JPS5827171Y2 - 空気弁 - Google Patents

空気弁

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Publication number
JPS5827171Y2
JPS5827171Y2 JP1977141729U JP14172977U JPS5827171Y2 JP S5827171 Y2 JPS5827171 Y2 JP S5827171Y2 JP 1977141729 U JP1977141729 U JP 1977141729U JP 14172977 U JP14172977 U JP 14172977U JP S5827171 Y2 JPS5827171 Y2 JP S5827171Y2
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JP
Japan
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valve
hole
air
float
water
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977141729U
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English (en)
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JPS5467825U (ja
Inventor
慶治 前沢
Original Assignee
前澤工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 前澤工業株式会社 filed Critical 前澤工業株式会社
Priority to JP1977141729U priority Critical patent/JPS5827171Y2/ja
Publication of JPS5467825U publication Critical patent/JPS5467825U/ja
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、上水道、下水道等の通水管路内に溜った空気
を排除するための空気弁の改良に関する。
従来の空気弁は、第3図及び第4図に例示した如く、排
気用主弁の中央に設けた小径弁口に球状フロートが直接
接触して該弁口を閉塞する構造であって、弁箱31の下
端に通孔32を設は上端に蓋33を備え、蓋33の中央
部には通孔34、その裏側には弁座35を設け、下方に
は該弁座35に接離して通孔34を開閉する主弁36を
備え、この主弁36の中央部には中心に小孔370貫通
した弁座38を下向きに設けてこれにフロート39が接
離するようになし、該フロート39は弁箱内周との間に
空隙40を存したフロート弁座41内に昇降自在となし
、該フロート弁座41は上端フランジ42を弁箱31の
上部と蓋33との間に挾んで固定され、下端には小孔4
3、上部には窓44が設げられている。
このような空気弁は閉塞時の液面レベルが主弁36の弁
座38に接近して弁箱31内が満水状態に達するように
構成する必要があり、空気の溜る容積は非常に小さくな
る。
従ってこのような従来の空気弁を寒冷地において使用す
る場合、弁箱的残留水の凍結時体積膨張分の逃げ場がな
いので破損事故を生じ易い欠点があった。
それを防ぐため、弁箱内に弾性発泡合成樹脂(例えばポ
リウレタン)などの吸収部材を設け、その弾力性により
凍結時の体積膨張分を吸収して破損事故防止を図った空
気弁が知られている。
しかし、これとても凍結に伴う破損事故を確実に防止す
ることは出来ず、また従来の空気弁をそのまま下水管路
に用いると下水中の滓渣がフロートや弁座等に付着し止
水が不確実になるため下水路には不適当であるから、こ
の様な欠点のない有効な空気弁が要望される実情である
本考案は、如上の欠点を除く様に改良を加えた空気弁に
関するもので、弁箱内に同弁箱上部の通孔を開閉し得る
主弁とこの主弁の上下に通ずる通孔を開閉するフロート
とを備える空気弁において、該弁箱向上部に少量排気直
後の該弁箱内の水の完全凍結時体積膨張分を吸収し得る
容積の確保される空気溜りを形成し、上記主弁の中央下
面に垂直下方に向は軸長を長くした杆状体を突設し、同
杆状体の下端面と上記主弁の通孔に連続する通孔な設け
、前記主弁より下側に位置して上下動自在に収容された
フロートが前記杯状体下部に接離することにより同杆状
体の前記通孔を開閉するようになしたことを特徴とする
空気弁に係り、前記の如く弁箱向上部に少量排気直後の
該弁箱内の水の完全凍結時体積膨張分を吸収し得る容積
の確保される空気溜りを形成することにより、少量排気
直後に弁箱内の水が完全凍結した場合にもその体積膨張
分は上記空気溜りに充分に吸収されるから、前記構成に
より弁箱等の凍結に基く破損事故を未然に防止する効果
があり、また該空気弁を下水管路に使用する場合も主弁
は前記の構成により弁箱内の水面より常に上にあって汚
水中に没することがなく、汚水中の滓渣が付着しないか
ら滓渣により弁の密着不良ま止水不完全を来す恐れがな
く、下水管路にも何等の支障なく適用することが出来る
以下本考案を図面に示した一実施例について説明する。
1は弁箱で、その下端には通孔2を設けて之をボール弁
3等を介して通水管路へ連結し上端には蓋4を着脱自在
となし、この蓋4には中央部に通孔5を設けると共に同
社の周辺裏面に弁座6としてパツキンを嵌める。
7は上記弁箱1の内径よりも小さい上面開放の有底円筒
状を呈しその外周面と弁箱1の内周面との間に空隙8を
存して挿入支持したフロート弁座で、その底面は半球面
とされて前記通孔2の上方に間隙を存して位置している
フロート弁座1の底面中央と周側面上下部とに夫夫設け
た通孔9,10,11を介して、フロート弁座7内と弁
箱1内とが連通している。
フロート弁座1は、その下部外周面が弁箱1の下部内周
面に支持片12を介して支持され、上端のフランジ13
が弁箱1の上部との間に気密に挾んで固定しである。
14は前記フロート弁座7内に昇降自在に挿入した主弁
で、その中心部下面に垂直下方に向けて軸長な長くした
杆状体15が突設してあり、主弁14と杆状体15の下
面とに亘って通孔16が設けられ、杆状体15の下端面
には小径の通孔17を有する弁座18が固定しである。
19は杆状体15の下端外周に突設した鍔で、主弁14
の昇降時の垂直度を安定させる。
20は主弁14の中央上部に設けた摘みとなる突出部で
、該突出部20の上端に上記主弁14及び杆状体15を
貫通する通孔16と連通する通孔21が開口していて、
杆状体15の下方から通孔17,16,21を経て主弁
