JPS582855B2 - 自動クラツチ操作装置の発進制御装置 - Google Patents

自動クラツチ操作装置の発進制御装置

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JPS582855B2
JPS582855B2 JP53147748A JP14774878A JPS582855B2 JP S582855 B2 JPS582855 B2 JP S582855B2 JP 53147748 A JP53147748 A JP 53147748A JP 14774878 A JP14774878 A JP 14774878A JP S582855 B2 JPS582855 B2 JP S582855B2
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山室重明
浜田▲ひで▼夫
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動クラッチ操作装置の発進制御装置に関する
ものである。
従来自動クラッチ操作装置の発進制御装置は種種の形式
のものが提案されている。
例えば特開昭51−130749号公報には機械式の発
進制御装置およびアクセルペダルの踏込に応じて複数の
エンゲージソレノイドの駆動パルスを発生させるように
した発進制御装置が記載されている。
しかし、前者の機械式発進制御装置はアクセルペダルの
踏込量をワイヤーで制御装置まで導くため、アクセルペ
ダルが重くなる欠点がある。
また、アクセルヘタルの踏込量に応じてエンゲージパル
スを発生させる後者の方法は、スロットル開度を分割し
て複数個のエンゲージパルスを発生させるため微少なア
クセルペダルの踏込みに反応しない欠点、すなわち次の
分割段までアクセルペダルを踏込まないとエンゲージパ
ルスが出ない欠点がある。
したがって、この従来の発進制御装置では、通常の足踏
式クラッチペダルによりクラッチ操作装置を徐々に操作
して所謂半クラッチの状態にして清めらかな発進制御を
行なうのと同じようにクラッチを制御することはできな
い。
このような欠点を除去するために、実開昭52−931
33号公報に記載されているようにクラッチを徐々にエ
ンゲージさせるようにした発進制御装置を本出願人は開
発したが、これはアクセルペダルの操作とは無関係な制
御であるため、アクセルペダルを低スロットル開度のま
ま保持し続けると半クラッチの状態からフルエンケイジ
の状態まで進んでしまい、エンジンに過負荷がかかり、
エンジンがストップする恐れがある。
本発明の目的は上述した従来の欠点を除去し、アクセル
ペダルの踏込量に応じてクラッチのエンゲージ状態を制
御し、半クラッチの状態を自動的に作って滑らかな発進
ができるようにすると共にアクセルペダルを一定スロッ
トル開度に保持し続けた場合でも半クラッチの状態を維
持し、エンジンに過負荷がかからないようにした自動ク
ラッチ操作装置の発進制御装置を提供せんとするもので
ある。
本発明は自動クラッチを駆動するためのサーボモータに
大気を導入するための弁を開いて自動クラッチをエンゲ
ージし、サーボモータに負圧導入するための弁を開いて
自動クラッチを切るようにした自動クラッチ操作装置の
発進を制御する装置において、シフトレバーの操作によ
って作動するスイッチの出力を受けて、クラッチを駆動
するサーポモータに負圧を導入するクラッチオフバルブ
を開いてクラッチを切る信号を出力するクラッチオフ制
御回路と、このクラッチオフ制御回路の出力信号を受け
、前記クラッチオフバルブを駆動してクラッチを切るク
ラッチオフバルブ駆動回路と、クラッチストロークに対
応するクラッチストロークセンサの出力とスロットル開
度に対応するスロットル開度センサの出力とを比較する
比較器を有し、この比較器からの出力を受け、スロット
ル開度センサの出力が示すスロットル開度に対応するク
ラッチストロークがクラッチストロークセンサの出力が
示す実際のクラッチストロークよりクラッチオン側にあ
るときのみ、クラッチを駆動するためのサーポモータに
大気を導入するクラッチオンバルブを開いてクラッチを
継ぐ信号を出力するクラッチオン制御回路と、このクラ
ッチオン制御回路の出力信号を受け、前記クラッチオン
バルブを駆動してクラッチを継ぐクラッチオンバルグ駆
