JPS5828912B2 - 瓦焼成炉における瓦転倒防止枠 - Google Patents

瓦焼成炉における瓦転倒防止枠

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JPS5828912B2
JPS5828912B2 JP51069778A JP6977876A JPS5828912B2 JP S5828912 B2 JPS5828912 B2 JP S5828912B2 JP 51069778 A JP51069778 A JP 51069778A JP 6977876 A JP6977876 A JP 6977876A JP S5828912 B2 JPS5828912 B2 JP S5828912B2
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JP
Japan
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heat
resistant
tile
resistant steel
trolley
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JP51069778A
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JPS52152906A (en
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暢正 重本
豊 村田
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は瓦など湾曲平板状焼成物を製造する際の被焼成
物の載置方法及びその治具に関するものである。
瓦など平板状の物体を焼成する場合、従来はトンネル炉
などに台車上に積んで炉内に送り込んでおり、この際台
車上に耐火煉瓦の台を置き、1つの台車にできるだけ大
量の焼成物を積む目的で平板状物体(例えば瓦)などで
は直立させる方法がとられている。
瓦などのように静的状態では、比較的に自立可能である
が、台車の振動や、何らかの衝撃では倒れるようなもの
、またそれ自体では自立できないが直立させた方が経済
的に焼成できるものに対しては、被焼成物体を支えるた
めに、第1図a或いは第1図すのように耐火煉瓦(均熱
保持用耐火物)の台A 、 A’の上に「組上」と称す
る粘土の帯Bを敷き、その上に被焼成物を埋め込むごと
くして直立させ一定間隔で並べていた。
この際やはり被焼成物の上縁部は下部の「組上」が粘土
質のものであるため、多少傾斜し、また台車の移動時の
振動や衝撃で倒れるため、第1図すに示すEのように「
組上」によって間隔を維持するよう工夫されていた。
しかし、このような方法によっても高温度に焼成する過
程で被焼成物の伸縮や「組上」自体の伸縮、「組上」に
対する被焼成物の重量と台車の振動等による衝撃力のた
めに、「組上」が損壊して完全に倒れを防止し得す、倒
れによる不良、また「組上」が粘土であるため被焼成物
が瓦などのように同質のものであると焼つき、これを取
外す際に被焼成物を破損させる不良など、非常に多量の
不良品を発生していた。
また安定して直立焼成できないための被焼成物体の歪に
よる不良も無視できない状況であった。
それに加えて粘土の資源不足、また焼成後の「組上」の
廃棄処置も1回焼成ごとに大量に発生する。
これらの処分に大きな問題を持っていた。
そこでこれ等の諸問題の解決策として種々検討されて来
たが、単純に考え得る方法としては溝のついた異形煉瓦
を造ること、また「組上」のかわりにピンを立てる方法
である。
前者においては、種類の多い焼成物の寸法に合わせ、多
種の煉瓦の製造と瓦など上薬を塗布したものは煉瓦の溝
に固着して焼き付き、寿命が短かく、たちまち耐えなく
なる。
また異形であるため、加熱および冷却時の熱応力や衝撃
によって破損してしまうため、実用に供し得ない。
したがって、第2図のごとく均熱保持用耐火物AやA′
に穴をあけてピンを直立させ、そのピンの間に被焼成物
を保持する方法が検討されてきた。
このピンの材質は1000’C以上の高温においても、
また常温においても強度が強く、高温における耐酸化性
の優れたものでなければならない。
現在考えられているものとしては、セラ□ツク系のピン
、耐熱鋼系のもので作られたピンである。
セラミック系ピンは高温での強度は強いが、常温では作
業取扱時に折損しやすい欠点を有する。