14の上方に空気が抜ける様にしである。
なお、主弁14及び鍔19の外周下面にはフロート弁座
7の内周に沿って摺動する案内フランジ22゜23を設
げである。
24は球状フロートで、フロート弁座7内の杆状体15
とフロート弁座1の底部との間に昇降自在に設けられて
おり、該フロート24の昇降に伴ない、杆状体15の下
端の弁座18に接離して通孔17を開閉する。
前記弁箱向上部には少量排気直後の該弁箱内の水の完全
凍結時体積膨張分を吸収し得る容積が常に確保されるよ
うに設定した空気溜り25を形成している。
なお第2図中1点鎖線りは水面上限位置を示している。
上述の構成により、弁箱1の下端通孔2がボール弁3等
を介して通水管路に接続され、通水開始前においては第
1図に示した様に主弁14、鍔19及ヒ球状フロート2
4はいづれ本降下しテア o −ト24はフロート弁座
7の底面に接触支持され主弁14は蓋4の弁座6から離
れて通孔5は開いている。
そして、通水開始するとそれに伴なう通水管路内の圧力
にてフロート24、鍔19、主弁14が第2図に示した
様に、上昇して蓋4の通孔5が主弁14により閉塞され
ることになるが、主弁14が蓋4の弁座6に密着閉塞す
るまでの間に中の空気はフロート弁座1の外周面と弁箱
1の内周面との間の空隙8から上部通孔10を経て蓋4
0通孔5から大気中へ大量に排出され、その排出後は次
の様な通常の排気動作が行われる。
通常の通水時においては、第2図に示した様に主弁14
が蓋4の弁座6に密着して通孔5を閉塞すると共に、球
状フロート24がフロート弁座7内に湛えられた水面に
浮上し杆状体15の下端の弁座18に密着して通孔17
を閉塞しているから弁箱1内と外気との間は遮断されて
いる。
この様な閉塞状態にある弁箱1内に通孔2から空気が人
って来ると、この空気は弁箱1内の水面上に溜つ°にの
水面を押下げるから、それに連れてフロート24は第2
図の積繊“こ示した様に降下し、杆状体15の下端の弁
座18から離れてその通孔11が開き、弁箱1内の空気
は通孔17寸連通孔6→通孔21を経て蓋4の通孔5か
ら大気中へ排出される。
この様に空気を排出して圧力降下すれば、再び水が入っ
て来てフロート24が浮上し、第2図の実線で示した様
に該フ0−ト24は弁座18に密着して通孔17な閉塞
した元の状態に復するから、次にまた空気が入って来れ
ば前記同様の動作を反復して通水管路内の空気を自動的
に排出することが出来る。
また弁箱1内の水が凍結してもその体積膨張分は空気溜
り25にて吸収されるため、弁箱1等が破損しない。
本考案は、以上の様にして通水管路内の空気を確実に排
出できるのみならず、その排出後にも常に弁箱の内部上
方に前記の如く凍結水の体積膨張分を吸収できる容積の
空気溜りが確保されているため、弁箱1内の水が凍結し
て体積の膨張を来した場合にその膨張分は空気溜りによ
り吸収されてしまうから、凍結による弁箱等の破損事故
を未然に防止する効果があり、またこの空気弁を下水管
路に使用する場合も空気溜りの確保にまり主弁は弁箱内
の水面より常に上にあって汚水中に没することがなく、
汚水中の滓渣が付着することがないから滓渣により弁の
密着不良、止水不完全を来す恐れもなく、下水管路にも
何等の支障なく適用することが出来る。
なお上記実施例では、杆状体15の下端に鍔19を設け
たが、鍔19を省略しても所期の目的は達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案実施の一例を示すもので第1
図は通水開始前の状態を示す縦断面図、第2図は通常の
通水状態を示す縦断面図、第3図は従来の空気弁の通水
開始前の状態、第4図は同じく通水状態の各縦断面図で
ある。 1は弁箱、2は通孔、4は蓋、5は通孔、6は弁座、7
はフロート弁座、8は空隙、9,10゜11は通孔、1
4は主弁、15は杆状体、16゜17.21は通孔、1
8は弁座、24は球状フロートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱内に同弁箱上部の通孔を開閉し得る主弁とこの主弁
    の上下に通ずる通孔な開閉するフロートを有する空気弁
    において、該弁箱向上部に少量排気直後の該弁箱内の水
    の完全凍結時体積膨張分を吸収し得る容積の確保される
    空気溜りを形成し、上記主弁の中央下面に垂直下方に向
    は軸長な長くした杆状体を突設し、同杆状体の下端面と
    上記主弁の通孔に連続する通孔を設け、前記主弁より下
    側に位置して上下動自在に収容されたフロートが前記杯
    状体下部に接離することにより同杆状体の前記通孔を開
    閉するようになしたことを特徴とする空気弁。
JP1977141729U 1977-10-21 1977-10-21 空気弁 Expired JPS5827171Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977141729U JPS5827171Y2 (ja) 1977-10-21 1977-10-21 空気弁

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JP1977141729U JPS5827171Y2 (ja) 1977-10-21 1977-10-21 空気弁

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Publication Number Publication Date
JPS5467825U JPS5467825U (ja) 1979-05-14
JPS5827171Y2 true JPS5827171Y2 (ja) 1983-06-13

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ID=29117807

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JP1977141729U Expired JPS5827171Y2 (ja) 1977-10-21 1977-10-21 空気弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5042089B2 (ja) * 2008-03-19 2012-10-03 クボタシーアイ株式会社 送水管用空気弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5119611A (ja) * 1974-08-06 1976-02-17 Citizen Watch Co Ltd Inpakutodotsutopurinta

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