JPS5828228A - 卵を含する食用油脂およびその製造法 - Google Patents

卵を含する食用油脂およびその製造法

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JPS5828228A
JPS5828228A JP56126082A JP12608281A JPS5828228A JP S5828228 A JPS5828228 A JP S5828228A JP 56126082 A JP56126082 A JP 56126082A JP 12608281 A JP12608281 A JP 12608281A JP S5828228 A JPS5828228 A JP S5828228A
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JP
Japan
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eggs
egg
oils
fats
temperature
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JP56126082A
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English (en)
Inventor
Ryota Katahira
亮太 片平
Kazunori Nagamura
和典 長村
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KANESHIYOKU KK
Original Assignee
KANESHIYOKU KK
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  • Confectionery (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は各種加工食品の素原料に適するものどした卵を
含有する高級食用油脂およびその製造法に関する〇 従来より、加工食品の風味アップ尋のために卵を素原料
として添加することは行われているが、生卵利用の場合
には鮮度保持および殺菌性の問題により僑加製品の用途
並びに保存期間に限度があり、tた、加工卵例えば茹卵
や乾燥粉末卵のような加熱変性卵にシいては添加製品の
用途が限定され又は含有硫黄分の遊離による風味劣化が
生じ、更に熱未変性の冷凍卵においては保存コストが高
くまた使用時の解凍工St−登するほか生卵と同様に高
温加工による製品への添加に適さない都、それぞれに欠
点を有しでいた。また、これらの欠点を除くものとして
、未変性の粉末乾燥卵を油脂中に分散浮遊せしめること
も行われているが、この場合には喪期保存後の乾燥卵は
風味劣化のものが多い丸め乾燥直後のものを使用しなけ
れはならず、原料確保E−@があり、また熱未変性であ
るが故に無菌化することができないので、長期保存や添
加した加工食品の衛生上に問題がある。
本発明は上記のような欠点を除去するために提供された
ものであ夛、その目的は、各槍加工食品の素原料として
適するように、加熱変性卵を乳化含有又は分散含有して
なる食用油脂およびその製造法によって達成される。
次に本発明t−更に詳しく貌明することとする。
油脂のa類としては動物性油脂、植物性油脂及びその硬
化脂のいずれの油脂でもよく、また目的によってはこれ
らの油脂を混合したものに−もよい。
固形状油脂の場合にはその油脂の融点以上であって使用
卵の熱凝固点以下の温度範囲内まであらかじめ加温し液
状としておくものとする。
卵は熱未変性の生全卵・卵黄、凍結全卵・卵黄、加糖全
卵・卵黄1.加塩全卵・卵黄郷いずれのタイプの本ので
もよ゛く、凍結卵にあっては解凍し、未凍結のものはそ
のlまの状態でそれぞれ卵の熱凝固温度以下に保持し、
又は油脂のaIJA、卵の添加1によってFilO°C
以F−凍結温度以上に保持しておくものとする。
而しで、バッチ法では油脂を乳化槽等に所定量仕込み、
この中に卵を徐々に目的の*m加しホモンキサー等の高
速攪拌機で乳化分散を行い、また連続法においては定量
ポンプで油脂と卵をライン上に入れ乳化機(ホモゲナイ
ザー)勢で乳化分散を行う。
いずれの方法でも、油脂の融点温度以上がら卵の熱#(
5)点以下の温度に保持しながら乳化分散を行う。すな
わち、この段階までは卵は未変性の状態が保たれる。
