JPS582709B2 - 往復動電気かみそりの可動刃の製造方法 - Google Patents
往復動電気かみそりの可動刃の製造方法Info
- Publication number
- JPS582709B2 JPS582709B2 JP9918377A JP9918377A JPS582709B2 JP S582709 B2 JPS582709 B2 JP S582709B2 JP 9918377 A JP9918377 A JP 9918377A JP 9918377 A JP9918377 A JP 9918377A JP S582709 B2 JPS582709 B2 JP S582709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- movable blade
- manufacturing
- comb
- reciprocating electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は往復動電気かみそりの可動刃の製造方法に係
り、プレスなどの簡易手段で大きなすくい角が得られる
可動刃の製造方法を提供することを目的とする。
り、プレスなどの簡易手段で大きなすくい角が得られる
可動刃の製造方法を提供することを目的とする。
この種電気かみそりの可動刃では、第6図のように可動
刃基体61の一端をカツタ等を用いた研削加工で間欠的
に削除して鋸歯状のくし刃部62を形成し、このくし刃
部62の一側面63研摩して刃面を形成するのが一般的
である。
刃基体61の一端をカツタ等を用いた研削加工で間欠的
に削除して鋸歯状のくし刃部62を形成し、このくし刃
部62の一側面63研摩して刃面を形成するのが一般的
である。
ところで上記可動刃では、くし刃部62の突出方向に沿
った両側端面62a ,62bの肉厚方向の傾斜角度が
すくい角θ,となるが、上記くし刃部62の一側面63
を刃面とするから上記すくい角θ1を形成にあたっても
カツタ等を用いる研削加工のみに制約されて大きなすく
い角を得ることができなかった。
った両側端面62a ,62bの肉厚方向の傾斜角度が
すくい角θ,となるが、上記くし刃部62の一側面63
を刃面とするから上記すくい角θ1を形成にあたっても
カツタ等を用いる研削加工のみに制約されて大きなすく
い角を得ることができなかった。
この発明は上述のような欠点を解消したもので、以下実
施例を図面にしたがって説明する。
施例を図面にしたがって説明する。
第1図はこの発明の製造方法で得られた可動刃を示し、
1は可動刃基体、2はくし刃部である。
1は可動刃基体、2はくし刃部である。
この可動刃を製造するには、まず第2図Aに示すように
比較的厚肉の金属板から打ち抜きなどの手段で可動刃基
体1を型取りする。
比較的厚肉の金属板から打ち抜きなどの手段で可動刃基
体1を型取りする。
つまり、この可動刃基体1の一端に多数の短形状突出部
3を間欠的に形成させ、これによりくし刃部2を形成す
る。
3を間欠的に形成させ、これによりくし刃部2を形成す
る。
しかる後、上記くし刃部2の各先端側を肉厚方向からプ
レスして同図Bに示すように先端に向う程肉薄で、かつ
末広がり状となる刃先部4を形成し、ついで上記くし刃
部2を、垂直状ないしはこの実施例のようにやや前傾姿
勢に起立させる(同図C)。
レスして同図Bに示すように先端に向う程肉薄で、かつ
末広がり状となる刃先部4を形成し、ついで上記くし刃
部2を、垂直状ないしはこの実施例のようにやや前傾姿
勢に起立させる(同図C)。
くし刃部2をまず起立させたのちに上記プレスで刃先部
4を形成してもよい。
4を形成してもよい。
くし刃部2を起立させた後、上記刃先部4の先端面4a
を第3図Aに示す水平レベルSに沿って研摩して同図B
のように刃面5を形成すれば、第1図に示す可動刃が製
作される。
を第3図Aに示す水平レベルSに沿って研摩して同図B
のように刃面5を形成すれば、第1図に示す可動刃が製
作される。
このように、くし刃部2の先端側をプレスして先端へ末
広がる刃先部4を形成し、このくし刃部2を起立させた
から、第4図から明らかなように刃面5に向う末広がり
角度θ1で固定刃Mに対するすくい角θ1を得ることが
できる。
広がる刃先部4を形成し、このくし刃部2を起立させた
から、第4図から明らかなように刃面5に向う末広がり
角度θ1で固定刃Mに対するすくい角θ1を得ることが
できる。
とくにこの刃面5は起立させたくし刃部2の先端で構成
されるから、上記すくい角θ1を従来のようなカツタを
用いる研削手段に依ることなくプレスによる簡易手段で
大きな角度に容易に形成させることができる。
されるから、上記すくい角θ1を従来のようなカツタを
用いる研削手段に依ることなくプレスによる簡易手段で
大きな角度に容易に形成させることができる。
さらに刃先部4をプレスで形成したことにより、その加
工硬化が上記刃先部4に付与されるため刃面5の表面部
分が緻密になる。
工硬化が上記刃先部4に付与されるため刃面5の表面部
分が緻密になる。
ところで、くし刃部2を垂直に起立させて刃先部先端面
4aを水平研摩した場合には上記すい角θ1のみがくし
