JP3310278B1 - バッグおよび装飾機能付き取手 - Google Patents
バッグおよび装飾機能付き取手Info
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Abstract
状に収容できるためかさばらず、取手の損傷を防止でき
るとともに収容スペースを小さくすることができるし、
取手自体をバッグのデザインとして一体化させることが
できるとともに、最も注目度の高いバッグ外側面の意匠
をより一層効果的に演出することができて付加価値の高
いバッグおよび装飾機能付き取手を提供すること。 【解決手段】 取手3aをバッグ本体2aの外側面側に
反転できるように取り付けるとともに、前記バッグ本体
2aの外側面に前記取手3aを収容可能な収容溝10a
を形成し、前記収容溝10aおよびこの収容溝10aに
収容される取手3aの隠れる部分のうち少なくとも一方
に、意匠または商標を施した。
Description
ョルダーバッグ、紙製の手提げ袋等の各種のバッグおよ
び装飾機能付き取手に係り、特に、未使用時において取
手を平面状に収納できるとともに、取手をバッグのデザ
インと一体化させたり、より効果的に意匠的機能および
商標的機能を発揮させるのに好適なバッグおよび装飾機
能付き取手に関する。
グ、あるいは手提げ袋等のバッグは、通勤や旅行、買い
物等の外出の際に、財布や化粧品、書籍、衣料品等の様
々な品物を収容して持ち運ぶのに便利である。これらの
バッグは、バッグの大きさや取手の長さ、形状等により
利用場面に合わせて使い分けられている。
明は、使用時の便宜を考慮したものが多く、例えば実開
平6−50524号公報には、手提げ袋を持ち歩くとき
に手提部が手に食い込んでしまうのを防ぐために手提部
に緩衝性のスポンジシートを取り付けるようにする発明
が記載されている。
には、雨天時に傘を携行するのに便利なように閉じた傘
を鞄に取り付けられる構造の傘ホルダが提案されてい
る。
収容機能および携行機能だけでなく、洋服に合わせた
り、流行に影響される等の意匠的機能も要求される。さ
らに、お店で使われる紙袋であれば、お店のイメージを
向上させたり宣伝広告のための商標的機能も兼ね備えて
いる。このような意匠的機能や商標的機能に着目した発
明もいくつか提案されている。例えば、実開平7−20
838号公報には、手提げ袋の側面に施す意匠や商標が
取り替えられない不便さを解消するために、商標や意匠
が描かれた取り付け部材を握り部の下部に着脱自在にし
た手提げ袋の発明が記載されている。
は、外観上ほとんど定型化されている手提げ袋のバリエ
ーションを増やし、さらに丈夫な手提げ袋を提供する目
的で、紙袋本体の側面に、図案の描かれた取手付きのイ
ラストボード板を固着するようにした発明が記載されて
いる。
ハンドバッグやショルダーバッグ、手提げ袋等のバッグ
に関する発明においては、バッグの使用時の不便や不都
合を解決する点に着目したものがほとんどであり、不使
用時における不便や不都合が解決されていないという問
題があった。
納棚や押入棚に収納されることが多いが、ハンドバッグ
の取手はバッグ本体の上方に突出された状態で強固に固
定されていたり、あるいは基端部を中心に回動できて外
側面方向へ突出されている。場合によっては取手だけで
バッグ本体と同程度のスペースを必要とするものもあ
る。このため、従来のハンドバッグでは、収納に大きな
スペースを必要として無駄な隙間が存在し、あるいは他
の収納物に当接して取手が傷ついたり折れ曲がってしま
うことがあった。
きには椅子の上や床面に置かれることが多いが、取手が
長いため折れ曲がりやすく変な位置で折れ目が付いてし
まったり、取手が床面に接触して汚れてしまうことがあ
った。また、ショルダーバッグには、バッグ本体の上部
に手で把持できる取手も取り付けられていることが多い
が、手で持って歩くと肩ひもの取手が邪魔であるし、地
面に擦れて傷ついたり汚れたりすることがあった。この
場合、肩ひもを金具から外すことも可能であるが、その
都度、外してバッグに収納したりバッグから取り出して
取り付けたりするのは大変煩わしかった。
使用後において多数重ねることが多いため、できるだけ
コンパクトに収納したいが、袋本体から突出したままの
取手では、かさばってしまうという問題があった。
は収納し易さも重要であるが、デザイン等の意匠的機能
や宣伝広告的な商標的機能をも兼ね備えていることが要
求される物品である。このため、従来のバッグにおいて
も、バッグ本体の形状に工夫が凝らされていたり、バッ
グの外側面に流行に応じた様々な模様が施されている。
インは、デザインを純粋に追求する場合が多く、意匠的
機能や商標的機能をどのように演出するかという演出技
術の観点から機能を追求する発明が極めて少なかった。
特に、バッグのデザインは、主としてバッグ本体の形状
とその外側面の模様に着目されるあまり、取手に関する
デザインの比重が軽く、適度にバッグ本体との統一性が
施される程度であったため、取手自体が意匠的機能や商
標的機能の演出効果に利用されることはなかった。
めになされたもので、未使用時にバッグの取手をバッグ
本体に平面状に収容できるためかさばらず、取手の損傷
を防止できるとともに収納スペースを小さくすることが
できるし、取手自体をバッグのデザインとして一体化さ
せることができるとともに、最も注目度の高いバッグ外
側面の意匠をより一層効果的に演出することができて付
加価値の高いバッグおよび装飾機能付き取手を提供する
ことを目的としている。
徴は、取手をバッグ本体の外側面側に反転できるように
取り付けるとともに、前記バッグ本体の外側面に前記取
手を収容可能な収容溝を形成し、この収容溝における前
記取手の収容により隠される部分および前記収容溝に収
容される取手の隠れる部分のうち少なくとも一方に、意
