JPS5826883B2 - 水稲種もみ用消毒剤組成物 - Google Patents
水稲種もみ用消毒剤組成物Info
- Publication number
- JPS5826883B2 JPS5826883B2 JP13698677A JP13698677A JPS5826883B2 JP S5826883 B2 JPS5826883 B2 JP S5826883B2 JP 13698677 A JP13698677 A JP 13698677A JP 13698677 A JP13698677 A JP 13698677A JP S5826883 B2 JPS5826883 B2 JP S5826883B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- paddy rice
- weight
- disinfectant composition
- seed
- Prior art date
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- Expired
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は水稲種もみ用消毒剤組成物に関する。
昨今の農業の機械化に伴ない、稲作も苗代育苗から箱育
苗に移行し、これによって種子消毒の重要性はいよいよ
高まった。
苗に移行し、これによって種子消毒の重要性はいよいよ
高まった。
すなわち、播種したのちの育苗室内における栽培条件が
、各種病原菌の繁殖環境条件と合致するからで、とくに
種子同志が接触する過密播種を行なうため、いったん病
菌が発生すると、たちまちそれが蔓延する恐れがある。
、各種病原菌の繁殖環境条件と合致するからで、とくに
種子同志が接触する過密播種を行なうため、いったん病
菌が発生すると、たちまちそれが蔓延する恐れがある。
その代表例として土壌病原菌による苗立枯れ病は、年々
大きな問題となりつつある。
大きな問題となりつつある。
この発明者らはこうした事情を改善するため種もみの消
毒剤組成物の改良研究に努力を重ねた結果、意外にも、
下記の二つの既存化合物の組み合せが、卓越した種子消
毒効力を秘めていることを知見することができた。
毒剤組成物の改良研究に努力を重ねた結果、意外にも、
下記の二つの既存化合物の組み合せが、卓越した種子消
毒効力を秘めていることを知見することができた。
その化合物とは、２−（４−チアゾリル）ベンズイミダ
ゾール（以下チアベンダゾールと称す）と、Ｎ−（）リ
クロロメチルチオ）−４−７クロヘキセンート２−ジカ
ルボキシミド（以下キャブタンと称す）である。
ゾール（以下チアベンダゾールと称す）と、Ｎ−（）リ
クロロメチルチオ）−４−７クロヘキセンート２−ジカ
ルボキシミド（以下キャブタンと称す）である。
これらはいづれも既存の化合物で、つぎのような用途が
知られている。
知られている。
チアベンダゾールは甜菜の褐斑病の予防、柑橘の貯蔵病
害の予病等に使用され、またキャブタンは広範囲の用途
があり、瓜類の種子粉衣、畑苗代の潅注などにも使用で
きるが、ただし水稲の種子消毒効力はきわめて小さく、
この分野には実用に供し得ない。
害の予病等に使用され、またキャブタンは広範囲の用途
があり、瓜類の種子粉衣、畑苗代の潅注などにも使用で
きるが、ただし水稲の種子消毒効力はきわめて小さく、
この分野には実用に供し得ない。
ところが、発明者らの研究によれば、チアベンダゾール
とキャブタンとを混合して使用すると、それぞれ単独で
は種子消毒剤として実用性に乏しかったものが、水稲の
種子に対し卓越した消毒効力を発揮する。
とキャブタンとを混合して使用すると、それぞれ単独で
は種子消毒剤として実用性に乏しかったものが、水稲の
種子に対し卓越した消毒効力を発揮する。
つまり、この二つの化合物は顕著な相乗的殺菌効果を有
するのである。
するのである。
この発明の組成物はこれらの化合物を必須成分として含
有するものであり、必要に応じて焼成珪藻土、クレーに
代表される増量剤や添加剤を、任意の割合で配合するこ
とができる。
