からCtaのアルキル鎖長をもつアルキル基を
表わす。
表わす。
反応は、水相にハロゲン化アルカリ(飽和水溶液、RX
に対して例えば5倍モル使用)と触媒■ (RXに対して 〜lOモル%)を加え、000 これにアルキルハライド(RX)を入れる。
に対して例えば5倍モル使用)と触媒■ (RXに対して 〜lOモル%)を加え、000 これにアルキルハライド(RX)を入れる。
この不均一系を40〜90℃で1〜12時間はげしく攪
拌し相間反応を行う。
拌し相間反応を行う。
RBrとKIを用いた場合はRIが生成することになる
。
。
本発明方法において、相間移動触媒として用いられる前
記の両媒性物質の例としては、次に示すような両性界面
活性剤及びアミノ酸がある。
記の両媒性物質の例としては、次に示すような両性界面
活性剤及びアミノ酸がある。
両性界面活性剤としてはN−アルキルベタイン、C−ア
ルキルベタイン、N−アルキルイミダゾリウムベタイン
、N−アルキルスルホヘタイン、ニコチン酸N−アルキ
ルベタイン、イノニコチン酸N−フルキルベタイン、α
・ω−アルカンジニコチン酸ベタイン、α・ω−アルカ
ンジイソニコチン酸ベタイン及びアルキルチオベタイン
などのベタイン型活性剤があげられ、各化合物のアルキ
ル鎖長は通常C1〜C3oであり、C1〜C20の範囲
が好ましい。
ルキルベタイン、N−アルキルイミダゾリウムベタイン
、N−アルキルスルホヘタイン、ニコチン酸N−アルキ
ルベタイン、イノニコチン酸N−フルキルベタイン、α
・ω−アルカンジニコチン酸ベタイン、α・ω−アルカ
ンジイソニコチン酸ベタイン及びアルキルチオベタイン
などのベタイン型活性剤があげられ、各化合物のアルキ
ル鎖長は通常C1〜C3oであり、C1〜C20の範囲
が好ましい。
また、アミノ酸としてはグリシン、β−アラニン、バリ
ン、ロイシンなどのN−原子に置換基のないもの、ある
いはN−アルキルβアラニンなどアルキル基で置換され
ているものがあげられる。
ン、ロイシンなどのN−原子に置換基のないもの、ある
いはN−アルキルβアラニンなどアルキル基で置換され
ているものがあげられる。
本発明方法は次のような特徴を有する。
(1)比較的低温で、短時間かつ攪拌のみでアルキルハ
ライドを製造することができ、効率的である。
ライドを製造することができ、効率的である。
(2)反応後の生成物の抽出操作が極めて容易である。
(3)従来の相間移動触媒による方法に対し、同程度な
いしはそれ以上の高収率でアルキルハライドを製造でき
る。
いしはそれ以上の高収率でアルキルハライドを製造でき
る。
(4)触媒が低毒性であるのでアルキルハライドに混入
しても安全性についてはほとんど心配がなL・。
しても安全性についてはほとんど心配がなL・。
また、その触媒の中には比較的安価なものや、極めて安
価なものがあり、これらを用いれば経済性を高めること
ができる。
価なものがあり、これらを用いれば経済性を高めること
ができる。
(5)反応中、上層の有機相を分析する(TLClGL
C)ことにより、反応の進行状態を容易に知ることがで
きる。
C)ことにより、反応の進行状態を容易に知ることがで
きる。
(6)両性界面活性剤を触媒として用いた場合、そのク
ラフト点を利用して、使用後の触媒の分離回収を容易に
行うことができる。
ラフト点を利用して、使用後の触媒の分離回収を容易に
行うことができる。
次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
実施例 1
臭化オクチル2グに対してヨウ化カリウム飽和水溶液8
.4 ml、触媒としてN−ドテシルα−ベタインなl
mo1%、5mo1%又は10mo1%使用し、80
℃で6時間はげしく攪拌した。
.4 ml、触媒としてN−ドテシルα−ベタインなl
mo1%、5mo1%又は10mo1%使用し、80
℃で6時間はげしく攪拌した。
生成したヨウ化オクチルをガスクロマトグラフィー法(
カラム5E−30,10%Uniport B 1メツ
ジユロ 0/80.2m、カラム温度140℃、キャリ
ヤーガス、He)により定量し収率を求めた。
カラム5E−30,10%Uniport B 1メツ
ジユロ 0/80.2m、カラム温度140℃、キャリ
ヤーガス、He)により定量し収率を求めた。
その結果は次の通りである。
1mo1%の場合;収率44%
5rno1%の場合:収率91%
10mo1%の場合:収率98%
実施例 2
触媒としてニコチン酸N−アルキルベタインを用いた以
外は実施例1と同様にしてヨウ化オクチルを製造した。
外は実施例1と同様にしてヨウ化オクチルを製造した。
その結果は、次の通りである。(触媒使用量)
