JPS5826452B2 - 基礎施工法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は充実鉄筋コンクリート杭を地中に打込み、同杭
の頭部を栗石基礎の上部に突出し、同頭部の上端中央部
に凹設した線孔にアンカーボルトの下端部を螺入し同下
端部を上記コンクＩＪ −ト杭の鉄筋に線孔を介して接
続し、栗石基礎上にコンクリートを打設する基礎施工法
に関するものであって木造建築物の布コンクリート基礎
等の小規模基礎の不等沈下を防止することを目的とする
ものである。

本発明を図面に示す実施例について説明すると、田、畠
等の埋立地８に基礎溝９を掘削し、間溝９の底面に鉄筋
コンクリート杭１を叩打により打込み、同杭１の頭部２
を底面に敷いた栗石基礎３の上部に若干突出し、同頭部
２の上端面に凹設した鉄筋露出孔１０の内部にアンカー
ボルト５の下端部を挿入する。

鉄筋露出孔１０は頭部上端面に予め凹設し同社１０の底
部に雌螺子１１を鉄筋６に溶着し同螺子１１を同社１０
に露出させである。

そして挿入した上記アンカーボルト５の下端部を同螺子
１１の上記線孔４に螺合し、両者５，１１を螺着するこ
とによってアンカーボルト５を鉄筋６に接続することが
できる。

この接続アンカーボルト５の上端は「形に屈曲し、直立
部分に横方向の鉄筋１２を番線で接続し、栗石基礎３の
上部にコンクリートγを打設することｌごよって木造建
築等の布コンクリート基礎１３や田等の擁壁１４の基礎
１３′とすることができる。

鉄筋コンクリート杭１は長さ１２００ｍｒｔｔ〜２００
０ｍ７ｆｔ程度の小形６角杭であって先端部は鉛筆のよ
うに尖りかつ錐形先端金具１５が設けられる。

尚図中１６で示すものは頭部２の側面を被覆する鋼板、
１７は岩盤その他の基盤である。

埋立地８上の建築物は埋立地８の不等沈下に基く壁面の
亀裂、建具の建てつけの不具合等の弊害が発生し易く布
コンクリート基礎のみで上記禁書を防止し難い欠陥があ
ったもσノである。

本発明は上述の基礎施工法によったので鉄筋コンクリー
ト杭１が埋立地８等の不等沈下の起り易い地盤に進入し
同杭１の頭部２と基礎コンクリ−ドアとが一体に形成さ
れしかも同コンクリート杭１の鉄筋６と上記基礎コンク
リート１とがアンカーボルト５によって接続し、しかも
アンカーボルト５はコンクリート杭１の鉄筋６と螺着し
ていると共に頭部２が栗石基礎３の上部に突出している
ためアンカーボルト５とコンクリート杭１の鉄筋６およ
び同杭１と基礎コンクリ、−ト１とが強固に固着し基礎
コンクリートγとコンクリート杭１との一体化が実現し
、建築物の重量を基礎コンクリートγと鉄筋コンクリー
ト杭１とによって支持し得て不等沈下を防止しかつ地す
べり等に基く地盤の移動に対抗し建築物等の基礎を安定
させ得るばかりでなく上記コンクリート杭１が充実コン
クリート杭でありかつ頭部２の上端面中央部に上記アン
カーボルト５を着脱自在に接続し得てきわめて小規模な
コンクリート基礎に簡便に適用し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基礎施工法に用いるコンクリート杭お
よびアンカーボルトの斜視図、第２図は同杭およびアン
カーボルトの切欠正面図、第３図は基礎施工状態を示す
側面図、第４図は布コンクリート基礎の側面図、第５図
は第４図の他側の側面図、第６図は従来の建築用布コン
クリート基礎の側面図である。 １・・・・・・鉄筋コンクリート杭、２・・・・・・頭
部、３・・・・・・栗石基礎、４・・・・・・線孔、５
・・・・・・アンカーボルト、６・・・・・・鉄筋、γ
・・・・・・コンクリート。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 充実鉄筋コンクリート杭１を地中に打込み、同杭１
   の頭部２を栗石基礎３の上部に突出し、同頭部２の上端
   面中央部に凹設した線孔４にアンカーボルト５の下端部
   を螺入し同下端部を上記コンクリート杭１の鉄筋６に線
   孔４を介して接続し、栗石基礎３上にコンクリートγを
   打設する基礎施工法。 ２ 鉄筋コンクリ−ト杭１の形状が６角形鉛筆状であり
   、アンカーボルト５が「形である特許請求の範囲第１項
   記載の基礎施工法。