匠または商標を施した点にある。ここで、バッグには、
紙製手提げ袋、革製および人工皮革製のハンドバッグ、
ショルダーバッグ、ナイロン製のバッグ等、各種のバッ
グが含まれる。
の外側面側に反転させて収容溝に収容したり、取り出し
たりすることができるため、バッグを携行しない場合に
かさばらず、また、取手を収容溝から取り出した際に収
容溝の形状や模様、色彩が突然現れてバッグ本体の外側
面に凹凸面が突然現れる等の演出ができたり、収容溝に
隠れていた取手の形状や取手の裏面のデザインが突然飛
び出すような演出ができるし、取手の出現とともに取手
と収容溝とによって統一的なデザインを出現させる等、
意匠的機能や商標的機能を一層高められる。なお、取手
を収容溝への収容する場合には、取手が厚さ方向に外側
面から突出しないほど完全に収容される場合に限定する
ものではなく、厚さ方向の一部が収容溝から突出して収
容された場合も含むものである。収容溝が浅い窪みであ
っても取手の厚さ方向の一部が収容されれば取手をかさ
ばらないように安定した状態で収容できるし、収容溝あ
るいは取手に形成した意匠や商標を隠すことが可能だか
らである。
取手基端部を残して取手の輪郭形状に取手用切り込み部
が形成された1枚の基板から構成され、この基板の一方
の面であって前記取手基端部を基点に引き起こされる領
域以外の所定領域に接着部を形成し、その接着部が形成
されている側の取手として引き起こされる面に前記取手
基端部を基点として取手を引き起こしたときに表面に現
れる装飾部が形成されている点にある。このような構成
を採用したことにより、基板の接着部によってバッグ本
体の側面に固着し、取手用切り込み部に沿って取手を引
っ張り出すと取手が完成するとともに、同時に装飾部を
出現させることができるという演出を簡単に実現するこ
とができる。また、取手を再び取手用切り込み部に沿っ
て収容することもでき、バッグを収納する場合に邪魔に
ならなず便利である。
用切り込み部により形成される取手の把持部の少なくと
も両端位置に線状のスリットを形成することが好まし
い。これにより、前記線状のスリットの終端位置におい
て前記把持部を水平方向へ容易に折り曲げることができ
るようになり、把持部が手に食い込まないためバッグが
持ちやすくなるし、荷重を平面で支えるため強度も高め
られる。
間において湾曲線状に所定間隔で開口状のスリットを形
成することが望ましい。これにより、湾曲線に沿って取
手の把持部を水平方向に一層折り曲げやすくなるし、そ
の折り返した状態で保持させやすい。
した装飾機能付き取手を接着部によりバッグ本体の外側
面に固着するとともに、前記取手として引き起こされる
面によって隠されるバッグ本体の外側面に装飾を施した
点にある。これにより、取手用切り込み部に沿って取手
を引っ張り出すと取手が完成するとともに、同時に取手
の装飾部およびバッグ本体の外側面の装飾を出現させる
ことができ、意匠的機能および商標的機能を一層効果的
に演出することができる。
に開口部が形成されているバッグ本体の側面部を複数の
側面層によって構成し、それらの側面層のうち少なくと
も最外側面層を含む側面層に取手基端部を残して取手の
輪郭形状に取手切り込み部を形成し、これにより取手を
形成するとともに、前記取手切り込み部と最外側面層よ
り下層に位置する取手として用いられない側面層とによ
って前記取手を収容可能な収容溝を形成し、さらに、前
記収容溝近傍に、装飾を施した装飾板を差し入れる差入
用開口部を形成し、この差入用開口部から前記装飾板を
前記収容溝から臨むように差し入れる隙間であって、前
記装飾板を収容溝から臨む位置で保持する装飾板保持隙
間を、バッグ本体を構成するいずれかの側面層間に形成
した点にある。そして、このような構成によれば、収容
溝の近傍に設けられた差入用開口部から装飾板を差し入
れ、バッグ本体を形成するいずれかの側面層間に設けら
れた装飾板保持隙間によって装飾板を保持することがで
きる。このとき、装飾板が前記収容溝から臨むように差
し入れられるため、流行や好みに応じて自由に装飾板を
差し替えて意匠や商標を変更させられる。したがって、
バッグ本体を変えずにデザインを変更させられてコスト
の低減を図ることができる。
装飾機能付き取手の実施形態の一例を図面を用いて説明
する。
第1実施形態としての紙製手提げバッグ1aを示してい
る。本第1実施形態の紙製手提げバッグ1aは、内側に
収容スペースを備えたバッグ本体2aと、このバッグ本
体2aを携行するための取手3aとを有している。前記
バッグ本体2aは、外形が直方体形状に形成されてお
り、その上部に収容物を出し入れするための開口部4が
形成されている。また、取手3aは、バッグ本体2aに
取手基端部5aを支点として反転させられるように取り
付けられている。本第1実施形態では、前記取手3a
が、前記バッグ本体2aの側面部6を内側面紙7と外側
面紙8との少なくとも2側面層から構成され、外側面紙
8には取手基端部5aを残して取手3aの輪郭形状に取
手切り込み部9aが形成されるようになっている。図1
および図2に示すように、本第1実施形態における取手
3aは、2重の円弧状の切り込みにより形成されてい
る。なお、前記バッグ本体2aの側面部6は、2側面層
から構成されることに限る必要はなく、2層以上の側面
層によって構成するようにしてよい。この場合、取手切
り込み部9aを最外側面紙8だけでなく、最外側面紙8
より下層にある2層以上に渡って切り込んで接合し厚い
取手を形成するようにしてもよい。
切り込み部9aを外側に引っ張り出すと、取手基端部5
aを中心に上方へ折り返されるようにして反転されて取
手3aが完成される。
取手3aの形状に収容溝10aが形成されているので、
バッグを携行しない場合には取手3aを外側面11側に
折り返して前記収容溝10aに収容することができるよ
うになっている。なお、この場合、前記取手3aの裏面