従ってあまり小径のピンは使用できず、被焼成物の量的
に多く並べることに対して制約を受ける。
耐熱鋼ピンは常温での強度は強いが、1000℃以上1
300℃位までの高温では強度が弱く、被焼成物の重量
がかかると曲がりを生じ、また均熱保持用耐火物(以下
耐火物と云う)としての台が煉瓦であり、これとの熱膨
張係数が異なり、鋼の膨張係数が大きいため強固に固着
させると煉瓦の破損を生ずる。
このため耐火物に穴をあけて挿入しであるピンは低温に
おいてはガタついており、被焼成物が振動などで倒れか
かった場合に復元せず、被焼成物の上縁が前後で接触を
生じ、上薬同志が接着し、また歪の原因となる。
したがって現在使用されている被焼成物倒れ防止用枠の
構造を、第2図a、第2図すに、セラミック系ピンaお
よび耐熱鋼系ピンbを用いた衝立構造を示す。
なお耐熱鋼ピンは前述のように固く煉瓦の台に固着する
ことが困難なため、第2図Cに示すような上縁部Cの接
触防止のための鉄または耐熱鋼系の材料で挿入ピンまた
は分離枠dを作って、これを直接焼成物に乗せるなどの
方法をとっている。
本発明者はこのようにしてすでに行なわれて来た方法に
よる被焼成物の転倒防止具の欠点を解消するために種々
検討し、台車上耐火物の長手上面に平鋼板に櫛歯状の歯
形を等間隔に形成して、前記櫛歯の底面が前記耐火物上
に設置して被焼成物の転倒防止を解消する目的で特許出
願を行なった。
この出願になる被焼成物転倒防止枠によって非常に大き
な効果が得られたが、本発明はさらに自立安定性を向上
した瓦の載置方法及び焼成治具を提供することを目的と
する。
次に本発明を図面で説明する。
第3図は耐熱鋼製台2の実施例でaは正面図、bは断面
図である。
iを頂上とし斜面1を有するはビ五角形状の断面を有し
長手方向に連続した基材部g上に必要に応じて形成され
た櫛歯状突起eが等間隔に設けられて全体が櫛状の形状
となっている。
この形状は鋳造、削出し、鍛造、溶接等で形成すること
ができる。
第4図はこの櫛状台2を用いた瓦りの載置例である。
図示しない台車上の中央の耐火物A上に前記櫛状台2が
両側の耐火物A’lに耐熱棒状材m。
m′が櫛状台2の基材部gの頂上iを耐熱棒状材m。
m′の上面k 、 k’よりわずかに高くして互いに並
列状にして、それぞれ配設されている。
瓦りはその湾曲の曲率中心軸を垂直方向としてi及びk
、 k’上に載置されている。
このように載置することにより、瓦を直立させるとき、
最も安定性を得るものである。
また基材部gの横断面が三角形状を呈しているとき、粘
土粒や上薬の付着することを防止する意味でもつとも効
果があるが、この形状が丸棒状や角形棒状となっても何
ら差支えるものではない。
図面には図示しないが櫛歯0部がなくても台車の振動な
ど少ないものでは基材gと耐熱棒状材m 、 m’の上
面k 、 k’で瓦を3点支持することにより、容易に
安定直立せしめることができる。
直立した瓦がよりよい安定性を得る理由を次に述べる瓦
の形状は例えば平瓦の場合を例にとると、第5図のごと
く、その重心Wの位置は瓦の外にあリ、瓦の両側l 、
l’を結ぶ線の内側にある。
瓦を垂直に立てたとき、その底面は必ずしも水平である
とは限らず、多少の歪や粘土粒や上薬など耐着物もつい
ている。
また台自体も幾何学的平面は得られない。
したがって、中央台のi面がk 、 k’面よりも低い
場合p′方向に倒れる傾向が強い。
そのために常時3点で瓦を支持し、しかも瓦の安定を保
つためにはi面は瓦の重心Wが両側支持枠のkk’線の
内側にあり、しかも瓦の重量を常にkk’点で支えしめ
るとと< k k’面よりも高くする必要を見出したも
のである。
このようにしてp方向に多小傾いた形で瓦を直立せしめ
ると、確実な安定性を保つことができるものである。
つまり瓦の重心を通る垂直線が支持3点を頂点とする三
角形の内心の近傍を通るように中央の支持点の高さを調
整することにより安定支持が達成されるのである。
このため焼成される瓦が最小限の歪にとどめ得ることが
でき、また中央の櫛歯は単に大きい衝撃などで瓦が前後
に傾いた時に僅かに支え、瓦が再び反動で旧位置に復元
させるだけでよく、従来のような耐火材のピンのように
曲りや折損は一切発生しないので、枠の寿命が延びると
共に、歪の少ない瓦を製造することができる。
従って台車の振動などの少ない炉では、中央台の櫛歯は
必要なく、単なる棒状材でも十分直立安定の効果を持た
せることができる。
中央櫛歯状の中央台のi点の高さを両側の耐熱鋼材のk