動回路とを備えたものである。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の発進制御装置によって制御すべき自動
クラッチ装置の一例の構成を示す線図である。
符号1はサーポモータであり、これはアクチュエータ2
、クラッチマスターシリンダ3およびクラッチストロー
クセンサ4から構成されている。
アクチュエータ2のバキュームピストン5をプッシュロ
ツド6およびシャフト7により左右方向に移動可能に支
持すると共に負圧室8に供給される負圧により、第1図
に示す状態からさらに左方へ移動するように構成する。
このようにピストン5が左方へ移動すると、プッシュロ
ツド6によりマスターシリンダ3のピストン9を左方へ
押シ、発生油圧をクラッチオペレーテイングシリンダ1
0に作用させ、ウイズトロワルレバ−11を介してクラ
ッチ12のプレツシャプレート12aを作動させ、クラ
ッチを切ることができる。
アクチュエータ2のシャフト7の先端にはシャフトから
絶縁した状態で可動接点13を設け、この可動接点は抵
抗体14上を摺動ずるようにする。
このようにしてバキュームピストン5のストローク位置
、したがってクラッチストローク位置を検出するクラッ
チストロークセンサ4を構成スる。
サーボモータ1の負圧室8にはホース15を介してクラ
ッチオフバルブ16を連結する。
このバルブ16には負圧切換弁体17を設ける。
この負圧切換弁体17は、負圧室18に負圧が作用する
ことによりダイアフラム19およびコネクテインクロツ
ド20を介して作動され、バキュームタンク21の負圧
をホース22および15を介してサーボモータ1の負圧
室8に供給するものである。
バキュームタンク21は負圧逆止弁23を介してエンジ
ンのインテークマニホールド(図示せず)に連結する。
前記負圧室18にはクラッチオフバルブ16を駆動する
ためのソレノイドバルブ24を付設する。
このソレノイドバルブ24のソレノイド26が非通電状
態にあるときは、弁体25はソレノイド26に吸引され
ず、クラッチオフバルブ16の負圧室18はソレノイド
バルブ24の大気ポート21を経て大気圧に連通される
一方、ソレノイド26に通電されると、大気ポート21
は閉じられ、負圧室18はホース28を介してバキュー
ムタンク21に連通し、負圧となる。
上述したように負圧室18に負圧が作用すると、ホース
22および15を介してサーボモータ1の負圧室8に作
用し、クラッチ12は切れる。
クラッチオフバルブ16をさらにホース29を経てクラ
ッチオンバルブとして作用する第1および第2のクラッ
チエンゲージソレノイドバルブ30および31に連結す
る。
クラッチオフバルブ16の負圧室18に負圧が作用して
いないときは、ホース29はホース15を介してサーボ
モータの負圧室8に連通される。
この状態で第1または第2エンゲージソレノイドバルブ
30または31のソレノイド32または33に通電され
ると、負圧室8は大気ポート34または35を介して大
気圧に連通されることになる。
第1図にはさらにアクセルペダル36を示し、このアク
セルペダルと連動してキャブレタのスロットル開度を検
出するスロットル開度センサ37と、アクセルペダル3
6の踏込の有無を検出するアクセルペダルスイッチ38
とを設ける。
シフトレバー39のノブにはシフトレバーがニュートラ
ル位置からシフトされたことを検出するノブスイッチ4
0を内蔵する。
さらに変速機41の出力軸回転数を検出する車速センサ
41と、ニュートラル位置を検出するニュートラルスイ
ッチ42を設ける。
ソレノイドバルブ24、第1および第2エンゲージソレ
ノイドバルブ30および31のソレノイド26,32お
よび33、スロットル開度センサ37、アクセルペダル
スイッチ38、シフトレバーのノブスイッチ40、車速
センサ41およびニュートラルスイッチ42を本発明に
よる制御装置43に接続する。
第2図は本発明による制御装置の一例の構成を示す回路
図である。
全体を符号43で示す制御装置には電源端子50,51
、入力端子52〜58、出力端子59〜64を設ける。
電源端子50,51は車両のバツテリに接続する。
入力端子52はノブスイッチ40に接続するが、このノ
ブスイッチ40は、シフトレバー39をニュートラル位
置よりも前方に極く僅か操作したときに閉じるスイッチ
