JPS582784Y2 - 装身用鎖入れ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は装身用鎖入れに関するもので、その目的とする
ところは例えばネックレスやペンダツトなどの装身用鎖
体の収納や取り出しが容易で、収納するときにデザイン
性を有するように飾り付けてこれをそのまま展示したり
あるいはお客に渡したりすることができ、しかも意匠的
に優れた新規な装身用鎖入れを提供することにある。

以下、本考案の一実施例を図面に基いて詳細に説明する
。

図中符号１は鎖入れ本体で、この鎖入れ本体１は内面が
布状で外面がスウエード状になった例えばビバースウエ
ードなどの可撓性材料によって形成されており、かつそ
の長方形状の各コーナ部が切り欠かれて折曲片１ ａ、
１ ｂ、Ｉ Ｃ，１ｄがそれぞれ形成されている。

鎖入れ本体１の中央部にはボール紙などの比較的剛性を
有する長方形状の板紙２ａの表面に装飾体２ｂが一面に
植設された向合２が取り付けられている。

そして、この向合２にはその長手方向の一端部（第１図
中上部で、これは通常においても上部になる。

）の左右対向する位置と、他端部の幅方向はぼ中央寄り
とに装身用鎖体の係止片５，６および７がそれぞれ設け
られている。

この各係止片５，６および７はそれぞれＵ字状の切り溝
５ａ、５ａおよび７ａが設けられ、かつその各Ｕ字状の
切り溝の両端に円形の孔５ｂ、６ｂおよび７ｂがそれぞ
れ打ち抜き形成されて成るもので、これらの係止片５，
６および７はそれぞれの両端の孔を結ぶ線に沿って手前
側（紙面側）へ折り曲げ自在になっている。

なお、上記鎖入れ本体１の背面には適宜の長さの帯紐８
が縫い付けられており、また、この鎖入れ本体１の折曲
片１ａの側縁部表面側（内方への折曲時）には上記帯紐
８と同材質がつ同幅の布帯９がその上端から下端まで一
体に縫い付けられた構成とされている。

なお、図ではＵ字状の切り溝５ａ、６ａおよび７ａはそ
れぞれ明示されているが、実際にはこのＵ字状の切り溝
は装飾体２ｂにより外見上は見えないようになっている
。

このように構成された装身用鎖入れに例えばペンダント
４を飾り付けるには、各係止片５，６および７をそれぞ
れ手前側へ引き起こし、ペンダント４の鎖体をまず上部
の対向する２つの係止片５，６の各円形の孔５ｂ、６ｂ
に係合させ、次にこのペンダント４の鎖体の下部の一方
をその下端の係止片７の円形の孔７ｂに係合させ、ここ
で鎖体のたるみや係合状態を適宜調節した後、上記各係
止片５゜６および７をもとの位置に押し込むのである（
第４図参照）。

このようにして飾り付けたペンダント４を取り外すとき
には上記した操作と逆の操作を行なえば簡単に取り外す
ことができる。

第５図は本考案の他の実施例を示すもので、この場合例
えばプレスレッド等の比較的長さの短い装身用鎖体１０
を飾り付けるのに適するように両端部の幅方向はは゛中
央よりに係止片１１．１２をそれぞれ設けたものである
。

本考案による装身用鎖入れは次のような実用的および装
飾的特長を有している。

（イ）第４図に示すように、装身用鎖入れにペンダント
などを飾り付けると、見た目にも美しいのでこれをその
まま百貨店や商店の売場に展示できる。

（ロ）第３図に示すように、各折曲片１ａ〜１ｄを内方
へ折り合わせ、帯紐８によりこれを結束すると、図示の
ように非常に洗練されたデザインとなって体裁がよいの
でそのまま購買者に渡すことができる。

したがって、従来のように包装紙でその都度包装する必
要もなく、またその上から別の包装用帯紐で飾り結びす
る必要もないのでその手間が省ける。

（ハ）鎖尺れ本体１を上述のように帯紐８で結束し・た
とき、その帯紐８と折曲片１ａの縦の縁取９とが同材質
かつ同色で統一されているから、あたかも別の包装用帯
紐で結束しているかのように見える意匠的効果がある。

（ニ）使用材料も上述したビバースウェート等の可撓性
材料で、全体的に薄く構成されているから従来のような
プラスチックス等の容器に比してかさばらない。

以上、詳述したように本考案による装飾身鎖入れは、ネ
ックレスやペンダントあるいはプレスレッドなどの装身
用鎖体の収納や取り出しが容易で、収納するときにテ゛
ザイン性を有するように飾り付けることができるばかり
でなく、これをそのまま展示したりあるいはお客に渡し
たりすることができ、しかも意匠的に優れ、また容器自
体がかさばらないので保管や運送に便利であるなどの種
々の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例による装身用鎖入れの展開図
、第２図は第１図の■■−■■線に沿う断面図、第３図
は同実施例による装身用鎖入れの平面図、第４図は装身
用鎖体（ペンダント）を飾り付けた状態を示す展開図、
第５図は本考案の他の実施例による装身用鎖入れの展開
図である。 １・・・・・・鎖入れ本体、１ ａ、１ ｂ、Ｉ Ｃ，
１ｄ・・・・・・折曲片、２・・・・・・前古、５，６
，７，１１．１２・・・・・・係止片、８・・・・・・
帯紐、９・・・・・・布帯。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長方形状の各辺に内方への折曲片を有する鎖入れ本体と
   、この鎖入れ本体の中央部に取り付けられた向合と、こ
   の向合に形成された係止片と、上記鎖入れ本体の背面に
   その一部が取り付けられた帯紐と、上記鎖入本体の長手
   方向の折曲片の何れか一方における側縁部の表面に一端
   から他端まで上記帯紐と同種の布端が取り付けられて威
   る装身用鎖入れ。