JPH0515308A - 流動性クリーム類 - Google Patents

流動性クリーム類

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JPH0515308A
JPH0515308A JP3198747A JP19874791A JPH0515308A JP H0515308 A JPH0515308 A JP H0515308A JP 3198747 A JP3198747 A JP 3198747A JP 19874791 A JP19874791 A JP 19874791A JP H0515308 A JPH0515308 A JP H0515308A
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cheese
cheeses
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creams
parts
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JP3198747A
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Hiroyuki Sano
浩之 佐野
Norio Sawamura
紀夫 澤村
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Fuji Oil Co Ltd
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Fuji Oil Co Ltd
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    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
    • A21D2/00Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking
    • A21D2/08Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking by adding organic substances
    • A21D2/24Organic nitrogen compounds
    • A21D2/26Proteins
    • A21D2/261Animal proteins
    • A21D2/263Animal proteins from dairy products
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C19/00Cheese; Cheese preparations; Making thereof
    • A23C19/06Treating cheese curd after whey separation; Products obtained thereby
    • A23C19/068Particular types of cheese
    • A23C19/08Process cheese preparations; Making thereof, e.g. melting, emulsifying, sterilizing
    • A23C19/082Adding substances to the curd before or during melting; Melting salts
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A23C19/093Addition of non-milk fats or non-milk proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L9/00Puddings; Cream substitutes; Preparation or treatment thereof
    • A23L9/20Cream substitutes
    • A23L9/22Cream substitutes containing non-milk fats but no proteins other than milk proteins