40aと、これとは逆に後方に極く僅か操作したときに
閉じるスイッチ40bとを並列に接続したもので構成す
る。
.これらスイッチ40aおよび40bのどちらかが閉じ
ると、電源端子50から抵抗65および閉じられたスイ
ッチを介してアースに電流が流れる。
したがってライン67には電圧は生じない。
すなわちライン67はアース電位となる。
以下この電圧状態を論理Lレベルき称することにする。
またスイッチ40aおよび40bが両方とも開いている
ときは、ライン67には電源電圧が生ずるが、これを論
理Hレベルと称する。
入力端子53は変速機のニュートラルスイッチ42に接
続する。
このニュートラルスイッチ42は、ニュートラルの状態
で閉じられるものである。
したがってライン68はニュートラル時にLレベルとな
り、ニュートラル以外のポジションにあるときにHレベ
ルとなる。
入力端子54はアクセルペダルスイッチ38に接続する
このスイッチはアクセルペダル36の踏込み開始を検出
するものであり、アクセルペダル開放時にはライン69
はHレベルにあるが、アクセルペダルが踏込まれると、
Lレベルとなる。
入力端子55は車速センサ41に接続する。
この車速センサは車速に応じた回転パルスを発生するも
のであり、このパルスを入力端子55を経て車速設定器
70に供給する。
本例ではこの車速設定器は10km/h以下の車速でH
レベルの出力を生じ、10km/h以上の車速でLレベ
ルの出力を生ずるものとする。
勿論この限界車速値は任意に選択でき、車両の違いによ
って変更することができるものである。
入力端子56をスロットル開度センサ37に接続し、ア
クセルペダル36と連動する可動接点37aにより分圧
した出力をライン71に供給する。
また入力端子57をクラッチストロークセンサ4の摺動
接点13に接続し、サーボモータ1内のバキュームピス
トン6の作動ストロークに対応した電圧をライン72に
印加する。
このバキュームピストンの作動ストロークはクラッチウ
イストロワルレバ−11の操作ストロークを表わすもの
である。
入力端子58は電源端子50に接続されており、これを
センサ37および4のポテンショメー夕に接続する。
本発明においては、アクセルペダルの踏込量すなわちス
ロットル開度とクラッチストロークとを比較するために
、ライン71および72にあらわれる電圧を比較器73
を構成する差動アンプの正、負入力端子に印加する。
比較器73はスロットル開度センサ37の出力電圧vT
とクラッチストロークセンサ4の出力電圧Vcとを比較
し、VT>VcのときはHレベル、VT<VcのときL
レベルの出力をライン74に生ずるものである。
クラッチストロークセンサ4に接続した入力端子57を
クラッチストロークの設定位置を検出する比較器75の
一方の入力端子にも接続する。
この比較器75の他方の入力端子を可変抵抗器76に接
続する。
この可変抵抗器76を調節して基準電圧を調整すること
ができる。
後述するようにこの比較器75を設けるのは、クラッチ
が完全に切れている状態からエンゲージ直前の状態まで
の間、いわゆるクラッチの切れ余裕ストロークの間はク
ラッチを迅速に動作させるためである。
本例の制御装置43にはさらに三角波発振器77、NA
ND素子78,80,82,83,84NOR素子79
,81,85,NOT素子86、三角波を矩形波に変換
するための比較器87,88、矩形波の幅を設定するた
めの可変抵抗器89,90、抵抗器91〜93、ソレノ
イド駆動用のターリントン接続したトランジスタ94〜
96、これらトランジスタのコレクタに接続したダイオ
ード97〜99を設け、これらの素子を第2図に示すよ
うに接続する。
すなわち、制御装置43には、シフトレバーの操作を検
知するシフトノブスイッチ40の出力を受けて、クラッ
チを駆動するサーボモータ1に負圧を導入するためのク
ラッチオフバルブ16を開いてクラッチを切る信号を発
生するクラッチオフ制御回路43aと、このクラッチオ
フ制御回路43aから供給される信号を受けてクラッチ
オフバルブ16を開いてクラッチを切るクラッチオフバ
ルブ駆動回路43bと、スロットル開度センサ37およ
びクラッチストロークセンサ4の出力信号を受け、スロ
ットル開度センサ37の出力が示すスロットル開度に対
センサ4の出力が示す実際のクラッチストローク応する