次に油脂と卵の乳化物を所定の昇温速度で卵の熱凝固温
度より+5°C〜+i o’cまで加温して卵成分に熱
変性を生じさせる。尚昇温速度が所定以上であっても製
品の風味に影響は少ないが、組織が粗くなるので好まし
くない。
加熱変性の目的温度まで昇温した後は、すみやかに殺菌
温度(900G−120Q(: )まで更に昇温し、そ
の温度における殺菌庚簀時間だけ加熱殺菌を行う。
連続法における上記昇温過程は、加熱用オンレータ等の
熱交換機によりホールドチューブ内の油脂・卵乳化液を
所定時間加熱して行われる。
以上までの工程において卵の#1とんどは熱変性される
と共に、卵に含くまれている天然の乳化物及び風味成分
の一部か油脂に移行し、油脂自体の風味、加工性例えば
粘性、界面張力、乳化性郷か良好となる。またこの段階
で製品は無菌となる。
油脂と卵の1゛比は卵分驚60〜70%lk lt %
以下が実用的である。
加熱処理を行った後、乳化攪拌を継続しながら、すみや
かに常温もしくは製品の凝固1lFIt近くまで冷却を
行う。連続式においては冷却用オンレータ−等で油脂の
微結晶を生じさせながら冷却せしめるものとするのがよ
い。
尚、用途によっては強制冷却をせずにその11熱い状態
で罐等に充填して自然冷却せしめるものとしてもよい。
冷却され九製品/Ii殺III済容口に充填して保存す
る。バッチ式においても油脂の結晶を良好としたい吻合
には連続式と同続に冷却用オンレータ等を通す事により
油脂の良好なる組織の製d6を得る。
以上の様にして出来た本発明製品は製菓製パン、マーガ
リン、デザート食品、乳製品等に好適な油脂・卵の一体
素原料として使用出来る。
而して本発明に係る食用油脂を用いることにより、従来
の加工食品にない飄゛味を出す事が出来ると共に各種加
工食品の製造工程を簡氷化することができる。また、光
音殺菌されているので長期保存が可能でおるとともに、
添加した加工食品自体の保存性も向上するものである。
〈実施例I〉 ヤシ油(融点32’C)を500C〜5bQcに加Mf
lI解したもの600gに45〜50°CVこ加温した
2o*、ryo糖卵黄400gを徐々Vこ添加しながら
ホモミキサーにて撹拌乳化を行い(乳化i1度50°C
前後)、約10分〜jの乳化を行った後20 C/ w
inの速度で75’Cまで加熱を行い、その後すみやか
に90゜C1で加熱して10分間保持し、ホモミキサー
を攪拌させたまま約25°clで乳化物を冷却して製品
を得た。この製品を使用し次の配合でアイスクリームコ
ーティングチョコレート及びアイスクリームを試作した
〔アイスクリームコーティングチョコレート  〕
ビターチョコレート     251 砂      糖      30% 実施例■の油脂     25% 全脂練乳  15% 脱脂練乳   596 〔アイスクリーム〕 バ    タ    −         5,2−全
脂練乳  20.196 脱脂練乳  5.216 砂      糖      s、’ys粉末水あめ 
  3.3% 乳化安定剤   0゜5% 実施例■の油脂     4.0% 水             56.096試作の結果 チョコレート、アイスクリーム共従来にない風味良好な
るものをえた。又、チョコレートにおいては口溶の良く
、アづスクリーて優れた物性をえた。またアイスクリー
ムにおいてa也めて衛生的で、また乳化性、組織、オー
バーランが優曳でかつ風味佳良なる保存性のよい製品を
えた。
(実施例■〉 バター脂を500C〜550cに加′熱溶解したもC/
) 700 gtlc 40〜45’Cflc加mした
716加塙H黄300 gを徐々に添加しながらホモミ
キサーにて5ooc前後で10分間の乳化を行い、その
lk 30C/min O速g テア 50 Cまで加
熱を行い、その後すみやかに90’C〜95°clで加
熱して、その温度に1o分間保持し、ホモミキサーの攪
拌を多少低速にして約40°Cまで冷却し、その後微結
晶化(ボデーター)工程を入れ製品とじ九。
この製品t−使川用てチーズ、バターを試作した。
〔チーズ〕
ナチュラルチーズ     96.o%夾実施Hの油脂
     2..5チ 食      塩      1.5%〔バター〕 スィートクリームバター  96.0%夷旅例■の油脂
     a、OS 食      塩      1.0%試作の結果 チーズにおいては従来にない”コク6のあるlk味の製
品が出来ると共に生卵を絵加した場合に起る砂状現象も
