JPS5827417Y2 - レコ−ド収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はレコード収納装置の加良に関するものである。

映像及び若しくは音声情報を稠密記録してなるレコード
例えばビデオディスクレコードはその信号面にゴミ等が
付着するとそれによる周期的な信号欠除によりＳ／Ｎを
低下してしまうのでなるべくこのようなゴミ等が付着し
ないように配慮している。

例えば非プレイ時には容器に保管するだけでなくプレー
ヤへの着脱に当たっても従来のオーディオ用レコードの
様に直接レコードを手で扱わなくても済む構成、すなわ
ちレコードを収容した状態の容器をプレーヤに差込みそ
の後容器を引き抜くことによりレコードのローディング
を行ない、一方空の容器をプレーヤに差込むことにより
その中にレコードを回収するようにするものが提案され
ている。

これは、レコードの保管時及びその着脱時にレコード自
体にゴミ等が付着するのを効果的に防止することができ
るけれども、レコードのプレイ時においてプレーヤ外に
放置されている空の容器内に侵入したゴミ等に対して配
慮されていない難点がある。

この空の容器内にゴミ等が付着してしまうと、レコード
の回収時読レコードを保持するレコードホルダーがこの
ゴミ等を散乱させ、その後このゴミ等をレコードの信号
面に堆積してしまうおそれがある。

本考案はこの欠点を解消しようとするものであり、容器
へのレコードホルダーの回収に際して容器内のゴ□等を
クリーニングすることができるものを提供しようとする
ものである。

第１図は本考案装置を示したものである。

本装置は基本的にブックケースに類した形状の容器１と
、この容器に対して着脱することができるレコードホル
ダー２とを有し、このレコードホルダーの前記容器に対
する侵入側端部にクリーニング部材３を備えるものであ
る。

容器１ば、レコードホルダー２を一方から出入させる為
の開口部４と、この開口部に引続き該レコードホルダー
を収容する空間部５を持つよう仕切られており、かかる
仕切りを構成する両側板６，７の開口部４付近にはレコ
ードホルダー２に設けたロック片８の進入を許容し該ロ
ック片と共にロック機構牙を構成するロック孔１０を備
えている。

レコードホルダー２は、レコードＲの外径よりも少しく
大きい内径の孔部１１と、該孔部に装着したレコードＲ
の脱落を防ぐための舌片１２と、ロック片８と、プレー
ヤ（図示省略）に備えた位置決めピンの着脱を許容する
位置決め孔１３とを備えており、更にこのレコードホル
ダーの侵入側端部１４の上下両側にクリーニング部材３
Ａ、３Ｂを備えている。

このクリーニング部材３Ａ、３Ｂは容器１内にレコード
ホルダー２を挿入するとき或いは逆にレコードホルダー
２を取り去るとき該容器１を構成する側板１５，１６の
内面に摺接してその内面に付着したゴ□等を払拭しうる
ように構成され、かつその材質が選定されている。

例えばブラシ状の布、或いは各種の化学ぞうきんに類す
るものなど、帯電しニクく繊維類が脱落しにくいものが
好適である。

この本考案装置に釦いて、レコードホルダー２を容器１
内に装着しているときには第１図に示す如くロック機構
旦の作用により両者の一体化は確保されている。

このレコードホルダーを含む容器１をプレーヤに装着す
るとプレーヤ内のロック解除機構によりこのロックは解
除され、レコードホルダー２をプレーヤ内に残して空の
容器を取り出すことができる。

そしてレコードはプレーヤによりプレイされ、その間空
の容器はプレーヤ外に放置されている関係上、その中に
ゴミ等が付着する。

これは容器が帯電性を有する材料で構成されているとき
にとくに著しい。

プレイ動作の終了後プレーヤからレコードヲ回収する為
に空の容器をプレーヤに装着して行くと、相対的にレコ
ードホルダー２は容器の開口部４がら空間部５へと導入
されて行き、その行程においてレコードホルダー２ＦＣ
設けたクリーニング部材３Ａ 、３Ｂはそれぞれ容器１
を構成する側板１５゜１６の内面に摺接して該内面上に
付着したゴミ等を払拭する。

容器の装着完了によりロック機構旦のロックは完成され
、この容器をプレーヤから取り出すことによりレコード
及びレコードホルダーを回収することができる。

そして容器内のレコードは前記払拭により清浄された側
板１５，１６に対向することになり、その信号面にゴミ
等が付着する機会を少なくすることができる。

この実施例ではクリーニング部材により払拭したゴ□等
は容器の底すなわち開口部に対向する側面に運搬、堆積
されるおそれがある。

第２図イ。口、ハは主にこの欠点を除去するために考え
られたそれぞれ別の実施例を示したものであり、イ図は
容器を構成する壁の一部を取り外すことができるように
構成したもの、また口開は容器の一部に開口部を備える
ようにしたもの、更にへ図はレコードホルダーの先端部
を清掃するためのクリーナを容器に着脱できるように備
えたものである。

叙上の如く本考案装置では、容器に着脱させるレコード
ホルダーの該容器に対する進入側端部にクリーニング部
材を設け、このクリーニング部材により容器内にレコー
ドホルダーを回収する際に、容器内に付着したゴミ等を
除去できるようにしたので、プレイ時に空の容器内に侵
入堆積したゴミ等によりレコードの信号面が汚されるお
それを解消あるいは緩和でき実用的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置を示したもので、同図イは容器の下
半分を除去した平面図、同図口はイ図のＡ−Ａ′断面図
、同図ハはイ図のＢ−Ｂ′拡大断面図である。 第２図イ９口、ハばそれぞれ本考案装置の別の実施例の
第１図へに相当する部分の斜視図、側断面図である。 Ｒ・・・レコード、２・・・レコードホルダー １・・
・容器、３Ａ、３Ｂ・・・クリーニング部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．レコードを保持するレコードホルダーと、これを一
   方向から出入せしめる開口部及び該開口部に連なり前記
   レコードホルダーを収容する空間部を持つ容器とを備え
   てなるレコード収納装置において、特徴として前記レコ
   ードホルダーはその前記容器に対する進入側端部に、前
   記容器の内壁を払拭するクリーニング部材を設けてなる
   レコード収納装置。 ２、前記容器は、これに前記レコードホルダーを装着し
   たとき、前記クリーニング部材によって運搬されたゴミ
   を除去する手段を備えてなる実用新案登録請求の範囲第
   １項記載のレコード収納装置。