クラッチストロークがクラッチストロークよりもクラッ
チオン側にあるときだけ、サーボモータ1に大気を導入
するクラッチオンバルブ31を開いてクラッチを継ぐ信
号を出力するクラッチオン制御回路43cと、このクラ
ッチオン制御回路の出力信号を受けてクラッチオンバル
ブ31を駆動してクラッチを継ぐクラッチオンバルブ駆
動回路43dとを設ける。
制御装置43の出力端子59,60はクラッチオフバル
ブ16の駆動用ソレノイドバルブ24のソレノイド26
に接続し、出力端子61.62は第2ソレノイドバルブ
31のソレノイド33に接続し、出力端子63,64は
第1ソレノイドバルブ30のソレノイド32に接続する
第3図はスロットル開度センサ37の特性を示すもので
あり、その出力電圧VTはスロットルの開度にほぼ正比
例している。
また第4図はクラッチストロークセンサ4の特性を示し
、その出力電圧Vcはクラッチストロークにほぼ正比例
する。
ここで本明細書で云うクラツチストロークとは、通常の
クラッチペダノレのストロークに対応するものであり、
クラッチウイスドロワルレバーのストロークには対応す
るが、クラッチのプレツシャプレートのストロークには
スプリングが介在するため対応していない。
第5図は矩形波発生用比較器87および88の動作を説
明するためのものであり、一方の入力端子には三角波発
振器77から第5図aに示すような三角波Vsが印加さ
れる。
他方の入力端子には可変抵抗器89.90から適当なレ
ベルの直流電圧VRが印7)[1される。
したがって比較器87,88の出力端子には第5図bに
示すような矩形波電圧が現われる。
第2図の回路から明らかなように、この矩形波電圧の期
間Tの間だけソレノイドバルブ30.31のソレノイド
は通電されることになり、この期間Tは可変抵抗器89
.90を調整して基準電圧の大きさを変えることにより
変えることができる。
この場合、矩形波の周波数は三角波発振器77の発振周
波数で決まり、一定である。
次に上述した構成の制御装置43の動作を説明する。
先ず車両が停止しているとき、すなわち変速機がニュー
トラルポジションにあるときの動作を説明する。
ニュートラルポジションではシフトレバーノブスイッチ
40aおよび40bは共に開いているため、ライン67
はHレベルとなる。
またニュートラルスイッチ42は閉じられ、ライン68
の電位はLレベルとなっている。
またアクセルペダル36が開放状態になっていると、ア
クセルペダルスイッチ38は開放し、ライン69はHレ
ベルとなっている。
したがってNAND素子78の入力はL,Hレベルとな
り、出力はHレベルとなり、この出力はNAND素子7
9の一方の入力端子に供給される。
このNAND素子の他方の入力端子にはライン67を介
してHレベルの電圧が印加され、その出力はLレベルと
なる。
したがってターリントントランジスタ94のベース電位
はLレベルとなり、このトランジスタは遮断し、ソレノ
イドバルブ24のソレノイド26は通電されない。
このためクラッチオフバルブ16の負圧室18はソレノ
イドバルブ24の大気ボート27を介して大気圧に連通
され、クラッチオフバルブ16の弁体17は第1図に示
す位置にあり、バキュームタンク21の負圧はサーポモ
ータ1の負圧室8に作用せず、したがってそのピストン
5は右端位置にあり、クラッチ12はエンゲージ状態と
なっている。
次に変速機のギアを第1速にシフトしようとしてシフト
レバー39のノブ40をセレクト方向(左右方向)に移
動した後第1速方向、例えば前方へ極く僅か変位させる
とノブスイッチ40aが閉じる。
このためライン67はLレベルとなり、NAND素子7
9の出力はHレベルに変化する。
したがってトランジスタ94は導通し、ソレノイドバル
ブ24のソレノイド26に通電される。
このときバルブ24の弁体25は第1図において上方へ
移動し、クラッチオフバルブ16の負圧室18はソレノ
イドバルブ24、ホース28および22を経てバキュー
ムタンク21に連通される。
したがってバルブ16の弁体17は左方に移動し、サー
ポモータ1のアクチュエータ2の負圧室8はホース15
、バルブ16、ホース22を介してバキュームタンク2
1に連通され、バキュームピストン5は左方へ移動され
る。
この移動によりマスターシリンダ3、オペレーテイング
シリンダ10クラッチウイズドロワルレバ−11を介し
