JPS582749Y2 - ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂製壜体 - Google Patents
ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂製壜体Info
- Publication number
- JPS582749Y2 JPS582749Y2 JP1977157271U JP15727177U JPS582749Y2 JP S582749 Y2 JPS582749 Y2 JP S582749Y2 JP 1977157271 U JP1977157271 U JP 1977157271U JP 15727177 U JP15727177 U JP 15727177U JP S582749 Y2 JPS582749 Y2 JP S582749Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethylene terephthalate
- terephthalate resin
- main body
- peripheral wall
- contracted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、二軸延伸ブロー成形されたポリエチレンテレ
フタレート樹脂製堤体に関するものであって、内容液の
温度変化に伴なって密封された堤体内に発生する負圧を
無理なく吸収し、もって構体全体の不規則な歪みを是正
せんとするものである。
フタレート樹脂製堤体に関するものであって、内容液の
温度変化に伴なって密封された堤体内に発生する負圧を
無理なく吸収し、もって構体全体の不規則な歪みを是正
せんとするものである。
ポリエチレンテレフタレート樹脂は、極めて優れた透明
性を有し、表面に光沢があり、ガスバリヤ−性に優れて
おり、可塑剤や安定剤の如き添加剤を含まないので衛生
的であり、耐内容物性及び保香性に優れている。
性を有し、表面に光沢があり、ガスバリヤ−性に優れて
おり、可塑剤や安定剤の如き添加剤を含まないので衛生
的であり、耐内容物性及び保香性に優れている。
等々多くの有効な特性を有していて、故に例えば清涼飲
料水等のジュースの収納容器の材料として広く用いられ
ている。
料水等のジュースの収納容器の材料として広く用いられ
ている。
ところでジュース等は、殺菌等の為約８０℃程度まで加
温して容器に充填されるのであるが、充填後の液温は、
通常、外気温まで下がり更に冷蔵庫に収納した場合は０
℃近くまで下げられる。
温して容器に充填されるのであるが、充填後の液温は、
通常、外気温まで下がり更に冷蔵庫に収納した場合は０
℃近くまで下げられる。
故に、この内容液の温度変化に伴なう体積変化によって
、密封された堤体内が負圧となる現象が生じて構体自体
に変形が起り、ガラス、金属等に比して軟質であるポリ
エチレンテレフタレート樹脂を堤体として用いた場合に
は、歪みが生じてしまう不都合があった。
、密封された堤体内が負圧となる現象が生じて構体自体
に変形が起り、ガラス、金属等に比して軟質であるポリ
エチレンテレフタレート樹脂を堤体として用いた場合に
は、歪みが生じてしまう不都合があった。
従来は、この歪みへの対処として単に構体自体に強度を
附していたに過ぎなかった為、この歪みの影響は勢い口
部等にあられれ、負圧によってキャップが外しにくくな
るといった甚しい欠陥がみられたのである。
附していたに過ぎなかった為、この歪みの影響は勢い口
部等にあられれ、負圧によってキャップが外しにくくな
るといった甚しい欠陥がみられたのである。
よって本考案は、ポリエチレンテレフタレート樹脂製堤
体に於て、前述の如き理由に伴なって発生する負圧によ
り起る堤体の変形を、無理なく吸収する堤体を提供せん
とするものである。
体に於て、前述の如き理由に伴なって発生する負圧によ
り起る堤体の変形を、無理なく吸収する堤体を提供せん
とするものである。
以下本考案の一実施例を図面に従って説明する。
図面に於て、二輪延伸ブロー成形されたポリエチレンテ
レフタレート樹脂製の本体１０は、本実施例ではその周
壁１１が、肩部１２から連続する上端に於て内方やや落
ち込んだ段部１３となっており、更にこの周壁１１の少
なくとも一部は（但しここでは周壁１１のほぼ全域）、
蛇腹状に成形してあって、周壁１１が上下方向に伸縮が
可能となるように収縮部１４が形成されている。
レフタレート樹脂製の本体１０は、本実施例ではその周
壁１１が、肩部１２から連続する上端に於て内方やや落
ち込んだ段部１３となっており、更にこの周壁１１の少
なくとも一部は（但しここでは周壁１１のほぼ全域）、
蛇腹状に成形してあって、周壁１１が上下方向に伸縮が
可能となるように収縮部１４が形成されている。
ところで、所望剛性を有するボール紙等により成形され
た１５は外筒であって、周壁１１を覆う如くほぼぴった
りと嵌装され、前述の如く伸縮が可能となる周壁１１を
有する本体１０を直立させた際の該本体１０を支持する
脚部を提供するものであり、よって前記所望剛性とは、
この内容液が充填された本体１０の負担に耐え得る程度
である。
た１５は外筒であって、周壁１１を覆う如くほぼぴった
りと嵌装され、前述の如く伸縮が可能となる周壁１１を
有する本体１０を直立させた際の該本体１０を支持する
脚部を提供するものであり、よって前記所望剛性とは、
この内容液が充填された本体１０の負担に耐え得る程度
である。
尚、後述の理由により図示例では、当該外筒１５の上端
と、前記収縮部１４を避けた周胴１１の一部である段部
１３とを係合させて、本体１０に外筒１５を嵌装させて
いる。
と、前記収縮部１４を避けた周胴１１の一部である段部
１３とを係合させて、本体１０に外筒１５を嵌装させて
いる。
本考案に係るポリエチレンテレフタレート樹脂製の構体
は以上説明した如き構成となっている。
は以上説明した如き構成となっている。
故に、熱せられた内容物が本体１０内に充填され、密封
後この内容物の温度低下に伴なって本体１０内のヘッド
スペースが負圧となると、収縮部１４が蛇腹形状となっ
ているので、収縮部１４に於て周壁１１は上下方向に収
縮する。
後この内容物の温度低下に伴なって本体１０内のヘッド
スペースが負圧となると、収縮部１４が蛇腹形状となっ