あるいは収容溝10aのいずれか、若しくは両方に粘着
度の低い粘着材を塗布しておけば、安定的に収納するこ
とができる。
バッグ1aによれば、取手3aの下に隠されている内側
面紙7や取手3aの裏面にデザイン装飾が施されていた
り、商標が描かれていれば、取手3aを外側面紙8から
引っ張り出すのと同時に、取手3aが外側面紙8に一体
的に収容されている目立たない状態から突然隠れていた
デザイン装飾や商標が出現するという予期せぬ演出を行
うことができる。
が形成されていれば取手3aとしての機能を果たせるた
め、取手3a自体の形状を様々にデザイン化すれば一層
デザイン的効果を高めた演出をすることができる。例え
ば、象の鼻や鳥の翼を取手3aの形状にして収容溝10
aに隠れる部分に模様を描いておき、取手3aを引っ張
り出したときに象の鼻が高々と持ち上げられるようにし
たり、鳥が大きく翼を拡げて羽ばたく様子を出現させる
ような演出も可能であるし、図形商標が現れるようにす
る演出も可能である。このため、より多様な意匠的効果
および商標的効果を相乗的に演出することができる。
ついて図3および図4を参照しつつ説明する。なお、本
第2実施形態の紙製手提げバッグ1bの構成のうち、前
述した第1実施形態の紙製手提げバッグ1aと同一また
は相当する構成については同一の符号を付して再度の説
明を省略する。
特徴は、図3および図4に示すように、第1実施形態の
紙製手提げバッグ1aに比べて、取手3bが大きな装飾
スペース14を伴って形成されている点にある。すなわ
ち、図3および図4に示すように、取手切り込み部9b
が第1実施形態に比べて大きく形成されている。例え
ば、本第2実施形態における取手3bは、輪郭が長方形
状となるように外側面紙8に取手基端部5bを残して取
手切り込み部9bが形成されているとともに、その取手
切り込み部9bの内側の下辺近傍に楕円の一部を切り取
ったような形状の取手開口部12が形成されている。こ
の取手開口部12は取手3bが完成すると把持部13と
される。なお、前記取手切り込み部9bの輪郭は図3に
示すような長方形状や楕円の一部切断形状に限る必要は
ない。
び取手3bの裏面の取手開口部12以外の領域は、任意
に装飾や商標を施すことができる装飾領域として使用す
ることができる。つまり、前記第1実施形態の紙製手提
げバッグ1aは、主として取手3b自体の形状に装飾的
効果を発揮させてバッグ全体のデザインと一体化させる
のに適しているが、本第2実施形態の紙製手提げバッグ
1bは、主としてバッグ本体2bの内側面紙7および取
手3bの裏面に装飾や商標を施すのに適している。な
お、前記取手切り込み部9bとバッグ本体2bの内側面
紙7とによって収容溝10bが構成されている。
は、収容溝10bの底面に相当する内側面紙7に直接装
飾が施されるようになっているが、これに限る必要はな
く、図5および図6に示すように、装飾スペース14で
ある収容溝10bに別途装飾を施した装飾板15を差入
れられるようにしてもよい。ここで、図5は、装飾板1
5を収容溝10bの上方から差し入れる場合の図を示し
ており、図6は横方向から差し入れる場合の図であり、
図6の(B)は実際に装飾板15を差し入れている状態
を示している。
は側部近傍に別途装飾を施した装飾板15を差し入れる
差入用開口部17を形成するとともに、収容溝10bの
周縁における外側面紙8と内側面紙7との間に装飾板保
持隙間16を形成する。そして、その差入用開口部17
を介して装飾板保持隙間16に装飾板15を差し入れた
り、保持されている装飾板15を取り出して別の装飾板
15を差し入れるようにする。なお、前記収容溝10b
を上面から被覆するように図示しない透明のフィルムシ
ートを貼って装飾板15が汚れるのを防止するようにし
てもよいし、さらに、装飾板保持隙間16に図示しない
透明のフィルム袋を固着し、このフィルム袋の中に装飾
板15を保持させるようにして汚れを防止するととも
に、差し替え時において装飾板15を滑らせるようにし
てスムーズに差し替えすることができるようにしてもよ
い。
応じて各種の装飾板15を差し替えて楽しめるし、ある
いはお店のバーゲン時期等に合わせて装飾板15のみを
交換することで、バッグ本体2bを定型で利用すること
もできコストの低減に繋げることができる。
には、把持部13の位置に複数の把持用スリット18が
形成されて水平方向に折り返されるようにしてもよい。
具体的には、図7に示すように、把持部13の両端部に
取手開口部12から直線状のスリット18aが形成され
るとともに、それら2本の直線状スリット18aの間に
湾曲線状に並ぶようにして菱形状に開口されたスリット
18bが形成されている。このように水平方向に折り返
された把持部13は、平面で把持することができるため
安定するし、取手3bが手に食い込んでしまうこともな
い。また、把持部13の両端部に直線状スリット18a
が形成されるだけでも折り返しが容易にできるが、さら
に直線状スリット18a間に孔状のスリット18bが形
成されることでより把持部13の折り返しが容易になる
し、把持部13を折り返した状態で保持させやすい。な
お、図7では、直線状のスリット18aを例示している
が、これに限る必要はなく、適宜、曲線状のスリット1
8a等として形成してもよい。
バッグ1bによれば、装飾スペース14を広く確保でき
て一層意匠的効果や商標的効果をアピールしやすい。ま
た、装飾板15を差し替え可能な構成にすれば、1つの
バッグで好みに応じて多数のデザインを変更させて楽し
むことができる。また、取手3bの把持部13に把持用
スリット18を形成することで安定した把持することが
可能となる。
態について図8から図11を参照しつつ説明する。な
お、本第3実施形態の紙製手提げバッグ1cの構成のう
ち、前述した第1実施形態の紙製手提げバッグ1aと同
