JPH0811901A

JPH0811901A - アクセサリー収納袋

Info

Publication number: JPH0811901A
Application number: JP16875194A
Authority: JP
Inventors: Tomokatsu Narukawa; 友克成川; Shinichi Nerio; 愼一練尾
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-06-28
Filing date: 1994-06-28
Publication date: 1996-01-16

Abstract

(57)【要約】【構成】展開時に一枚のシート状に広がる袋体１を形成
する。袋体１の内部底面に収納物Ｐを固定する固定体２
を設ける。袋体１の周囲に封緘紐３を設ける。袋体１
は、裏表使用可能な柔軟性材質で形成する。袋体１から
剥き出した固定体２を固定体２の下でまとめた袋体１で
支持立設する。袋体１と固定体２とのいずれか一方、ま
たは両方に、装飾体を設ける。【効果】装飾品の形状やタイプに適応して使用すること
が可能である。アクセサリーを効果的に展示することが
できる。容器自体を独立した装飾品として用いることも
できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、主に、指輪やブレス
レット、ネックレスやブローチなどの装飾品を収納し、
あるいは、それ自体もアクセサリーとして使用すること
ができるアクセサリー収納袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、指輪やネックレス等のアクセサリ
ーを収納する容器として、箱型の容器や、巾着等が使用
されている。箱型の容器は、箱体の側面から上下に開口
するタイプのものが多く用いられ、このタイプの容器
は、内部に収納したアクセサリーを展示するように形成
されている。一方、アクセサリーを収納する巾着は、袋
の開口部に紐を通したものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の箱型の容器は、
高級感を出すために製造コストが高くなり、しかも、商
品のサービスとして用いられているので、高級な装飾品
を収納するのに適していても、カジュアル品や廉価品な
どのタイプやグレードが異なるアクセサリーを収納する
には不都合があった。また、箱型の容器は形状的に嵩張
る上に、収納した装飾品を展示する際に、容器の蓋体が
展示の妨げになっている。

【０００４】一方、アクセサリーを収納する従来の巾着
は、袋の開口部に紐を通したものなので、この袋に収納
したアクセサリーを箱型容器に収納したアクセサリーの
ように展示することはできなかった。

【０００５】しかも、従来の箱型や巾着の容器では、専
らアクセサリーの付属品として用いられるため、容器自
体を独立した装飾品として用いることは困難であった。

【０００６】そこでこの発明は、上述の課題を解消すべ
く創出されたもので、装飾品の形状やタイプに適応して
使用することが可能で、しかも、アクセサリーを効果的
に展示することができ、更には、容器自体を独立した装
飾品として用いることが可能なアクセサリー収納袋の提
供を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明の第１の手段は、展開時に一枚のシート状に広
がる袋体１を形成し、この袋体１の内部底面に収納物Ｐ
を固定する固定体２を設け、袋体１の周囲に封緘紐３を
設けたことにある。

【０００８】また、第２の手段に係る袋体１は、裏表使
用可能な柔軟性材質で形成し、袋体１から剥き出した固
定体２を固定体２の下でまとめた袋体１で支持立設する
ものである。

【０００９】更に、袋体１と固定体２とのいずれか一
方、または両方に、装飾体４を設けたことを課題解消の
ための第３の手段とする。

【００１０】

【作用】この発明の第１の手段によると、アクセサリー
等の収納物Ｐは、袋体１内部の固定体２に固定され、袋
体１の内部に収納される。

【００１１】第２の手段は、裏表を返した袋体１から固
定体２が剥き出し表出する。そしてこの固定体２の下
で、袋体１がまとまることで、固定体２を支持立設す
る。

【００１２】更に、第３の手段は、袋体１と固定体２と
のいずれか一方、または両方が装飾体４で飾られて、こ
の発明収納袋自体が装飾品になる。

【００１３】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。

【００１４】図に示す符号１は、展開時に一枚のシート
状に広がる袋体である。この袋体１の周囲縁に封緘紐３
を設けると共に、内部底面には、収納物Ｐを固定する固
定体２を設けてある。図示例の固定体２は、ウレタンス
ポンジを使用したもので、この固定体２に収納物Ｐを固
定する凹部２Ａや切込２Ｂを形成している。そして、指
輪やブローチ等の小物の収納物Ｐは、凹部２Ａや切込２
Ｂに差し込み固定し、一方、ネックレスやブレスレット
等の紐状の収納物Ｐは、固定体２の周囲に巻き付けるこ
とができるようにしている。