有するものであり、必要に応じて焼成珪藻土、クレーに
代表される増量剤や添加剤を、任意の割合で配合するこ
とができる。
この発明の組成物は水稲の種々の病害に対する種子消毒
および予防剤として、とくに重要な用途を有する。
および予防剤として、とくに重要な用途を有する。
つぎにその効果を実施例に基づいて具体的に説明する。
配合例１〜５に従ってこの発明の組成物を調製した。
配合例 １
チアベンダゾール ２０重量部キャブタ
ン ２０重量部 焼成珪藻土 ３ ポリオキシエチレンアルキル エーテル 配合例 チアベンダゾール ３６重量部 キャブタン 焼成珪藻土 ３ ポリオキシエチレンアルキル エーテル 配合例 チアベンダゾール ３０重量部 キャブタン ０ 焼成珪藻土 ポリオキシエチレンアルキル エーテル 配合例 チアベンダゾール １０重量部 キャブタン ０ 焼成珪藻土 ５３重量部 ポリオキシエチレンアルキル エーテル ７ 〃 これらを十分に混合、粉砕して水和剤を得る。
ン ２０重量部 焼成珪藻土 ３ ポリオキシエチレンアルキル エーテル 配合例 チアベンダゾール ３６重量部 キャブタン 焼成珪藻土 ３ ポリオキシエチレンアルキル エーテル 配合例 チアベンダゾール ３０重量部 キャブタン ０ 焼成珪藻土 ポリオキシエチレンアルキル エーテル 配合例 チアベンダゾール １０重量部 キャブタン ０ 焼成珪藻土 ５３重量部 ポリオキシエチレンアルキル エーテル ７ 〃 これらを十分に混合、粉砕して水和剤を得る。
配合例 ５
チアベンダゾール ２重量部キャブタ
ン ２ 、／クレー
９６ 〃これらを充分に混合、粉砕
して粉剤を得る。
ン ２ 、／クレー
９６ 〃これらを充分に混合、粉砕
して粉剤を得る。
試験例 ■
（イネ馬鹿苗病菌に対する抗菌力試験）：水稲の種もみ
（品種ニホンバレ）にイネ馬鹿苗病菌を接種、この種も
みを殺菌水に１２時間浸漬したのち、よく水を切って１
紙の上にひろげる。
（品種ニホンバレ）にイネ馬鹿苗病菌を接種、この種も
みを殺菌水に１２時間浸漬したのち、よく水を切って１
紙の上にひろげる。
このひろげた種もみに供試薬剤（粉剤）を種もみの乾燥
重量に対し１％まぶし、これをシャーレ中のＰＤＡ培地
（ばれいしょ寒天培地）の表面に２０粒／シャーレ（１
区２シヤーレ）のせ、２５℃の恒温槽にセットして病菌
を生育せしめ、経口的に病菌発生粒数を調査した。
重量に対し１％まぶし、これをシャーレ中のＰＤＡ培地
（ばれいしょ寒天培地）の表面に２０粒／シャーレ（１
区２シヤーレ）のせ、２５℃の恒温槽にセットして病菌
を生育せしめ、経口的に病菌発生粒数を調査した。
その病菌発生粒数の結果を表１に示す。
試験例 ■
（イネ馬鹿苗病菌に対する抗菌力試験）：種もみ（品種
ニホンバレ）にイネ馬鹿苗病菌を接種し、この種もみを
殺菌水で希釈した供試薬剤（水和剤）中に所定時間浸漬
し、室温で４時間風乾する。
ニホンバレ）にイネ馬鹿苗病菌を接種し、この種もみを
殺菌水で希釈した供試薬剤（水和剤）中に所定時間浸漬
し、室温で４時間風乾する。
その後、種もみをＰＤＡ培地の表面にのせ、２５℃の恒
温槽にセットして菌糸を発育せし※め、試験例■に準じ
て病菌検出粒重を求めた。
温槽にセットして菌糸を発育せし※め、試験例■に準じ
て病菌検出粒重を求めた。
結果を表２に示す。
試験例 ■
（イネごま葉枯病耐に対する抗菌力試験）：種もみ（品
種二ホンバレ）にイネごま葉枯病菌を接種、この種もみ
を殺菌水で希釈した供試薬剤（水和剤）中に浸漬し、室
温で４時間風乾する。
種二ホンバレ）にイネごま葉枯病菌を接種、この種もみ
を殺菌水で希釈した供試薬剤（水和剤）中に浸漬し、室
温で４時間風乾する。
つぎに種もみをＰＤＡ培地の表面にのせ、２８℃の恒温
槽内にセットして、病菌検出粒重を求めた。
槽内にセットして、病菌検出粒重を求めた。
結果を表３に示す。
試験例 ■
（いもち病菌に対する抗菌力試験）：
前年の穂いもち激発は場から種もみ（品種ニホンバレ）
を採種し、それを殺菌水で希釈した供試薬剤（水和剤）
中に浸漬したのち、水を切って４く時間風乾する。
を採種し、それを殺菌水で希釈した供試薬剤（水和剤）
中に浸漬したのち、水を切って４く時間風乾する。