てクラッチ12のプレツシャブレーN 2aが変位し、
クラッチは切れる。
したがって変速機を第1速にシフトすることができる。
上述したように変速機のギアを第1速にシフトし、シフ
トレバー39から手を離した状態ではノブスイッチ40
aは開いてライン67はHレベルとなるが、クラッチは
切れたままとなる。
その理由ハニュートラルスイッチ42が開き、ライン6
8はHレベルとなると共にアクセルペダル36を踏.込
まない状態ではアクセルスイッチ38は開いており、ラ
イン69もHレベルであり、したがってNAND素子7
8の出力はLレベルとなり、NAND素子79の出力は
依然としてHレベルのままとなり、トランジスタ94を
導通状態に維持するからである。
次にこの状態でアクセルペダル36を徐々に踏込むと、
先ずアクセルペダルスイッチ38が閉じられ、ライン6
9の電位はLレベルとなり、NAND素子78の出力は
Hレベルとなる。
したがってNAND素子79の入力は共にHレベルとな
り、その出力はLレベルとなり、トランジスタ94は遮
断状態となる。
この結果ソレノイドバルブ24の弁体25は第1図に示
す位置となり、クラッチオフバルブ16の負圧室18は
ソレノイドバルブ24の大気ポート27を介して大気圧
に連通され、バルブ16の弁体17は第1図に示す状態
に戻り、ホース15と22との連結を遮断し、ホース1
5をホース29に連通ずる。
第6図はスロットル開度とクラッチストロークとの関係
を示すものであり、クラッチストロークの点DISはク
ラッチのプレツシャプレート12aがクラッチディスク
12bから離れる位置を示し、点ENはこれらプレツシ
ャプレート12aがクラッチディスク12bを完全に押
圧する位置を示し、領域Iは遊びストローク、領域■は
半クラッチストローク、領域■は切れ余裕ストロークを
それぞれ示すものである。
クラッチストロークセンサ4に接続された比較器75は
クラッチストロークの位置を検出するものであるが、ク
ラッチが切れる位置、換言すればクラッチの拙続が開始
される位置DISの直前の位置STにクラッチストロー
クが到ることを検出するように可変抵抗器76を調整す
る。
したがってクラッチストロークがほぼクラッチ切れ余裕
領域■内にあるときは、比較器75の出力はLレベルと
なり、位置STに達すると、クラッチストロークセンサ
4の出力電圧VCと可変抵抗器76からの基準電圧Vs
Tとは等しくなり、それ以後すなわち位置STからのク
ラッチ接続間はHレベルとなる。
今クラッチストロークセンサ4の出力電圧Voは基準電
圧VsTよりも低い状態にある間は、NOR素子82に
は、比較器75の出力Lレベルと、NAND素子79の
出力Lレベルとが入力するため、NOR素子82の出力
はHレベルとなり、ダーリントン接続したトランジスタ
96は導通し、第1ソレノイドバルブ30のソレノイド
32は通電される。
NOR素子82のHレベルの出力電圧はNOT素子86
を介してLレベルとなってNANDゲート81にも入力
するので、このNANDゲート81の出力はHレベルと
なり、トランジスタ95も導通し、第2ソレノイドバル
ブ31のソレノイド33も通電される。
このように第1および第2ソレノイドバルブ30および
31のソレノイド32および33が通電されるため、こ
れらバルブの弁体はソレノイドに吸引され、ホース29
は大気ポート34および35を経て大気圧に連通される
したがってサーボモータ1のアクチュエータ2の負圧室
8がホース15、クラッチオフバルブ16、ホース29
、大気ポート34,35を介して大気圧に連通され、サ
ーポモータ1のバキュームピストン5を左方から右方へ
移動させる。
第6図において区間Aで示すようにこの移動は迅速に行
なわれる。
この区間Aはクラッチ切れ余裕ストロークに対応するも
のであるからバキュームピストン5が迅速に移動しても
何んら問題はなく、むしろ迅速に移動させた方が足踏式
クラッチペダルを操作するときの状況に近似しており、
好ましいものである。
バキュームピストン5が右方へ移動し、クラッチストロ
ークセンサ4の出力電圧Vcが電圧VsTを越えると、
上述したように比較器75の出力はHレベルに切換わり
、トランジスタ95および96は共に遮断状態となり、
第1および第2のソレノイドバルブ30 .31のソレ
ノイド32,33は減勢され、これらのバルブは第1図