Abstract

(57)【要約】 【目的】 菓子類等の食品にチーズの風味を付与するた
めに食品にチーズ類を練り込むにあたり、その練り込み
操作が容易に行え、チーズ類が食品中に均一に練り込ま
れると共に、チーズ類の乳化の状態も安定し、チーズ類
に含まれる油脂がしみだしたり、焼いた際に焼きむらが
生じたりするということがなく、さらに蒸しケーキ等を
製造する場合においても、その浮きが悪くなったりする
ということもなく、ボリュームや食感等の点において優
れたチーズ風味の食品が得られるようにする。 【構成】 少なくともチーズ類と無脂乳固形分と水と塩
類とを含み、これらが均質乳化されて殺菌処理された水
中油型エマルジョンからなる流動性クリーム類を用いる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、菓子等の食品に添加
させる流動性クリーム類に係り、特に、上記のような食
品にチーズの風味を付与するのに使用される流動性クリ
ーム類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、菓子等の様々な食品において、チ
ーズの風味を付与することが多く行われるようになって
きた。
【0003】そして、このように菓子等の様々な食品に
チーズの風味を付与するにあたり、従来においては、一
般にこれらの食品を製造する工程において、ナチュラル
チーズ,フィールドチーズ,イミテーションチーズ等の
チーズ類をその食品素材と一緒に練り込むようにしてい
た。
【0004】ここで、このように食品に練り込むチーズ
類としては、一般にペースト状や、ブロック状や、粉末
状になったものが用いられていた。
【0005】しかし、これらの形態のチーズ類は一般に
他の食品素材と混合しにくく、食品に均一に練り込むこ
とができないという問題があった。
【0006】また、ナチュラルチーズ等のようにその乳
化が弱いチーズ類を用いた場合、このチーズ類を練り込
んだ食品中において、チーズ類に含まれる油脂が次第に
しみだして、その食品の風味や食感が低下し、商品価値
が減少したり、またこのようなチーズ類が練り込まれた
食品を焼いた際に焼きむらが生じたり、さらに蒸しケー
キ等の製造において上記のようなチーズ類を使用する
と、製造時における浮きが悪くなり、ボリュームがな
く、食感も悪いものになるという問題があった。
【0007】また、粉末状のチーズ類の場合、チーズ類
を粉末状にするために、チーズ類を乾燥させたりする必
要があり、他のペースト状やブロック状のチーズ類に比
べてそのコストが高くつく等の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、菓子類等
の食品にチーズの風味を付与する場合における上記のよ
うな問題を解決することを課題とするものである。
【0009】すなわち、この発明においては、菓子類等
の食品にチーズの風味を付与するために食品にチーズ類
を練り込むにあたり、その練り込み操作が容易に行え、
チーズ類が食品中に均一に練り込まれるようになると共
に、チーズ類の乳化の状態も安定し、チーズ類に含まれ
る油脂がしみだしてその食品の風味や食感が低下した
り、焼いた際に焼きむらが生じたりするということがな
く、さらに蒸しケーキ等を製造する場合においても、そ
の浮きが悪くなったりするということがなく、ボリュー
ムや食感等の点において優れたチーズ風味の食品が得ら
れるようにすることを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、少なくともチーズ類と
水と塩類とを含み、これらが均質乳化されて殺菌処理さ
れた水中油型エマルジョンからなる流動性クリーム類を
開発したのである。
【0011】ここで、この発明の流動性クリーム類にお
いて使用するチーズ類としては、硬質のパルメザンチー
ズ,チェダーチーズ,ゴーダチーズ,クリームチーズ等
のナチュラルチーズや、これらを原料として使用したプ
ロセスチーズ、チーズフード、フィルドチーズ、乳蛋白
と各種油脂を加熱混合してなるイミテーションチーズ等
を用いることができ、特に、風味や強度の点からは、あ
る程度熟成されたチェダーチーズ、ゴーダチーズ、エダ
ムチーズ等を用いるようにすることが好ましい。
【0012】そして、これらのチーズ類を使用して流動
性クリームを製造する場合、使用するチーズ類の種類に
よって異なるが、チーズ類の含有量が低いと、食品に添
加した際に食品にチーズの風味を充分に付与することが
できなくなる一方、その量が多すぎると、流動性が悪く
なるため、通常、流動性クリーム類の製造に用いる素材
全体中において、10〜70重量%、好ましくは20〜
50重量%用いるようにする。
【0013】また、この発明の流動性クリーム類におい
て、加える水の量が少ないと、この流動性クリーム類の
流動性が悪くなる一方、加える水の量が多すぎると、風
味がうすくなるため、通常は、この流動性クリーム類全
体に対して50〜80重量%の割合で水を加えるように
する。
【0014】また、この流動性クリーム類において使用
する塩類としては、上記のチーズ類の乳化が充分に行わ
れるようにするため、溶融塩であるクエン酸塩やリン酸
塩を使用することが好ましい。そして、このような塩類
を加えるにあたり、その添加量が少ないと、チーズ類の
乳化が悪くなる一方、その添加量が多すぎると、得られ
た流動性クリーム類の風味が悪くなるため、通常は、上
記のような塩類を0.01〜2重量%加えるようにす
る。
【0015】また、この流動性クリーム類に乳的な風味
を付与するため、無脂乳固形分を若干量添加させるよう
にしてもよい。
【0016】さらに、上記のような流動性クリーム類を
製造するにあたっては、その風味や乳化性を高めるた
め、必要に応じて、油脂や他の乳化剤を加えるようにし
てもよい。
【0017】ここで、乳化剤としては、レシチン,グリ
セリン脂肪酸エステル,プロピオン脂肪酸エステル,ソ
ルビタン脂肪酸エステル等を用いることができ、このよ
うな乳化剤を加えるにあたっては、流動性クリーム類に
乳化剤の臭いがつかないようにするため、通常は、0.
01〜1重量%程度加えるようにすることが好ましい。
【0018】また、油脂を加えるにあたっては、その添
加量が多くなりすぎると、均質化させた後の流動性が悪
