JPS5828248B2 - サツチユウ サツダニ サツセンチユウザイオヨビ ソノセイゾウホウ - Google Patents

サツチユウ サツダニ サツセンチユウザイオヨビ ソノセイゾウホウ

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JPS5828248B2
JPS5828248B2 JP50067768A JP6776875A JPS5828248B2 JP S5828248 B2 JPS5828248 B2 JP S5828248B2 JP 50067768 A JP50067768 A JP 50067768A JP 6776875 A JP6776875 A JP 6776875A JP S5828248 B2 JPS5828248 B2 JP S5828248B2
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JP
Japan
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satsukiyuu
formula
ethyl
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JP50067768A
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邦男 向井
雅親 平野
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明(1)は下記の構造式CI、1 で表わされる〇−エチルー〇−2−フロモー4−(t)
ブチルフェニル−8−(n) 7’ロピルホスホロチオ
レートを有効成分として含有することを特徴とする殺虫
、殺ダニ、殺線虫剤である。
本発明化合物はナミハダニ ニセナミハダニリンゴハダ
ニ ミカンハダニ、スギハダニ等のハダニ類、フタトゲ
チマダニ、オウシマダニ等の動物寄生性マダニ類、ハス
モンヨトウ、コナガ、アオムシ、ハマキムシ類、ニカメ
イチュウ等の鱗翅目害虫、ヨコバイ類、ウンカ類、アブ
ラムシ類等の半翅目害虫、ハムシ類、ノウムシ類等の鞘
翅目害虫、植物寄生性線虫類をはじめ広く各種の農園芸
害虫、森林害虫、首座害虫、衛生害虫、貯穀害虫等に強
い効力を有し、きわめて有利に使用しうるものである。
しかも、本発明化合物は各種薬剤に抵抗性の発達した昆
虫やダニ類にも有効である。
また本発明化合物以外の殺虫効力の強い類縁化合物の多
くは作物に薬害を生じるのに対して、本発明化合物は薬
害の恐れがなく、しかも温血動物に対する毒性が低いた
め使用上大きな利点を有するものである。
本発明化合物に近縁の化合物として、米国特許第383
9511号明細書に〇−エチルー8−ノルマルフロピル
ー〇−(置換フェニル)−ホスホロチオレートの記載が
ある。
そこに記載されていル化合物のうち〇−エチルー8−ノ
ルマルプロピルO−2・4−ジクロロフェニルホスホロ
チオレートが最も殺虫効力の強いものであるが、これら
殺虫活性の強い化合物には強い薬害が認められる。
作物に薬害を生じる化合物は農薬として使用することは
不可能である。
本発明者らは多数の類縁化合物を合成し、本発明化合物
が、他の類縁化合物以上の殺虫活性および残効性を示し
、しかも、作物に対して薬害を生じないことを見出し、
本発明を完成した。
わずかな置換基の違いでこの様にすばらしい性質を有す
るようになることは全く類推することができないことで
ある。
本発明(2)および(3)は、その製造法に関するもの
で、本発明(2)は下記一般式〔■〕 (式中、Mは前述のとおりである。
)で表わされるチオリン酸塩と、下記一般式〔■〕(式
中、Halは前述のとおりである。
)で表わされるハロゲン化合物とを反応させて、前記構
造式CI)で表わされるチオリン酸エステルを得ること
を特徴とする、殺虫、殺ダニ、殺線虫剤の製造法であり
、本発明(3)は、下記一般式(IV)(式中、Xは前
述のとおりである。
)で表わされるリン酸ハライドと、2−ブロモ−4−タ
ーシャリ−ブチルフェノールとを脱酸剤を用いて縮合反
応させ、前記構造式CI、lで表わされるチオリン酸エ
ステルを得ることを特徴とする、殺虫、殺ダニ、殺線虫