なくなめらかな組織の製品を得る事が出来た。
(実施例■〉 綿実精製油(常温)700gに100C以下に保持しで
ある生卵黄300gを徐々に添加し常温にて攪拌乳化を
行い、筒速攪袢機を回転させながら55°C1ですみや
かに昇温し、その後75’C1で3〜58C/ min
の速度で昇温加熱を行って卵成分を熱変性ゼしめ、その
後90’ C1ですみやかに加熱を行い、90°Cにて
10分間殺菌を行った後に常温まですみやかに温度を下
げた。
この製品を使用して次の油脂の配合でマーガリン及びシ
ョートニングを試作した。
実施例脂の油脂    50%−10%大豆硬化油  
 5096〜2096 ヤシ精製油   15’il バーム精製油    15% 試作の結果 マーガリンにおいてri夾実施mの油脂を10%m加し
た配合の油脂を用いて、水、脱脂粉乳、食塩、乳化剤等
を配合し製造した。この製品は風味、組織も良く、また
卵黄中のべ一力、ロチン(プロビタミンム)も含有し風
味の嵐い、栄養価の高い製品となった。
ショートニングにおいては実施例■の油脂を25tIb
添加したものを用いて製造した。
この製品を用いて作ったバタークリームは従来のものよ
りもオーバーランが5割〜6割増加し口尚りの軽い風味
良好なバタークリームを作る事ができた。またこのショ
ートニングを用いてケーキ、クツキー→を作ると浮の良
い製品を得る躯ができる。
(実施例N〉 ヤシ油15%、パーム油70qb1?f!ti笑油15
%配合の油脂を400Gに加温しておいたものと20%
加糖卵黄を用いて大流しリIと同様の操作で得た本発明
製品により、ゾリン、キャラメル、ヨーグルト、ンルク
・セーキ尋を試作してみた。
試作の結果 プリンについては本発明の油脂を3嘩使用しこれ以外に
は卵を使用せずに作った結果、従来のプリンよりも風味
が増し九上にゲル化剤使用のプリンとしては生プリン(
カスタードプリン)に近い風味のものができた。またヨ
ーグルト、〉ルクセーキ、キャラメル勢においてもプリ
ン同様風味が増すと共に従来のような加熱工程における
卵の熱凝固むらがないため、なめらかな製品t4JII
る挙ができ丸。
く実施例V〉 カカオ脂を50°Cに加温したもの601と、50°C
Vc加温した加糖卵黄40g6を用いて実施例Iと同様
の操作で得たもの25俤添加してホワイトチョコレート
1に試作してみた。その結果卵黄風味のあるい′tまで
にない新しい風味のチョコレートが出来ると共に従来の
ものより砂糖の添加ijkを少くな((2−3割)して
も同様の甘味のある製品が得る事ができ喪。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加熱変性卵を乳化含有又は分散含有してなる食用油
    脂。 2 卵の熱凝固点以下の温度に保持した液状油脂に熱未
    変性卵を徐々に添加しながら攪拌して乳化又は分散せし
    め、次いでこれを卵の熱凝固点以上の温jl′まで加温
    ゛して卵成分t−熱変性せしめ、次いでこれ1*に加温
    して加熱殺菌することを4I像とする卵を含有する食用
    油脂の製造法。 3、卵が生卵である前記特許請求の範囲第2項記載の卵
    を含有する食用油脂の製造法、。
JP56126082A 1981-08-08 1981-08-08 卵を含する食用油脂およびその製造法 Pending JPS5828228A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196028A (ja) * 1983-04-18 1984-11-07 旭電化工業株式会社 無菌製菓用素材の製造方法
JPH07117A (ja) * 1993-06-17 1995-01-06 Aron World:Kk 菓子類の冷凍障害防止用添加剤組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196028A (ja) * 1983-04-18 1984-11-07 旭電化工業株式会社 無菌製菓用素材の製造方法
JPH0154982B2 (ja) * 1983-04-18 1989-11-21 Asahi Denka Kogyo Kk
JPH07117A (ja) * 1993-06-17 1995-01-06 Aron World:Kk 菓子類の冷凍障害防止用添加剤組成物

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