くなったり、保存中に解乳化して固化したりして、安定
したエマルジョンが得られなくなるため、通常は、全体
として油分が45重量%以下になるようにすることが好
ましい。
【0019】また、この発明において、殺菌処理を行う
にあたっては、チーズ類に含まれる蛋白が変成するのを
少なくするため、高温瞬間殺菌を行うようにすることが
好ましい。
【0020】
【作用】この発明に係る流動性クリーム類においては、
上記のようにチーズ類と水と塩類とを均質乳化させた流
動性のある状態で用いるようにしているため、粉末状の
チーズ類のようにこれを乾燥させる必要がなく、安価に
製造することができ、また菓子等の食品に練り込む場合
に、これらの食品素材と容易に混合されて、これらの食
品中に均一に練り込まれるようになる。
【0021】また、この流動性クリーム類においては、
チーズ類が塩類により安定した乳化状態で維持されてい
るため、この流動性クリーム類を食品に練り込んだ場
合、この食品中においてチーズ類に含まれる油脂がしみ
だして、その食品の風味や食感が低下するということが
なく、また焼いた場合においても、焼きむらが生じると
いうことがなく、さらに蒸しケーキ等の製造に使用した
場合においても、その浮きが悪くなったりするというこ
とがなく、ボリュームや食感等の点において優れたチー
ズ風味の食品が得られるようになる。
【0022】また、この発明に係る流動性クリーム類に
おいては、殺菌処理を行っているため、クリーム類自体
の保存性がよく、またこの流動性クリーム類を練り込ん
だ食品の保存性もよくなる。
【0023】
【実施例】以下、この発明に係る流動性クリーム類の実
施例について具体的に説明する。
【0024】(実施例1)この実施例においては、流動
性クリーム類を製造するのに使用する材料として、市販
のクリームチーズ10重量部と、エダムチーズ30重量
部と、脱脂粉乳3重量部と、水50重量部と、植物性油
脂7重量部と、クエン酸ナトリウム0.2重量部と、ト
リポリリン酸ナトリウム0.3重量部とを用いるように
した。
【0025】そして、これらの材料を70℃に加熱しな
がら高速撹拌して、上記のチーズ類を充分に混合した
後、直接加熱殺菌機(αラバル社製,VTIS)を用い
て144℃で4秒間殺菌した。
【0026】次いで、上記のように殺菌処理したものを
ホモゲナイザーを用いて20kg/cm2 で均質化さ
せ、このように均質化させたものをプレート冷却機によ
って7℃まで冷却するようにした。
【0027】このようにして得られたものは、流動性を
有し、良好なチーズ風味をもつものであった。
【0028】(実施例2)この実施例においては、流動
性クリーム類を製造するのに使用する材料として、市販
のチェダーチーズ20重量部と、エダムチーズ10重量
部と、プロセスチーズ(雪印社製)15重量部と、牛乳
15重量部と、水40重量部と、2リン酸ナトリウム
(12水和物)1.0重量部と、ポリリン酸ナトリウム
0.5重量部とを用いるようにした。
【0029】そして、これらの材料を加熱しながら高速
撹拌し、上記のチーズ類を充分に混合させた後、間接加
熱殺菌機(αラバル社製,コンサーム)を用いて138
℃で10秒間加熱殺菌した。
【0030】次いで、このように加熱殺菌したものをホ
モゲナイザーを用いて40kg/cm2 で均質化させる
ようにした。
【0031】このようにして得られたものも、上記実施
例1のものと同様に、流動性を有し、良好なチーズ風味
をもつものであった。
【0032】(実施例3)この実施例においては、流動
性クリーム類を製造するのに使用する材料として、クリ
ームチーズ風のイミテーションチーズ(不二製油社製,
クヴァールD20)40重量部と、ブロック状のイミテ
ーションチーズ(不二製油社製,クヴァールハイメルト
ブロック)10重量部と、チェダーチーズ10重量部
と、脱脂乳20重量部と、フレッシュバター10重量部
と、水20重量部と、ヘキサメタリン酸ナトリウム0.
3重量部と、トリポリリン酸ナトリウム0.5重量部と
を用いるようにした。
【0033】そして、これらの材料を加熱しながら高速
撹拌して、上記チーズ類を完全に溶解混合させた後、上
記実施例1の場合と同様にして、殺菌および均質化を行
うようにした。
【0034】次いで、このように均質化させたものを、
直ちにプレート冷却機によって7℃まで冷却するように
した。
【0035】このようにして得られたものも、上記実施
例1及び2のものと同様に、流動性を有し、良好なチー
ズ風味をもつものであった。
【0036】次に、上記のようにして製造された流動性
クリーム類を用いて、蒸しチーズケーキと、チーズカス
テラと、ミルベタイク(クッキー)と、スフレ風味アイ
スキャンディーとを製造する場合について具体的に説明
する。
【0037】(蒸しチーズケーキの製造)蒸しチーズケ
ーキを製造するにあたっては、全卵100gと、上白糖
90gと、液糖20gと、食塩0.6gと、乳化油脂
(不二製油社製,パーミングH)15gとをホイップさ
せるようにした。
【0038】そして、このようにホイップさせたもの
に、薄力粉100gと、ベーキングパウダー(三菱化成
食品社製)0.5gと、α−デンプン3gとを加えてさ
らにホイップさせた。
【0039】次いで、このようにホイップさせたもの
に、液体ショートニング(不二製油社製,パーミング
L)30gと、上記実施例1で得た流動性クリーム類3
0gと、チーズフレーバー1gとを湯煎したものを加え
てさらにホイップを行い、このようにホイップしたもの
を約13分間蒸して、蒸しチーズケーキを製造した。
【0040】このようにして製造された蒸しチーズケー
キは、上記流動性クリーム中に含まれるチーズ類が均一
に分散されると共に、そのチーズ類に含まれる油脂がし
みだしたりするということがなく、さらに浮きも充分で
満足のできる食感を有するものであった。
【0041】(チーズカステラの製造)チーズカステラ
を製造するにあたっては、上白糖600gと、米飴50
gと、全卵625gと、乳化油脂(不二製油社製,パー
ミングH)75gとを150rpmの低速で混合させた
後、これを300rpmの高速で1分間混合させ、さら
に500rpmの最高速で1分間混合させた。
【0042】そして、これに薄力粉350gと、強力粉
150gと、ベーキングパウダー7.5gとを加えて1