剤の製造法である。
本発明(2)を行なうには、前記一般式(IDで表わさ
れるチオリン酸塩と、前記一般式(III)で表わされ
るハロゲン化合物とを、アルコール類、ケトン類あるい
は水溶媒等の存在下、行なうのが好ましい。
反応温度、反応時間は、使用溶媒、使用原料によって、
異なるが、一般に20℃〜100℃位で、1〜数時間で
満足すべき結果を得ることができる。
場合によっては、第三級塩基を触媒量添加することによ
って、好ましい結束を得ることもある。
本発明(3)を行なうには、前記一般式(IV)で表わ
されるリン酸ハライドと、2−ブロモ−4−ターシャリ
−ブチルフェノールとを適当な溶媒の存在下、適当な脱
酸剤を用いて行なう。
用いられる溶媒としては、芳香族炭化水素系溶媒、ケト
ン類等があげられる。
脱酸剤としては、無機塩基類、有機塩基類があげられる
反応温度、反応時間は用いられる原料物質、溶媒、脱酸
剤の種類によって異なるが、一般に0〜120℃位で1
部数時間行なうと満足すべき結果を得ることができる。
さて、本発明化合物を実際に施用する場合には、他の成
分を加えず、単味の形でも使用できるし、また防除薬剤
として使いやすくする目的のため、担体と混用して適用
することができる。
通常使用される形態は、一般有機燐剤に準じて何ら特別
の条件を必要とせず、当業技術者の熟知する方法によっ
て、乳剤、水和剤、油剤、粉剤、塗布剤、粒剤、微粒剤
、エアゾル、加熱燻蒸剤等の任意の剤型に調整でき、所
要に応じた形と担体とを用いて用途に供し得る。
さらに他の薬剤の1種または2種以上と混用してその効
果を一層広く、また強めることもできる。
たとえば、0−O−ジメチル−〇−(3−メチル4−ニ
トロフェニル)ホスホロf;A−:r−−)、0エチル
−〇−(P−シアノフェニル)フェニルホスホノチオエ
ート、2−メトキシ−4H−1・3・2−ペンツジオキ
サホスホリン−2−スルフィド、ジメトエート等の有機
燐系殺虫剤、3・4−ジメチルフェニル−N−メチルカ
ーバメート、1−ナフチル−N−メチルカーバメート等
のカーバメート系殺虫剤、アレスリン、テトラメスリン
等のピレスロイド系殺虫剤、ペンタクロロベンジルアル
コール、ペンタクロロベンズアルドキシム等の有機塩素
系殺菌剤あるいは有機硫黄系殺菌剤、有機砒素系殺菌剤
とも混合して使用することができる。
さらに殺ダニ剤、除草剤、肥料、植物生長調整剤、BT
、BM等の微生物農薬、共力剤、誘引剤、忌避剤、昆虫
ホルモン剤およびその他の類似の物と容易に混合し、多
目的組成物も作ることができ、組合せによっては、相乗
効果も期待できる。
次に水剤の配合例をあげる。
配合例 1 乳剤 本発明化合物25部、キジロール65部およびツルポー
ル3005 (東邦化学登録商標名)10部を順次よく
混合すれば均一な乳剤を得る。
使用用に際しては水で希釈して使用する。
配合例 2 水和剤 本発明化合物40部とツルポール5029(東邦化学登
録商標名)5部とをよく混合する。
200メツシュタルク55部を捕潰機でよく攪拌しなが
ら、これに上記混合物を滴下しながら混合すれば水和剤
を得る。
使用に際しては水で希釈して使用する。
配合例 3 混合乳剤 本発明化合物27部、N−(クリサンセモキシメチル)
−3・4・5・6−テトラヒドロフタルイミド(ネオピ
ナミン(住友化学登録商標名))3部、キシレン50部
およびツルポール2020(東邦化学登録商標名)20
部を順次よく混合すれば均質な乳剤を得る。
使用に際しては水で希釈して使用する。
配合例 4 混合水和剤 本発明化合物20部に0−O−ジメチル0−(3−1チ
ル−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート(スミチ
オン(住友化学登録商標名))10部を加え、ツルポー
ル5M−200(東邦化学登録商標名)5部をよく混合
し、300メツシュタルク70部を加え捕潰器中にて充
分攪拌混合すれば水和剤を得る。
配合剤 5 粉剤 本発明化合物3部をアセトン20部に溶解し、300メ
ツシュ珪藻士97部を加え、捕潰器中にて充分攪拌混合
した後、アセトンを蒸発除去すれば粉剤を得る。
配合剤 6 粒剤 本発明化合物5部にトヨリグニンCT(東洋紡登録商標
名)5部およびGSMクレー(ジークライト砿業登録商