ているので、収縮部１４に於て周壁１１は上下方向に収
縮する。
従って、前述の如く負圧によって生じる本体１０の歪み
は、この周壁１１に於ける収縮部１４の収縮によって規
則的且つ速やかに吸収されるのである。
は、この周壁１１に於ける収縮部１４の収縮によって規
則的且つ速やかに吸収されるのである。
この場合周壁１１を図示した如く肉薄に成形しておけば
、この収縮はより確実になろう。
、この収縮はより確実になろう。
故に、負圧による周壁１１の収縮、或いはキャップを開
封した為の負圧の解消による収縮部１４の弾性復帰に伴
ない、本体１０の直立が不安定となるのを避け、本体１
０を支持するべく外筒１５が前述の如く嵌装されている
。
封した為の負圧の解消による収縮部１４の弾性復帰に伴
ない、本体１０の直立が不安定となるのを避け、本体１
０を支持するべく外筒１５が前述の如く嵌装されている
。
ただ本体１０と外筒１５との係合部は、本体１０の収縮
部１４に位置すると、収縮部１４の伸縮が円滑に遠戚さ
れず且つ保合自体が外れてしまう虞れがあるので、収縮
部１４を避けて設定されるのである。
部１４に位置すると、収縮部１４の伸縮が円滑に遠戚さ
れず且つ保合自体が外れてしまう虞れがあるので、収縮
部１４を避けて設定されるのである。
また、収縮部１４の上下、図示例では周壁１１の上端部
と下端部の双方でこの保合をなさんとすると、収縮部１
４の蛇腹が収縮出来なくなってしまう為に、本考案では
周胴１１の一部でこの保合をなすこととなる。
と下端部の双方でこの保合をなさんとすると、収縮部１
４の蛇腹が収縮出来なくなってしまう為に、本考案では
周胴１１の一部でこの保合をなすこととなる。
この保合は、望ましくは本実施例の如く周胴１１の上端
部で遠戚するとよいであろう。
部で遠戚するとよいであろう。
蓋し、負圧により収縮部１４が収縮した場合、本体１０
下部が多少浮き上がってしまうことになるものの、脚部
の機能を果す外筒１５が周胴１１に嵌装されているが故
に、壜全体としてはその高さを不変に保持し得るからで
ある。
下部が多少浮き上がってしまうことになるものの、脚部
の機能を果す外筒１５が周胴１１に嵌装されているが故
に、壜全体としてはその高さを不変に保持し得るからで
ある。
以上説明した如く本考案に係るポリエチレンテレフタレ
ート樹脂製堤体は、極めて簡単な構成をとりながら、内
容液の温度変化の負圧の発生に対し確実に且つ規則的に
周胴の収縮変形することが出来、口部が歪み変形してし
まったり、キャップが負圧により外しにくくなるといっ
た不都合がないのである。
ート樹脂製堤体は、極めて簡単な構成をとりながら、内
容液の温度変化の負圧の発生に対し確実に且つ規則的に
周胴の収縮変形することが出来、口部が歪み変形してし
まったり、キャップが負圧により外しにくくなるといっ
た不都合がないのである。
図面は本考案に係るポリエチレンテレフタレート樹脂製
堤体を示す半断面図である。 符号の説明 １０・・・・・・本体、１１・・・・・・
周壁、１２・・・・・・肩部、１３・・・・・・段部、
１４・・・・・・収縮部、１５・・・・・・外筒。
堤体を示す半断面図である。 符号の説明 １０・・・・・・本体、１１・・・・・・
周壁、１２・・・・・・肩部、１３・・・・・・段部、
１４・・・・・・収縮部、１５・・・・・・外筒。
Claims (1)
- 二軸延伸ブロー成形されたポリエチレンテレフタレート
樹脂製堤体にあって、本体周壁１１の少なくとも一部を
蛇腹状の収縮部１４とし、該周壁１１に、本体１０に対
する脚部を提供する所望剛性を有する外筒１５を、前記
収縮部１４を避けた周胴１１の一部で係合して嵌装して
成るポリエチレンテレフタレート樹脂製堤体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977157271U JPS582749Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂製壜体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977157271U JPS582749Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂製壜体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5485162U JPS5485162U (ja) | 1979-06-16 |
| JPS582749Y2 true JPS582749Y2 (ja) | 1983-01-18 |
Family
ID=29148022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977157271U Expired JPS582749Y2 (ja) | 1977-11-22 | 1977-11-22 | ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂製壜体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS582749Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5039310U (ja) * | 1973-08-04 | 1975-04-22 | ||
| JPS5170086A (ja) * | 1974-11-14 | 1976-06-17 | Du Pont |
-
1977
- 1977-11-22 JP JP1977157271U patent/JPS582749Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5039310U (ja) * | 1973-08-04 | 1975-04-22 | ||
| JPS5170086A (ja) * | 1974-11-14 | 1976-06-17 | Du Pont |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5485162U (ja) | 1979-06-16 |
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