、 k’より高くする量は、桟瓦による実施例では、
約0.5〜3.0藺の範囲でi点を高くすると桟瓦は安
定して自立し、櫛歯支えがなくても直立せしめることが
できる。
次に第6図a、bは、第4図の櫛状台2と両側の耐熱棒
状材m 、 m’をつなぎ材3を介して一体砕化するこ
とにより、台車の大きな衝撃などに対して、より直立安
定性の向上を図ったものを示すものである。
aは平面図、bは瓦りを載置した立面図である。
また実際の作業にあたって各種の自動化、省力化を行な
う必要があり、これらを第6図のごとく一体構造とする
と、作業に好適な枠組が完成でき、一体枠毎に台車に乗
せたり降したりなど作業性が向上する。
以上説明したごと(、窯業用炉における瓦など被焼成物
を乗せる台車上に、さらに設置した均熱保持用耐火物上
面に、耐熱鋼製の台を設け、この横断面形状を三角形、
丸形成いは角形とし、必要に応じて櫛歯な設け、かつ両
側に設けた耐熱棒状材の上面高さより、前記中央に設け
た中央台の上面高さを僅かに高くして、直立付列させる
瓦を3点支持することによって、従来連続して台車が送
り込まれるとき、台車間の衝撃による被焼成物(瓦)の
転倒或いは接触による歪のために生じた不良はなくなり
、もつとも確実な品質を保証し、かつ経済的効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a、bおよび第2図a、b、cは従来の転倒防止
方法を示す図で、第1図aおよび第2図a、bは検視図
、第1図すおよび第2図Cは縦視図、第3図は本発明の
一実施例の転倒防止台で、第3図aは正面図、第3図す
は側面図、第4図は台車上で瓦を3点支持した状態を示
す図、第5図は本発明の中央台上面に瓦を乗せ3点支持
したとき安定性が最も良くなる説明図で、第5図aは立
面図、第5図すは平面図、第6図は転倒防止枠を一体構
造を示した図であり、第6図aは平面図、第6図すは側
面図である。 A、A’:耐大物、D=瓦、i:枠の上面、e:櫛歯、
g:基材部、k、に’:耐熱棒状材の上面、m 、 m
’二耐熱棒状枠、1:斜面、2:櫛状台、3:つなぎ材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 台車上に瓦をその湾曲の曲率中心軸を垂直方向にし
    て載置焼成する方法において、台車上に取付けられた均
    熱保持用耐火物のうち中央の耐火物の長手上面に耐熱鋼
    製台を両側の耐火物の長手上面に耐熱棒状材をそれぞれ
    設け、前記耐熱鋼製台及び耐熱棒状材上に瓦を載置した
    とき、瓦の重心を通る垂直線が前記耐熱鋼製台及び耐熱
    棒状材と瓦下端との接点を各頂点とする三角形の内心の
    近傍を通るようにすべく、前記耐熱鋼製台を前記耐熱棒
    状材より高く設置することを特徴とする瓦焼成方法。 2 台車上に瓦をその湾曲の曲率中心軸を垂直方向にし
    て載置焼成するに用いる瓦焼成治具において、台車上に
    取付けられた均熱保持用耐火物のうち中央の耐火物の長
    手上面に櫛状に歯形を有する耐熱鋼製台を両側の耐火物
    の長手上面に耐熱棒状材をそれぞれ設け、瓦を前記耐熱
    鋼製台の櫛状歯相互間の凹状の底部及び前記耐熱棒状材
    上に載置したとき、瓦の重心を通る垂直線が前記耐熱鋼
    製台の凹状の底部及び前記耐熱棒状材と瓦下端との接点
    を各頂点とする三角形の内心の近傍を通るようにすべく
    前記耐熱鋼製台の凹状の底部を前記耐熱棒状材より高く
    したことを特徴とする瓦焼成治具。 3 耐熱鋼製台と耐熱棒状材を連結棒を介して連結した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の瓦焼成治
    具。
JP51069778A 1976-06-16 1976-06-16 瓦焼成炉における瓦転倒防止枠 Expired JPS5828912B2 (ja)

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JPS6224885Y2 (ja) * 1982-11-30 1987-06-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6224885Y2 (ja) * 1982-11-30 1987-06-25

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