に示す状態に戻る。
今、アクセルペダル36が踏込まれ、スロットル開度セ
ンサ37の出力電圧VTがクラッチストロークセンサ4
の出力電圧Vcよりも大きいものとすると、比較器73
の出力はHレベルとなる。
したがってNAND素子80の両入力は共にHレベルと
なるため、その出力はLレベルとなり、NANDゲート
84に印加される。
このNANDゲート84の他方の入力端子には比較器8
8から第5図bに示すような矩形波が印加されるので、
矩形波の低レベルのときにNAND素子84の出力は反
転してHレベルとなる。
この出力は、NOR素子85で反転された後、さらにN
AND素子81で反転され、トランジスタ95のベース
に印加される。
したがってトランジスタ95は第5図bにおいて、Tで
示す期間だけ間欠的に導通することになる。
この導通期間T中だけ第2ソレノイドバルブ31のソレ
ノイド33は間欠的に通電され、バキュームピストン5
は徐々に左方向へ移動する。
このようにして半クラッチ状態が得られる。この状態を
第5図において区間Bで示す。
バキュームピストン5が右方へ移1動し、Vc>VTと
なると、比較器73の出力はLレベルとなり、NAND
素子80の出力はHレベルとなり、したがってNOR素
子84の出力はLレベルとなり、NOR素子85に加え
られる。
今車速は設定された速度、例えば10km/h以下であ
るとすると、車速設定器70の出力はHレベルとなって
いる。
したがって、NAND素子83の出力側には矩形波は現
われず、出力はLレベルとなっている。
また、NOR素子85の他の入力端子100には比較器
87.88とNAND素子83,84と同様にして与え
られる異なるパルス幅の入力が供給されるが、使用条件
でないときはLレベルにある。
このようにNOR素子85の入力は総てLレベルにある
ため、その出力はHレベルとなり、NAND素子81の
一方の入力端子に印加される。
このNAND素子の他方の入力端子にはNOT素子86
を介してHレベルが印加される。
その理由は上述したようにクラッチエンゲージを開始し
、クラッチストロークは点STを越しているからである
したがってNAND素子81の両入力は共にHレベルと
なり、その出力はLレベルとなり、ダーリントントラン
ジスタ95は遮断状態となり、間欠導通動作を停止する
すなわちこの状態では第1、第2のソレノイドバルブ3
0.31のソレノイドは通電されず、サーボモータ1の
負圧室8は大気圧から断たれ、バキュームピストン5は
右方向への移動を停止する。
すなわち半クラッチの状態を維持し続ける。
この状態を第6図において区間Cで示す。
次にこの状態からさらにアクセルペダル36を僅かに踏
込むとスロットル開度センサ37の出力電圧vTはクラ
ッチストロークセンサ4の出力電圧Voよりも大きくな
るため、区間Bにつき上述したところと同様にしてNA
ND素子84の出力側に矩形波が現われ、トランジスタ
95を間欠的に導通させ、バキュームピストン5を徐々
に右方へ移動させる。
この状態を第6図において区間Dで示す。
また第6図の区間Eは区間Cと同様にバキュームピスト
ン5が移動を停止した半クラッチ状態を示す。
この状態で車両が発進する。
車速が10km/h以上となると、通常のシフト操作が
行なわれていない時にはNOR素子79の出力はLレベ
ルとなっており、車速設定器70の出力はHレベルから
Lレベルへ変化し、NAND素子83の出力側に矩形波
パルスが現われる。
比較器87の抵抗器89で決まる電圧を、比較器88の
抵抗器90で決まる電圧よりも低く設定するため、NA
ND素子83の出力側に現われる矩形波パルスのパルス
幅Tは、NAND素子84の出力側に現われる矩形波パ
ルスのパルス幅Tよりも短かくなる。
したがってトランジスタ95の導通期間も短かくなり、
バキュームピストン5を一層緩やかに右方向へ移動し、
クラッチを緩つくりとストロークさせる。
この状態を第6図において区間Fで示す。
なお、車速10km/h以上で、シフトレバーの操作が
行なわれた場合には、NOR素子79の出力がHレベル
となってNAND素子83の出力はLレベルに固定され
、クラツチオンソレノイド31はオフに保たれ、クラッ
チのオフが可能となる。
このようにして、本発明によればアクセルペダル36の
踏込量、すなわちスロットル開度とクラッチストローク