【００１５】また、袋体１の材質は、ナイロンジャー
ジ、クロロプレンスポンジ、発泡塩化ビニル、ウレタン
フォーム、ポリエステルサテン、ビニルシート、合成皮
革等の裏表が使用可能な柔軟性材の使用を予定してい
る。特に、ウエットスーツ等に使用するポリクロロプレ
ンラバーの表裏面にジャージを接合した材質は、裏表使
用可能な柔軟性材質として優れているだけでなく、袋体
１から剥き出した固定体２を、この素材で支持するのに
適している。

【００１６】すなわち、図３に示す如く、袋体１から剥
き出した固定体２を固定体２の下でまとめた袋体１で支
持立設することで、収納物Ｐを展示することが可能にな
る。このとき、固定体２の下で封緘紐３に緊締された袋
体１が柱状にまとまった際に、固定体２及び収納物Ｐを
支持立設するには、弾性力に富んだ前述のウエットスー
ツ等に使用される材質が適している。

【００１７】図１乃至図４に示す袋体１は、主に指輪等
の収納物Ｐを収納するように形成したもので、平面円形
状を成す袋体１の中央に、円柱形状の固定体２を設けて
いる。そして、この固定体２の凹部２Ａに指輪のリング
部を強制的に差し込むようにしている（図１参照）。

【００１８】このとき、図３に示すように、固定体２に
装飾体４を設けることで、この発明収納袋自体を装飾品
とすることができる。図示例では、固定体２に装飾体４
を設けてあるが、袋体１と固定体２とのいずれか一方、
または両方に、装飾体４を設けることも可能である。図
示の装飾体４は、玩具の目の形状をした一対の装飾体４
を固定体２の側面に設けたものである。

【００１９】また、図５乃至図７に示す袋体１は、主に
ネックレス等の収納物Ｐを収納するように形成したもの
で、長円形状の袋体１に略立方体状の固定体２を設けて
いる。そして、この固定体２の周囲にネックレス等を巻
き付ける。また、固定体２の切込２Ｂには、ネックレス
の端部、あるいはこのネックレスに組み合わせたりする
イヤリング、ブローチ等の小物の収納物Ｐを差し込み係
止するようにしている。更に、図中符号５は、袋体１の
開口部を直線状に封緘する封止帯５であり、この封止帯
５に設けたスナップ５Ａを着脱して開閉する。

【００２０】このとき、図５に示す如く、封緘紐３を束
ねる位置を固定体２の長手端部に設けると、袋体１は封
緘紐３に連続する直線状に吊り下げることができる（図
６参照）。

【００２１】また、図７に示す如く、封緘紐３を束ねる
位置を固定体２の長手中央部に設けると、袋体１は封緘
紐３に対して水平に吊り下げることができる。

【００２２】更に、図８に示す袋体１は、ブレスレット
等の収納物Ｐを収納するもので、楕円形状の袋体１に平
面楕円状の固定体２を設けている。この図に示す固定体
２の切込２Ｂは、切れ長の直線状と円弧状とに形成して
いる。こうすることで、この切込２Ｂに種々の収納物Ｐ
を差し込むことができる。

【００２３】

【発明の効果】この発明は上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。

【００２４】すなわち請求項１により、収納物Ｐを固定
体２に固定した状態で収納できるから、装飾品の形状や
タイプに適応して使用することができる。

【００２５】また、請求項２、３によって、収納した収
納物Ｐを効果的に展示することが可能になる。

【００２６】更に、請求項２、３は、容器自体を独立し
た装飾品として用いることを可能にしたものである。

【００２７】このように、この発明によると、装飾品の
形状やタイプに適応して使用することが可能で、アクセ
サリーを効果的に展示することができ、容器自体を独立
した装飾品として用いることもできるなどといった産業
上有益な種々の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す斜視図。

【図２】この発明の収納状態を示す正面図。

【図３】固定体を剥き出して袋体上に支持した状態を示
す正面図。

【図４】この発明の展開した状態を示す平面図。

【図５】この発明の他の実施例を示す平面図。

【図６】この発明の他の実施例の収納状態を示す正面
図。

【図７】この発明の他の実施例の他の収納状態を示す正
面図。

【図８】この発明の更に他の実施例を示す平面図。

【符号の説明】

Ｐ収納物１袋体２固定体２Ａ凹部２Ｂ切込３封緘紐４装飾体５封止帯５Ａスナップ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】展開時に一枚のシート状に広がる袋体を
形成し、この袋体の内部底面に収納物を固定する固定体
を設け、袋体の周囲に封緘紐を設けたことを特徴とする
アクセサリー収納袋。
【請求項２】袋体は、裏表使用可能な柔軟性材質で形
成し、袋体から剥き出した固定体を固定体の下でまとめ
た袋体で支持立設する請求項１記載のアクセサリー収納
袋。
【請求項３】袋体と固定体とのいずれか一方、または
両方に、装飾体を設けた請求項１、２記載のアクセサリ
ー収納袋。