JPS582633Y2 - 書類保持用フアイル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は書類をとじたり外したちできるファイルに関し
、書類にいちいち穴を開ける必要なく簡単な操作によっ
て確実に保持できると共に、簡単に取り外すこともでき
るファイルを提供するものである。

以下図面によって本考案の一実施例を説明すると、１は
基板で、適当な剛性を有する厚紙や合成樹脂で製作され
、その−側縁には、縁枠２が固定される。

縁枠２は適当な厚さを有し、基板１の一側縁と同一の長
さを有する断面方形状の長尺な部材から成り、その縁枠
２の上面にそれと等長で若干肉薄のストッパー枠４が固
定され、縁枠２とストッパー枠４との間にカバー３の一
側縁が挾持される。

縁枠２とストッパー枠４とは別体にしてもよいが、第２
図イ９口に示すように、１枚の長尺な部厚い板体の中央
に長さ方向に延びる切り刻み５を刻設して縁枠２とスト
ッパー枠４とを連設し、ストッパー枠４を縁枠２の面上
に折曲重合すると共に、その間にカバー３の一側縁を押
し込んで接着剤あるいは止具６を用いて一体に固定して
もよく、前記カバー３は、合成樹脂製の透明シートある
いは紙などから成り、基板１とほぼ同一の大きさを有し
、基板１に対し面相対される。

ストッパー枠４の有する稜線のうちカバー３の自由端側
の稜線７は好筐しくは丸味を帯びるように形成されてい
る。

８は断面コ字状の挾持具で、例えば合成樹脂より成型さ
れ、背板９の両縁に背板９に対してほぼ直角に延びる裏
片１０と表片１１とを有し、その長さは前記縁枠２とほ
ぼ等しく適当な剛性が得られる厚さを有し、表片１１の
自由端側の内面には内側に突出する押圧部１２が形成さ
れている。

挾持具８の背板９の内面高さは、基板１と縁枠２とスト
ッパー枠４の各厚さの和の寸法より多少大きくしてあり
、かつ裏片１０と表片１１の横幅ｔは縁枠２の横幅ｔ′
よりも充分に長く形成してあり、かつ表片１１に充分な
挟持力が保有するように、その自由端側の押圧部１２が
予じめ裏片１０と圧接する如く変形加工されである。

しかして使用に際しては、第３図に示すように、挾持具
８の内部空間に基板１の一側縁と縁枠２とストッパー枠
４とが介在する如く嵌合して、裏片１０の内面上に基板
１の裏面を重合すると共に、表片１１のもつ挾持力によ
り押圧部１２がカバー３を介して基板１上に押し付けら
れる。

次いで基板１とカバー３との間に書類１３を挾持すると
きには、第３図の状態から挾持具８を外側（矢印ａ方向
）方向に引くと、表片１１の内面が丸味を帯びたストッ
パー枠４の稜線７に案内されながら外方に広がると共に
、抑圧部１２がストッパー枠４に当接してその移動が阻
止され、このとき第４図で示すように押圧部１２は基板
１から光分離れているので、カバー３と基板１との間に
書類１３を介在させることができる。

そして再び挾持具８を前記矢印ａと反対方向に押圧する
と、第５図に示すように書類１３は表片１１のもつ挾持
力によって押圧部１２を介して圧接挾持される。

本考案は上記したように構成したファイルであるから、
挟持具をわずかな距離だけ側方にスライドさせるだけで
、書類を確実に保持したり取り外すことができ、かつ構
造並びに取扱いも簡単である等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は分解斜視
図、第２図イ９口は縁枠とストッパー枠と基板との取付
状態を示す断面図、第３図は書類を保持する以前の状態
の端面図、第４図は書類を挿入しようとする状態の端面
図、第５図は書類を保持した状態の端面図である。 図中１は基板、２は縁枠、３はカバー、４はストッパー
枠、８は挾持具、９は背板、１０は裏片、１１は表片、
１２は押圧部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板の一側縁に、所要の厚さを有する縁枠とストッパー
   枠とを重ねると共に、その間にカバーの一側縁を介入し
   てこれらを固定し、一方裏片と表片ど背板とから成り、
   表片が裏片側に傾斜するように成型した挾持具の前記表
   片の自由端内側に押圧部を設け、かつ前記挾持部内に、
   縁枠と、ストッパー枠とを固定した基板の一縁を、基板
   に対し挾持部が側方向に摺動可能に嵌合せしめて成る書
   類保持用ファイル。