刃部2に付与されるが、この実施例においては、くし刃
部2を前傾姿勢に起立させた後、刃先部先端面4aを水
平研摩したから、上記刃面5は第5図のように前方へ末
広がり状の台形となる。
4aを水平研摩した場合には上記すい角θ1のみがくし
刃部2に付与されるが、この実施例においては、くし刃
部2を前傾姿勢に起立させた後、刃先部先端面4aを水
平研摩したから、上記刃面5は第5図のように前方へ末
広がり状の台形となる。
つまり台形刃面5の不平行対辺x, x’の傾き角度で
はさみ角θ2を得ることができ、しかもくし刃部2に導
入された毛を逃がさない方向で上記はさみ角θ2を作用
させることができる。
はさみ角θ2を得ることができ、しかもくし刃部2に導
入された毛を逃がさない方向で上記はさみ角θ2を作用
させることができる。
さらに皮膚面には台形刃面5の平行対辺Y,Y’の長辺
Yが対向するから、従来のように鋸歯状で先鋭的に皮膚
に対向するものに比し、安全性が確保され、このため固
定刃Mの先端との設定間隔tを最大限短くして剪断効率
の向上をも図ることができる。
Yが対向するから、従来のように鋸歯状で先鋭的に皮膚
に対向するものに比し、安全性が確保され、このため固
定刃Mの先端との設定間隔tを最大限短くして剪断効率
の向上をも図ることができる。
以上のようにこの発明の製造方法にしたがえば、プレス
加工による簡単な手段でくし刃部に大きなすく角を付与
でき、しかもその刃面の強度を増強させ得る利点がある
。
加工による簡単な手段でくし刃部に大きなすく角を付与
でき、しかもその刃面の強度を増強させ得る利点がある
。
第1図はこの発明の製造方法で得られた可動刃の一例を
示す斜視図、第2図A−Cは同可動刃の製造方法の一部
の工程説明図、第3図A,Bは可動刃の刃面研摩の説明
図、第4図は同可動刃のすくい角の説明図、第5図は同
可動刃のはさみ角の説明図、第6図は従来例の説明図で
ある。 1・・・可動刃基体、2・・・くし刃部、3・・・短形
状突出部、4・・・刃先部。
示す斜視図、第2図A−Cは同可動刃の製造方法の一部
の工程説明図、第3図A,Bは可動刃の刃面研摩の説明
図、第4図は同可動刃のすくい角の説明図、第5図は同
可動刃のはさみ角の説明図、第6図は従来例の説明図で
ある。 1・・・可動刃基体、2・・・くし刃部、3・・・短形
状突出部、4・・・刃先部。
Claims (1)
- 1 可動刃基体1の一端に短形状突出部3を間欠的に形
成してくし刃部2を一体形成する工程と、上記くし刃部
2の先端側を肉厚方向からプレスして先端に向って末広
がり状の刃先部4を形成する工程と、上記くし刃部2を
起立きせる工程とを具備した往復動電気かみそりの可動
刃の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9918377A JPS582709B2 (ja) | 1977-08-18 | 1977-08-18 | 往復動電気かみそりの可動刃の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9918377A JPS582709B2 (ja) | 1977-08-18 | 1977-08-18 | 往復動電気かみそりの可動刃の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5433158A JPS5433158A (en) | 1979-03-10 |
JPS582709B2 true JPS582709B2 (ja) | 1983-01-18 |
Family
ID=14240530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9918377A Expired JPS582709B2 (ja) | 1977-08-18 | 1977-08-18 | 往復動電気かみそりの可動刃の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582709B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11114245A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-04-27 | Sanyo Electric Co Ltd | 往復式電気かみそり |
EP2085194A1 (en) * | 2008-01-29 | 2009-08-05 | Braun GmbH | Trimmer comb, hair trimmer comprising a trimmer comb and method of manufacturing a trimmer comb |
-
1977
- 1977-08-18 JP JP9918377A patent/JPS582709B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5433158A (en) | 1979-03-10 |
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