標名)90部を加え、挿潰器中にて充分に攪拌混合する
ついで水をこの混合物の10%量加え、さらに攪拌混合
して造粒機によって製粒し、通風乾燥すれば粒剤を得る
配合例 7 微粒剤 本発明化合物2部、0・O−ジメチル0−4シアノフエ
ニルホスホロチオエート(サイアノックス(住友化学登
録商標名))2部およびトヨリグニンCT(東洋紡登録
商標名)5部にGSMクレー(ジークライト砿業登録商
標名)91部を加え、捕潰器中にて充分に攪拌混合する
ついで水をこの混合物の10%量加え、さらに攪拌混合
して微粒剤用造粒機によって製粒し、通風乾燥すれば微
粒剤を得る。
配合例 8 エアソール 本発明化合物0.3部、5−ベンジル−3−フリルメチ
ルクリサンセメート(クリスロン(住友化学登録商標名
))0.2部、脱臭灯油13.5部および乳化剤アトモ
ス300(アトラスケミカル社登☆☆録商標名)1部を
混合し、純水50部を加えて乳化させたのち脱臭ブタン
、脱臭プロパンの3:1混合物35部とともにエアゾー
ル容器に充填すればウォーター・ベースエアゾールを得
る。
次に実施例をあげ、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 1 ニセナミハダニに対する効力 配合例1に示す乳剤および同様の方法で製剤した対照薬
剤の25%乳剤を水で1000倍に希釈し、ポット植え
の双葉期のインゲン豆に散布しく15rrLl/ポツト
)、散布当日および2日後、5日後、7日後にニセナミ
・・ダニ(感受性系統)成虫を1葉当り約30頭接種し
、それぞれ48時間後に生死を調査し、本発明化合物の
残効性を近縁化合物および市販殺ダニ剤と比較検討した
(2反復平均)。
実施例 2 抵抗性ナミ・・ダニに対する効力 配合例1に示す乳剤および同様の方法で製剤した対照化
合物の25%乳剤を水で1000倍に希釈し、ポット植
えの双葉期のインゲン豆に散布し、風乾波抵抗性ナミノ
・ダニ成虫を約50頭接種し、48時間後に生死を調査
した(2反復平均)。
0−O−ジエチル5−(2・5 ジクロロフェニルチオ)メチ ルホスホロジチオエート ★実施例 3 ハスモンヨトウに対する残効効力 配合例1に示す乳剤および同様な方法で製剤した対照化
合物の25%乳剤を水で1ooo倍に希釈し、圃場の白
菜苗に散布した。
散布当日、3日後および6日後に葉をサンプリングし、
ハスモンヨトウ4令幼虫を放飼し、それぞれ48時間後
に死重率を調査した(3反復平均)。
散布口 8月20日 散布量 1501/10a相当 実施例 4 跣菜に対する薬害 配合例1に示す乳剤および同様の方法で製剤した対照化
合物の25%乳剤を水で250倍、500倍に希釈し、
鉢植えの跣菜に充分散布した。
散布した跣菜は温室に置き、1週間後に薬害程度を調査
した。
なお、これらの化合物の薬害症状はいずれもネクロシス
(量化)であり一部新葉に萎縮を伴う場合もあった。
本発明化合物はいずれの疏菜に対しても薬害を生じなか
った。
実施例 5 ☆☆
果樹に対する薬害 配合例1に示す乳剤および同様の方法で製剤した対照化
合物の25%乳剤を水で250倍、500倍に希釈し、
圃場の果樹の枝に充分散布し、1週間後に薬害程度を調
査した。
以上の様に本発明化合物はいずれの果樹に対しても薬害
を生じなかった。
実施例 6 ビニールバラス内に白菜を生育させ、ヨトウムシ、アオ
ムシおよびコナガを人為的に寄生させた後、そのビニー
ルハウス(高さ2m)を30771″ずつに区切り、配
合例2によって得られた水和剤101を加熱煙霧器(サ
ーチ)に入れて燻煙したところ、いずれも被害の広がり
はほとんど認められなかった。
また薬害も認められなかった。実施例 7 キクヒメヒゲナガアブラムシが多数寄生しているポット
植えのキクに配合例8で得られたウォーターベースエア
ゾールを1秒間散布し、24時間後に観察した。
その結果生存虫はほとんど認められなかった。
また薬害も認められなかった。実施例 8 配合例4によって得られた水和剤を水で1000倍に希
釈し、圃場のトマト苗(移植後約1週間経過したもの)
に10a当り1oozの割合で散布した。
風乾後葉を切り取り、ニジュウヤホシテントウ成虫を放
飼し、24時間後に調査したところ100%の致死率が
得られた。
