JP3074889U - 安全かみそり - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ひげの切れ味がよく、また剃るときの痛みを和
らげ、且つかみそり負けすることがほとんどない安全か
みそりを提供する。 【解決手段】握り柄１１に対して、刃１２を装着した刃
体１３をやや傾斜して連結固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案は、ひげの切れ味がよく、また剃るときの 痛みを和らげ、且つかみそり負けすることがほとんどない安全かみそりに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、安全かみそりは図２に示すように、握り柄１１に対し て、刃１２を装着した刃体１３が直角に連結固定されたＴ字状のが公知である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】前記従来の安全かみそりは、握り柄１１に 対して刃体１３が直角に連結固定されているので、ひげを剃るとき、前記握り柄 １１を持って垂直方向に全体を押し下げるようにして刃１２をひげに接触して剃 っていた。しかしながら、前記垂直方向に全体を押し下げる剃り方では、握り柄 １１の移動方向と同一方向に刃断力が働くように、刃１２をひげに接触して剃る ようになっているため、ひげに対する刃１２の接触圧力が強く、ひげを強引に刃 断する型となり、従って剃るときに痛みを伴うと共に、肌荒れを生ずる虞れが大 きいという課題があった。

【０００４】本考案は、前記課題を解決すべくなされたもので、握り柄の移 動方向と同一方向ではなく、斜め方向に刃断力が働くように刃がひげに接触する ようにしてひげを剃るように構成することにより、ひげの切れ味もよく、また剃 るときの痛みを和らげ、且つ肌荒れを生ずる虞れのない安全かみそりを提供しよ うとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本考案は、握り柄に対して、刃を装着した刃 体をやや傾斜して連結固定するという手段を採用することにより、上記課題を解 決した。

【０００６】

【考案の実施の形態】本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する 。本考案安全かみそりは、図１に示すように、握り柄１に対して、刃２を装着し た刃体３をやや傾斜して連結固定して形成されている。前記傾斜角度θは、特に 限定する必要はないが、３〜１０°が好ましく、７°とすることが特に好ましい 。

【０００７】前記のように、握り柄１に対して、刃２を装着した刃体３をや や傾斜して連結固定することにより、前記握り柄１を持って垂直方向に全体を押 し下げるようにして刃２をひげに接触して剃った場合、握り柄１の移動方向（垂 直方向）とは異なった斜め方向に刃断力が働くように刃２をひげに接触させて剃 るので、ひげに対する刃２の接触圧が弱く、ひげを強引に切断する型ではなく、 所謂「はすに切る」という型で剃ることができる。

【０００８】

【考案の効果】本考案は上述のようであるから、握り柄の移動方向とは異な った斜め方向に刃断力が働くよう刃をひげに接触して、所謂「はすに切る」とい う型で剃るため、ひげの切れ味がよく、従ってひげを剃るときに痛みを伴わず、 肌荒れの虞れもないという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案安全かみそりの斜視図である。

【図２】従来の安全かみそりの斜視図である。

【符号の説明】

１ 握り柄、 ２ 刃、 ３ 刃体。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】握り柄に対して、刃を装着した刃体をやや
   傾斜して連結固定して形成された安全かみそり。
2. 【請求項２】好ましい傾斜角度が、３〜１０°であり、
   特に好ましい傾斜角度が、７°である請求項１記載の安
   全かみそり。