一または相当する構成については同一の符号を付して再
度の説明を省略する。
特徴は、図8に示すような本発明に係る装飾機能付き取
手21をバッグ本体2cの外側面11に貼付している点
にある。図8に示した装飾機能付き取手21は、1枚の
取手用基板22から構成されており、この取手用基板2
2に取手基端部5cを残して取手3cの輪郭形状に2重
の円弧状の取手用切り込み部23が形成されている。前
記取手用基板22の裏面には、取手用切り込み部23で
囲まれた取手3c領域以外の所定部分に接着剤が塗布さ
れて接着部24が形成されており、この接着剤によりバ
ッグ本体2cの外側面11に貼り付けられるようになっ
ている。接着材を塗布する領域は、取手3c領域以外の
全面にわたる必要はなく、取手としてバッグ本体2cを
支持できる粘着力を備える範囲内であればよい。そし
て、図9および図10に示すように、バッグ本体2cに
取りつけられた後に、使用する際に前記取手用切り込み
部23から取手3cが引っ張り出されるようになってい
る。このとき、前記取手3cの裏面や取手3cの下に隠
れているバッグ本体2cの外側面11に任意にデザイン
装飾や商標等の装飾部を施しておけば、取手3cを引っ
張り出すのと同時にそれらの装飾や商標を出現させると
いう演出効果を発揮させられる。なお、前記取手用切り
込み部23とバッグ本体2cの外側面11とによって収
容溝10cが構成されている。また、取手3cの形状
は、図8に限らず、広狭適宜選択することが可能であ
る。さらに、取手3cに図7で説明したような把持用ス
リット18を形成して取手3cの把持部13において水
平方向に折り返して平面で安定的に保持できるようにし
てもよい。
1枚の取手用基板22から構成されているが、これに限
る必要はなく、例えば、図11に示すように、装飾を施
した装飾基板25とこれを覆う被覆板26とからなる構
成としてもよい。すなわち、図11に示す装飾機能付き
取手21は、一方の面に接着部24を有するとともに他
方の面に所望の装飾や商標が施された装飾部27を有す
る装飾基板25と、この装飾基板25の装飾部27の一
部または全部を覆うようにして前記装飾基板25に固着
された被覆板26とを備え、この被覆板26に取手基端
部5cを残して取手3cの形状に取手用切り込み部23
が形成されている。そして、前記装飾基板25の接着部
24をバッグ本体2cの外側面11に貼り付けてバッグ
を完成させるようになっている。使用する際には、前述
と同様に、取手用切り込み部23から取手基端部5cで
折り返すようにして取手3cを引っ張り出す。このと
き、装飾基板25の装飾部27や取手3cの裏面に施し
たデザイン装飾や商標が出現するようになっている。な
お、前記取手切り込み部と装飾基板25とによって収容
溝10cが形成されている。
飾機能付き取手21を様々なバッグ本体2cに着脱自在
にすることができる。また、バッグ本体2cを変えずに
取手3cのみを交換することもできる。さらに、通常の
バッグを別の装飾や商標を施したバッグに作り替えるこ
とができるため、好みに合わせた紙製手提げバッグ1c
を製作することができる。
態について図12および図13を参照しつつ説明する。
皮革、ナイロン等の各種の材料を素材とするハンドバッ
グ1dの一例である。なお、ここでは天然革を例に説明
する。このようなハンドバッグ1dは、内側に収容スペ
ースを備えたバッグ本体2dと、このバッグ本体2dを
携行するための取手3dとを有している。前記バッグ本
体2dは、任意の形状に形成してよいが、本第4実施形
態では正面からみた外形が長方形形状に形成されてお
り、その上部に収容物を出し入れするための開口部4が
形成されている。この開口部4は、図示しないジッパー
等によって開閉自在にしてもよい。
面11に取手基端部5dを支点として折り返し自在に支
持されている。本第4実施形態では、前記取手3dは、
バッグ本体2dの外側面11から切り出すようになって
いる。この取手3dは、バッグ本体2dの側面を厚い革
で形成し、外側から取手形状に削り起こすようにしても
構わないが、実用を考慮すると、バッグ本体2dの側面
を少なくとも内側面革7dと外側面革8dの2層革から
構成し、外側面革8dに取手基端部5dを残すようにし
て取手3dの輪郭形状に取手切り込み部9dが形成され
ている。
手切り込み部9dを外側に引っ張り出すと、取手基端部
5dを中心に上方へ折り返されて取手3dが完成される
ようになっている。このとき、取手3dの完成ととも
に、バッグ本体2dの外側面11には凹凸形状が現れ
る。また、前記取手3dにより覆われていたバッグ本体
2dの外側面革8dや取手3dの裏面に装飾が施されて
いたり、商標が描かれていれば、取手3dを引き出すの
と同時に隠れていたデザインや商標を突然出現させると
いう演出を行うことができる。さらに、取手3dの形状
自体も隠れたデザインに合わせてデザイン化すれば、一
層トータル的なデザインを演出できる。
における取手3dは、外側面革8dから取手3dを切り
出すようにしてバッグ本体2dの外側面11と取手3d
とを一体的に形成しているが、これに限る必要はなく、
取手基端部5dを図示しない取手取付部材により連結し
て外側面11と別体に構成してもよい。例えば、取手基
端部5dを金属製の取手取付部材により連結するように
してもよいし、糸によって縫合するようにしてもよい。
あるいは、取手基端部5dをバッグ本体2dの内側まで
引き入れて、バッグ本体2dの内側で取手取付部材によ
り固定するようにしてもよい。
には、取手3dの形状に収容溝10dが形成されている
ので、バッグを携行しない場合には取手3dを外側面1
1側に折り返して前記収容溝10dに収容することがで
きるようになっている。なお、収容溝10dへの収容と
は、取手3dが厚さ方向に最外層から突出しないほど完
全に収容される場合に限定するものではなく、厚さ方向