実施例 9 配合例6によって得られた粒剤100■を水21を入れ
た23×30cIrL、深さ6CIrLのスチロールケ
ースに入れ、アカイエカ絡合幼虫約100匹を放飼した
ところ翌日には、アカイエカ絡合幼虫を100%殺虫す
ることができた。
実施例 10 フタトケチマダニの新化幼虫約50頭をティーバッグに
入れ、配合例1で示される乳剤の1000倍液に1分間
浸漬し、余分な薬液をろ紙でふき取ってから湿度100
%に保ち24時間後に生死を調査したところ、100%
の致死率を示した。
実施例 11 殺線虫効力 ベールマン法によって飼料から分離した線虫(Pana
grellus redivivs )を本発明化合
物の500ppm液(25%乳剤の500倍希釈液)に
浸漬し、24時間後に生死を調べた。
その結果100%の致死率を示した。
実施例 12 0−エチル−〇−2−フロモー4−ターシャリーブチル
フェニルチオリン酸カリウム19.5S’をエチルアル
コール1501rLlに溶解し、臭化ノルマルプロピル
6.8zを加えて、70℃で2時間攪拌する。
エチルアルコールを減圧除去後、残分にトルエンを加え
て5%炭酸ナトリウム液で洗浄、水洗浄した後、トルエ
ンを減圧除去し残分として黄色油状、屈折率nW”1.
5300のQ−エチル−〇−2−フDモー4−ターシャ
IJ 7”チルフェニルS−ノルマルプロピルホスホ
ロチオレート27.1’を得た。
元素分析値 計算値(%) 実測値(%) (C15H24BrO3PS として) C45,5745,68 H6,136,12 P 7.83 7.
72Br 20.21 2
0.51実施例 13 2−フロモー4−ターシャリ−ブチル−フェノール12
.OPをトリエン150m1に溶解し、O−エチルーS
−ノルマルプロピルチオリン酸クロリド10.1 ft
を加えた後、トリエチルアミン5.61を内温10〜1
5℃に調節して滴下する。
滴下終了後、25℃で1時間攪拌する。
終了後、5%塩酸洗浄後、水洗浄し、次いで5%炭酸ナ
トリウム洗浄、水洗浄を繰返した後、トリエンを減圧除
去して、残分として淡黄色油状の目的化合物を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 で表わされる〇−エチルー0−2−フロモー4−(t)
    ブチルフェニル−8−(n)フロビルホスホロチオレー
    トを有効成分として含有することを特徴とする殺虫、殺
    ダニ、殺線虫剤。 2 一般式 (式中、Mはアルカリ金属原子またはアンモニウム基を
    示す。 )で表わされるチオリン酸塩と、一般式 (式中、Halはハロゲン原子を示す。 )で表わされるハロゲン化合物とを反応させて、式で表
    わされる〇−エチルー〇−2−ブロモー4=(t)7”
    チルフェニル−8−(n)7”ロピルホスホロチオレー
    トを得ることを特徴とする殺虫、殺ダニ、殺線虫剤の製
    造法。 3 一般式 (式中、Xはハロゲン原子を示す。 )で表わされるリン酸ハライドと、2−ブロモ−4−タ
    ーシャリ−ブチルフェノールとを脱酸剤の存在下で反応
    させて式 で表わされる〇−エチルー〇−2−フロモー4−(t)
    ブチルフェニル−3−(n)7”ロピルホスホロチオレ
    ートを得ることを特徴とする殺虫、殺ダニ、殺線虫剤の
    製造法。
JP50067768A 1975-06-04 1975-06-04 サツチユウ サツダニ サツセンチユウザイオヨビ ソノセイゾウホウ Expired JPS5828248B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924656A (ja) * 1972-06-30 1974-03-05
JPS4927336A (ja) * 1972-07-07 1974-03-11

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924656A (ja) * 1972-06-30 1974-03-05
JPS4927336A (ja) * 1972-07-07 1974-03-11

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