この種もみをシャーレ中のＰ紙表面にのせ、２５℃の恒
温槽内にセットし、３日後に倍率６の解剖顕微鏡を用い
て胞子形成粒重を調べた。
温槽内にセットし、３日後に倍率６の解剖顕微鏡を用い
て胞子形成粒重を調べた。
結果を表４に示す。
試験例 ■
（リゾプス属菌、トリコデルマ属菌によるイネ苗立枯病
に対する抗菌力試験）： リゾプス菌ならびにトリコデルマ属菌を接種した育苗箱
の土壌の中に種もみ（品種ニホンバレ）を２００Ｐ／箱
播種し、さらに覆土してから、この土壌の中に殺菌水で
希釈した供試薬剤を５００献潅注した。
に対する抗菌力試験）： リゾプス菌ならびにトリコデルマ属菌を接種した育苗箱
の土壌の中に種もみ（品種ニホンバレ）を２００Ｐ／箱
播種し、さらに覆土してから、この土壌の中に殺菌水で
希釈した供試薬剤を５００献潅注した。
この育苗箱を３３℃の発芽器の内にセットし、４８時間
保持したのち、ビニルハウスに移して育苗した。
保持したのち、ビニルハウスに移して育苗した。
播種後２１日日の苗について葉鞘褐変苗率および枯死苗
率を調べ、さらにその和を求めて障害苗率とした。
率を調べ、さらにその和を求めて障害苗率とした。
結果を表５に示す。
以上の結果により、この発明の組成物が水稲の種々の病
害に対しすぐれた消毒効力を有することが明らかである
。
害に対しすぐれた消毒効力を有することが明らかである
。
Claims (1)
- １２−（４−チアゾリル）ベンズイミダゾールおよびＮ
−（トリクロロメチルチオ）４−シクロヘキセンート２
−ジカルボキシイミドを必須成分として含有することを
特徴とする水稲種もみ用消毒剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13698677A JPS5826883B2 (ja) | 1977-11-15 | 1977-11-15 | 水稲種もみ用消毒剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13698677A JPS5826883B2 (ja) | 1977-11-15 | 1977-11-15 | 水稲種もみ用消毒剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5470426A JPS5470426A (en) | 1979-06-06 |
| JPS5826883B2 true JPS5826883B2 (ja) | 1983-06-06 |
Family
ID=15188095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13698677A Expired JPS5826883B2 (ja) | 1977-11-15 | 1977-11-15 | 水稲種もみ用消毒剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5826883B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8401308D0 (en) * | 1984-01-18 | 1984-02-22 | Uniroyal Ltd | Fungicidal compositions |
| DE69027558T2 (de) * | 1989-06-02 | 1996-10-31 | Pfizer | Landwirtschaftliche Schaum-Zusammensetzungen |
| GB0508993D0 (en) | 2005-05-03 | 2005-06-08 | Syngenta Participations Ag | Pesticidal compositions |
-
1977
- 1977-11-15 JP JP13698677A patent/JPS5826883B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5470426A (en) | 1979-06-06 |
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