の一部が収容溝10dに収容された場合も含むものであ
る。浅い窪みからなる収容溝10dに取手の一部が収容
されれば取手3dをかさばらないように安定した状態で
収容できるし、収容溝10dあるいは取手3dに形成し
た形状や模様等の意匠や商標を隠すことが可能だからで
ある。
は、図14に示すように、収容溝10dに収容した取手
3dが安易に飛び出るのを防止するために、取手切り込
み部9dの切断面30が外側面11に対して斜めに切断
されている。つまり、バッグ本体2dの外側面11に対
して取手切り込み部9dを垂直に切り込みを入れるので
はなく、切り込まれた外側面11の断面を蓋のようにし
て取手3dを押圧するようになっている。なお、前記切
断部は取手3dの両側縁部31,31を押さえるように
すれば、より確実に押さえられて取手3dを安定的に収
容できるが、加工の容易性や出し入れの容易等を考慮し
て、図15や図16に示すように、いずれか一方の側縁
部31のみを押さえるようにしてもよい。
溝10dの切断面30を敢えて粗く形成して、お互いの
摩擦力を高めることにより取手3dが収容溝10dに確
実に収容されるようにしてもよい。
2dの外側面11に収容状態の取手3dを強制的に押さ
えるための収容留め具32を別途取りつけるようにして
もよい。この収容留め具32は、収容された取手3dを
押さえられればどのような構成であってもよいが、例え
ば、取手3dと同一素材の革バンドの一端を外側面11
に固定し、他端に留め釦33を取り付けるとともにこの
留め釦33と係合する図示しない雌釦をバッグ本体2d
の外側面11に固定して収容状態の取手3dの幅方向に
渡って取手3dを上面から押さえるようにしてもよい。
グ1dによれば、不使用時に収納棚等に収納する場合に
取手3dをバッグ本体2dの外側面11に収容するよう
になっているため、収納スペースを小さくできてかさば
らない。また、特に革製の取手3dは折り皺が付いてし
まうと回復させるのが困難であるため、不使用時は外周
面に収容することで不要な折り皺が形成されるのを防止
することができる。
ておいたり、商標を付しておけば、取手3dの収容時に
はその装飾が隠れており、取手3dを取り出したときに
装飾が現れるという演出を行うことができ、意匠的効果
および商標的効果をより一層アクセントを付けて発揮さ
せることができる。
2dの外側面11に対して斜めに形成したり、取手留め
具を取り付けることにより、取手3dを収容溝10dに
安定させて収容させることができる。
態について図18および図19を参照しつつ説明する。
なお、本第5実施形態のバッグ1eの構成のうち、前述
した第4実施形態のハンドバッグ1cと同一または相当
する構成については再度の説明を省略する。
の長さを長短調整することによりハンドバッグとショル
ダーバッグを兼用できるバッグ1eである。具体的に
は、取手3eの長さ方向の所定位置に折り曲げ可能な曲
折部34が設けられており、この曲折部34で折り曲げ
た状態の前記取手3eが収容されるように前記収容溝1
0eが形成されている。本第5実施形態では、バッグ本
体2eの外側面革8dに形成する取手切り込み部9eが
取手基端部5eを残して略ジグザグ状にされており、取
手3eを引っ張り出したときに各折り返し位置で折り曲
げられるように折り代の曲折部34が形成されている。
なお、図18および図19では、取手3eの構造を明確
に示すために、敢えてバッグ本体2eの厚みを現してい
ないが、バッグ本体2eは当然のことながら相当の厚み
を有している。
同様に、取手3eの両側縁部31,31の切断面30は
外側面11に対して斜めにカットされて安定収容される
ようになっている。さらに、取手留め具等を用いて収容
された取手3eがバッグ本体2eの収容溝10eから簡
単に飛び出さないようにされている。
る取手3eは、1本の連続した革バンドにより構成され
ているが、これに限る必要はなく、前記取手3eを前記
曲折部34で複数の分割取手35に分割して、それらの
分割取手35を取手連結部材36により回動自在に連結
するようにしてもよい。例えば、図20から図29に示
すように、各種の取手連結部材36が考えられる。
プラスチック等を素材とした細い棒状部37aを有して
おり、その両端部には分割取手35が抜け落ちないよう
に拡張された拡張部38aが形成されている。前記取手
連結部材36aの棒状部37aには、2本の分割取手3
5がそれぞれの一端部を並置するようにして回転自在に
遊嵌されている。なお、図示しないが、棒状部37aの
中央位置に各分割取手35が相互に当接しないようにす
るための拡張部38aを設けてもよい。
れた取手3eは、ハンドバッグとしての使用あるいは不
使用の場合には、各分割取手35を取手連結部材36a
を境界として略V字形状に配置して収容溝10eに収容
しておき、一方、ショルダーバッグとして使用する場合
には、収容溝10eから取手3eを取り出して所定の分
割取手35を取手連結部材36aを中心に回動させて一
連の取手3eに伸ばし、肩ひもとして利用できるように
する。
は、長さの異なる2本の細い棒状部37b,37bを有
しており、各棒状部37b,37bが間隔をあけて平行
になるように一端部が連結されている。また、各棒状部
37b,37bの連結されない他端部には分割取手35
の抜け落ち防止のための拡張部38bが形成されてい
る。各棒状部37b,37bには、分割取手35の一端
部がそれぞれ回転自在に遊嵌されている。
れた取手3eは、ハンドバッグとしての使用あるいは不
使用の場合には、各分割取手35を取手連結部材36b
により略V字の位置関係に配置して収容溝10eに収容
しておく。一方、ショルダーバッグとして使用する場合
には、収容溝10eから取手3eを取り出して所定の分
割取手35を取手連結部材36bを中心に回動させて伸
ばし、さらにその分割取手35を棒の長軸方向に沿って