とを常に比較しながらクラッチをエンゲージさせるよう
にしたため、所望の半クラッチ状態を得ることができ、
きわめて清めらかで安定したクラッチエンゲージを行な
うことができ、アクセルペダルの僅かな踏込量に対応し
てクラッチストロークの微妙な制御ができ、エンストを
防ぐことができる。
このようなことが特にサイド発進時に有効である。
尚第2図に示す実施例において、アクセルペダルスイッ
チ38とニュートラルスイッチ42を設けたのは、変速
機がニュートラルポジションにあるときは、ノブスイッ
チ40が操作されない限り、第1ソレノイドバルブ24
のソレノイド26に通電せず、クラッチをエンゲージ状
態に維持すると共に、変速機がニュートラル以外のポジ
ションに操作されているときは、アクセルペダル36を
踏込むまで、クラッチを切っておくためである。
本発明は上述した例にのみ限定されるものではなく幾多
の変更、変形が可能である。
例えばクラッチストロークセンサ4はアクチュエータ2
のロツド7の変位を検出するように設ける代りに、オペ
レーションシリンダ10のピストンまたはクラッチウイ
ズトロワルレバ−11の変位を検出するように設けるこ
ともできる。
また制御装置43の論理回路は、本発明による所定の動
作が行なわれるようなものであれば種々の構成とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の発進制御装置により制御すべき自動ク
ラッチ操作装置の一例の構成を線図的に示す図、第2図
は本発明の発進制御装置の一例の構成を示す回路図、第
3図はスロットル開度センサの出力特性を示すグラフ、
第4図はクラッチストロークセンサの出力特性を示すグ
ラフ、第5図aおよびbは三角波を矩形波に変換する比
較器の動作を説明するための波形図、第6図は本発明の
発進制御装置の動作を説明するための線図である。 1……サーボモータ、2……アクチュエータ、3……ク
ラッチマスターシリンダ、4……クラッチストロークセ
ンサ、5……バキュームピストン、8……負圧室、10
……クラッチオペレーションシリンダ、11……ウイズ
トロワルレバー、12……クラッチ、16……クラッチ
オフバルブ、21……バキュームタンク、24,30,
31……ソレノイドバルブ、36……アクセルペダル、
37……スロットル開度センサ、38……ペダルスイッ
チ、39……シフトレバー スイッチ、41……車速センサ、42……ニュートラル
スイッチ、43……制御装置、43a……クラッチオフ
制御回路、43b……クラッチオフバルブ駆動回路、4
3C……クラッチオン制御回路、43d……クラッチオ
ンバルブ駆動回路、73,75,88……比較器、78
,80,82,83 , 84……NAND素子、79
,81,85……NOR素子、86……NOT素子、7
7……三角波発振器、94,98,99……トランジス
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シフトレバーの操作によって作動するスイッチの出
    力を受けて、クラッチを駆動するサーボモータに負圧を
    導入するクラッチオフバルブを開いてクラッチを切る信
    号を出力するクラッチオフ制御回路と、 このクラッチオフ制御回路の出力信号を受け、前記クラ
    ッチオフバルブを駆動してクラッチを切るクラッチオフ
    バルブ駆動回路と、 クラッチストロークに対応するクラッチストロークセン
    サの出力とスロットル開度に対応するスロットル開度セ
    ンサの出力とを比較する比較器を有し、この比較器から
    の出力を受け、スロットル開度センサの出力が示すスロ
    ットル開度に対応するクラッチストロークがクラッチス
    トロークセンサの出力が示す実際のクラッチストローク
    よりクラッチオン側にあるときのみ、クラッチを駆動す
    るためのサーボモータに大気を導入するクラッチオンバ
    ルブを開いてクラッチを継ぐ信号を出力するクラッチオ
    ン制御回路と、 このクラッチオン制御回路の出力信号を受け、前記クラ
    ッチオンバルブを駆動してクラッチを継ぐクラッチオン
    バルブ駆動回路とを備えた自動クラッチ操作装置の発進
    制御装置。
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