JPS5827005Y2 - 線条体焼鈍機の酸化防止装置 - Google Patents

線条体焼鈍機の酸化防止装置

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JPS5827005Y2
JPS5827005Y2 JP1978125108U JP12510878U JPS5827005Y2 JP S5827005 Y2 JPS5827005 Y2 JP S5827005Y2 JP 1978125108 U JP1978125108 U JP 1978125108U JP 12510878 U JP12510878 U JP 12510878U JP S5827005 Y2 JPS5827005 Y2 JP S5827005Y2
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JP
Japan
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reducing gas
annealing furnace
annealing machine
annealing
temperature
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JP1978125108U
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JPS5542064U (ja
Inventor
康彦 水野
明弘 杉山
伸三 福島
Original Assignee
株式会社フジクラ
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Publication date
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は線条体の焼鈍作業における線条体の酸化防止装
置に関し、特に超高圧トランスや同軸ケーブル等に使用
される表面性の優れたものを必要とする線条体の焼鈍時
における酸化の防止を効率よく行うことができるように
した装置に関する。
一般に超高圧トランス等に使用される導体は、導体表面
が鏡面のように均一であることが、その品質及び特性等
の観点から要請されている。
従来、硬銅線を軟銅線に焼鈍する方法として、銅線をボ
ビンに巻いた状態でなます方法と、焼鈍炉に連続的に銅
線を導入して焼鈍する方法が公知であるが、前者の方法
は事実上焼鈍時の熱による導体の熱膨張によって導体の
表面同志がくっついて導体表面が傷損してしまうためこ
の方法を用いることができない。
また後者の方法においては導体表面を鏡面のように均一
化し得るという上記要請には充分答えることができると
いう利点を有するも、この方法においては熱効率が極め
て悪いという欠点がある。
即ち後者の方法は、焼鈍炉の温度を 600〜1000℃に設定しこの中に線条体を通して焼
鈍するわけであるが、一般にこの方法においては銅線表
面の酸化防止の観点からスチーム(水蒸気)を導入して
行なっていた。
このスチームは工業的に120〜150℃の温度で、1
気圧以上のものが用いられるが、銅線の酸化防止を目的
とするだけで美大な量のスチームを焼鈍炉内に導入する
必要があり、又600〜1000℃の焼鈍炉内に120
〜150℃のスチームを導入するため、この温度差分だ
け焼鈍炉が冷却され、このため電熱ヒーターにて焼鈍炉
の上記温度を保持する必要があるため電力ロスが美大な
ものとなるという問題を有していた。
本考案はかかる現状に鑑み案出されたものであって、そ
の要旨とするところは従来のスチームに代え、導体の酸
化防止を都市ガスを不完全燃焼(空気比0.6〜0.8
)させたCOを含む高温の還元性ガスによって導体の酸
化防止と、焼鈍炉の温度コントロールを効率よくおこな
わしめることにある。
さらに、前記還元性ガスのCOは触媒又はバーナーによ
ってCO2にして放追するようにしたものである。
以下図面に基づき本考案の一実施例を説明すると、1は
焼鈍炉であって、この焼鈍炉1は内部に装置された電熱
ヒーター2にて600〜1000℃の温度に加熱される
3は、焼鈍炉1中に大部分が入るように設置された高温
の還元ガスが導入されかつ線条体が通過するシールパイ
プであって、このシールパイプ3は焼鈍炉1に傾斜して
設けられているとともにこの一端部4は冷却水槽5内に
挿入されている。
またその端部には還元性ガスが導入される導入部が設け
られる。
尚、6は線条体、7,7′は、それぞれ線条体6の導入
、引取りの為のガイドロールである。
8は燃焼室であって、この燃焼室8において都市ガスを
不完全燃焼(空気比0.6〜0.8)して、この不完全
燃焼により発生するCOを多量に含む600〜800℃
の高温の還元性ガスは、シールパイプ3と燃焼室8間を
連通ずる導入管9を介してシールパイプ3内に導入され
る。
このシールパイプ3内に導入された還元性ガスは、線条
体6の酸化を防止し、そのガスの温度が焼鈍炉に近いの
で焼鈍炉1を冷却することもない。
このガスは導入部と反対側に設けた触媒11を通って吸
引ブロアー(図示せず)にて外部に放出されるようにな
っている。
この時COガスは有毒性ガスであるため、このまま大気
中に放出することはできないので、触媒又はバーナー1
1によってCO2へ変換して後大気中に放出される。
本考案は上述したように、線条体の酸化防止並びに焼鈍
炉の冷却防止を、都市ガスの不完全燃焼によって発生す
る還元性の高温ガスにて行うことにより、従来のスチー
ムにて焼鈍した場合に比し、焼鈍炉が冷却されることも
なく、そのため電力の大巾なる部域を図ることができる
とともに高温の還元性ガスも都市ガスを不完全燃焼する
だけで得ることができるため、作業効率並びに生産効率
が大巾に向上する。
実験によればランニングコストを従来のスチームを使用
した場合に比し約50%以上低域することができた、等
幾多の有益なる効果を奏する。
また、本考案は、線条体がシールパイプより外気に触れ
ることなく直接冷却水槽中に入るので、焼鈍直後に酸化
されることなくもなく高い冷却効果を保ちつつ品質の高
い線条体を得ることができる。
さらに本考案装置で、焼鈍された銅線の特性は、スチー
ム導入方式で焼鈍されたものと何等違いはなく、たとえ
ばタフピッチ銅のような鋼中に含まれた酸素量の多い材
料を用いても200〜300ppm含有量程度ならば心
配される水素ぜい性の問題の起きないことが確められて
いる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す概略縦断側面図である。 1・・・・・・焼鈍炉、3・・・・・・シールパイプ、
5・・・・・・水槽、8・・・・・・燃焼室、9・・・
・・・導入管、10・・・・・・ガス放出室、11・・
・・・・触媒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が冷却水槽内に挿入され端部近傍には加熱されたC
    Oを含む還元性ガスを導入できるようにした大部分が焼
    鈍機中に配置されたシールパイプと、前記COを含む還
    元性ガスの導入部の反対端部にはCOを含む還元性ガス
    を無害化できるように触媒又はバーナーを配置したこと
    を特徴とする線条体焼鈍機の酸化防止装置。
JP1978125108U 1978-09-12 1978-09-12 線条体焼鈍機の酸化防止装置 Expired JPS5827005Y2 (ja)

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JPS5542064U JPS5542064U (ja) 1980-03-18
JPS5827005Y2 true JPS5827005Y2 (ja) 1983-06-11

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JPS58189334A (ja) * 1982-04-30 1983-11-05 Katsura Seiki Seisakusho:Kk 金属線材の光輝焼鈍装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5331009B2 (ja) * 1975-10-01 1978-08-30

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JPS5331009B2 (ja) * 1975-10-01 1978-08-30

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