スライドさせて短い棒に連結された分割取手35とほぼ
一直線上に位置させる。これにより安定してショルダー
バッグの肩ひもとして使用することができる。
は、1つの中空円筒39から構成されており、この中空
円筒39の側面に取手保持スリット40が形成されてい
る。そして、その取手保持スリット40には、2つの分
割取手35の一端部が少なくとも一部を重ねるようにし
て嵌め込まれ、狭持されている。
材36cにより連結された取手3eは、ハンドバッグと
しての使用あるいは不使用の場合には、各分割取手35
を取手連結部材36cにより少なくとも一部を重ねて略
V字の位置関係に配置して収容溝10eに収容される。
一方、ショルダーバッグとして使用する場合には、収容
溝10eから取手3eを取り出して所定の分割取手35
を取手連結部材36cに巻き付けるように回動させて各
分割取手35を一連に伸ばしショルダーバッグの肩ひも
として使用する。
は、中央を長方形の開口部41に形成された長方形枠4
2に構成されている。その長方形枠42のうち2つの長
辺枠43a,43bには、それぞれ分割取手35の一端
部が回動自在に遊嵌されている。
材36dに連結された取手3eは、ハンドバッグとして
使用する場合には2本の分割取手35が略V字状の位置
関係になるようにして収容溝10eに収容する。一方、
ショルダーバッグとして使用する場合には、一方の分割
取手35を回動させ、さらに2つの分割取手35を長辺
枠43a,43bの中央位置にスライドさせて一直線上
に伸ばす等して一連の肩ひもの状態にする。
42からなる取手連結部材36dを蝶番44等により中
央位置で折れ曲がるようにしてもよい。これによれば、
中央位置で折り曲げることで、ショルダーバッグとして
使用する場合に簡単に各分割取手35が一連の肩ひもと
して並べられる。
は、適当な大きさの輪状に形成されている。この取手連
結部材36eの輪枠45に回動自在に分割取手35の一
端部が遊嵌されている。そして、ハンドバッグとして使
用する場合には、2本の分割取手35の連結端部を輪枠
45に沿ってスライドさせて近づけ、略V字状の位置関
係となるようにして収容溝10eに収容する。一方、シ
ョルダーバッグとして使用する場合には、一方の分割取
手35を輪枠45に沿ってそれぞれ対峙する位置までス
ライドさせて各分割取手35が一連の肩ひもとして並ぶ
ように伸ばす。
は、2枚の円板46,46を重ねてスライド回転するよ
うに構成したものである。分割取手35の各一端部はそ
れぞれ各円板46,46の周縁に固定されている。そし
て、ハンドバッグとして使用する場合には、2本の分割
取手35が略V字状の位置関係となるように一方の円板
46をスライド回転させて収容溝10eに収容する。一
方、ショルダーバッグとして使用する場合には、一方の
円板46を各分割取手35が対峙する位置までスライド
回転させて一連の肩ひもとして連続的に並ぶようにす
る。
材36gは、外径の大小異なる2つの中空円筒47,4
8により構成されており、小径の中空円筒48が大径の
中空円筒47内で長軸方向にスライド可能に収容されて
いる。また、小径の中空円筒48と大径の中空円筒47
とは、スライドできるが分離されないように係合されて
いる。例えば、図28に示すように、小径の中空円筒4
8の端部に拡張部49を形成するとともに、大径の中空
円筒47の端部に前記拡張部49より小径の縮小部50
を形成することで、小径の中空円筒48が抜け落ちない
ようにされている。また、大径の中空円筒47には、分
割取手35の厚さよりもわずかに幅の広い係合スリット
51が長手方向に形成されている。さらに、各分割取手
35は、各中空円筒47,48の側面に連結されてお
り、小径の中空円筒48に連結された分割取手35の端
部には金属製の保護カバー52が被覆されている。
には、図27に示すように、大径の中空円筒47内から
小径の中空円筒48を抜き出して分割取手35が略V字
状の位置関係となるようにして、収容溝10eに収容す
る。一方、ショルダーとして使用する場合には、図29
に示すように、いずれかの分割取手35を回動させて小
径の中空円筒48に連結された分割取手35を大径の中
空円筒47の係合スリット51に入るようにし、長軸方
向にスライドさせる。これにより一連状の肩ひもが形成
される。
材36を使用したバッグ1eでは、収容溝10eを各取
手連結部材36が収容されるような形状に形成されるこ
とが好ましいが、必ずしも限定する必要はない。取手連
結部材36の形状によっては、敢えてバッグ本体2eの
外側面11から外に保持するようにした方が意匠的ある
いは機能的に好ましい場合があるからである。
に、紐やチェーン等から構成するようにしてもよい。紐
やチェーンの場合には、形状を自在に変形させることが
できるため、収容溝10に収容する際に便利である。
によれば、取手3eを折り畳むようにして収容溝10e
に収容することができるため、ショルダーバッグの肩ひ
ものように長い取手3eであっても邪魔にならない。こ
のため、収納棚等にバッグ1eを収納する際に不要な位
置で折れ目が付いてしまうこともないし、小さな収納ス
ペースで済ませられる。また、喫茶店等でバッグ1eを
床に置いたときに取手3eが床面に接することがないた
め汚れてしまうのを防止できる。
グとショルダーバッグとの両方を兼ね備えた取手3eを
提供することができるため、別途肩ひもを取り付ける必
要がなく便利である。
面11に収容したり、取り出したりすることで複数のバ
ッグ1eのデザインを演出させることができる。しか
も、収容溝10eに別途装飾を施せば取手3eを取り出
したときにその装飾が現れるようにできてより一層演出
効果を高められる。
態について図30および図31を参照しつつ説明する。
なお、本第6実施形態のバッグ1fの構成のうち第4実
施形態のバッグ1cと同一若しくは相当する構成につい