50rpmの低速で混合し、さらにこれを300rpm
の高速で1〜2分間混合させた。
【0043】次いで、上記のように混合させたものに、
上記実施例1で得た流動性クリーム類500gとマーガ
リン(不二製油社製,コンボルV)50gとを湯煎して
溶解させたものを加えて、これらを軽く混合させた後、
これにレモン汁25ccとレモン皮1個分を加えて15
0rpmの低速で混合し、さらにこれを200rpmの
中速で約1分間混合させてチーズカステラ用の生地を得
た。
【0044】そして、この生地を木ワクに流し込んで約
20分間焼いた後、鉄板でふたをして15分間焼き、さ
らにガス抜きをして10分間焼き、最後に焼色を付ける
ため、上記鉄板を取り除いて10分間焼いた。
【0045】このようにしてチーズカステラを製造した
場合、チーズ類が均一に混合されるようになると共に、
チーズ類中の油脂がしみだしたりするということがな
く、さらに焼きむらが発生するということもなかった。
【0046】(ミルベタイクの製造)ミルベタイクの製
造においては、その原料として、薄力粉42重量部と、
マーガリン(不二製油社製,コンボルV)27重量部
と、砂糖14重量部と、全卵8重量部と、上記実施例1
で得た流動性クリーム類9重量部と、ベーキングパウダ
ー0.03重量部とを用いるようにした。
【0047】そして、上記の原料を用いてミルベタイク
を製造するにあたっては、先ずマーガリンと砂糖とをビ
ーターで混合し、これに全卵を加えてさらに混合し、こ
の混合物に上記実施例1で得た流動性クリーム類を添加
し、さらに薄力粉とベーキングパウダーを加えてこれら
を混合し、ミルベタイク用の生地を得た。
【0048】そして、この生地を所定の形状に成形し、
これを180℃で10〜15分間焼成して、ミルベタイ
クを製造した。
【0049】このようにしてミルベタイクを製造した場
合、チーズ類が均一に混合されるようになると共に、チ
ーズ類中の油脂がしみだしたりするということがなく、
さらに焼きむらが発生するということもなかった。
【0050】(スフレ風味アイスキャンディーの製造)
スフレ風味アイスキャンディーの製造においては、その
原料として、加糖練乳5重量部と、グラニュー糖8重量
部と、液状クリーム(不二製油社製,フジサニープロベ
スト500)21重量部と、水46重量部と、上記実施
例1で得た流動性クリーム類20重量部と、ゼラチン
0.3重量部とを用いるようにした。
【0051】そして、上記の原料を用いてスフレ風味ア
イスキャンディーを製造するにあたっては、予め上記ゼ
ラチンを3倍加水して膨潤させ、これに上記の液状クリ
ームを加えて40℃で溶解させ、その後この溶液を27
℃まで冷却させた。
【0052】次いで、上記の他の原料をホモミキサー
(特殊機化工業社製)によって混合しながら、上記の溶
液を加え、これらを混合させた。
【0053】そして、この混合物をホモゲナイザーを用
いて20kg/cm2 で均質化させた後、このように均
質化させたもの型に充填し、これを−15℃に冷却させ
てスフレ風味アイスキャンディーを製造した。
【0054】なお、このようにして製造したスフレ風味
アイスキャンディーにおいても、チーズ類が均一に混合
されるようになり、またチーズ類中の油脂がしみだした
りするということもなかった。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る流
動性クリーム類は、少なくともチーズ類と無脂乳固形分
と水と塩類とを含むものを均質乳化させて殺菌処理した
水中油型エマルジョンで構成されているため、粉末状の
チーズ類のように乾燥させる必要がなく、安価に製造す
ることができ、また菓子等の食品に練り込む場合に、こ
れらの食品素材と容易に混合されて、これらの食品中に
均一に練り込まれるようになった。
【0056】また、この流動性クリーム類においては、
チーズ類が塩類により安定した乳化状態で維持されるた
め、この流動性クリーム類を食品に練り込んだ場合にお
いても、この食品中においてチーズ類に含まれる油脂が
しみだして、その食品の風味や食感が低下するというこ
とがなく、また焼いた場合においても、焼きむらが生じ
るということがなく、さらに蒸しケーキ等の製造に使用
した場合においても、その浮きが悪くなったりするとい
うことがなく、ボリュームや食感等の点において優れた
チーズ風味の食品が得られるようになった。
【0057】さらに、この発明の流動性クリーム類は、
上記のように殺菌処理されているため、クリーム類自体
の保存性がよく、またこの流動性クリーム類を練り込ん
だ食品の保存性もよくなった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくともチーズ類と水と塩類とを含
    み、これらが均質乳化されて殺菌処理された水中油型エ
    マルジョンからなる流動性クリーム類。
JP3198747A 1991-07-11 1991-07-11 流動性クリーム類 Pending JPH0515308A (ja)

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JP3198747A JPH0515308A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 流動性クリーム類
EP19920111747 EP0526761A3 (en) 1991-07-11 1992-07-10 Flowable cream composition

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JP3198747A JPH0515308A (ja) 1991-07-11 1991-07-11 流動性クリーム類

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JP (1) JPH0515308A (ja)

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EP0526761A2 (en) 1993-02-10

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