(収率) 1mo1% 40% 5m01% 93% 10mo1% 95% 実施例 3 触媒としてドデシルチオベタインを使用した以外は実施
例1と同様にしてヨウ化オクチルを製造した。
(収率) 1mo1% 40% 5m01% 93% 10mo1% 95% 実施例 3 触媒としてドデシルチオベタインを使用した以外は実施
例1と同様にしてヨウ化オクチルを製造した。
その結果は次の通りである。(触媒使用量)
(収率) 1mo1% 7% 5mo1% 56% 10mo1% 86% 実施例 4 触媒としてアミノ酸型両性界面活性剤であるドデシルβ
−アラニンな用いた以外は実施例1と同様にしてヨウ化
オクチルを製造したところ、触媒を10rno1%使用
した時の収率は90%であった。
(収率) 1mo1% 7% 5mo1% 56% 10mo1% 86% 実施例 4 触媒としてアミノ酸型両性界面活性剤であるドデシルβ
−アラニンな用いた以外は実施例1と同様にしてヨウ化
オクチルを製造したところ、触媒を10rno1%使用
した時の収率は90%であった。
実施例 5
触媒としてドデカン−1・12−ジニコチン酸0
ベタインを用い12時間反応させた以外は実施例1と同
様にしてヨウ化オクチルを製造した。
様にしてヨウ化オクチルを製造した。
その結果は次の通りである。
(触媒使用量)
1mo1%
(収率)
5%
(触媒使用量)
5mo1%
10mo1%
(収率)
15%
32%
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カチオン基としてN十又はS十原子及びアニオン基
として−SO3−又は−C00−を含みC1〜3oの長
鎖状親油基を有する両媒性物質を相間移動触媒とし、ハ
ロゲン交換反応を行うことを特徴とするアルキル・・ラ
イドの製造方法。 2 両媒性物質が、水中で前記のカチオン基及びアニオ
ン基の形態をとりうるものである特許請求の範囲第1項
記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55139101A JPS5829927B2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | アルキルハライドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55139101A JPS5829927B2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | アルキルハライドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5764625A JPS5764625A (en) | 1982-04-19 |
JPS5829927B2 true JPS5829927B2 (ja) | 1983-06-25 |
Family
ID=15237503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55139101A Expired JPS5829927B2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | アルキルハライドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5829927B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH041064Y2 (ja) * | 1984-06-05 | 1992-01-14 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9827766D0 (en) * | 1998-12-18 | 1999-02-10 | Ici Plc | Hologenation |
JP4953171B2 (ja) * | 2009-07-23 | 2012-06-13 | 株式会社タツノ・メカトロニクス | 液量計測装置 |
-
1980
- 1980-10-03 JP JP55139101A patent/JPS5829927B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH041064Y2 (ja) * | 1984-06-05 | 1992-01-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5764625A (en) | 1982-04-19 |
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