ては再度の説明を省略する。
手3fを回動させて把持部13をバッグ本体2fの底面
53に収容するようになっている点にある。すなわち、
図30の(C)に示すように、略直方体形状のバッグ本
体2fの奥行きに相当する側面には、取手3fの基端部
を回動自在に支持する取手支持部材54が取り付けられ
ている。この取手支持部材54は、取手基端部5fを上
下方向にスライドさせるためのスライド溝55を備えて
いる。また、バッグ本体2fの底面53には、取手3f
を収容可能な収容溝10fが形成されている。
行する場合には、取手3fをバッグ本体2fの上方に回
動させる。また、図31に示すように、バッグ1fを携
行しないときには、取手基端部5fを中心に取手3fを
回動させて把持部13をバッグ本体2fの底面53側に
移動し、さらにスライド溝55に沿って取手3fを上方
へスライドさせて、前記取手3fの把持部13を底面5
3の収容溝10fに収容する。
によれば、バッグ1fを携行しないときには取手3fを
バッグ本体2fの底面53に収容することができるた
め、取手3fが邪魔にならず収納スペースも小さくする
ことができる。
3に収容している状態から外側に引っ張り出して完成さ
せるため、取手3fをバッグ1fのデザインに一体化さ
せられるとともに、取手3fを突然出現させる演出的効
果を高められる。
では、取手3fを剛性体により形成しているが、これに
限る必要はなく、天然革や人工皮革、ナイロン等各種の
素材により形成してよい。革製の取手3fであれば、バ
ッグ本体2fの形状にとらわれずに自在に変形させられ
るため、よりバッグ本体2fの底面53に収容させやす
い。
択が可能であり、その形状に合わせて収容溝10fを形
成すればよい。なお、取手3fを幅の広い形状に形成
し、底面53側に移動させたときに収容溝10fに完全
に収容させずに底面53として機能させるようにしもよ
い。
る底面53の収容溝10fには、装飾を施していない
が、ここに装飾や商標を施すようにし、さりげなく意匠
的機能および商標的機能をアピールするようにしてもよ
い。
る各構成は前述したものに限るものではなく、適宜変更
することができる。
eでは、取手3eを収容溝10eに収容したときに、ハ
ンドバッグとしても使えるように取手3eの把持部13
を収容させず、バッグ本体2eの上方に飛び出した構成
にしているが、これに限る必要はなく、取手3eを全て
収容溝10eに収容させるようにし、ショルダーバッグ
としてのみ使用するようにしてもよい。
は、素材が紙製の手提げバッグを例に説明しているが、
これに限る必要はなく、布製やビニール製等の各種の素
材によって作製することができる。例えば、透過性フィ
ルム素材により作製すれば、取手3aに施した装飾が収
容溝10aに収容した状態と引っ張り出した状態とで左
右反対になるだけなので、統一性のあるデザインを表現
することもできる。
完全に収容してしまう必要はなく、浅い窪み状に形成し
てあっても前記取手3が外側面側に反転されたときに意
匠や商標を隠すことができればよい。
側面側に反転させて収容溝に収容したり、取り出したり
することができるため、バッグを携行しない場合にかさ
ばらず、また、取手を収容溝から取り出した際に収容溝
や取手の裏面に隠れていたデザインが突然現れたり、収
容溝に隠れていた取手が突然飛び出すような演出、ある
いは取手の出現とともに取手がデザイン化されたり、バ
ッグ本体の外側面に凹凸面が突然現れる等の演出がで
き、意匠的機能や商標的機能を一層高められる。
ば、基板の接着部によってバッグ本体の側面に固着し、
取手用切り込み部に沿って取手を引っ張り出すと取手が
完成するとともに、同時に装飾部を出現させることがで
きるという演出を簡単に実現することができる。また、
取手を再び取手用切り込み部に沿って収容することもで
き、バッグを収納する場合に邪魔にならなず便利であ
る。
ば、取手の把持部の両端位置に線状のスリットを形成し
たときには、前記線状のスリットの終端位置において前
記把持部を水平方向へ容易に折り曲げることができるよ
うになり、把持部が手に食い込まないためバッグが持ち
やすくなるし、荷重を平面で支えるため強度も高められ
る。
曲線状に所定間隔で開口状のスリットを形成したときに
は、その湾曲線に沿って一層折り曲げやすくなるし、そ
の折り返した状態を保持させやすい。
り込み部に沿って取手を引っ張り出すと取手が完成する
とともに、同時に取手の装飾部およびバッグ本体の外側
面の装飾を出現させることができ、意匠的機能および商
標的機能を一層効果的に演出することができる。
前記収容溝から臨むように差し入れられるため、流行や
好みに応じて自由に装飾板を差し替えて意匠や商標を変
更させられて、バッグ本体を変えずにデザインを変更さ
せられてコストの低減を図ることができる。
である紙製手提げバッグを示す正面図、(B)は一部断
面平面図、(C)は側面図
手を引き出した状態を示す正面図、(B)は平面図、
(C)は側面図
である紙製手提げバッグを示す正面図、(B)は一部断
面平面図、(C)は側面図
手を引き出した状態を示す正面図、(B)は平面図、
(C)は側面図
装飾板の差し替えに関する説明図
における装飾板の差し入れに関する説明図、(B)本第
2実施形態の紙製手提げバッグにおける装飾板を差し入
れる様子を示す図
取手の把持部の構造を示す正面図
施形態の一例を示す正面図、(B)は側面図
である紙製手提げバッグを示す正面図、(B)は一部断
面平面図、(C)は側面図
取手を引き出した状態を示す正面図、(B)は平面図、
(C)は側面図
実施形態の他の例を示す正面図、(B)は側面図
態であるハンドバッグを示す正面図、(B)は一部断面
平面図、(C)は側面図
手を引き出した状態を示す正面図、(B)は平面図、
(C)は側面図
示す断面図
示す断面図
示す断面図
取手を保持させる収容留め具を示す正面図
態であるバッグを示す正面図、(B)は平面図、(C)
は側面図
き出した状態を示す正面図、(B)は平面図、(C)は
側面図
手連結部材により分割取手を連結させた状態を示す正面
図
えた取手連結部材により分割取手を連結させた状態を示
す正面図
連結部材により分割取手を一部重ねて連結させた状態を
示す正面図
連結部材により分割取手を連結させた状態を示す正面図
取手連結部材により分割取手を連結させた状態を示す正
面図
部材により分割取手を連結させた状態を示す正面図
手連結部材により分割取手を連結させた状態を示す正面
図
中空円筒を備えた取手連結部材により分割取手を連結さ
せた状態を示す斜視図
筒内に小径中空円筒を収容した状態を示す斜視図
態であるバッグを示す正面図、(B)は平面図、(C)
は側面図、(D)は底面図
面の収容溝に収容した状態を示す正面図
容溝 11 外側面 12 取手開口部 13 把持部 14 装飾スペース 15 装飾板 16 装飾板保持隙間 17 差替用開口部 18 把持用スリット 18a 直線状のスリット 18b 菱形状のスリット 21 装飾機能付き取手 22 取手用基板 23 取手用切り込み部 24 接着部 25 装飾基板 26 被覆板 27 装飾部 30 切断面 31 側縁部 32 収容留め具 33 留め釦 34 曲折部 35 分割取手 36,36a,36b,36c,36d,36e,36
f,37g 取手連結部材 37a,37b 棒状部 38a,38b 拡張部 39 中空円筒 40 取手保持スリット 41 開口部 42 長方形枠 43a,43b 長辺枠 44 蝶番 45 輪枠 46 円板 47 大径中空円筒 48 小径中空円筒 49 拡張部 50 縮小部 51 係合スリット 52 保護カバー 53 底面 54 取手支持部材 55 スライド溝
Claims (8)
- 【請求項1】 上部に開口部が形成されているバッグ本
体とこれを携行するための取手とを備えたバッグであっ
て、前記取手を前記バッグ本体の外側面側に反転できる
ように取り付けるとともに、前記バッグ本体の外側面に
前記取手を収容可能な収容溝を形成し、この収容溝にお
ける前記取手の収容によって隠される部分に、意匠また
は商標を施したことを特徴とするバッグ。 - 【請求項2】 上部に開口部が形成されているバッグ本
体とこれを携行するための取手とを備えたバッグであっ
て、前記取手を前記バッグ本体の外側面側に反転できる
ように取り付けるとともに、前記バッグ本体の外側面に
前記取手を収容可能な収容溝を形成し、この収容溝に収
容される取手の隠れる部分に、取手収容時に隠れていて
取手使用時に現れる意匠または商標を施したことを特徴
とするバッグ。 - 【請求項3】 上部に開口部が形成されているバッグ本
体とこれを携行するための取手とを備えたバッグであっ
て、前記取手を前記バッグ本体の外側面側に反転できる
ように取り付けるとともに、前記バッグ本体の外側面に
前記取手を収容可能な収容溝を形成し、この収容溝にお
ける前記取手の収容によって隠される部分および前記収
容溝に収容される取手の隠れる部分に、意匠または商標
を施したことを特徴とするバッグ。 - 【請求項4】 取手基端部を残して取手の輪郭形状に取
手用切り込み部が形成された1枚の基板から構成され、
この基板の一方の面であって前記取手基端部を基点に引
き起こされる領域以外の所定領域に接着部を形成し、そ
の接着部が形成されている側の取手として引き起こされ
る面に前記取手基端部を基点として取手を引き起こした
ときに表面に現れる装飾部が形成されていることを特徴
とする装飾機能付き取手。 - 【請求項5】 前記取手用切り込み部により形成される
取手の把持部の少なくとも両端位置に線状のスリットを
形成したことを特徴とする請求項4に記載の装飾機能付
き取手。 - 【請求項6】 前記線状のスリットの間において湾曲線
状に所定間隔で開口状のスリットを形成したことを特徴
とする請求項5に記載の装飾機能付き取手。 - 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
の装飾機能付き取手を前記接着部によりバッグ本体の外
側面に固着するとともに、前記取手として引き起こされ
る面によって隠されるバッグ本体の外側面に装飾を施し
てあることを特徴とするバッグ。 - 【請求項8】 上部に開口部が形成されているバッグ本
体の側面部を複数の側面層によって構成し、それらの側
面層のうち少なくとも最外側面層を含む側面層に取手基
端部を残して取手の輪郭形状に取手切り込み部を形成
し、これにより取手を形成するとともに、前記取手切り
込み部と最外側面層より下層に位置する取手として用い
られない側面層とによって前記取手を収容可能な収容溝
を形成し、さらに、前記収容溝近傍に、装飾を施した装
飾板を差し入れる差入用開口部を形成し、この差入用開
口部から前記装飾板を前記収容溝から臨むように差し入
れる隙間であって、前記装飾板を収容溝から臨む位置で
保持する保持隙間を、バッグ本体を構成するいずれかの
側面層間に形成したことを特徴とするバッグ。
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JP2001365678A JP3310278B1 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | バッグおよび装飾機能付き取手 |
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- 2001-11-30 JP JP2001365678A patent/JP3310278B1/ja not_active Expired - Fee Related
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